椅子・ごろ寝・屋外もOKで2000円しない「ゼピール どこでもあったかマット」レビュー

「ゼピール どこでもあったかマット」(DAM-B10K-NV)を2023年12月27日にAmazon.co.jpで1980円で購入し、毎日のように使って1ヵ月以上が経過したのでレビューします。
「ゼピール どこでもあったかマット」は、100cm×40cmのあったかマットで、座面部と背面部にヒーターが内蔵されており、定格消費電力10Wで、強温なら45℃、中温なら42℃、弱温なら39℃、に温かくなります。
附属品は、80cm×40cmのひざ掛け部、電源アダプター、USBタイプA(入力)-USBタイプB(出力)の電源コード、収納袋、になります。
背面部上部にはイス固定ゴムが付属しており、ACアダプターで給電して、椅子や座椅子に固定して使ったり、2人掛けの長椅子に横向きにして使ったり、床に敷いてごろ寝に使ったりもできます。
また、USBタイプBのUSB端子が備わっており、本体定格入力がDC5V、2Aになっているため、付属の電源コードに5V、2A以上のモバイルバッテリーを接続して屋外で使用することも可能です。
ひざ掛け部は、座面部とスナップボタンで固定することができ、椅子や座椅子に装着して使ったり屋外で使用したりする際に熱を逃がしにくくすることができます。
さらに、本体には収納ポケットが付いているため電源アダプターや電源コードを収納することも可能で、収納袋でコンパクトに収納したり屋外に持ち出したりすることができます。

私は、40cm×40cmの「山善 電気ミニマット」と、26cm×32cmの「山善 ソフト電気あんか」も所有しています。
いずれも表面温度が45℃になり、電気代もそれぞれ1時間で、約0.4円、約0.11円と安く、シャワー後に洗面脱衣所の床に敷いて体を温めるのに重宝しています。
ただ、ゴロンと横になる際には、いずれか1枚では面積が狭すぎるため2枚を並べて使うのですが、使うたびに2枚並べてプラグに接続したり、それぞれがズレたりしないように気を遣うのが面倒です。
そんなわけで、寝転んだ際に肩から最低でもお尻までを1枚でカバーできる電気マットがほしかったのですが、1畳用のホットカーペットや電気敷き毛布だと大きすぎるし電気代も気になるところです。
そんな時に見かけたのが「ゼピール どこでもあったかマット」です。これなら、100cm×40cmとサイズもちょうど良く、強温なら45℃とそれなりに温かく、収納袋付きでコンパクトに置いておくことができます。
また、モバイルバッテリーに対応するということで、冬場の屋外でのスポーツ観戦や車中泊などの際にも重宝しそうです。
さらに、家電量販店だと3000円台半ばが相場なのに、Amazon.co.jpだとなぜか1980円(購入時)と激安で購入できるのも魅力でした。
そこで、値上がりする可能性も考えられることから、迷うことなく2023年12月27日に注文し、29日には到着してさっそく使い始めました。

製品は透明なプラスチックの直方体のケースに収められていたのですが、これが製品のサイズにピッタリのため、夏場の保存時にはこれに入れて置いておけそうです。
本体の素材はフランネルということですが、ネイビーは見た目で上質感があり、手触りもとても心地良く、縫製もしっかりとしており、全体に価格以上の高質さが感じられます。
ひざ掛け部も同様の素材で統一感があり、ここまで見ただけでもコストパフォーマンスの高さがうかがえます。
本体背面部上部のイス固定ゴムもしっかりとしたもので、本体座面部とひざ掛け部をつなぐスナップボタンも安っぽさがありません。
また、本体中央横側にある収納ポケット部も使いやすそうで気が利いていますし、そのすぐ横にあるUSBタイプBのUSB端子も強く主張することなく本体に溶け込んでいます。
ちなみに、USBタイプBのUSB端子の場所が分かりづらいという購入者レビューを見かけましたが、取扱説明書はもちろんのこと、パッケージ横にも書かれているので、それぐらいは目を通しておいてほしいかなと思います。
電源アダプターとUSBタイプA(入力)-USBタイプB(出力)の電源コードは、モバイルバッテリーにも対応しているからか別々のパーツになっています。このあたりも、よく考えて設計されているなと感じます。

さて、実際の使用感ですが、スイッチは、電源アダプター、電源コード、本体を接続し、電源コード途中にあるボタンを長押しすることで入ります。
強温(45℃)、中温(42℃)、弱温(39℃)のうち中央がデフォルトで、電源ボタンを押すごとに中温→強温→弱温→中温と切り替わります。
消費電力が10Wなので電気代的にも強温で問題ないと思いますし、強温でも体が密接している部分がじんわりと温まってくる程度なので、中温と弱温は低温やけど対策と長時間での使用が主になりそうです。
ちなみに、切り忘れ防止機能があり3時間で自動オフになるのですが、これも長時間での使用を想定してのものでしょう。
温かさが物足りないというレビューも見かけましたが、体が密接してしっかりと体重がかかっている状態でないと温かさを実感できないし、消費電力10Wということを考えても体がポカポカになることを想定されてはいません。

ひざ掛け部は、あくまでもひざ掛けで80cm×40cmのサイズしかないため、椅子や座椅子に座って使う際にもひざの上しかカバーしませんし、寝転んで使う際には明らかに小さいです。
それでも、ひざ掛けとして使う分にはないよりもはるかに暖かさをキープできますし、価格を考慮するとおまけとしても十分に立派です。
ただ、付属の収納袋は、不織布のような材質にグレーの筒型であることから、全般の上質感からすると少し安っぽく感じます。
家に置いておいたりクルマに積んでおいたりするにはいいのですが、人目に付く場所で持ち運ぼうという気にはなれません。
また、時間が経つとボロボロと破れてきそうな雰囲気も漂います。このあたりは、一般的な布の収納袋で良かったように思います。
それでも、この価格とサイズ、全体の上質感、モバイルバッテリー対応ということを考えると、コストパフォーマンスの高い製品なのは確かだと思います。

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