「MYST IV: REVELATION」ウォークスルー&レビュー

【GENRE】
アドベンチャー/パズル/ファーストパーソン

【PUB./DEV.】
UBI SOFT/CYAN WORLDS

【RELEASE DATE】
2005/03/29

【OUTLINE】
「MYST」シリーズ第4弾です。「MYST」シリーズは、「MYST」の独特な世界観とCGによる美しいグラフィックを堪能しながら、その中でたったひとりで難解な謎解きに挑むアドベンチャーゲームです。
本作は、前作よりも更にユーザーフレンドリーになり、「THE CAMERA」により写真を25枚まで撮ることでメモを取る必要がなくなったり、「HELP SYSTEM」によりパズルのヒントや回答を見ることができるようになったりしています。
これらにより、ゲームをより簡易に進めたり、謎解きに詰まって先に進めなくなるようなことがなくなっているのです。本作は、以下のようなアトラスの手紙から始まります。
「友よ。君からの最後の手紙にすぐに返事できなかったことを許してくれたまえ。実は、このところ気がかりなことがあったのだよ。知っての通り、20年前、君は私がなくしたと思っていた書に出会った。
それにふれれば誰でもミストと呼ばれる天国のような平和な島に行ける特別な”接続書”だ。ミストは、数年間に渡って私の家族の家だった。私の息子のシーラスとアクナーが私を裏切るまでは。
私は、私の息子がなぜそんなに欲が深くなってしまったのか知ることができるだろうかと疑った。しかし、私がミストよりも美しい世界に旅するために著した新たな接続書を彼らが使い始めた時、私の考えは変わり始めた。
彼らは、これらの無垢な”時代”を略奪して壊し始めたのだ。それから、彼らは、彼らがやろうとしていることを私に見せないために、私をダニと呼ばれる場所に閉じ込めた。
君には感謝している。私を捕われの身から解放し、私の手で彼らの欺瞞に立ち向かえるようにしてくれたからだ。その後、シーラスとアクナーを欺き、私の妻のキャサリンとも再開させてくれた。
君は私とキャサリンが新しい生活を送る手助けをしてくれたし、お陰で私たちは今は新しい娘のイーシャとトマーナと名付けた家で暮らしている。
君が私を自由にしてくれたその瞬間、私が私の息子たちを罠にかけるために著した赤と青の書を私が怒りとともに焼き払ったことについて、君は質問するようなことはしなかった。
私は、私がこれらの書を焼き払って私の息子たちを殺したことを、君がどう考えているのか幾度となく知りたいと思ったものだった。私はたびたび君に真実を話そうと思っていたのだ。
すぐにトマーナに来てほしい。私の息子たちに関して、君に伝えなければならないことが山ほどある。アトラス」。

【GAME MODE】
Resume Game
メニュー画面からゲームに戻ります。

New Game
新しくゲームを始めます。これまでの「MYST」シリーズ同様、右も左も分からない空間にたったひとりで放り出され、見たり聞いたりさわったりして五感をフルに使いながら謎を解き明かしていきます。
本作では、「THE CAMERA」システムにより、いつでもどこでも25枚まで写真を撮ることができます。これにより、メモを取る必要がほとんどなくなり、ゲームをスムーズに進められるようになっています。
撮った写真はいつでも見られるだけでなく、いつでもデリートできるようになっており、実質的には好きなだけ写真を撮ることができるというわけです。
また、「THE ZIP MODE INTERFACE」により、同じエージ内の主要ポイントに瞬時に移動することができます。これにより、移動の面倒が軽減されるというわけです。
更に、本作では、「THE AMULET」があり、ゲーム中にこのアミュレットが光った時にYボタンを押すと、過去にそこで起こったことなどの映像を見ることができ、ゲームの進行を容易にしています。
本作で最も進化したのが、「HELP SYSTEM」です。これは、ゲームの謎解きに関するヒントを見ることができるもので、「Hint」は簡単なヒント、「Clue」は詳しいヒント、「Solution」は解法、が見られます。
これにより、謎が解けなくてゲームを途中で投げ出してしまうということがなくなるわけです。
本作の各エイジは、以下の通りです。

Tomahna Day
トマーナは、切り立った岸壁と湖で構成されたところで、点在するアトラス一家の住居や研究施設を、橋や階段などで繋いでいます。
イーシャに続いてアトラスの研究室に入ります。すぐにアトラスが現れ、アトラスのパズルを解きます。
クリスタルビューワーのサウンドデバイスを、スライダーバーとダイアルを調節して青い波と黄色い波を合わせてチューンします。アトラスの指示通りに動かせばOKです。

1. スライダーを左に動かします。
2. 左のダイヤル(アンプリチュード)を右いっぱいに回します。
3. 真ん中のダイヤル(フリクェンシー)を右いっぱいに回します。
4. スライダーを右に動かします。
5. 左のダイヤル(アンプリチュード)を右いっぱいに回します。
6. 右のダイヤル(フェイズ)を右いっぱいに回します。
7. これで最初のシグナルがセットされます。次は2番目のシグナルです。
8. スライダーを左に動かします。
9. 左のダイヤル(アンプリチュード)を右45度に回します。
10. 真ん中のダイヤル(フリクェンシー)を右45度に回します。
11. 右のダイヤル(フェイズ)を右45度に回します。
12. スライダーを右に動かします。
13. 左のダイヤル(アンプリチュード)を右45度に動かします。
14. 右のダイヤル(フェイズ)を右45度に動かします。
15. 真ん中のダイヤル(フリクェンシー)を右に少しだけ動かします。
16. アトラスが2番目のシグナルのアジャストも完了したと教えてくれます。

施設がショートして停電したため、アトラスに電力の復旧とライムへの連絡とイーシャの面倒見を頼まれます。
すぐ近くのエレベーターでひとつ下の階に降りて、寄り道しつつ、水力発電所に向かいます。途中でイーシャに会うので相手をします。
水力発電所に着いたら、レバー付近の写真を撮ってから、レバーを操作します。
キャサリンの研究室に行き、イーシャの相手をしてから、緊急用パワーボックスのパズルを解きます。
6列あるうち、水力発電所で写真に収めたマークと同じマークの2列にパワーを供給します。
それぞれの列のランプは、1番上が赤で、それ以外は緑です。緑すべてを点灯させないと、パワーを供給させることができません。
上下2列あるボタンは、上側でその列のパワーを減らし、下側でその列のパワーを増やします。
パワーを移動させる列が確定したら、右下のスイッチを押します。左下のレバーはリセットです。ここは、何度かやっていれば解けるはずです。
ついでにキャサリンの研究室を探索し、ひとつ前の建物でイーシャの相手をしてから、水力発電所に向かい、ボタンを押します。戻ろうとすると地震が起き、夜になります。

Tomahna Night
アトラスの研究室に向かい、ライムに連絡できるようにします。
ルーフパネルを開けるため、エレベーターを出て数段上がったところのレバーを引きます。
更に奥に進み、テレスコープチェアに座り、右手のボタンを押します。テレスコープビューイングパネルをクリックして、アンテナボタンを押します。
アトラスのデスクに向かい、アトラスのジャーナルからクリスタルビューワーの5つのクリスタルの並びを写真に取ります。
クリスタルビューワーに行き、右手のレバーとダイヤルを操作して、写真のクリスタル通りに並べます。
正しく並べて下のボタンを押すとアトラスが話しかけてくるのですが、1回しか話さないのでボタンを押す前にセーブしておくといいでしょう。
エレベーターで1階に降り、アトラスの寝室に向かいます。寝室にあるランプのスイッチを2個とも点けてから、暖炉の中に入って赤いボタンを押し、光線の先の点がすべて点灯するようにします。すると、下に降りて、別の時代に進めるようになります。
ここからは、スパイアとヘヴンに進めるのですが、トマーナをもう少し探索した方が良さそうです。
また、暖炉で拾ったイーシャのネックレスは、時折光ることがあります。その際にYボタンを押すと、過去の記憶を見ることができます。
橋を動かして、アトラスの寝室からリビングルームに向かいます。リビングルームでは、テラスのイーシャのドニ語の翻訳書とチェスを写真に収めておきます。
リビングルームから、橋を動かしてイーシャの寝室に向かいます。イーシャの寝室では、ベッドの枕の下にあるイーシャの日記を読んでから、本棚に向かいます。本棚のパズルを解くためには、以下のものが必要になります。
イーシャの日記のイラストがない見開きページの金曜日の日記、イーシャのドニ語の翻訳書、庭の1階(イーシャがオカリナを吹いていたところ)にあるドニ語のアトラス家の家系図。
材料がそろったら、アトラス家の5人の家族の名前がドニ語で書かれた本を5冊探します。そして、左上から右下に番号を付けたとして、12番目、6番目、8番目、3番目、14番目の順に本を押していきます。
すると、本棚が開いて、下に降りられるようになります。下には、セリニアへの接続書があります。

Spire
スパイアは、雲を上下に貫通する縦長の浮島で作られています。
螺旋状の階段を下りて、パレスからループを滑り降りると、ドッキングステーションに到着します。
ここは、下からドッキングステーション、研究所、エデンの園の3層で構成されており、はしごで移動することができます。また、パレスには、エレベーターで戻れます。
ここから地上への脱出を試みますが、事前に研究所を見て回り、重要そうなものは写真に収めておきます。
地上へ脱出するためのロックシップは、エデンの園とドッキングステーションにあるコントロールパネルを操作して動かします。
まず、エデンの園のコントロールパネルの左のレバーを引き、下のレバーを左、右、右の順に動かします。
続いて、ドッキングステーションのコントロールパネルのレバーを引き、下のレバーを右、左、右、左、右の順に動かします。下のレバーは、いったん真ん中で止まるので、そこまでが1行程です。
すると、ドッキングステーションからロックシップに乗れるようになるので、乗り込んでボタンを押します。最寄りの島に着いたら、下に降ります。
レンズのところに行って覗いて、クリスタルの上下のボタンを押し、クリスタルが光ったところでクリスタルを押します。その映像を覚えておきます。
降りたところまで戻り、歯車のところに行き、歯車に挟まった小石を取り除いてからレバーを引きます。
上に戻って、レバーの操作によって開けた道を進み、ライトニングコンダクターパネルを操作して動かします。左のレバーを引き、下のレバーを右、右、左、左、右の順に動かします。
再び、ロックシップでドッキングステーションに戻ります。
シーラスのメモから、3ヵ所のパネルの総点灯数が36になることが必要だと分かるので、36=最寄りの島29+エデンの園2+ドッキングステーション5、になるように調整します。
すると、エレベーターで下に降りられるようになるため、監獄独房と爆弾工場のあるブロックに行きます。彫刻に貼り付けてあるメモを写真に撮ってから、イスの電源を入れて座ります。
右左の青いボタンやレバーを右、左、左の順に操作すれば、イスは2段階に渡って下に下がり、キーボードレベルに到着します。
更に、中央のパネルを開けて中のボタンを押すと、もう一段下に下がります。
3つの大きなギアの前に出るので、左から順に、4番目、3番目、7番目に合わせて、左上の黒いボタンを押すと、再びキーボードレベルに戻ります。
3つのキーをチューンして、左右4つのクリスタルなどを振動させます。
クォーツロックは6-12-4、ブルークリスタルロックは3-1-7、ロックロックは10-5-5、ナラロックは12-12-12、です。
左右4つのクリスタルなどを同時に振動させなければならないので、かなり迅速にチューンする必要があります。
それができたら、右下のスイッチを押して前進します。すぐのスイッチを右側にしてから、シーラスの日記をチェックします。
その先のカプセルの数字をチェックしてから、クリスタル受けを左側に寄せます。イスに戻ってキーを12-12-12に合わせて、エレベーターを邪魔する鐘を破壊します。
再び前進して、すぐのスイッチを左側にします。エレベーターに乗ったら、レバーの下にあるカラーリングを写真に撮ってから上に上がり、スパイアのスタート地点からトマーナに戻ります。

Haven
ヘヴンは、島の外周部は赤茶けた海岸に難破船が座礁してすさんだ印象がありますが、島の内陸部は緑豊なジャングルになっており、さまざまな生態系を観察することができます。
海岸から難破船に向かいます。船の上階に上がるためのエレベーターは、重りによって作動します。
エレベーターのすぐ外の砲弾3個を木箱に入れたら、エレベーター内の箱に砲弾2個を入れて、エレベーターを作動させます。
2階に上がったら木箱をどけると先に進めるようになるため、はしごを登って3階に進みます。
奇妙な鳥のいるところで島内の地図を写真に撮ったら、船内を探索してから海岸に戻ります。木箱のところに来ると、何かの力によってジャングルまで飛ばされて気絶します。
気がつくとジャングル内の3方に道が続く交差点の真中にいるので、トーテムポールの写真を撮りつつ散策して柵のあるところに行きます。
柵の鍵は、柵の左の石のフタを開けて解除します。最終的には、上下のスライダーにある突起の上に掛け金を置けばOKです。

上の掛け金を中のスライダーに置き、左に3個動かします。
上の掛け金を上のスライダーに置き、右に1個動かします。
下の掛け金を中のスライダーに置き、右に3個動かします。
下の掛け金を下のスライダーに置き、左に1個動かします。
上の掛け金を中のスライダーに置き、左に2個動かします。
上の掛け金を上のスライダーに置き、右に2個動かします。
下の掛け金を中のスライダーに置き、右に2個動かします。
下の掛け金を下のスライダーに置き、左に2個動かします。
上の掛け金を中のスライダーに置き、左に1個動かします。
上の掛け金を、上の突起の上に置きます。
下の掛け金を中のスライダーの上に置き、右に1個動かします。
下の掛け金を、下の突起の上に置きます。

すると扉が開くので、トーテムポールの写真を撮ります。
交差点の三叉路の1番細い道の行き止まりっぽいところは、草を左右にかき分けることで進めるようになります。
見晴台の狩猟小屋で、ハイピッチを1.5秒、ローピッチを0.5秒、ハイピッチを1.5秒鳴らすと、マングリーが逃げるので、トーテムポールの写真を撮ります。
狩猟小屋から出る際、出口の上にある巻紙を降ろして、動物の足跡のピラミッドを写真に撮っておきます。
湖の小屋に行き、右上のレバーを引くと、操作盤が開いて骨が5本現れるので、難破船にあった絵とトーテムポールと動物の足跡のピラミッドを参考に5本の骨を操作していきます。
左から、3段目、2段目、1段目(動かさない)、5段目、4段目、です。左のレバーを引くと、湖に橋がかかります。
橋の途中にある小屋では、1階で2枚、2階で2枚、マングリーの絵と表の書いてある写真を撮っておきます。
先に進み、ハシゴを登って小屋に入ります。この小屋に来る途中の分岐路で邪魔していたカマウダイルをどけるため、マングリーの力を借りる必要があります。
小屋には、ハイピッチ、ミッドピッチ、ローピッチを鳴らす楽器があり、写真に撮った絵の表が4匹のマングリーを呼ぶための楽器の鳴らし方です。この小屋には、マングリーに果物を投げさせる楽器の鳴らし方もあります。
マングリーは5角形に並んだ安全地帯におり、それぞれに適した鳴らし方をすると移動します。ただし、移動先が塞がっている時とカマウダイルが下にいる時は移動しません。
5角形の安全地帯の手前側に、毒を持った植物が自生する窪地があります。カマウダイルにそこを通らせて動きが鈍っている間に、左手前の安全地帯にいるマングリーに果物をぶつけさせて、カマウダイルを気絶させます。何度もやっているうちに、うまくやれるようになるでしょう。
先ほどの分岐点に戻り、マングリーの後を追ってハシゴを登り、更に先に進みます。
ヘビがいるところに着いたら、右側の横縞の1番下から左に向けて4回なでます。すると、ヘビが頭をもたげるので、すかさずその頭にふれます。
レバーを操作すると、滑車が動き出し、海岸に向かいます。海岸から、トマーナに戻ります。

Serenia
セレーニアは、細い通路と水路が複雑に入り組んだところで、まずはあちらこちらと歩いてみて、何かあれば操作する、ムービーになれば見る、といったことから始めるといいでしょう。
すると、水門と精霊と掌に乗せられる泡や花や炎に気がつくことと思います。ここでは、これらが重要になってくるというわけです。
まずは、スタート地点近くの水門Aを操作します。ハンドルを右に押すと、左への引水が止まります。
次に、立体構造の水門Bを操作します。はしごを登り、ギア台を右にずらして左に入り、軸を右にし、はしごを登ったところに戻り、ギア台を左に戻し、はしごを降りて、水門右手のハンドルを引くと、左側の水門の引水が止まります。
更に、左の水門のギアが壊れた水門Cを操作します。ハンドルを右に押すと、右への引水が止まります。礼拝堂を通り抜けて潜水球のところに行くと、潜水球に乗ったシーラスのムービーを見ます。
メモリーチャンバー内を探索してから外に出ると、プロテクターに出遭って言葉を交わします。このプロテクターとは、潜水球を調べた後にも話します。
水門Dのところに行き、ヘビの右側の横縞の1番下から左に向けて4回なでます。すると、ヘビが頭をもたげるので、すかさずその頭にふれ、ヘビがいなくなったらハンドルを左に回します。
階段脇のレバーを引くと音がして近くのマンホール状のフタが開くので、ルートチェンバーの中に入ります。ひと通り探索したら、水門D近くの湖に突き出したところに行って、プロテクターと話します。
精霊ホールに行くと、プロテクターたちから指定された精霊に捧げ物をするように言われます。精霊はストーンフォレストにいるので、そこに向かい精霊に捧げ物をします。
水の精霊には泡、風の精霊には花、火の精霊には炎、を捧げますが、いずれも4ステップで消えてしまうので、複数の出現場所を持つ精霊の近くですくってから移動する必要があります。
また、移動が遅くても、体の回転が速くても消えてしまうため、適度な速さで精霊の近くに移動し、精霊の上体に向けてクリックします。
精霊がそれを受け取ったら、メモリーチャンバーの2階に行き、プロテクターに会います。ここでは、”ドリーム”に旅立ちます。
ドリームではさまざまな色が咲き乱れていますが、これらの色をすべて白に変えるとドリームを完了できます。
色は、赤→紫→青→水→緑→黄→白、の順に変わるので、白を中心に時計回りに円状に白を増やしていきます。
ある程度白を増やすと、古いメモリーチャンバーでのヒントを出してくれます。古い方のメモリーチェンバーに移動しますが、その前に水門Dのハンドルを右に回しておきます。
古いメモリーチェンバーの潜水球は中からも外からも操作することができますが、ここでは外からだけ操作します。
潜水球のドアを閉め、潜水球を下降させます。潜水球のドアを開け、少ししてからドアを閉め、潜水球を上昇させます。
下に降りられるようになるので、下に降りてすぐのハンドルを操作すると、排水溝が開きます。
地上に戻り、潜水球のドアを開け、少ししてから潜水球のドアを閉め、潜水球を下降させます。
潜水球のドアを開け、少ししてから潜水球のドアを閉め、潜水球を上昇させます。
再び下に降りると、奥のドアが開いているので、中に入り、円盤状のドアロックのフタを開けます。
ここで、ドリームで見たヒントが再度見られ、このヒントとスパイアの最後で写真に撮ったカラーリングを参考に6色の球を動かしていきます。
ドリームで見た三角形の組み合わせは赤緑青と桃黄水で、スパイアのカラーリングは左上から時計回りに緑桃黄黄青赤なので、三角形の頂点にその色がくるようにして、二組の三角形を作っていきます。
完成して下のボタンを押すとドアが開くので、先に進んではしごを登ります。
イーシャのもとに着いたら、イスに縛られたイーシャと話してから、必ずセーブします。
奥に進むとイーシャとアクナーの会話が始まり、イーシャの体にシーラスの心が入り込んでいるのかどうかを判断して、シルバーかアンバーのレバーを引くことを迫られます。そこで、以下の3つのいずれかを行います。
1.いずれのレバーも引かない、2.シルバーのレバーを引く、3.アンバーのレバーを引く。
1.と2.はバッドエンドなのですが、一見の価値があります。3.を選択すると、物語は続きます。
部屋の奥のイスに座り、再びドリームに旅立ちます。ここでは、イーシャの心をシーラスから解放するため、イーシャの思い出の品にアイコンの文脈が繋がるように移動させていきます。
イーシャの思い出の品は、イーシャのセレーニアガイドフィギュア(F)、ナラ・チェスセット(C)、ナラ・リンキングチャンバーの紋章(L)、アトラスとキャサリンの写真(P)、トマーナの接続書(B)、です。これを以下の順に移動させます(※は完成)。

1. L→C
2. B→L→B→P
3. L→C
4. B→L
5. L→C
6. F→C
7. C→F→C→L→C→L→C→L
8. F→P
9. C→F→C→F
10. C→F※
11. L→C→L→C
12. C→L→C
13. L→C→L
14. L→C※
15. P→B→L→B→P
16. B→P→B
17. B→L※
18. P→B※→P※

第2段階は、イーシャの学校の本(B)、ライフサポートシステム(S)、ワークショップチェア(C)、メモリーグローブ(G)、です。これを以下の順に移動させます(※は完成)。

1. C→G→C→B
2. G→S→G→S
3. G→C
4. S→G→C→G→S→B※→C※
5. G→S→G
6. S→G→S
7. G→S→G
8. S→G※→S※

後は、イスから立ち、ムービーを見れば、ゲームの終了です。

Load Game
セーブデータをロードします。

Save Game
ゲームをセーブします。本作では、いつでもどこでも10個までセーブデータを作ることができます。本作では、1ヵ所を除いてゲームオーバーはありませんが、複数のセーブデータを作ることをお奨めします。

Options
ゲームの各種設定を変更できます。画面は明るめに設定しておきましょう。

Help System
ゲームの謎解きに関するヒントが見られます。マップ上でヒントが見たい居場所を選んでから、ヒントの内容を選んでヒントを見ます。

Credits
クレジットが見られます。

Xbox Live
Xbox LIVEにサインインして、フレンドのプレイ状況を確認できます。

【GRAPHICS】9
「MYST」シリーズ第4弾となる本作ですが、本作でもすっかりお馴染みの「MYST」ワールドを構築しています。
CGによる幻想的で美しい独特の世界は本作でも健在で、「MYST」世界固有の動植物を眺めたり、不思議な形をした機械を操作したりして、各エイジ内を楽しみながら探索することができます。
本作がCGで構築されているとはいえ、動植物が動いたり、機械を作動させられたり、鳥や蝶のような生物が飛び回っていたり、水面が波打っていたりするため、単なる1枚絵にすぎないというわけでもありません。
また、行き先で突然、他の人物が現れることがあり、これまでのシリーズよりも人間臭さを増しています。
更に、本作では、アミュレットが光ってムービーを見ることができる場面が少なくはないのですが、その際のムービーはあまり意味のないものも含まれており、ヒントというよりもゲームとしての深みを持たせる意味もあるようです。
これらの要素が、ゲームに奥行きを持たせることに貢献しているのは確かでしょう。

【SOUND】9
ドルビーデジタルです。「MYST」シリーズでは、音もプレイに大きな影響を及ぼし、音そのものや音の方角が謎解きのヒントになります。
本作でも、それは継承されており、ゲームのクリアに音の要素は欠かすことができません。
もちろん、「MYST」世界ならではの効果音は神秘的で魅力的なもので、世界観を形作るのに大いに役立っています。
また、本作ではナレーションが大幅に増えており、各キャラクターの日記は、それぞれのキャラクターが音読しています。
日記は、重要なものからゲームの進行には影響しないものまでさまざまですが、無機質になりがちな日記を音読してくれるのはありがたいものです。
各キャラクターの演技も、少し大げさなところはありますが、おおむね良好だと言えるでしょう。

【CONTROL】7
「MYST」シリーズのシンプルな操作性は本作でも引き継がれており、左スティックで移動方向を選び、Aボタンでその方向に移動するというのは同じです。
もちろん、本作でも、「フリールック・ムーブメント・システム」という、あらゆる場面で360度見渡すことができるというシステムは採用されています。
ただ、惰性で自分が考えているよりも行きすぎてしまうことがあるため、移動範囲をもう少し調節できるようになっていた方が良かったとは思います。
本作でも、遠距離の移動は面倒なことがままあるのですが、本作では「THE ZIP MODE INTERFACE」の採用により、同じエージ内の主要ポイントに瞬時に移動することができます。これにより、移動の面倒が軽減されています。
また、本作では方向パッドが有効活用されており、上で「THE CAMERA」システムの起動、下で撮った写真の閲覧、右で「THE ZIP MODE INTERFACE」の閲覧を行うことができます。
元々、操作のシンプルなシリーズですから、これらによって操作が複雑になるということもありません。
ただ、CGならではの不便さもあり、移動の際に一気に進んでしまうというのは、やはり、操作のしづらさや移動した先の場所の分かりにくさには繋がっています。
「MYST V」が「Xbox 360」で発売される際には、フルポリゴンを採用してもらいたいところです。

【GAMEPLAY】8
「MYST」には、「MYST」だけが持つ独自の世界があります。その世界をより強固に構築していくことこそ、「MYST」シリーズに課せられた使命なのです。
「MYST」において大事なこととは、新たな世界を築き上げていくこと、アイデアいっぱいでいて理不尽ではない謎解きを提示することでしょう。
そういった意味では、本作も進化していると言えなくはありません。本作の場合、謎解きのアイデア自体は、新たなものが登場しています。
中盤あたりまでは「MYST」らしい謎解きが数多く登場するのですが、終盤近くでマングリーを移動させる音の謎解きや”ドリーム”でのパズルなどは、新たな謎解きの部類に入ることでしょう。
そして、「MYST」では謎解きするのにメモを取らされたり、謎解き自体が難しすぎるということが珍しくはなかったのですが、本作ではそうした状況に配慮してか、「THE CAMERA」と「HELP SYSTEM」を新たに採用しています。
これらは本当に重宝するもので、これらの存在により攻略本を買わずとも本作をクリアできるようになってすらいます。
ただ、「HELP SYSTEM」に関しては、便利なシステムではあるものの、本作は謎解きが中心になるアドベンチャーゲームであるだけに、プレイヤー側が慎重に利用しないと本作を堪能できないおそれがあるため、プレイヤー側の忍耐力が試されるシステムでもあります。

【LONGEVITY】8
「MYST」シリーズとしては、前作同様のボリュームを持っています。ただ、前作と本作で異なるのは、「HELP SYSTEM」を持っているかどうかという点です。
本作では、本作独自の言語であるドニ語の解読や、エンディング直前の”ドリーム”の英語を理解した上での謎解きなど、やっかいと思えるものが少なからずあります。
これらに果敢にチャレンジするのであれば、相当の時間を必要とすることでしょうし、「HELP SYSTEM」を適切に使うのであれば、それなりの時間でクリアすることになると思います。
もちろん、最初から「HELP SYSTEM」を駆使すれば、かなり早い時間でクリアすることができますが、これを考える人は極めて稀だと思います。
ここでは、「HELP SYSTEM」を適切に使うと考えて、「8」ということにしておきます。

【OVERALL】9
本作は、これまでの「MYST」シリーズが持つ独自の世界を継承した上で、「THE CAMERA」や「HELP SYSTEM」を採用することで、誰もが謎解きに詰まらないようなシステムを採用しています。
謎解き自体は少し面倒なものがあるのは確かなのですが、この「HELP SYSTEM」により、その煩雑さから解放されるのは確かでしょう。
「MYST」シリーズは人を選ぶ作品には違いないのですが、本作ではこれらのシステムを採用したことで、ちょっと興味があるという人でも、あまり構えずにプレイすることができる作品になっていると思います。

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