2017 FIA世界耐久選手権 第7戦「富士6時間耐久レース」(2017.10.13富士)

「2017 FIA世界耐久選手権 第7戦「富士6時間耐久レース」」の公式練習を見るために、2017年10月13日に富士スピードウェイに行ってきました。
FIA WECは、2012年にFIA(世界自動車連盟)が「ル・マン24時間レース」を主催するACO(フランス西部自動車クラブ)と協力して立ち上げた世界選手権です。
公式練習は、1回目が11時00分~12時30分、2回目が15時30分~17時と、1回目のスタート時間と2回目の終了時間が決勝のスタート時間とゴール時間と同じになっています。気象条件などのシミュレーションがしやすいように合わせているのではないかと思います。
さて、当日は、あいにくの天候となり、1回目が行われた午前中は小雨と霧雨、2回目が行われた午後は本降りで霧、となり、秋晴れとはいきませんでした。

それでも、手がかじかむというほどでもなく、主に写真を撮っていた午前中は長袖のTシャツに長袖シャツ、1コーナーで観戦していた午後はそれに厚手のパーカーをまとっていました。
通常、こういう天候だと、ドライとなる予選や決勝のデータがとれない、クラッシュして決勝が走れない危険性がある、ということで走行する車両は少なくなるものなのですが、2017年に関しては3日間とも雨天が予想されていたため、各車積極的な走行を繰り返しました。
見ている方も、ほとんど誰も走行しない路面を眺めているだけということがなく、エキサイティングな走行を楽しむことができました。
午前中は、特にドライと変わらない数の車両が走り、各クラスとも白熱した走りが堪能でき、WECらしいフルコースイエローによるスロー走行も見られました。

午後は、ヘビーレインとなったものの各車走行を開始しましたが、15時44分にビタリー・ペトロフが乗る25号車オレカ07・ギブソンが100Rのアウト側でクラッシュし、セッションが赤旗中断されます。
このクラッシュにより壊れたタイヤバリアの修復と、この間に強まった雨でセッション再開時間が遅れ、最終的に16時35分まで中断が長引きました。
再開後は、徐々に走行車両が増え、霧とウエットの中で水煙を上げながらの迫力ある走行が楽しめました。
結局、LMP1は午前中はポルシェで午後はトヨタとトップタイムを分け合い、予選、決勝が楽しみになりました。  

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