「富士ワンダーランドフェス」

「富士ワンダーランドフェス」を見るために、3月12日に富士スピードウェイに行ってきました。
同イベントは、「開業50周年を迎えた富士スピードウェイをご利用いただいているお客様やすべての富士スピードウェイファンの方々に感謝を込めて実施するもので、50年の歴史を振り返り、多くのファンが熱狂した往年の名レースの世界観を随所に再現し、会場にいるすべての方にその歴史を追体験していただきます」という趣旨で開催されました。
私は、3月5日の「2017 モータースポーツファン感謝デー」に続いて2週連続で、鈴鹿、富士、とはしごすることになります。また、2016年11月20日には、「SUZUKA Sound of ENGINE 2016 RICHARD MILLE」も見ており、鈴鹿と富士で似たような趣旨のイベントを4ヵ月のスパンで見ることにもなります。
この日は、東名集中工事で土曜日の21時から日曜日の朝6時まで、町田IC-海老名SA間が通行止めで、並行して走る国道246号線はその影響を受けて渋滞することが予想されました。
私は、日曜日に富士に出かける際には国道246号線を使うため、渋滞に備えて海老名の先まで迂回路を通りました。その迂回路が予想通りに空いていて、朝5時5分に家を出たのですが、6時55分には富士スピードウェイに到着しました。

最初のイベントが8時30分からということで少し早く着きすぎたかなと思ったのですが、駐車場は既に混んでいて、それでも、いつもの場所あたりに駐車することができました。
シャトルバスに乗ってグランドスタンドに着き、軽くショップを見てからパドックに移動し、ピットビル1、3階の展示車両を見終えると、うまい具合に8時30分になり、そのまま特設ステージの「レジェンドトークステージ~激戦のGr.C~」を見ました。
ピットビルの展示車両は、毎度、おなじみの車両もあったものの、マキF101、コジマKE007、MANA 09 MAZDA、などリアルタイムで知ってはいるものの、生で見るのは初めての車両もあってなかなか楽しかったです。
トークステージも、高橋国光、 関谷正徳、寺田陽次郎、土屋圭市、片山右京、鈴木利男、松田次生、という顔ぶれの上、MCが竹中ひろみ、とあってこちらも面白かったです。

9時30分からはグランドスタンドに移動し、9時30分~50分の「オープニングセレモニー」と、10時00分~25分の「日本グランプリ&GCデモラン~FSWの礎を築いた名車」を楽しみました。走行車両の中でも、いすゞベレットR6スパイダーが見られたのが良かったです。
しかし、10時40分~11時10分は「インタープロト同乗走行」で、観客が1周ずつ乗って走るのを見ても仕方ないので、3時30分起きで朝食をとったため、この時間を早めの昼食に充てました。
昼食が終わってひと段落していると、11時20分~30分の「ツーリングカーデモラン~メーカーが威信をかけたクルマ達~」が始まり、続いて、11時35分~12時00分の「マイナーツーリング大集合~懐かしのあのクルマが登場!~」を見ました。
マイナーツーリングカーは、スカイライン2000GT-R、サニー、ブルーバード、ファミリアロータリークーペ、スターレット、レビン、トレノ、セリカと15台以上が走行し、賑やかで良かったです。

12時20分~13時05分は「FISCOプレミアムグリッド&ピットウォーク」となるのですが、鈴鹿のSound of ENGINEでグリッドウォークは楽しんでおり、両イベントで参加車両も少なからず重複しているため、お金を払ってまでグリッドウォークを見るのはやめておきました。
その代わり、ジムカーナ場で11時30分~13時30分の「TOYOTA presents AKB48 Team 8 カートグランプリ~初代最速女王は誰だ!?~」決勝戦を観戦しました。
同イベントは、各地で予選を勝ち抜いたAKB 48 Team 8のメンバー14人が富士でのトーナメント形式の決勝戦に集結し、カートの初代最速女王を決める戦いに挑みました。
レイアウトは、パイロンをスラロームして折り返し、再び、スラロームしてゴールに戻ってくるというもので、1回戦、2回戦、準決勝、と進むごとにタイムは25秒前後から飛躍的に向上。
決勝は、19秒62vs21秒13というスピード決着となり、京都代表の太田奈緒が初代最速女王の座に輝きました。けっこう見ごたえがあり、それなりに楽しめました。

13時30分~14時00分は「Back to F1 WORLD CHAMPIONSHIP IN JAPAN」で、1976年に日本で初開催された「F1世界選手権イン・ジャパン」を再現すべく、当時のレースに参戦した車両を中心としたデモランを行いました。
そのため、ニキ・ラウダのフェラーリ312 T2、マリオ・アンドレッティのロータス77、ジェームス・ハントのマクラーレンM23、ウルフWR1、コジマKE007、1974年製のマキF101、の6台と少なく、しかも、日本車2台はトラブルで走れずと少し寂しいものになりました。
14時10分~30分は「HERO of Formula」で、1970年代から2010年代までの国内トップフォーミュラ10台ほどが走行。年代もバラバラでバトルというわけにはいかなかったものの、それなりに楽しめました。

14時40分~15時10分が「Nostalgic Group C Special Run」で、トヨタ、日産、マツダ、ポルシェなどのCカー7台が走行しました。昨秋の鈴鹿のイベントではジャガーも2台走行していたので、富士でも走れたら良かったのにと思いましたが、Cカーは富士中心だったので、これはこれで良かったです。
このイベントが終わると、グランドスタンドの観客が一気に3分の1ほどに減りましたが、15時30分~16時10分は「FISCO レジェンドカップ」が行われ、インタープロトシリーズ専用車両のkurumaで、レジェンドドライバーと現役ドライバーがタッグを組んで競いました。インタープロトは意外と追い越しが少ないのですが、ワンメイクのため接近戦自体は見られました。

ラストのイベントとなる「FISCO レジェンドカップ」が終わる頃には場内も空いており、シャトルバスもすぐに乗ることができましたし、駐車場も車内で軽く夕食を済ませたとはいえ例によって0分で出ることができました。
毎度、書いていますが、富士も鈴鹿も、駐車場が混むからという理由で早く帰る必要はなく、イベントや表彰式など最後まで見てから、ショップを覗くなどしてゆっくりと駐車場に戻れば、すぐに駐車場から出ることができると思います。
「富士ワンダーランドフェス」は、私が4ヵ月前に「SUZUKA Sound of ENGINE 2016 RICHARD MILLE」を見ていて車両が重複していたこともあり、あまり新鮮さはありませんでした。

また、鈴鹿と違って富士スピードウェイ50年の歴史に関連した車両の展示/走行がメインだったため、F1のように鈴鹿に比べると走行台数的に物足りない部分もありました。
さらに、鈴鹿がドライバーのトーク→走行→ドライバーのインタビューという繰り返しだったのに対し、富士がひたすら走行の繰り返しということで少しあっさりした印象を受けたところもあります。
それでも、入場無料で、パドックやピットビルにも入れ、AKB 48 Team 8のイベントも盛り込まれ、これだけ楽しめたのですから、これはこれで良かったと思います。
鈴鹿の「SOUND of ENGINE」は毎年開催していくようですが、富士は51周年、52周年と続けていくのでしょうか。ヨーロッパで実施中の「GROUP C RACING」を招致して、ミックスしたイベントを開催できれば楽しそうです。

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