2014 FIA 世界耐久選手権 第5戦「富士6時間耐久レース」(2014.10.10)

2014 FIA 世界耐久選手権 第5戦「富士6時間耐久レース」の公式練習を見るために、2014年10月10日に富士スピードウェイに行ってきました。
FIA WECは、2012年にFIA(世界自動車連盟)が「ル・マン24時間レース」を主催するACO(フランス西部自動車クラブ)と協力して立ち上げた世界選手権です。
公式練習は、1回目が11時~12時30分、2回目が15時30分~17時。実はこれ、1回目のスタート時間と2回目の終了時間が決勝のスタート時間とゴール時間と同じになっており、おそらく、気象条件などのシミュレーションがしやすいように合わせたのではないかと思います。
さて、当日は、晴れ、23度と、半袖のTシャツでも過ごせるぐらいの気候で始まり、秋のレース観戦としては絶好のコンディションとなりました。
ちなみに、終了間際は、曇り、20度ぐらいだったので、その上に1枚羽織るのがベストでした。

私は、午前中は例によって写真撮影中心で、クルマをP12に駐車し、イベント広場をざっと見てから、プリウスコーナー、ダンロップコーナー、300R、アドバンコーナー(ヘアピン)と、写真を撮りながら回りました。
その後は、パドックをうろつき、「Orizuru」内のショップに寄ってから、クルマに戻って昼食。
イベント広場は、金曜日は例によって設営中のところも多かったのですが、アウディブース、ポルシェブース、マツダブースなどは既に車両が展示されていて、間近で見ることができました。
午後は、最初から最後まで1時間30分ずっと1コーナーで見ていたのですが、各メーカーがロングランテストを行ったため楽しかったです。
アウディ、トヨタ、ポルシェは、それぞれが2台ずつでほぼまとまって走っていたのですが、アウディとトヨタは接近して走り、ポルシェは半周ほど離れていました。
アウディは始まってすぐにタイムアタックして1分27秒台を出し、その後はタイムを抑え気味にしてロングランテストに突入。
トヨタは、そこまでの速いタイムこそ出さなかったものの、ロングランテストのペースはアウディ、ポルシェよりも速いものでした。

序盤で、トヨタ2台がアウディの2号車と実戦さながらのバトルを繰り広げ、2号車をかわすと、続いて1号車も抜かしました。
さらに、半周ほど先行していたはずのポルシェ2台にも迫って追い越しています。
その後は、テストだけにピットインのタイミングも異なっていたのですが、ずっと1コーナーで見ていようと思わせるほどの面白さでした。
また、アドバンコーナーで、フェラーリ同士の接触でフルコースコーションになったのですが、全車が80km/hで走行するというもので、なかなか興味深かったです。
これを使うと、トラック上に止まる限りは、すべてのクルマの間隔が変わることなく、安全なスピードで走行できるため、とてもいいシステムだと思います。
日曜日の天候は、最新の予報では降水確率30%で、うまくいけば雨も降ることなくレースできそうです。今回は、天候に左右されない3メーカーの激突が見られそうで楽しみです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました