2017 アジアン ル・マン・シリーズ第2戦「4 hours of FUJI」(2016.12.4富士)

2017 アジアン ル・マン・シリーズ第2戦「4 hours of FUJI」を見るために、2017年12月4日に富士スピードウェイに行ってきました。
アジアン・ルマン・シリーズは、「ル・マン24時間レース」などのFIA世界耐久選手権(WEC)を頂点に、ヨーロッパ、アメリカ(2013年で発展的終了)、アジアで開催されている耐久レースシリーズのひとつです。
日本では、「ジャパン・ルマン・チャレンジ」が2006年と2007年に開催されていて、私も2007年に練習走行を見に行きましたが、思いのほか参加車両が増えず、残念ながら2シーズン限りで終了しています。
ル・マン・シリーズは、各地域で参加車両に微妙な違いがあるのですが、アジアン・ル・マンは、2009年から紆余曲折を経ながらシリーズを続け、2016-2017年は2016年10月から2017年1月にかけて全4戦が開催されます。
珠海(10月28-30日、中国)、富士(12月2-4日、日本)、ブリーラム(1月6-8日、タイ)、セパン(1月20-22日、マレーシア)、を転戦して行われます。
カテゴリーは、LMP2、LMP3、GTの3カテゴリーで、LMP1がない替わりに、WECではまだ登場していないLMP3が楽しめます。

私が見に行った2014年の富士はわすが7台のエントリーにGT AMのランボルギーニ・ガヤルド2台が追加されて9台でしたが、2017年はGTカップのポルシェ911GT3カップ1台を加えて27台と、レースとして十分に楽しめる台数になっています。
それでも、2014年同様に入場料が2000円で駐車料金は入場料に含まれ、パドックフリーで併催のインタープロトに関しては決勝のスターティンググリッドにも入れるということで、国をまたがるトップクラスの大会としては破格の好条件です。しかも、近隣住民は証明書を見せれば無料で入場できます。
決勝当日は、事前予報の雨も心配されたのですが、レース終了少し前までは好天で、11月からの流れを引き継いで厚着をしていると暑いほどでした。
私は、インタープロトが始まるのに合わせて余裕を持って出かけ、9時30分に着いたのですが、2014年同様に空いていて、お客さんの入りとしては、スーパーフォーミュラの平日のテストよりも少ないぐらいです。

クルマもSUPER GTやスーパーフォーミュラの平日のテストのように、パドックこそ当然無理だったものの、どこにでもとめることができました。私は、グランドスタンドとパドックの行き来に便利なイベント広場にクルマをとめ、ここを拠点にしました。
イベントは、パドックで行われていて、ここはそれなりのにぎわいを見せていました。また、場内実況も場内テレビもあり、お客さんも出店も少ないということを除けば、SUPER GTに遜色ないレースイベントとなっていました。
オフィシャルプログラムも、2014年同様に600円と、一般的な1000円に比べると安く、厚みは少し薄いものの広告を除けば実質的なページ数はそれほど見劣りせず、リーズナブルでした。
サポートレースのインタープロトも、中山雄一、石浦宏明、平手晃平、松田次生、ロニー・クインタレッリ、安田裕信、佐々木大樹、檜井保孝、坪井翔、というトップドライバーが出場し、見ごたえのあるレースが楽しめました。

アジアン ル・マンシリーズは、LMP2が4台、LMP3が9台、GTが13台、GT3カップが1台、合計27台の出走で、LMP2の予選タイムが1分32秒646から1分33秒771と拮抗しており、白熱した優勝争いが期待されました。
LMP3はトップが1分36秒054ですが、GTのトップが1分37秒083でLMP3上位6台に続いており、LMP3の下位はレースではGTと入り混じっての走行になることが予想されました。また、GTには、多くの日本人ドライバーが参戦しています。

レースは、ローリングスタートで始まったものの、いきなりフルコースイエローでペースカーの先導となり、LMP2勢も序盤でピットインするなど、中団こそ団子状態だったものの、優勝争いはややばらけた展開となりました。
私は、スタートから45分ぐらいはピットビル屋上で見ていたのですが、それ以降は、コカ・コーラコーナー、アドバンコーナー(ヘアピン)、ダンロップコーナー、アドバンコーナー(ヘアピン)と徒歩で2時間近くかけて写真を撮りながら移動し、細かな情報は場内アナウンス頼みでした。
最後の1時間は、ピットビル内の部屋の中でレースの流れを追いつつ観戦していました。表彰式は、表彰台のすぐ下に移動し、表彰台を見上げる形で楽しみました。

レース結果は、LMP2がレースパフォーマンスのオレカ03Rジャッドが138周を走って優勝、LMP3はトックウィズモータースポーツのリジェJSP3が132周を走り総合6位で優勝、GTはDHレーシングのフェラーリ488GT3が133周を走り総合5位で優勝、しています。完走は22台でした。
レースも、プロフェッショナルで、参加台数も、2014年の3倍と盛り上がって充実していて、2000円でこれだけ楽しめれば、行って良かったと思います。
スケジュールが流動的なため、2018年の開催スケジュールは予想できないのですが、2018年も全般にほぼ同様なら、ぜひ見に行きたいと思います。

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