「hacheey 空気清浄機」購入して半月以上経ちましたのでレビューします。Amazon.co.jpで買ったのですが、商品名のところには「空気清浄機 小型 脱臭 集塵 除菌 空気清浄器 静音 マイナス イオン発生機 タバコ ペット 生活臭 花粉 PM2.5 ホコリ 対策 4段風量設定 15畳-25畳 微粒子99.9%除去可 卓上/車載/オフィス/玄関/トイレ適用 省エネ タイマー機能付き PSE認証済み HEPA/活性炭フィルター搭載 日本語説明書」と機能・内容が満載されています。
空気清浄機は、臭いが気になる時だけ動かす「ツインバード タイマー付空気清浄機 AC-4354」がかなり前から家にあるのですが、外からたばこの臭いが猛然と漂ってきて部屋の中にそれが充満して気分が悪くなる時期があり、その際に「Panasonic ナノイー発生機 ホワイト F-GME15-W」をAmazon.co.jpで1万2184円で購入しました。
ナノイーは、2010年10月13日から使っており、1度、保証期間内に故障して修理しました。それ以来、順調に動いていたものの、この1年ほどは日に何回かは止まってしまうようになりました。
それが完全に壊れてしまい、修理に出しても1万円ぐらいはかかりそうだし、ナノイー発生機で7畳までしか対応しないし、たばこの臭いが部屋に充満することもとっくになくなったし、そもそも空気清浄機が不可欠なほどの空気の汚れも感じません。
そんなわけで、空気清浄機をリサーチしつつも、1ヵ月ぐらいは放置していました。しかし、テレビを消すとパソコンは静音で部屋がシーンとなって落ち着かないし、空気清浄機の上に乾きにくい洗濯物を干して下から乾かしていて、別の意味で空気清浄機が必要だと感じるようになりました。
そこで、例によって、Amazon.co.jp、楽天市場、価格.com、家電量販店の通販サイトはもちろんのこと、Amazon.com、eBay、AliExpressなどの海外サイトまで、何十時間も調べ、ある程度は候補が絞られました。
条件は、本体価格が1万円ぐらいまで、適用床面積が15畳以上、年間消費電力が24時間稼働で弱風なら1200円以下、フィルターが長寿命、あまり大きくなく送風は上向き、色は白、加湿機能は不要、といったところです。
何十時間も調べて分かったのは、日本とアメリカでは適用床面積やフィルター寿命の基準が異なるということです。簡単に言うと、日本製品よりもアメリカ製品やアメリカ基準の中国製品の方が適用床面積やフィルター寿命は厳しめで、日本で使う場合には仕様の数値よりも多めに考えて良く、特にフィルター寿命に関しては日本は土足ではないことから倍以上は持ちそうです。
有力候補になったのは、日本製ではシャープの「FU-J50」と「FU-H50」で、年度の違いで型番が違うだけの同一製品です。空気清浄機としては23畳まで対応するのと、年間電気代が静音なら600円強、フィルターは10年間交換不要というのが魅力です。
ただ、価格が1万5000円以上で、プレフィルターは1~2ヵ月ごとに交換が必要で、100円ショップのエアコンフィルターで代用しても年間750円前後はかかりそうだし、サイズもコンパクトとは言えません。
アメリカ製ではLevoitの「LV-PUR131」で、日本代理店がAmazon.co.jpで9990円で発売しており、クーポンで500円引きになります。20畳まで対応し、フィルター寿命は6~8ヵ月ですが、前述したように、20畳は軽く超え、フィルターも1年半以上は持ちそうです。
サイズが「FU-J50」と「FU-H50」よりわずかに小さい程度なのがネックだったものの、この時点では「LV-PUR131」が最有力で、セールで8000円を切ったら買おうと考えていました。
中国製でもサクラのレビューに注意しつつ何点か候補に挙げていたのですが、その中で今回購入した「hacheey 空気清浄機」が7580円のところセール特価で5516円になり、1000円OFFのクーポンも適用され4516円になった上、交換用フィルターも2350円がセール特価で1200円になったため、購入することにしました。もっとも、このセール自体は期間をおいて繰り返しやっているようです。
また、同一の製品がバッジだけを替えて何社からも販売されており、その分、レビューも多く見ることができるし、6000円台前半が安値の相場だということも分かり、4516円ならかなり安いということになります。
そこで、11月18日に注文し、20日に到着し、さっそく使い始めました。パッケージ内容は、hacheey 空気清浄機、集塵・脱臭一体型フィルター(本体に内蔵)、ACアダプター(PSE認証済)、日本語取扱説明書(保証書一体)です。
本体は化粧箱の中でビニール袋と緩衝材でしっかりと守られて傷などもなく、フィルターもビニール袋に入れられ、取扱説明書もきれいな紙に正確な日本語で書かれと、第一印象はかなり好感が持てました。スペックは、以下のようになります。
定格出力: 24W
定格電圧: 12V
定格電流: 2A
サイズ: 21×21×31cm/本体重量: 2.5kg
風量: AUTO、MID、HIGH、SLEEP
マイナスイオン濃度: 500万ions/㎤
粒子状CADR数値: 100㎥/H
CARD風量 :150-300㎥/H
運転音レベル: 30-55dB
お勧め畳数: 15-25㎡/~15畳
フィルター使用寿命: 2000時間
空気品質表示:
緑ランプ(空気質指数: 0-50)
青ランプ(空気質指数: 51-100)
赤ランプ(空気質指数: 100以上)
CADRは1分間あたりに供給する清浄な空気の量を表した指標で、適用面積は規定の粉塵濃度(タバコ5本分の煙に含まれている粒子成分とガス成分)の汚れを30分で基準値以下にできる部屋の広さです。商品名では「15畳-25畳」となっていますが、お勧め畳数はサイズ的にも15畳までということでしょう。
また、定格出力は24Wで24時間稼働すると年間電気代は5700円ぐらいになりますが、強モードが24Wということで、「FU-H50」(強(49W): 1万1680円、中: 3066円、静音: 620円)と比較しても、明示されていない中モードは3分の1ぐらい、スリープモードなら10分の1ぐらいにはなりそうです。
フィルター寿命は6~12ヵ月程度で、2000時間正常動作するとタイマーボタンが赤点滅して交換時期を知らせてくれますが、実際には1年以上、部屋の空気がそれほど汚れていないなら2年ぐらいは持ちそうな気がします。
サイズは買い替える「Panasonic ナノイー発生機 ホワイト F-GME15-W」とほぼ同じで、デザインは丸く尻すぼみなのに対し四角く末広がりな安定感があるものになります。背面にホコリセンサーがあるため、壁にピタッとつけては置けませんが、あまり神経質になる必要もないと思います。
汚れた空気は下側360度から吸引し、上側からきれいな空気やイオンを発生します。フィルターは、4階層浄化機能があり、隙なく空気の汚れを除去します。
濾過用プレフィルターは、掃除しにくいホコリ、ペットのぬけ毛やPM10などの大きな粒子を捕集。
集塵用12HEPAフィルターは、PM2.5、花粉、カビや細菌、胞子など0.1μmまでの微粒子を約99.7%浄化。
脱臭用ハニカム構造活性炭フィルターは、ペット臭、タバコ臭などの臭粒子を除去し、ホルムアルデヒドとアンモニア臭までも約99.9%吸収。
殺菌フィルターは、大腸菌や黄色ブドウ球菌などの空気で浮遊する菌やウィルスを死滅し、病原から大切な身を守ります。
モードは、上面の電源ボタンを繰り返しタッチするだけで4つのモードを順に選べます。
オートモードは、通常は選ぶモードで、部屋の状態をホコリセンサ一で感知し、「弱」(=
「スリープ」)、「中」、「強」の風量を自動で切り替えて運転します。静かに使いたい時にも選びます。
中モードは、帰宅など空気の汚れが気になる時に選びます。
強モードは、空気を早くきれいにしたいときに選びます。
スリープモードは、夜間など空気の汚れが少ない時、または静かに使いたい時に選びます。
上面外周で光るブルーのLEDとイオンの発生は、設定ボタンを押すことで両方オンにしたり、片方だけオンにしたり、両方オフにしたりできます。
タイマーモードは、タイマーボタンを押すことで、1、4、8時間の3段階のOFFタイマーを選べます。
「弱」(=「スリープ」)だと音が聞こえないほど静かで風も微風で、テレビを消すと部屋がシーンとなる状況は変わりませんが、洗濯物を乾かすのにはわずかながら貢献しています。もっとも、「中」だと音も風もけっこう強くなり、「強」だと音も風もかなり強くなります。
「そもそも空気清浄機が不可欠なほどの空気の汚れも感じません」と書きましたが、「オート」だと24時間換気システムの吸気口から1mぐらいのところに置いているからか、1時間に1回程度のペースで5~10秒ほど「中」か「強」に切り替わります。
空気清浄機の前を横切ったり、真上にあるカーテンを開け閉めしたり、隣接するキッチンで料理を作ったり、といった際にも、反応する場合があります。また、石油ファンヒーターの隣に置いてあるので、点けたり消したりした際の灯油臭に反応することもあります。
夏場で日中は窓を開けっぱなしにするような状態なら、外からほこりやたばこ・食べ物の臭いなどが入ってきやすくなるので、この頻度はもう少し上がるもしれません。そういう意味では、夏場が本領発揮ということになりそうです。
LEDは、ブルーでも濃いブルーでそんなに明るいわけではなく、夜中に点灯しておいても、光に対してかなり神経質な人でもない限り、まぶしいと感じることはないはずで、暗めの常夜灯といった感じです。
このように、「そもそも空気清浄機が不可欠なほどの空気の汚れも感じません」状態なので、体で感じられるような恩恵は乏しいものの、洗濯物を乾かすのにはわずかながら貢献しているし、夜中に青く光っているのは心地良いし、24時間稼働の空気清浄機はあって当然な家電製品になっているので、そうした意味での安心感は得られています。
【2021年7月16日追記】
フィルター寿命は6~12ヵ月程度で、2000時間正常動作するとタイマーボタンが赤点滅して交換時期を知らせてくれますが、実際、そのタイミングで2、3度タイマーボタンが赤点滅しました。
最初はフィルターはほとんど汚れておらず、タイマーボタンの赤点滅をリセットしてそのまま使いました。その後、2度ぐらいはフィルターを掃除機で掃除して事なきを得ていました。
ただ、2021年7月に入ってからのタイマーボタンの赤点滅では、フィルターがけっこう汚れて目詰まりしており、掃除機などでの掃除では汚れが取れませんでした。
そこで、本体と同時に買っておいた予備のフィルターと交換したところ、風量も「AUTO」で基本「弱」なりの風が感じられるようになりました。
2年は持たなかったものの、1年半以上は使えたのだから、まずまずだったかなと思います。次に備えて交換用フィルターを買っておくか、フィルターがダメになったら本体を買い替えるか、悩みどころです。
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