1998年3月26~28日/ツインリンクもてぎ
「’98 FedEx チャンピオンシップシリーズ第2戦 バドワイザー500」です。CART(今のインディカー)日本初上陸となる記念すべき1戦です。
ちなみに、私は第1ターンに入ってすぐのE指定席を購入したのですが、価格はなんと2万6000円。それでいて単なるベンチシートでカップホルダーもなく、隣席との間隔もないというお粗末な席でした。
予選結果は以下の通りで、略号はシャシー/エンジン/タイヤの順です。
シャシーは、Rがレイナード、Sがスウィフト、Pがペンスキー、Lがローラ。
エンジンは、Fがフォード・コスワース、Mがメルセデス・イルモア、Tがトヨタ、Hがホンダ。
タイヤは、GYがグッドイヤー、FASがファイアストン。
1. 12 ジミー・バッサー(アメリカ、ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング(R/H/FAS))25.584
2. 40 エイドリアン・フェルナンデス(メキシコ、パトリック・レーシング(R/F/FAS))25.615
3. 5 ジル・ド・フェラン(ブラジル、ウォーカー・レーシング(R/H/GY))25.684
4. 1 アレックス・ザナルディ(イタリア、ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング(R/H/FAS))25.720
5. 99 グレッグ・ムーア(カナダ、プレイヤーズ・フォーサイス・レーシングチーム(R/M/FAS))25.754
6. 27 ダリオ・フランキッティ(スコットランド、チーム・クール・グリーン(R/H/FAS))25.820
7. 18 マーク・ブランデル(イギリス、パックウエスト・レーシング・グループ(R/M/FAS))25.825
8. 3 アンドレ・リベイロ(ブラジル、マールボロ・チーム・ペンスキー(P/M/GY))25.875
9. 8 ブライアン・ハータ(アメリカ、チーム・レイホール(R/F/FAS))25.927
10. 21 トニー・カナーン(ブラジル、タスマン・モータースポーツ・グループ(R/H/FAS))25.929
11. 17 マウリシオ・グージェルミン(ブラジル、パックウエスト・レーシング・グループ(R/M/FAS))25.950
12. 20 スコット・プルーエット(アメリカ、パトリック・レーシング(R/H/FAS))25.976
13. 34 グァルター・サレス(ブラジル、パックウエスト・レーシング・グループ(R/F/FAS))25.991
14. 6 マイケル・アンドレッティ(アメリカ、ニューマン・ハース・レーシング(S/F/GY))26.015
15. 2 アル・アンサーJr(アメリカ、マールボロ・チーム・ペンスキー(P/M/GY))26.026
16. 26 ポール・トレーシー(カナダ、チーム・クール・グリーン(R/H/FAS))26.055
17. 7 ボビー・レイホール(アメリカ、チーム・レイホール(R/F/FAS))26.067
18. 9 JJ・レート(フィンランド、ホーガン・レーシング(R/M/FAS))26.086
19. 11 クリスチャン・フィッティパルディ(ブラジル、ニューマン・ハース・レーシング(S/F/GY))26.156
20. 33 パトリック・カーペンティア(プレイヤーズ・フォーサイス・レーシングチーム(R/M/FAS))26.161
21. 10 リッチー・ハーン(アメリカ、デラ・ペンナ・モータースポーツ(S/F/FAS))26.164
22. 15 ロベルト・モレノ(ブラジル、プロジェクト・インディ(R/M/GY))26.266
23. 25 マックス・パピス(イタリア、アルシエロ・ウェルズ/MCI・レーシング(R/T/FAS))26.541
24. 19 ミシェル・ジョルダインJr(メキシコ、ペイトン・コイン・レーシング(R/F/FAS))26.605
25. 43 松田秀士(日本、デラ・ペンナ・モータースポーツ(S/F/FAS))26.662
26. 16 エリオ・カストロ・ネベス(ブラジル、ベッテンハウゼン・モータースポーツ(R/F/FAS))26.605
27. 77 アーンド・メイヤー(ドイツ、デイビス・レーシング(L/F/GY))26.800
28. 36 アレックス・バロン(アメリカ、オール・アメリカン・レーサーズInc(R/T/GY))26.802
29. 98 PJジョーンズ(アメリカ、オール・アメリカン・レーサーズ(R/T/GY))27.026
30. 24 ヒロ松下(日本、アルシエロ・ウェルズ/パナソニック・レーシング(R/T/FAS))27.243
結果は、エイドリアン・フェルナンデスが1時間57分12秒016で優勝しています。
公式プログラムは、週刊プレイボーイ特別編集で、当時としては高価な1500円ですが、それだけに全120ページという大ボリュームで内容も充実しています。
「Track Guide これがもてぎのスーパースピードウェイだ!」は、オーバルサーキットの紹介。もてぎのスーパースピードウェイは、第1ターンから第2ターンまでが220R、第3ターンから第4ターンまでが160Rと、完全な楕円形ではありません。
「ACCESS ツインリンクもてぎへの道」は、ツインリンクもてぎへのパーフェクトガイドです。私は一般道を使っていたので、4号線を北上して早めに右折し、益子を抜けるというルートを使っていました。
「CARTをもっと知るための7つのポイント」は、観戦を楽しくするCARTの基礎知識です。
1. レースウィークで使えるタイヤは7セット!
2. 勝敗のカギを握るイエローフラッグ時の戦略。
3. 予選はクジ引きで順番を決め1台ずつGO!
4. 多彩なタイトル&賞金総額で一攫千金!
5. ピット作業は少数精鋭。その”神業”に注目だ。
6. 最高22点のポイント制度で大波乱の優勝戦線。
7. スタート前のアメリカ国歌吹奏でアメリカの雰囲気を実感!
「CARTマシンの基礎知識・初級編」は、CARTシリーズで使用されるチャンピオンシップカー、通称チャンプカーを解説。
エンジンはV型8気筒2.65lターボ。パワーは800馬力程度で、最高回転数は1万5000回転程度です。
燃料はメタノール(メチルアルコール)で、排気ガスで流加窒素を出さず、火災が発生しても水で消化できます。ただし、発火した際の炎は青白く、太陽光下では見えません。
タイヤは15インチで、ブレーキはスーパースピードウェイを除きカーボンは禁止。
「ドライバー&チーム完全ガイド」は、チームごとのドライバー紹介です。
「今年のマシン勢力図 最強ウエポンはどれだ!?」は、エンジン、シャシー、タイヤの紹介です。
エンジンは、フォード・コスワースが7チーム、メルセデス・ベンツが5チーム、ホンダが4チーム、トヨタが2チーム。
シャシーは、レイナードが15チーム、スウィフトが2チーム、ペンスキーが1チーム。
タイヤは、ファイアストンが11チーム、グッドイヤーが7チーム。
「CATCH WUP! CART 最新トピックス」は、CARTの最新トピックスを紹介。
「CARTスペシャルトーク Enjoy it」は、ポール・トレーシー、マウリシオ・グージェルミン、アレックス・ザナルディ、ヒロ松下、松田秀士のインタビュー。
「アメリカの空の下で アメリカンレースで活躍中の日本人」は、トヨタ・開発エンジニアの木下美明、ホンダ・チーフエンジニアの朝香充弘、服部尚貴、服部茂章のトーク。また、土屋圭市、掛布雅之のトークもあります。
「美女軍団 もてぎにて待つ!」は、バドワイザー・インディガールズ3人の紹介。
「CARTのimidas’98」は、CARTの用語・出来事・人物名を詳細に解説した辞書。
「1997 CART Season Review」は、1997年シーズンの振り返り。
「IN THE USA」は、まだまだこんなにあるアメリカンモータースポーツの魅惑の世界の紹介。
「Come on! Join us.」は、海の向こうに行ってみるCART観戦ガイド。第3戦から第19戦までを紹介しています。
「The Greatest History of CART」は、1900年初頭に遡るアメリカ国内フォーミュラレースの長い歴史の振り返り。
「CART Q&A はい、こちらCARTサポートセンターです。」は、CARTにまつわる素朴な疑問のQ&A。
「ツインリンクもてぎFun Map」は、もてぎで120%遊ぶための施設インフォメーション。
「「ディープなもてぎ町」案内 気になるスポット&グッズ」は、もてぎの名所・名品の紹介。
コメント