「Microsoft Game Studios タイトル発表会」が、2004年6月17日、東京・原宿で開催されました。
米国ロサンゼルスで今年5月に開催された「E3」(Electronic Entertainment Exposition)でマイクロソフトコーポレーションが発表したMicrosoft Game Studiosの「Xbox」向け新規ラインナップ12本の中から、日本向けに発売を計画している11本について、タイトル名と発売時期を発表したものです。
発表会は、丸山嘉浩執行役Xbox事業本部長のあいさつから始まり、坂口城治Xbox事業本部コンテンツマーケティンググループ シニアマネージャーの司会進行で全11タイトルが順次紹介されていきました。
「Blinx 2」は、開発元である大島直人アートゥーン取締役と松本卓也アートゥーン「Blinx 2」ディレクターによる解説と実技デモが行われています。前作では、ファンタジックな世界観の美しいグラフィックと、ハードディスクを利用した独自のタイムコントロールが話題となった「ブリンクス」ですが、それらにはより一層の磨きがかかっています。
また、不評だった視点の悪さやカメラワークは改善されているとのことです。更に、2人のプレイヤーで協力しながらプレイできる「2Pモード」と、最大4人までの対戦プレイができる「V.S.モード」も新たに加えられています。
プレイヤーが、タイムスイーパー(ネコ)とタムタム団(ブタ)のキャラクターの顔や身体、衣服、ユニフォームなどを自由自在にデザインすることも可能になっています。カメラワークと難易度は、適切なものになっていることを期待したいものです。
続いて、Microsoft Game studios 国内開発タイトル第2弾となる「ファントムダスト」も、解説と実機デモが行われています。同タイトルは、荒廃した近未来を舞台に超能力バトルを繰り広げる対戦アクションゲームです。
全部で300種類以上ある能力(スキル)を組み合わせて自分だけの超能力者を作成するとあって、解説と実機デモだけでは、面白さは今ひとつ分かりづらいものがありました。
その後は、残る9タイトルの映像による紹介です。RPGタイトルの「Sudeki」、「Fable」、「Jade Empire~翡翠の帝国~」、レア社の「Kameo: Elements of Power」、「Conker: Live and Reloaded」、アクションの「Uneral Championship 2: The Liandri Conflict」、「メック アサルト 2: ローンウルフ」、レースゲームの「Forza Motorsports」、看板タイトルの「Halo 2」。
最後に、マイク・フィッシャー業務執行委員Xbox事業本部マーケティング本部長の流暢な日本語によるあいさつで、発表会は締めくくられました。
なお、試遊台が用意されているタイトルもあったので、私は「Sudeki」と「Forza Motorsport」をプレイしてみました。
「Sudeki」は、GC「Summoner A GODDESS REBORN」みたいなタイトルかなと思っていたのですが、実際、システム面や操作性は似たような感じでした。
舞台となるのは、引き裂かれた世界「Sudeki」。剣、魔法、銃、格闘を使いこなす個性豊かな4人のキャラクターで戦う、ファンタジックな世界観のアクションRPGです。
プレイしたステージは、2人のキャラクターを随時交代して操作でき、戦闘や謎解きがあり、お互いの特徴を活かしながら進んでいきます。
グラフィックは細部にまで渡ってこだわっていますし、操作性もまずますでした。プレイ時間は、30時間~40時間はかかるとのことです。
「Forza Motorsport」は、「Xbox」の処理能力を最大限に活用し、エンジンやサスペンションはもちろん、タイヤ性能やエアロダイナミクスの影響まで高精度な挙動計算を実現したレーシングシミュレーターです。
試遊台では、架空の市街地とラグナ・セカをル・マン仕様のアウディで走ってみました。グラフィックは、ソコソコといった感じで、これから練り込んでいくのかなといったところです。
操作性と挙動は、コーナーの立ち上がりにパワーがかけづらい印象がありました。他のレースゲームの要領で立ち上がると、かなりの確率でテールが流れます。ここは、改善の余地があるように思いました。
コースでは、筑波サーキットが入れられるという発表がありましたが、これは日本サイドからの要望で、「グランツーリスモ」と同じ土俵で勝負したいという意図があるそうです。Xbox LIVEの対戦人数は未公表ですが、最低でも8人にはなるようです。
マイクロソフトの「Xbox」に関する発表会では、毎回のように楽しいおみやげをもらうことができます。私は、すべてに参加しているわけではないのですが、過去には「Xbox」のコントローラーをもらったり、紅茶のセットをもらったりしました。
そして、今回の「Microsoft Game Studios タイトル発表会」のおみやげは、なんと「ブリンクスどら焼き」だったのです。写真のように、ブリンクス(ネコ)とタムタム団(ブタ)の焼印を押したどら焼きで、ブリンクスの方が栗入りになります。
原材料は、小豆、小麦粉、砂糖、水飴、塩、栗、クチナシ、膨張剤。内容量は、ブリンクスが95g、タムタム団が90gです。製造者は、あの清風堂です。
ズッシリとした手応えで、おいしいどら焼きでした。「Blinx 2」も、ズッシリとした手応えがありそうですが、中身もおいしいといいですね。
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