「CALL OF DUTY: BLACK OPS 7」(CO-OPキャンペーン)レビュー&ウォークスルーインデックス

「CALL OF DUTY: BLACK OPS 7」は、TreyarchとRaven Softwareによる近未来を舞台にしたファーストパーソンシューターです。
物語の舞台は2035年。世界は激しい紛争と心理戦によって荒廃が進み、混乱の瀬戸際に立たされています。
デイビッド・メイソンは、精鋭JSOCチームを率いて地中海沿岸の広大な都市アヴァロンでの極秘任務に挑みます。そこで彼らが突き止めたのは、世界を混乱に陥れるだけでなく、彼らを自身の呪われた過去へと引きずり込む巧妙に仕組まれた陰謀でした。
マルチプレイヤーモードは、エキサイティングな6v6のマップ16種、20v20のマップ2種が登場。未来的な東京の街並みから、容赦なき極寒のアラスカの荒野まで、あらゆる環境が危険とチャンスに満ちています。
ゾンビモードは、Treyarchが誇る伝説的なラウンドベースで、ダークエーテルの中心部に閉じ込められたクルーは、果てしなく変化し続ける地獄のような世界へと放り込まれます。
ここでは、そのうち「CO-OPキャンペーン」に焦点を当ててレビューします。

私は、「CALL OF DUTY」シリーズは、「Xbox」で「FINEST HOUR」、「Xbox 360」で「3」、「4: MODERN WARFARE」、「BALCK OPS」、「BLACK OPS II」、「MODERN WARFARE 2」、「MODEN WARFARE 3」、「WORLD AT WAR」とプレイしました。
ところが、その後しばらくはふれることもなく、「BLACK OPS 7」が実に12年ぶりのプレイになります。
私は、「Xbox Live」の黎明期こそ、夜な夜なシューティングゲームやレースゲームでオンラインマルチプレイを楽しんでいたのですが、環境の変化やサイトのウォークスルーを作成するなどにより、シングルキャンペーン専門になっていました。
「CALL OF DUTY」シリーズは、「TOM CLANCY’S GHOST RECON」シリーズ、「TOM CLANCY’S RAINBOW SIX」シリーズ同様、マルチプレイのウエイトが大きくなり、シングルキャンペーンの実績も少なくて実績解除率が下がることもあり、これらのプレイ自体を敬遠するようになります。
しかし、マイクロソフトがアクティビジョンを買収したことにより、看板タイトルである「CALL OF DUTY: BLACK OPS 7」が「Xbox Game Pass」でローンチでプレイすることができるようになりました。
そうなると事情は違ってきます。この記念すべき機会に、ソロでもプレイ可能な「CO-OPキャンペーン」だけでもプレイしておこうと思ったのです。

「CALL OF DUTY」シリーズは、当初は第2次世界大戦を題材として取り上げることが多かったのですが、「MODERN WARFARE」シリーズの登場により現代戦が加わり、それ以降は「BALCK OPS」シリーズを中心に近未来の戦闘も描かれるようになります。
「CALL OF DUTY: BLACK OPS 7」はその流れを引き継いで2035年が舞台になります。登場人物も、「BLACK OPS」シリーズではおなじみのメイソン家のデイビッド・メイソンです。
彼は精鋭JSOCチームを率いて地中海沿岸の広大な都市アヴァロンでの極秘任務に挑むわけですが、彼らを自身の呪われた過去へと引きずり込む巧妙に仕組まれた陰謀に巻き込まれます。
物語の舞台は、アヴァロンを中心に、アンゴラ、日本、ロサンゼルス、ヴォルクタなどで、そればかりでなく幻覚毒素にさらされて幻覚の中での戦闘も経験します。
そのため、近未来戦であるにせよ、ボス戦には、巨大ロボットばかりでなく、異常植物のナイトメア、ハーパーのモンスター、といったものも登場します。

操作性や通常の戦闘自体は、昔プレイした「CALL OF DUTY」シリーズのそれであり、ファーストパーソンシューターとしても自分のプレイスタイルには合ったものでありプレイしやすかったです。
大半の戦闘は時間制限もなく敵をじわじわと倒しながら進んでいくことができ、大量の敵が押し寄せてくる場合でもそれなりに隠れることができる場所が用意されているからです。
ボス戦は、ヒューマンタイプの敵は対策を考えれば倒すことは容易で、異常植物のナイトメアやハーパーのモンスターも戦っているうちに対処法が分かってきます。
武器や弾薬も豊富に用意されていて補充することも難しくはなく、武器・弾薬が足りなくなって困るこということもありません。
目標も分かりやすく表示されて迷うことは少なく、パズルもそれほど難しいものはありません。
また、戦闘で倒されてしまっても少し前のチェックポイントに戻されるだけのため、大きなストレスがかかることもありません。
ストーリーも基本的には王道と言えるものであり、カットシーンも丁寧に作られており、楽しんでお話を追うことができます。

その一方で、「CO-OPキャンペーン」となっていることで大きな問題もあります。「CO-OPキャンペーン」だから必ずしも複数人でプレイしなければならないということはなく、ソロでもプレイすることができます。
また、珍しく難易度設定がないのですが、CO-OPでプレイする場合よりもソロでプレイする場合の方が難易度が下げられており、ソロだから苦戦するということもありません。
ただ、カットシーンどころかプレイ中でも味方の声がするのに、NPCとして作戦に加わることはなく、チームなのに1人で戦わなければなりません。
このあたりは、プレイ人数にかかわらず味方の数は一定になるようにしてほしかったところです。
さらに、「CO-OPキャンペーン」ということで、ソロであろうともオンラインでロビーを作ってのプレイになります。設定でソロでプレイすることができるのだから、オンラインでロビーを作らせる必要はなかったと思います。
また、オンラインでロビーを作ってのプレイだからか、ひとつのキャンペーンの間は、セーブすることができず、ポーズをかけているとロビーから弾かれて最初からやり直しになります。
これだったら、AIが仲間に加わる「ソロキャンペーン」を最初から用意してほしかったです。

そして、実績という面で大きな不満なのが、「CALL OF DUTY: BLACK OPS 7」が「CALL OF DUTY: BLACK OPS 7 – クロスジェンバンドル」に含まれているという点です。
その名の通り、「クロスジェネレーションバンドル」であり、「CALL OF DUTY: BLACK OPS 7」ばかりか、「CALL OF DUTY: BLACK OPS 6」や様々なマルチプレイが含まれています。
そのため、「CO-OPキャンペーン」だけをプレイしたいのに、実績はこれらすべてを含んだ4000Gもあり、「CO-OPキャンペーン」をクリアしただけでは実績はわずか80Gしか獲得することができません。
このあたりは、タイトルアップデートで「CALL OF DUTY: BLACK OPS 7」だけを切り離してほしいところです。

ここまで書いてきたように、システム的にはいろいろと問題点があるものの、「CO-OPキャンペーン」自体は「CALL OF DUTY」シリーズらしい楽しさはあり、実績解除率を度外視できるならプレイする価値は十分にあります。

【ウォークスルーインデックス】
#1(CO-OPキャンペーン1: 汚染)
#2(CO-OPキャンペーン2: 内通)
#3(CO-OPキャンペーン3: 歪み)
#4(CO-OPキャンペーン4: 激化)
#5(CO-OPキャンペーン5: 混乱)
#6(CO-OPキャンペーン6: 崩壊)
#7(CO-OPキャンペーン7: 断片)
#8(CO-OPキャンペーン8: 検疫)
#9(CO-OPキャンペーン9: 鎮圧)
#10(CO-OPキャンペーン10: 突破)
#11(CO-OPキャンペーン1:1 封じ込め)

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