2000年5月11~13日/ツインリンクもてぎ
「2000 FedEx チャンピオンシップシリーズ第5戦 ファイアストン ファイアホーク500」(2000 FedEx Championship Series Round 5 Firestone FIREHAWK 500)です。
私は、1998年のCART(今のインディカー)日本初上陸となる記念すべき1戦は決勝を観戦したのですが、2000年は節約も兼ねて初日のプラクティスだけを現地で見ました。それもあって、恒例の予選結果は省略します。
公式プログラムは、120ページを超える大ボリュームで内容も充実しています。
「世界最速シリーズ CART」は、オーバルコース、市街地サーキット、表彰台、エンジンバトルの写真を中心にした紹介です。
エンジンは、ホンダ、フォード・コスワース、メルセデス・ベンツ、トヨタの4メーカーが競い合っています。
「Quick Manual / What’s CART?」は、イラストベースのCARTの簡単な紹介です。イラスト形式にすることで、難しそうな話も手軽に知ることができます。
コースレイアウトに始まり、マシン解説、セッティング解説、レースウィークの流れ、レース中に起こること、などが分かりやすく簡潔に述べられています。
「CARTを100倍楽しむ知ってて得するおもしろ情報」は、CART通になれる情報を以下のようにコンパクトに満載。
ドライバーの獲得賞金は?、CARTマシンのサイズを一般車と比較してみる!、オーバルコースの予選方式はおもしろい、走行中のマシン状態もチェック!、1レースにつき何本のタイヤが使われる?、オフィシャルのタイヤチェックはかなり厳しい、CARTマシン以外のレースカーはどこがどう違う?、アメリカンレースシーンで活躍する日本人レーサー、厳しいポップ・オフ・バルブ取り付け義務、レースのポイント換算法を知りたい!、スターターはついていません、多彩なコース構成もCARTの魅力のひとつ、CART界のタイトルホルダーは?、ピットレーンでのスピード測定は厳重だ、オフィシャルはプロフェッショナル、今年のルーキー・オブ・ザ・イヤーは誰の手に!?、日本のスポンサーもCARTレースをサポートしている、オーバルでの観戦がめちゃめちゃ楽しいワケ。
「DRIVERS List」は、出場ドライバーの紹介。1ページに2-3人なので、テキスト量もそれなりに多めです。
ファン・パブロ・モントーヤ、ダリオ・フランキッティ、ポール・トレイシー、マイケル・アンドレッティ、マックス・パピス、エイドリアン・フェルナンデス、クリスチャン・フィッティパルディ、ジル・ド・フェラン、ジミー・バッサー、トニー・カナーン、パトリック・カーペンティア、ロベルト・モレノ、エリオ・カストロネベス、マウリシオ・グージェルミン、クリスチアーノ・ダ・マッタ、リッチー・ハーン、マーク・ブランデル、ミシェル・ジョルダインJr、グァルター・サレス、ルイズ・ガルシアJr、ノルベルト・フォンタナ、中野真治、ケニー・ブラック、黒澤琢弥、アレクサンドロ・タグリアーニ、オリオール・セルビア、ブライアン・ハータ。
「Teams List」は、出場チームの紹介。写真が半分以上を占めているものの1ページで1チームを紹介しています。
ターゲット/チップ・ガナッシ・レーシング、チーム・クール・グリーン、ニューマン/ハース・レーシング、チーム・レイホール、パトリック・レーシング、ウォーカー・レーシング、ファイヤーズ/フォーサイス・レーシング、パックウエスト・レーシング・グループ、マールボロ・チーム・ペンスキー、デラ・べナ・モータースポーツ、デイル・コイン・レーシング、ベッテンハウゼン・モータースポーツ、アルシェロ・プロジェクト・レーシング・グループ、モー・ナン・レーシング、P.P.Iモータースポーツ。
「中野真治×黒澤琢弥 新天地”CART”に飛び込んだ2人。もてぎに向けて大いに語る」は、2人がここまで知り得たCARTの魅力、難しさを含め、凱旋レースとなるもてぎへの意気込みを語ります。
中野真治は、タービランスやイエローコーション、オーバル、オーバーテイクボタンなどについて学ぶことができたと言います。
もてぎでは、ダウンフォースの少ないクルマによる高スピードをまず楽しんでほしいと言い、その上でチームの作戦を想像しながらみてほしいと言います。
黒澤琢弥は、パドックの雰囲気やファンの人たちが明るいから、ホテルからサーキットに向かう時に気分がいいと言います。
ロングビーチでは、レースでトップを走ったのは気持ち良かった。「黒澤は走れる」ってとこをアピールできたはず。もてぎも全力で走ると言います。
「200%楽しめるツインリンクもてぎ ウイークエンドイベント情報 開催期間: 5月11日~14日」は、ツインリンクもてぎで開催されるイベントの紹介です。
CART参戦全ドライバーサイン会、スポーツカー体験試乗会、ダートナイトレース、トライアル・デモンストレーション、懐かしのオープンカーデモ走行、親子・カップルで楽しもう! 安全運転ショートプログラム、親子・カップルで楽しもう! 親子・カート教室、親子・カップルで楽しもう! コンポーネンツカー、熱気球体験搭乗、あそべる、クルマと未来、技術館、Let’s Enjoy! アミューズメント イエローバードツインリンクドライブ、Let’s Enjoy! アミューズメントプレイングミジェット、NTV「BOON」が贈る、2つのおもしろイベントも見逃せない!。
「TECHNOLOGY 2000」は、最新CARTマシンの基本構造、エンジン開発者が語る今シーズンのパフォーマンス、各シャシーの特徴を紹介しています。
「HONDA HR0」は、朝香充弘ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)副社長が、「HR0のメインテーマは”パワー”。まだまだ進化させられる部分は残っています。これからもっと良くなりますよ」と語ります。
「TOYOTA RV8E」は、木下美明アメリカ・トヨタ自動車販売副社長が、「昨年型の”D”をパワー、ドライバビリティ、燃費など、あらゆる面で凌駕」と胸を張ります。
「FORD COSWORTH XF」は、ブルース・ウッド・コスワース・レーシングCARTプログラム・ディレクターが、コンパクトに仕上がったエンジンを「ユーザーチームがいいハンドリングを得られやすいことが大きなアドバンテージになると考えたんです」と思惑を話します。
「MERCEDES-BENZ IC108F」は、ポール・レイ・イルモア・エンジニアリング副社長が、「若干大きくなりました。が、それは信頼性の確保だけでなく、それぞれのパーツをシーズン中に別個に開発を進めるための自由度を持たせるのが目的」と改良点を話します。
なお、シャシーは、レイナード、ローラ、スウィフトの3メーカーが提供します。
「’99 RESULTS & TRACK GUIDE」は、1999年シーズンの振り返りです。
「1999年もてぎレビュー」は、1999年のもてぎのレースの振り返りです。
「FLASH BACK 2000」は、2000年第3戦までの振り返りです。
「100th Anniversary Firestone Report」は、ファイアストンスタッフの奮闘ぶりを現地からリポートしています。
「CARTパラダイス」はCARTの裏側をトピックス形式で紹介しています。
「ツインリンクもてぎSUPER SPEEDWAY観戦ガイド」は、ポイントごとの観戦ガイドです。
「もてぎの楽しさ、体感しよう! 早わかりベンリ・マップ」は、ツインリンクもてぎ施設ガイドです。
「おすすめ茂木町観光スポット」は、茂木町の観光スポットの紹介です。
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