「2018-2019 アジアン・ル・マン・シリーズ第2戦 富士4時間耐久レース」(2018.12.9富士)

「2018-2019 アジアン・ル・マン・シリーズ第2戦 富士4時間耐久レース」を見るために、2018年12月9日に富士スピードウェイに行ってきました。
アジアン・ルマン・シリーズは、「ル・マン24時間レース」などのFIA世界耐久選手権(WEC)を頂点に、ヨーロッパ、アメリカ(2013年で発展的終了)、アジアで開催されている耐久レースシリーズのひとつです。
日本では、「ジャパン・ルマン・チャレンジ」が2006年と2007年に開催されていて、私も2007年に練習走行を見に行きましたが、思いのほか参加車両が増えず、残念ながら2シーズン限りで終了しています。

ル・マン・シリーズは、各地域で参加車両に微妙な違いがあるのですが、アジアン・ル・マンは、2009年から紆余曲折を経ながらシリーズを続け、2018-2019年は2018年10月から2019年2月にかけて全4戦を開催。
上海(11月23-25日、中国)、富士(12月7-9日、日本)、ブリーラム(1月10-123日、タイ)、セパン(2月22-24日、マレーシア)、と、過去2年とほぼ同じスケジュールで行われます。
カテゴリーは、LMP2、LMP3、GTの3カテゴリーで、LMP1がない替わりに、WECではまだ登場していないLMP3が楽しめます。
2018-19年は、上海には参戦したジャッキー・チェンDCレーシングが富士には来ていないのが残念なところですが、それでも、LMP2が7台、LMP3が8台、GTが5台、と耐久レースとしてもまずまずの台数がそろいました。

また、入場料が2000円で駐車料金は入場料に含まれ、2018-19年は入場券があればピットウォークも決勝のグリッド入場もできるのが嬉しいところです。ちなみに、近隣住民は、証明書を見せれば入場無料です。
ただ、2018-19年は、決勝が行われる日曜日にはサポートレースはなく、アジアン・ル・マンだけの開催になります。そのためか、前年まで行われていたパドックでのイベントもありませんでした。
そのかわり、ピットウォークとグリッド入場が前述の通りで、場内実況も場内テレビもあり、SUPER GTやSUPER FORMULAに遜色ないレースイベントとなっていました。日曜日のスケジュールは、以下の通りです。

9:55~10:35 アジアン・ル・マン・シリーズ ピットウォーク
11:35~11:50 アジアン・ル・マン・シリーズ グリッド入場
12:00~16:00 アジアン・ル・マン・シリーズ 決勝

私は、ピットウォークが始まるのに合わせて余裕を持って出かけ9時30分には着いたのですが、クルマはパドックに近いP19にとめ、ここを拠点にしました。
オフィシャルプログラムは600円と、一般的な1000円に比べると安く、厚みは少し薄いものの広告を除けば実質的なページ数はそれほど見劣りせず、リーズナブルでした。

ピットウォークは、SUPER GTやSUPER FORMULA同様、チームがピット前にイスと机を出し、ドライバーがサインや写真などに応じていました。
また、チームにより、マシンとドライバーの写真やプロフィールなどが書かれたカードを用意し、そこにドライバーが流れ作業でサインを書き、希望者に配布していました。私も、もらえるだけもらいましたが、なかなかいいシステムだと思います。
グリッド入場は、15分と短めではありますが、参加台数も20台と手頃で、余裕を持って見たり写真を撮ったりすることができました。ただ、この頃から霧雨が降り始め、チームはタイヤを急遽用意するなど、タイヤ選択に頭を悩ませるようになります。

私は、スタートから15分ぐらいはピットビル屋上で見て、それから徒歩でレクサスコーナーに移動したのですが、雨にみぞれも混じるほど気温が下がり、コーナーの立ち上がりではリアが滑るほどになりました。
各チームも、いつピットに入るか、タイヤ選択はどうするか、悩んだようで、タイムにも差が出てきます。私も、立って見ているのも大変なので、ここからしばらくは、クルマでダンロップコーナーの外側に移動し、1時間半ぐらいは車内から観戦していました。
残り1時間ほどになると雨もほとんど上がってきたため、ダンロップコーナーの内側に移動し、写真を撮りながら観戦しました。また、レース終盤は、アドバンコーナー(ヘアピン)とピットビルの屋上で観戦しました。

LMP2とLMP3は、それぞれ2台で優勝を争う形になり、レースとしてはまずまず面白くなりました。結果は、LMP2がアルガーブ・プロレーシングの24号車リジェJS P2ジャッド、LMP3がユナイテッドオートスポーツの3号車リジェJS P3、GTがカーガイの11号車フェラーリ488GT3、がそれぞれ優勝。表彰式は、表彰台のすぐ下に移動し、表彰台を見上げる形で楽しみました。
レースもプロフェッショナルで、パドックフリーでピットウォークもグリッド入場もできて、2000円でこれだけ楽しめればコストパフォーマンスは高いです。翌シーズンも、ほぼ同条件での開催なら、ぜひ観戦したいと思います。

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