「YOKOSUKA FRIENDSHIP DAY 2019」が、2019年8月3日、米軍横須賀基地で開催されました。
例年通り、「横須賀開国祭」の一環として行われており、2006年からの「開国花火大会」の土曜日移行に伴い、2019年も土曜日開催となっています。
普段は民間人が立ち入ることのできない軍事施設ですが、この時ばかりは誰もが中に入って10時から花火終了までプチアメリカ旅行を楽しむことができます。
ただ、2010年に「出没!アド街ック天国」で横須賀基地が紹介されたのと、その頃からツアーが複数組まれており、その影響もあって、それまでは開場後でも10分も待てば良かったのが、遅く入ると1時間以上待つ場合があります。
私は、2019年で19年連続の参加になるのですが、2014年は10時10分に入場行列に並び始めて入場したのは10時55分、2013年は1時間15分かかったので、2015年以降は開場前に並ぶようにしています。
そのおかげもあって、2019年も9時30分には並び始めて、開場の10時過ぎには入場することができました。朝早く出かけるのは面倒ですが、長時間並ぶことを考えると、10時前に着くようにした方がいいようです。
ただ、2019年は、「オスプレイ」の展示があったからか、珍しく身分証明書の提示がありました。
運転免許証やパスポートなどを見せるだけですが、2020年も同様の可能性があるので、2020年も行ってみようという人は持参するといいと思います。
ちなみに、2018年は退場時は三笠公園ゲートも三笠ゲート(ウォンブルゲート)も使えるようになっていたのですが、2019年は三笠公園ゲートだけになっていました。
これだと出口付近で混雑するため、2020年は2018年のように2ヵ所からの退場にしてほしいところです。
2019年は、梅雨明けが例年より遅れてフレンドシップデー開催週に梅雨明けとなったのですが、それ以来晴天続きでこの日も快晴となりました。
それでも、最高気温は31度程度と思われ、2018年同様そんなに暑いというわけでもなく、なんとかしのげる程度の天候となりました。
もちろん、日向ではギラギラと太陽が照り付けて暑く日焼け止めは不可欠ですが、海沿いの横須賀基地らしく日陰や木陰では爽やかな風が吹いて心地良かったです。
2019年の艦船見学は、過去にも2018年にも公開されている揚陸指揮艦「ブルーリッジ」と、海上自衛隊の護衛艦「ゆうぎり」になりました。
私は、「ブルーリッジ」は何度か見ているし、入場行列から推測してすぐに並んでも1時間並ぶのは確実だったため、最初に「オスプレイ」に向かうことにしました。
「オスプレイ」は、艦船見学とは正反対の方向、入場して右側に歩いて最も奥の「バーキーフィールドコンプレックス」の向かい側、空き地のようなスペースに駐機されていました。
正式名称「CV-22 オスプレイ」は、「転換式航空機と呼ばれ、ヘリコプターのように垂直離着陸及びホバリングが可能で、ターボプロップ機並みの距離、燃料、速度で飛行することが可能。特殊運用部隊の任務を支援し、人道支援、自然災害救援など、広範囲に任務を担」います。
翼幅11.6m、長さ17.5m、高さ6.73m、最大離陸重量52870lbs(垂直離陸)、60500lbs(滑走しての離陸)、巡行速度445km/h、航続距離925km、最高高度7620m、単価9000万ドル。
乗員24人(トゥループシート使用時)、32人(床使用時)、または4536kgの貨物を輸送可、キャリパー.50重機関銃搭載。
その塗装は意外と質素なものの、個性的なチルトローターとともに独特の存在感を放っていました。これを間近で見られるのですから、2019年のフレンドシップデーのハイライトとも言えるほどです。
しかも、間近で見たり写真を撮ったりできるだけでなく、中に入ることすらできました。
中は意外と狭く、人が3人並んで歩くのが精いっぱいのトンネルといったところで、10mも歩けば出口にたどり着いてしまい、あっけなく感じます。
それでも、「オスプレイ」を生で見るのは最初で最後かもしれませんし、ましてや乗り込めるとあっては貴重過ぎる体験でした。
私は開場後すぐに向かったため空いていましたが、昼過ぎには100人ほどの長蛇の列ができていました。
なお、公開時間が14時までということで、離陸するところを見たかったのですが、意外とすぐに離陸したのか、ステージのライブを見ている間にいなくなっていたのは残念でした。
映画館は、2011年まではずっと第7艦隊バンドの演奏が行われていて、これが楽しかったのですが、2012年と2013年はボディビルディング大会(入場料1000円)、2014年は太鼓集団“鼓粋”のパフォーマンスになっていました。
ところが、2015年からは第7艦隊バンドが復活し、2016年も第7艦隊バンドでした。
それが、2017年以降はアニメ映画4本立て(英語版字幕なし、無料)になり、2019年もこの傾向を引き継いで映画の4本立てとなりました。
映画の上映時間は2時間前後になり、見たいステージなどと重なるため、2019年も映画鑑賞はパスしました。
「パーディーフィットネスセンター」(PURDY FITNESS COMPLEX)は、2018年までは2階で4年連続でエアロバソン(ズンバ)が行われていました。
私は、ズンバは「Xbox One」版「ZUMBA fitness WORLD PARTY」で実績をほぼコンプリートしているので興味はあるのですが、料金が2000円程度と高く、時間も長いためやっていませんでした。
しかし、2019年はこのイベントもなく、参加しないにしても少し寂しく感じました。
ちなみに、「パーディーフィットネスセンター」は、総合的なフィットネスセンターで、様々なフィットネス器具が数多くあります。
トイレはもちろん、廊下にはベンチもあり、ここで休息を取ることも可能です。ただ、フィットネス器具は、2013年は使えたのですが、2014年以降はドアが締められ、中に入れないようになっています。
また、2017年からは、奥の廊下にも進めないようになっており、通り抜け・トイレ使用・小休止のみOKとなっています。
ステージは、2018年までは、メインのステージAとサブのステージBで様々なステージが繰り広げられ、楽しく時間を過ごすことができました。
2018年は、それまでのフードコートの向かい側から主要エリアでは最も遠い「バーキーフィールドコンプレックス」の中に移動していたのですが、遠くて直射日光が照り付けて暑いからか2019年は場所が移動していました。
それは、「ボウリングセンター」の手前で、ステージは1つだけになってしまったものの、ここ何年かでは最も入口に近く人通りの多い場所になりました。
前方は折り畳みのイスに座って見ることができ、後方はそれにテントの屋根が付いて直射日光を避けることができます。
また、右側後方は、ミストが噴射される屋根付きの立見席で、全体に暑さ対策が施されるようになりました。
第7艦隊バンドは、メンバーは微妙に替わっているようですが、演奏のエンターテインメント性は変わらず。誰もが気軽に楽しむことができるのはさすがです。
モータウンレビューバンドは、モータウンでおなじみのスティービー・ワンダー、ダイアナ・ロス、ジャクソン5などの楽曲を、見事な歌声とエンターテインメントで次から次へと披露してくれます。
ちなみに、「バーキーフィールドコンプレックス」の周辺は、2013年のリポートでも紹介しましたが、周遊道路になっていて、東屋も多数あるため、強烈な日差しを避けて海を眺めながらくつろぐことができます。
ただ、東屋のベンチとテーブルは、木製ではなく、セメントを荒く固めたような硬い材質でできています。
フードコートの構成は、2008年からほとんど代わっていないようでメニューも充実していますが、フードコートの東側部分に隣接していた「cafe sbarro」は2017年は閉店改装しており、「The Market Basket」が2018年からオープンしています。
「The Market Basket」は、フレッシュでヘルシーなコールドフード、ホットフードをセルフサービス形式で朝食、昼食、ホームミールリプレイスメントに提供するファストフードで、ペンタゴンにも店舗があり、横須賀基地は海外初出店となります。
通常はハンバーガーやサンドイッチなどが注文できるようですが、2019年の「フレンドシップデー」では、事前にチケットを購入し、パッキングされたランチボックスやケーキなどを自分で取るようです。チケットを買わないと中に入れないようだったので、詳しいことは分かりません。
もちろん、「マクドナルド」や、ボーリング場にはハンバーガー店の「MEAN GENE’S BURGERS」、出店には「アンソニーピザ」があり、といった具合で、フードコート周辺も屋台も数多く出ているため、いつも通り食べ物に困ることはありません。
今回も、フードコートのメニューをチェックしてきたので、これまでに引き続きフードコートのメニューをご紹介します。
メニュー自体は2008年から大きくは変わっていませんが、価格はその時々の為替レートに応じて微妙に異なっています。
また、フードコートは、お昼と夕方前に出入したのですが、夕方から夜にかけての時間を除いては長く並ぶこともなく入ることができます。
2014年以降、シートがなく、立って食べるテーブルが多くなっているため、立ち食いにはなりますが、テーブルで食べられる人数も多くなっています。
そんなわけで、2019年も、「オスプレイ」見学やステージなども充実していて、じっくりと楽しむことができました。
横須賀基地は、休憩場所や日陰も多いため、レジャーシートを持参して拠点を作り、適度に休憩しながら見学や食事をすれば、それほど体力の消耗もなく楽しめるはずです。
2020年に初めて行ってみるという人は、これを参考に計画を立ててみてはいかがでしょうか。きっと、楽しい1日が過ごせるはずです。
【スケジュール】
10:00 三笠公園ゲート開門
19:15~19:45 よこすか開国祭 開国花火大会
21:00 三笠公園ゲート閉門
◇ステージ
09:30~11:00 DJミュージック
11:00~11:30 セレモニー
11:30~12:30 ジョンソンズモーターカーバンド
13:00~13:45 CnCバンド
14:00~15:00 第七艦隊バンド
15:15~16:15 スパイダーテツ&レッドホットワゴンズバンド
16:15~16:45 フルクラムダンススクワード
17:00~18:30 モータウンレビューバンド
18:30~19:00 DJミュージック
◇艦船見学
10:00~17:00 ブルーリッジ
10:00~17:00 ゆうぎり
◇ベニーデッカー映画館
10:00~11:50 シュガー・ラッシュ: オンライン
12:10~14:15 インクレディブル・ファミリー
14:30~16:45 ブラックパンサー
17:00~19:00 ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
◇その他
10:00~17:00 カーショー
10:00~18:30 ゲームコーナー、エアー遊具
10:00~14:00 飛行陳列(オスプレイ)
09:00~18:00 ソフトボールトーナメント
10:00~18:30 スポーツゾーン
10:00~17:00 消防車両ディスプレイ
10:00~18:30 ベンダー市場
10:00~19:30 食事露店
10:00~18:00 凧ディスプレイ
10:00~19:30 ボーリング場
10:00~18:00 アクアボートデモ
以下がフードコートのメニューです。フードコートは、座席数こそ多いものの時間帯によっては混んでいます。ただ、前述しているように、横須賀基地は、休憩場所や日陰も多いため、レジャーシートを持参すれば、外でゆったりと食べることができます。フードコート内の左から右に時計回りにまとめました。
【POPEYES CHICKEN & BISCUITS】
◇ファミリーサイズ◇
8ピース 1580円
12ピース 2130円
16ピース 2670円
◇チキンディナー◇
(サイドアイテムとビスケット付き)
2ピースディナー(脚&モモ肉、または手羽&ムネ肉)690円
3ピースディナー(脚&モモ肉&手羽、または手羽2個&モモ肉)810円
◇サイドアイテム◇(小250円、大470円)
ケイジャンフライドポテト
マッシュポテト
コールスロー
◇ドリンク◇
炭酸飲料 190円
ゲータレード 190円
ミネラルウォーター 160円
【MANCHU WOK】
◇COMBO(コンボ)◇
1アイテムコンボ(ライス&おかず1品) 820円
2アイテムコンボ(ライス&おかず2品) 930円
3アイテムコンボ(ライス&おかず3品) 1040円
4アイテムコンボ(ライス&おかず4品) 1170円
◇Alacarte(アラカルト)◇
フライドライス 470円
ヌードル 540円
エッグロール(春巻き) 220円
おかず 1品 870円
(オレンジチキン、チキンカレー、モンゴリアンビーフ、ガーリックシュリンプ)
◇ドリンク◇
炭酸飲料 190円
ミネラルウォーター 160円
ゲータレード 190円
【SUBWAY】
◇サンドウィッチ 6インチ 12インチ
COMBO 1(ターキー) 890円、1150円
COMBO 2(ハム) 830円、1080円
COMBO 3(ツナ) 890円、1150円
COMBO 4(ローストチキン) 890円、1150円
COMBO 5(ロティサリーチキン) 890円、1150円
COMBO 6(照り焼きチキン) 940円、1240円
COMBO 7(サブウェイクラブ) 940円、1240円
COMBO 8(ローストビーフ) 940円、1240円
COMBO 9(チーズフィレステーキ) 1010円、1390円
COMBO 10(フィースト) 1040円、1390円
◇ドリンク◇
炭酸飲料 190円
ゲータレード 190円
ミネラルウォーター 170円
クッキー 770円
【CINNABON】(露店もあり)
2パッククラシック 850円
2パックピーカン 950円
2コンボ 950円
4パッククラシック 1600円
4パックピーカン 1800円
4パックコンボ 1700円
6パックミニボン 1000円
6パックミニピーカン 1100円
6パックミニコンボ 1100円
9パックミニボン 1750円
【SEATTLE’S BEST COFFEE】
S M L
◇ラテ
クラシックアメリカンラテ 340円 430円 460円
チャイティーラテ 480円 530円 560円
ラズベリーラテ 430円 510円 550円
キャラメルラテ 430円 510円 550円
バニララテ 430円 510円 550円
アーモンドラテ 430円 510円 550円
ヘーゼルナッツラテ 430円 510円 550円
ミルクチョコレートラテ 430円 510円 550円
◇シアトルズベストモカ
クラシックモカ 430円 510円 550円
ホワイトチョコレートモカ 430円 510円 550円
ラズベリーモカキス 510円 590円 630円
キャラメルモカ 510円 590円 630円
◇フレーバーアイスコーヒー
ラズベリー 330円 350円 410円
キャラメル 330円 350円 410円
アーモンド 330円 350円 410円
バニラ 330円 350円 410円
ヘーゼルナッツ 330円 350円 410円
◇BASKIN ROBBINS◇(露店もあり)
シングル 310円
ダブル 500円
炭酸飲料(L) 220円
【ALL AMERICAN FOOD】
◇コンボミール◇(チップス、Mドリンク付き)
A1. パパバーガー 710円
A2. ベーコンダブルチーズバーガー 900円
A7. チーズバーガー 680円
◇サイドアイテム◇
フライドポテトM 250円
◇ドリンク◇
M L
ルートビアー 220円 250円
ルートビアーフロート 350円 ???円
【The Market Basket】(フードコート隣接)
ランチボックス 1000円
蒸しパン(12セット) 1000円
クッキー(各種) 250円
フランクフルト(4セット) 1000円
ケーキ(各種) 500円
のみもの 250円
他
【MEAN GENE’S BURGERS】(ボウリング場内)
◇BIGGER BURGERS◇
オールスターバーガー $7
ベーコンチーズバーガー $7
ケージャンバーガー $7
チーズバーガー $7
ホットドッグ $5
フレンチフライ $5
オニオンリング $5
チーズフライ $6
32oz.ソーダ $3
【McDonald’s】(単独店舗)
HANABIPACK(チキンデラックス1個、ダブルクォーターパウンダーhチーズ1個、ポテト2個、チキンナゲット10個、ドリンク2個)1845円
NAVY PACK(チキンデラックス1個、ビッグンテイスティ1個、ポテト2個、チキンナゲット10個、ドリンク2個)1800円
チキンデラックスクリスピー(単品580円、セット820円)
ダブルクォーターパウンダー(単品580円、セット875円)
ビッグンテイスティ(単品550円、セット820円)
ビッグマック(単品440円、セット765円)
ダブルチーズバーガー(単品330円、セット660円)
フィレオフィッシュ(単品330円、セット660円)
チーズバーガー 200円
マックフライポテト 280円
チキンマックナゲット10ピース 440円
ストロベリークリームパイ 200円
チョコチップクッキー(3枚) 280円
チョコチップクッキー(15枚) 1000円
シェイク(バニラ、ストロベリー、チョコレート) 250円
マックフルーリー M&M 320円
コカ・コーラ、コカ・コーラ ゼロ、スプライト、ファンタグレープ 220円
アイスティー 220円
ダサニウォーター 200円
アップルジュースボックス 150円
セットには、ポテトとドリンクが付きます。
【Anthony’s Pizza】(露店)
ペペローニ 2250円
コンビネーション(ミックス) 2250円
【Pizza Hat】(露店)
トリプルチョコレートブラウニー 700円
ダンキンドーナツ(12個入り) 1100円
【TACOBELL】(露店)
ナチョス(チーズ&サルサ) 500円
横須賀基地への行き方 行き: 京急横須賀中央駅で降り、中心街を真っ直ぐ抜けて、三笠公園ゲートへ向かいます。 帰り: 京急が極めて混むので、三笠公園ゲートを出てすぐに右に進み、ダイエーやヴェルーニ公園横を通り、JR横須賀駅まで15分ぐらいかけて歩きます。 駐車場: 周辺の100円駐車場(1時間400円前後)などにとめます。空き駐車場を少し探す場合もあります。 電車で行くか、クルマで行くか、迷った場合には、クルマで行く方がいいでしょう。周辺の駐車場は、午前中なら、少し探せばほぼ確実に駐車することができます。 私は、16年連続で、駐車場探しには困っていません。少し探せば、意外な穴場が見つかることもあります。 |
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