「トヨタモータースポーツフェスティバル2006」が、2006年11月26日、静岡県・富士スピードウェイで開催されました。
当日は、天気予報よりも早く、お昼から雨が降り始め、その後も降ったり止んだりのあいにくの天候となりましたが、大勢の観客で賑わったこともあってか、ドライバーたちも奮闘しスピンが続出、お祭り以上のヒートアップしたイベントとなりました。
もちろん、今年も同フェスティバルは盛りだくさんの内容で開催され、ラルフ・シューマッハーがトヨタTF106のデモランで迫力の走りを見せたり、阿部典史がヤマハYZR-M1で異種格闘技戦にチャレンジしたり、フォーミュラ・ニッポンやスーパーGTの模擬レースで熱戦が展開されたりしています。
そればかりか、F1のウィリアムズ・トヨタのテストドライバーが決定した中島一貴によるウィリアムズ・トヨタのお披露目走行、スーパーGTのレクサスSC430の2007年モデルの特別走行まで行われるというサービスぶりでした。
もちろん、パドックエリアの各種イベント、グランドスタンド裏の出店も、例年に劣らないほどの充実振りで、入場料も2000円(前売り1500円)の据え置き価格でした。そんな、2006年のイベントスケジュールは、以下の通りです。
◆レーシングコース
08:00~09:10 ネッツカップ アルテッツァシリーズ”KING OF ALTEZZA”最終戦
09:20~10:30 ネッツカップ ヴィッツレース チャンピオン戦
10:45~11:10 ウェルカムセレモニー
11:35~11:50 フォーミュラ・ニッポン(FN) スーパーバトル(トヨタエンジン搭載車による模擬レース)
11:50~12:00 トヨタ フォーミュラピラミッド
12:15~12:30 ドリフトエクストリーム(織戸学らによるドリフト走行実演)
12:45~13:15 異種格闘技戦
13:15~13:30 トヨタモータースポーツ(過去から現在)
13:30~14:15 F1スペシャルラン(ラルフ・シューマッハーによるトヨタTF106のスペシャル走行)
14:40~15:00 SUPER GT スーパーバトル
15:00~16:10 エッソ・フォーミュラトヨタシリーズ最終戦 決勝
その他 2シーターフォーミュラ同乗走行、サーキットサファリ(FN)、ピットウォーク、サーキットサファリ/タクシー(GT)
◆パドックエリア
メインステージ(MR-S”V EDITION FINAL VERSION”登場記念スペシャルトークショー、F1ドライバートークショー、TGDAドライバートークショー、GT300ドライバートークショー、TGDAドライバー握手会、フィナーレ)、車両展示、ヒューマンパビリオン(フォトセッション、サイン会、MotoGPトークショー、チーム監督トークショー、F1シミュレータードライバー対決、タイヤ交換体験、ゲーム体験、TMSFショップ、ドライバーズフォトギャラリー、ラジコンコーナー)、カートコーナー(カート体験、GTドライバーカート大会)。
◆イベント広場
出展エリア、飲食コーナー、グッズ販売コーナー、インフォメーション、キッズパラダイス、キッズ体験コーナー。
◆ショートサーキット
レーシングカー同乗体験、ドリフト同乗体験、トップガン同乗体験
◆モビリタ
トヨタドライバーコミュニケーション講習メニュー体験会
異種格闘技戦は、富士スピードウェイのストレートだけを使った、いわゆるゼロヨンが勝ち上がり形式で行われました。最初がスーパーGTのレクサスSC430対F3で、F3の僅差勝ち。
次が、F3対MotoGPのヤマハYZR-M1で、ヤマハYZR-M1の快勝。決勝戦がトヨタTF106対ヤマハYZR-M1で、トヨタTF106の圧勝となっています。
2005年とはまた違った異種格闘技戦となり、雨中での走りとはなったものの、なかなか興味深い戦いとなりました。
イベント全般としては、昨年に引き続き楽しめるものでした。しかし、ピット2階で行われていたロボットの展示がなくなったことや、相変わらずベンチなどの休憩場所が少ないのは同フェスティバルとは関係ないとはいえ、残念なところです。
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