【GENRE】
アクションRPG/サードパーソン
【PUB./DEV.】
マイクロソフト/CLIMAX
【RELEASE DATE】
2005/07/14
【OUTLINE】
ファンタジックで美麗な世界観が魅力のパーティ形式のアクションRPGで、1人から4人までのキャラクターでパーティを組んで物語を進めていきます。
SUDEKIは、2人の神が争い、光と闇に引き裂かれた世界です。戦いの後、光の世界・ハスキリアでは静寂が訪れ、平穏な時代が続いていました。
しかし、千年の時が流れ、闇の世界・アクロリアの侵攻が再び平和を脅かします。
ハスキリアの女王ルシカは、古き良き時代のイルミナに皇族の娘として生まれます。
しかし、父はなく、母もまた、重い病で苦しんだ末にこの世を去ってしまいます。両親の愛情なき彼女の人生は、どこか暗く深い影が落ちています。
そこに追い打ちをかけるかのように、アクロリア軍がハスキリアを侵攻、かつては平和で豊かだった国土が疲弊していき、彼女の治世を脅かします。
こうした状況下、彼女は国を守るために、女王として持てる力を自国防衛に投入しようとします。
そんなハスキリアに4人の勇者が現れます。戦士のナッシュ、王女のシャリス、科学者のエルコ、獣人のリニです。SUDEKIの未来は、彼らの手に握られているのです。
【GAME MODE】
Continue Game
セーブデータをロードします。本作では、複数のセーブデータを作れるため、最低でも3つぐらいは作っておきましょう。セーブは、エリア内にあるセーブポイントで行います。
New Game
ゲームを新しく始めます。本作は、3人称視点のパーティ形式のアクションRPGです。
パーティは、1人から4人の間で組まれ、パーティのメンバーは選ぶことができませんが、操作するキャラクターはいつでも任意に切り替えることができます。
フィールド内を移動し、人と話すことで新たなクエストが表示され、そのクエストを完了することが当面の目的になります。クエストには、メインクエスト、サブクエスト、ミニクエストがあります。
メインクエストは、ゲームを進めるために不可欠となるクエストです。
サブクエストは、必ずしも行う必要はありませんが、これを行うことでゲームを有利に進めることができます。
ミニクエストは、クエストとしては表示されないミニゲームのようなものですが、役立つアイテムや報酬をもらうことができます。
サブクエストとミニクエストは、積極的にNPCに話しかけなければ見つけることができません。
メインクエストは、SUDEKI内を大きく移動する必要があるものが多く、画面の左上のナビゲーションマップに白い矢印で進行方向が表示されます。
また、マップ内には黄色の矢印も表示され、そのエリアに入ってきた場所と方向が分かるようになっています。
エリア内では戦闘が起こることが多いため、戦闘終了後にエリアから出る方向が分からなくなることがなくなるというわけです。
本作のプレイアブルキャラクターは、以下の4人です。
ナッシュ
ナッシュの父は軍隊の任務を優先し、家族を顧みることがありませんでした。その父が不在の折、ナッシュの母と弟は敵によって命を奪われてしまいます。ナッシュは、愛するものを失い、父親に対する信頼もなくします。
そこで、強い戦士になって、父を見返してやろうと情熱をたぎらせます。しかし、ナッシュが衛兵学校を卒業後、精鋭師団の任務に就いた際の指揮官は、なんと疎遠となっていた父のアルロ将軍でした。
ナッシュの特殊能力は、強靭なパワーです。取っ手の付いたブロックなどを動かすことができます。
シャリス
シャリスは、ハスキリアの王女ですが、魔法使いとしても優秀です。彼女は、幼少の頃から既に秀でた能力を持ち、19歳になった今ではハスキリアでも最高の魔法の使い手になっています。
母親でもある女王ルシカと過ごすイルミナ城での生活は幸せに満ちており、宮廷では彼女が心を寄せる好青年の戦士ナッシュが訓練をしています。しかし、迫りつつある戦いが、彼女を巻き込みます。
シャリスの特殊能力は、魔法のディスペルです。黄色い妖精が舞っている場所で、1人称視点にしてその魔法を使うと、魔法をかけられていたオブジェクトを出現させたり、障害物を取り除いたりすることができます。
エルコ
エルコは、明晰な頭脳を持つ、ハスキリアでもトップクラスの若手科学者です。
不幸にも事故で片腕を失ってしまいますが、義手をわが腕のように使いこなして不自由のない生活を送っています。そして、不屈の意志を得て立ち直り、クリスタルの秘める魔法のパワーを発見します。
彼は、生まれ持った判断力と科学者としての緻密さを駆使して、イルミナを侵略から守るピースシールドを開発するため、クリスタルパワーの応用技術の研究に没頭します。
エルコの特殊能力は、ロケットパックです。ロケット燃料が確保できるところなら、ジェット噴射で空中を水平移動することができます。
リニ
リニは、人間と獣の両方の血が混じった獣人です。そのため、人間よりはるかに鋭い感覚と本能を持っています。リニは、彼女の種族が皆そうであるように、人間や科学技術への強い不信感を持っています。
しかし、大使としてイルミナ城を訪れ、シャリスやエルコと行動を共にすることで、人間への理解を深めるようになります。
リニの特殊能力は、鉤爪を使って壁などを登り降りできることです。ただし、リニがすべての壁を登り降りできるわけではなく、マークの付いた壁だけを登り降りすることができます。
本作では、各キャラクターは、ゲーム開始時にそれぞれの基本レベル値が設定されています。
キャラクターは、モンスターを倒したり、クエストを完了したり、難問を解いたりすることで、EXP(経験値)を獲得します。
レベルアップに必要なEXPを獲得してレベルアップすると、同時にアビリティポイントも獲得することができます。
獲得したAPは、キャラクターの4つのアビリティのいずれかに割り振るか、新たなスキルストライクを習得するのに使います。
4つのアビリティは、最大HP、最大SP、パワー、エッセンス、です。
HPは、キャラクターが受けることができるダメージ量です。
SPは、キャラクターがスキルストライクを使用できる回数を決めるものです。
パワーは、キャラクターの近接攻撃や遠隔攻撃力を示します。ナッシュとリニは近接攻撃を3人称視点で行い、AボタンとXボタン3連続の組み合わせによるコンボアタックも可能で、シャリスとエルコは遠隔攻撃を1人称視点で行います。
エッセンスは、スキルストライクの持続時間、ダメージや回復の効果、呼び出す精霊のパワーを決めるものです。
いずれも、その時点におけるキャラクターのレベルの範囲内で伸ばすことができ、最大で10段階まで伸ばせます。
基本的には、どのキャラクターも最大HPとパワーを中心に伸ばしますが、シャリスの最大SP、リニのエッセンスなども、それなりに伸ばしておくと安心です。
スキルストライクは、各キャラクターとも最終的には6種類習得しますが、シャリスの回復系スキルストライクのウィザードキスとヘブンスキュアーは、最も活用するスキルストライクです。
戦闘中、プレイヤーが直接操作しないキャラクターには、A.I.設定を施すことができます。攻撃(A)、防御(D)、回避(R)の3つがあり、防御はプレイヤーのキャラクターを狙う敵を攻撃させるものです。
このA.I.設定により、キャラクターに習得させたスキルストライクも、より有効活用することができるというわけです。
武器はキャラクターにより7種類から10種類、防具は各キャラクターとも3段階に成長します。武器には、攻撃力とクリティカル率の性能があり、複数のルーンを打ち込むことができます。
ルーンは、○タイプが5種類、□タイプが5種類あり、両方で2~3個、打ち込むことができます。ただし、いったん打ち込んだルーンはその武器専用となるため、フローリンと相談しながら打ち込む必要があります。
防具は、7種類のルーンがあり、3種類まで打ち込むことができます。防具のルーンは、成長とともに自動的に最新の防具に移行されます。
武器、防具とも、お奨めのルーンは、敵に与えたダメージの一定量を自らのHPとして吸収できるルーンです。
アイテムには、所持品とアイテムがあり、所持品は更に、取引き可能なもの、巻物、クエストアイテムに分けられます。
取引き可能なものは、街中にあるケーモの店や露天の商人に売ってフローリンと交換することができます。ケーモの店よりも商人の方が高く買い取ってくれますが、それぞれの商人に得意ジャンルがあるため、より高く買い取ってくれる商人に売る方がフローリンをたくさん稼げます。
巻物は、ルーンの秘密を解き明かすもので、巻物を所持品に加えることで、武器や防具に打ち込めるルーンが増えていきます。
クエストアイテムは、クエストの進行に必要な鍵や各種トーテム類です。アイテムは、回復系アイテムとアビリティ増加アイテムがあり、アビリティ増加アイテムはクエストの進行に詰まったキャラクターに使うと有効です。
ゲームの流れは以下の通りで、エリアごとに大まかに分けました。クエスト名の次のカッコ内は、最初にそのクエストに遭遇するキャラクターで、サブクエストの場合は後回しにすれば、他のキャラクターで完了させられる場合もあります。
1. イルミナ城
光の帝国ハスキリアの中心にそびえるイルミナ城。帝国を支配する女王ルシカは、配下の技術者を総動員させ、城に併設させる形で巨大なクリスタルタワーを建造しています。
メインクエスト: 城門に集合せよ(ナッシュ)
ケーモの店で地図をもらい、正門を出て蒸気動力で開く門を抜け、跳ね橋を渡ってトンネルを通っていきます。
サブクエスト: 赤い鍵(ナッシュ)
ナッシュのお金を盗んだ悪ガキたち3人を捕まえて、赤い鍵を手に入れます。ブライトウォーターから戻った後、イルミナ城内で使えます。
ケーモの店の横の大きな扉から海岸のバルコニーに出て、突き当たりのはしごを下に降りた赤いドアの鍵で、タロスの塔に入れます。ついでに、ルシカの庭園にも寄っておきます。
2.イルミナ丘陵
イルミナ城周辺に広がる丘陵地帯は、農園や農村が点在する豊かで穏やかな土地です。しかし、最近は、黒い甲冑に身を包んだアクロリアの戦士たちが出没し、付近の農民を怯えさせています。
メインクエスト: イルミナ丘陵を開放せよ(ナッシュ)
イルミナ丘陵がアクロリア戦士の攻撃にさらされています。城からブライトウォーターまでの土地を敵の手から解放します。
サブクエスト: カリストンの祠(全員)
究極の武器を手に入れるために、世界中からウルフトーテムを探し出し、カリストンの祠に捧げます。現時点では、すべてそろわないため、終盤にまとめて捧げます。
3. ブライトウォーター
イルミナの外れに位置する、緑豊かで穏やかな村です。名物は灯台と魚で、住民の多くは漁師として漁業にたずさわっています。
メインクエスト: 王女を探せ(ナッシュ)
ブライトウォーターにいる王女シャリスに危険が迫っているため、デンジーの家にいる王女を探し出して安全を確保します。途中、アクロリアン ジークオーガとのボス戦もあります。
教会で70フローリン寄付すると、各地にある聖水盤でいつでも体力を全回復できるようになります。
サブクエスト: オリベテスの祠(全員)
究極の武器を手に入れるために、世界中からイーグルトーテムを探し出し、オリベテスの祠に捧げます。現時点では、すべてそろわないため、場所だけ覚えておいて、終盤にまとめて捧げます。
サブクエスト: サンダー ラーからの依頼(ナッシュ、シャリス)
ブライトウォーターのサンダー ラーのために、ブライトウォーターパールを集めます。最終的に10個まで渡すことで、カークリン ラーの鍵をもらえます。キャットトーテムがあります。
サブクエスト: レミのネックレス(ナッシュ、シャリス)
レミのネックレスをサンダー ラーが取ったので、取り返します。サンダー ラーにブライトウォーターパールを渡せばOKです。
サブクエスト: 積荷”油絵”を探せ(ナッシュ、シャリス)
ブライトウォーターのササン ミコのために、海岸で油絵を探します。
サブクエスト: 積荷”オウムの羽”を探せ(ナッシュ、シャリス)
ブライトウォーターの桟橋にいるキルクのために、ブライトウォーター海岸でオウムの羽を探します。
サブクエスト: 積荷”クリスタル電球”を探せ(ナッシュ、シャリス)
ブライトウォーター灯台守のジムのために、ブライトウォーター海岸でクリスタル電球を探します。
サブクエスト: 積荷”魚のエサ”を探せ(ナッシュ、シャリス)
ブライトウォーターの桟橋にいるメーサーのために、ブライトウォーター海岸で魚のエサを探します。
サブクエスト: 積荷”サスペンダー”を探せ(ナッシュ、シャリス)
ブライトウォーターのソルティドック亭にいるギャレックスのために、ブライトウォーター海岸でサスペンダーを探します。
サブクエスト: 積荷”招待状”を探せ(ナッシュ、シャリス)
ブライトウォーターの桟橋にいるティーボルのために、ブライトウォーター海岸で招待状を探します。
サブクエスト: 積荷”本”を探せ(ナッシュ、シャリス)
ブライトウォーターの桟橋にいるクィーグのために、ブライトウォーター海岸で「自己啓発本」を探します。
サブクエスト: 積荷”ユリの球根”を探せ(ナッシュ、シャリス)
ブライトウォーターの教会の墓地に花を咲かせようとしているシェリーのために、ブライトウォーター海岸でユリの球根を探します。
サブクエスト: キルクの依頼(ナッシュ、シャリス)
ブライトウォーター桟橋にいるキルクのために、釣り針にする羽虫の針5個を集めます。750フローリンもらえます。
4. イルミナ丘陵
メインクエスト: 王女を護衛せよ(ナッシュ、シャリス)
王女シャリスをイルミナ城まで連れ帰ります。
5. イルミナ城
メインクエスト: アルロ将軍を探せ(ナッシュ)
訓練場に向かい、アルロ将軍から新しい命令を受けます。
メインクエスト: 女王の間へ(ナッシュ)
女王の間へ速やかに報告に上がります。
サブクエスト: リカルドの依頼(シャリス)
女王お付きの仕立て屋リカルトが、女王の新しいコートを作るためにウォルフの毛皮5枚をほしがっています。1000フローリンもらえます。
6. イルミナ丘陵
メインクエスト: ナッシュを追え(シャリス)
ナッシュを追って、シャダニモーまで南下します。城を出たら、イルミナ丘陵のパーハム村に向かい、道沿いに進みます。
ミニクエスト: 羊追い(シャリス)
パーハム村の羊飼いのところで、1分14秒以内に羊10頭を柵の中に追い込みます。事前に羊を柵の近くに集めておきます。50フローリンか100フローリンを賭けます。
7. シャダニモー
孤高を尊ぶ獣人、シャダニ族の里です。名目上はイルミナの統治下にありますが、人間はめったに訪れず、歓迎もされません。
サブクエスト: モーの祠(全員)
究極の武器を手に入れるために、世界中からキャットトーテムを探し出し、モーの祠に捧げます。現時点では、すべてそろわないため、終盤にまとめて捧げます。
メインクエスト: キャリック ロアから許可をもらえ(シャリス)
キャリック ロアのテントを探し、モー寺院に入るための許可をもらいます。
サブクエスト: 分泌管のスープ(全員)
タミスタのために、スパイダーの分泌管を3個集めます。後ほど戻って渡すと、ラスターワイン3個をもらえます。
8. モー寺院
メインクエスト: 寺院を奪還せよ(全員)
モー寺院にはびこるモンスターを一掃します。ナッシュとシャリスは下から、エルコとリニは上から、それぞれの能力を駆使して寺院内を移動します。
最後は、リニひとりでボスのクィーンガーラと戦います。ここまででは1番本格的なクエストで、1時間30分ぐらいはかかります。
9. シャドウネクサス
時空の外に存在しており、石柱の遺跡に守られたポータルがいくつもあります。
メインクエスト: イルミナへの帰還(全員)
影の王国からイルミナへと戻る方法を探します。しばらく進むとヘクサムの家があるので、中に入ってヘクサムの話を聞きます。ヘクサムに話しかけると完全回復できます。
ボスのフォレック ロアを倒して、彼の墓にあるナビゲーションストーンを手に入れ、ポータルまで戻り、イルミナに帰還します。
サブクエスト: 渡し守の依頼(全員)
影の王国の渡し守・ピットのために、スピリットオーブ25個を集めます。獣人戦士を倒した後に残されたスピリットオーブ25個を集めて彼に渡すと、パーティ各人に新しい武器が用意されています。
25個ジャコメ(リニ)、50個バソリス(シャリス)、75個クロノス(エルコ)、100個プレイストーカー(ナッシュ)。
10. ブライトウォーター
メインクエスト: イルミナへの帰還(全員)
イルミナ城へ帰る移動手段を見つけます。ボート屋のキャスピンの嵐で流されたオールを、リニが鍛冶屋の近くで拾い、ボートを貸してもらいます。
11. イルミナ城
サブクエスト: アルロ将軍の依頼(全員)
アルロ将軍にシアンティンアイを3個渡すと、アルロの鍵を受け取れます。
メインクエスト: シャダニクリスタルを取り付けよ(全員)
ひととおり探索したらイルミナ城に戻り、機械室で待っている科学者にクリスタルを渡します。
メインクエスト: 女王の勅命(シャリス)
女王のもとへ早急に向かいます。
12. イルミナ丘陵
メインクエスト: トランセンティアのクリスタル(シャリス、リニ)
イルミナ丘陵で飛行船を探してトランセンティアへ向かい、トランセンティアクリスタルを探します。が、先にシャダニモーに向かい、滝の横のアイテムを取るなど、遣り残していたクエストなどをこなします。
飛行船は、スイッチを2つ押して橋を下ろして進みます。ナッシュとエルコも、同じ道のりをたどります。
サブクエスト: ブライトウォーターのワジムの指令(リニ)
シャダニ野営地のワジムにシャダニ戦士として認めてもらうため、アコナイトのドクロを8個集めると、ワジムの鍵を渡されます。ワジムの家には、2000フローリンと完全回復があります。
13. シャダニモー
ミニクエスト: ランパーのベル鳴らし(シャリス、リニ)
2分50秒以内に、村にあるベル5個をならし、ランパーのもとに戻ります。要領良く回れば、2分35秒ぐらいで戻れます。エデンのサンゴがもらえます。
サブクエスト: カンポスの依頼(シャリス、リニ)
カンポスのために、彫刻の材料となるシャドウストーンを探してあげます。5個、5個、10個と必要で、最終的にはナッシュの武器アーガスの大剣がもらえます。
サブクエスト: オパールの依頼(シャリス、リニ)
オパールの死んだ息子バラムの遺品を、影の王国のヘクサムに届けます。聖者のオーブをもらえます。
サブクエスト: モーの試練(リニ)
マリクと話してから、シャダニモーの外にある試練の洞窟を探し、試練に挑戦します。
第1の試練(250フローリン)、第2の試練(500フローリン)、第3の試練(1000フローリン)、第4の試練(2000フローリン)、最後の試練(キャットトーテム)。
すべての試練を1度にクリアする必要はなく、この段階ですべての試練をクリアするのも難しいので、できるところまででやめておき、後ほど訪れます。
サブクエスト: 勇士のドクロ(シャリス、リニ)
勇士のドクロを、かつて置かれていたシャドウリージョンの雁首の間に戻してあげます。リニの武器パソーシスをもらえます。
サブクエスト: マフの依頼(シャリス、リニ)
アコナイトのドクロを5個集めてマフに渡します。1000フローリンもらえます。
14. トランセンティア
山の頂きに敷設された鋼の都市。ここには、帝国一の科学力で名高いトランセンティア大学があります。帝国内で使用されている機械技術のほとんどは、ここで開発されたものばかりです。
メインクエスト: トランセンティアのクリスタル(ナッシュ、エルコ)
クリスタルを探す手がかりを得るため、トランセンティア大学のヘイトン教授に会います。
メインクエスト: エレベーターを修理せよ(ナッシュ、エルコ)
修理工のアズガースから受け取った歯車を、1階の送水ポンプにはめ込んで、蒸気エレベーターを修理します。
ミニクエスト: 戦闘マシンとのバトル(ナッシュ)
3階からはしごを登ったところで、戦闘マシンとバトルすることができます。戦い方は、ヒット・アンド・アウェイが基本です。
1、2回攻撃したら、右トリガーを引きながら左スティックを左右後ろいずれかに倒して、戦闘マシンの攻撃を避けます。
戦闘マシンの360度爆風攻撃は2000のダメージを被るため、できるたげ戦闘マシンを4隅に追いやるように攻撃と防御を繰り返し、360度爆風攻撃は1番遠い隅で避けます。
戦闘マシンに勝つと、金の述べ棒とウルフトーテムがもらえます。
メインクエスト: トランセンティアのクリスタル(全員)
研究所の中から、クリスタルを回収します。
メインクエスト: トランセンティウムを入手せよ(ナッシュ、リニ)
鉱山からクリスタルの原石6個を集め、加工トランセンティウムにしてから、エルコのもとに届けます。その後、エルコの単独行動になり、ここまでで最も厳しいボス戦を迎えます。
中央に陣取るボスの弱点は、レーザーを発する目玉です。できるだけボスの近くに位置し、レーザーを避けながら目玉を攻撃します。
ある程度ボスのHPを削ると、周囲からアームが伸びてボスのHPを回復します。ボスが出すザコを倒しつつ、そのアームを破壊します。これを4回繰り返します。
これを終えると、ボスが狂い出し、ザコも際限なく出てきますが、やることは同じです。個人用HP回復アイテムはすべて使うぐらいのつもりで戦います。
メインクエスト: トランセンティアのクリスタル(全員)
ヘイトン教授を探して、加工トランセンティウムを届けます。ヘイトン教授は、研究所の入口かポータルサイトにいます。
サブクエスト: ハートの依頼(全員)
ロボットガール、ハートのために研究所地下3階の炭坑からからハートサーキットを探し出します。炭坑の敵をすべて倒すと、ハートサーキットが現れます。ドラゴントーテムをもらえます。
サブクエスト: ルパ先生の依頼(全員)
トランセンティア天文台の天文学者ルパ先生のために、オムニウムを探してあげます。1個、5個、5個、10個と渡して、最終的には発電所の鍵がもらえます。5階の発電所には、イーグルトーテムがあります。
15. クリスタルリーフ
壊滅し、廃墟となったアクロリアの小さな漁村です。ブライトウォーターの、暗くねじれた対の姿とも言えます。
メインクエスト: アクロリアクリスタル(全員)
クリスタルリーフの海岸に隠されていると言われるアクロリアクリスタルを探します。ミューズリー候に会ってから、教会に隠れているケルフィンのもとに行き、ナッサリア洞窟の入口の場所を聞きます。ナッサリア洞窟は、ミューズリー候のエレベーターを使います。
メインクエスト: オーディンの聖印(全員)
カッサール神父の信頼を得るため、失われたオーディンの聖印を探し出します。聖印は、フィンバーのボートハウスの中にあります。
メインクエスト: アクロリアクリスタル(全員)
ナッサリア洞窟へは、ミューズリー候のエレベーターを使います。洞窟のモンスターを一掃し、クリスタルリーフの村をナッサリアの恐怖から解放させます。
メインクエスト: マーメイドパール(シャリス、リニ)
人魚像のために、洞窟に隠されたマーメイドパールを探します。1つ目は、シャリスとリニで協力しながら骨の橋を浮き沈みさせ、陸地を渡って奥の貝まで進みます。
もうひとつは、貝の骨を取ってから終わりなき階段の大洞窟の階段を上がった先のドアを開け、音楽のとおりに足場を踏んで貝を浮上させて取ります。
メインクエスト: ナッサリアを倒せ(シャリス)
ナッサリア洞窟を探検し、海の精霊ナッサリアを退治します。ボス戦ですが、かなり簡単で、すぐに終わります。
メインクエスト: アクロリアクリスタル(ナッシュ、エルコ)
ミューズリー候のところに行き、ナッサリア洞窟を解放したと伝えます。クリスタルリーフの鍵をもらえます。
メインクエスト: シャリスとリニを救出せよ(ナッシュ、エルコ)
シャリスとリニを誘拐犯の手から救い出すため、ミューズリー候から話を聞きます。
16. シアンティン砦
厳粛な雰囲気が漂うこの砦も、かつての全盛期にはイミナ城に優るとも劣らない規模と豪華さを誇ってしました。
メインクエスト: シャリスとリニを救出せよ(ナッシュ、エルコ)
シャリスとリニを誘拐犯の手から救い出すため、シアンティン砦に向かってアクロリアの手から解放します。
17. デビルズキャニオン
アクロリアに大きく広がる火山帯の中心地。この一帯には凶暴なモンスターが多数生息していて、さ迷い込んだ人間を手当たり次第に襲うと言います。
メインクエスト: 真眼の器(ナッシュ、カゼル、アレクシーヌ、ニコ)
アクロリアン要塞の指揮官ガレンから真眼の器を取り戻します。カゼル、アレクシーヌ、カフー、ニコは、アクロリアの住人です。
カゼル(ナッシュの影)は、彼の部隊と共にシアンティン砦に残って戦っている兵士です。
アレクシーヌ(シャリスの影)は、上級貴族の娘です。貴族階級のほとんどの者は、シアンティン砦を去りましたが、彼女だけはここを手伝うために留まっています。
カフー(エルコの影)は、画家ですが、アクロリアから光が失われて以来、創作意欲を全く失ってしまったようです。
ニコ(リニの影)は、軍の特殊部隊出身で、追跡と捕獲が専門です。戦い方は荒々しく、動作は身軽です。
サブクエスト: レビウスの祠(全員)
究極の武器を手に入れるために、世界中からドラゴントーテムを探し出し、レビウスの祠に捧げます。現時点では、すべてそろわないため、場所だけ覚えておいて、終盤にまとめて捧げます。
18. アクロリアン要塞
メインクエスト: 真眼の器(ナッシュ、カゼル、アレクシーヌ、ニコ)
アクロリアン要塞の指揮官ガレンから真眼の器を取り戻します。仕掛けを解く関係で、カゼル、ニコ、アレクシーヌの順に抜けていき、最後はナッシュがボスのベヒーモス戦に挑みます。
ベヒーモスは、最初の2000HPを削る攻撃をシェルターで避けてから、両端の目玉を攻撃して力を削いでから直接攻撃します。これを10回ぐらい繰り返せば倒せます。
19. シアンティン砦
メインクエスト: イルミナへの帰還(エルコ)
タロスと共にイルミナ城に帰還し、女王ルシカにアクロクリスタルを献上します。
20. イルミナ城
メインクエスト: ティリーを守れ(エルコ)
ティリーを探します。彼女は、女王の庭園で作業しています。
21. イルミナ丘陵
メインクエスト: ティリーを守れ(エルコ)
女王ルシカの本性が暴かれた今、デンジーの家でティリーをかばってもらう必要があります。彼女を守りながら、ブライトウォーターへ急ぎます。
22. シアンティン砦
メインクエスト: シアンティンへ帰還せよ(エルコ)
シアンティン砦に戻って仲間たちに謝り、女王ルシカとタロスの陰謀を阻止します。
メインクエスト: ヘイルダムを倒せ(全員)
いよいよ、悪意に満ちたヘイルダムと闘う時がきました。準備が整ったらキャプリーヌに話しかけ、最終決戦の地、虚無の世界へと旅立ちます。その前に、やり残したクエストなどを完了させに各地に戻ります。
サブクエスト: カリストンの祠(全員)
究極の武器を手に入れるために、世界中からウルフトーテムを探し出し、ナッシュの手によって、イルミナ丘陵のカリストンの祠に捧げます。究極の武器は、ナッシュのルーンブレードです。
サブクエスト: オリベテスの祠(全員)
究極の武器を手に入れるために、世界中からイーグルトーテムを探し出し、シャリスの手によって、ブライトウォーターのオリベテスの祠にささげます。究極の武器は、シャリスのナイトシャドウです。
サブクエスト: モーの祠(全員)
究極の武器を手に入れるために、世界中からキャットトーテムを探し出し、リニの手によって、シャダニモーのモーの祠にささげます。究極の武器は、リニのスティーゼキンです。
サブクエスト: レビウスの祠(全員)
究極の武器を手に入れるために、世界中からドラゴントーテムを探し出し、エルコの手によって、デビルズキャニオンのレビウスの祠に捧げます。究極の武器は、エルコのプラズマランチャーです。
メインクエスト: ヘイルダムを倒せ(ナッシュ)
ナッシュとヘイルダムのラスボス戦になります。
ヘイルダムは、通常攻撃の合間に、3種類の攻撃を繰り出してきます。自分の分身を2体登場させるもの、巨大頭蓋骨を3体登場させるもの、必殺技を繰り出すもの、です。
通常攻撃は、ガードしてから攻撃後の隙に反撃します。特に、2段斬り後は隙が大きくなります。分身は、攻撃を避けつつ、反撃し、自らの体力回復にも役立てます。
巨大頭蓋骨は、防御はできないものの、ヘイルダムが無防備になるので、連続して攻撃します。必殺技は、防御が可能なので、攻撃後の隙に反撃します。
ヘイルダム戦はシビアなので、回復アイテムを駆使して戦います。
Option
ゲームの各種設定を変更できます。
Credits
クレジットが見られます。
【GRAPHICS】9
ファンタジックで美麗な世界観が魅力のアクションRPGらしく、ファンタジーRPGには欠かすことのできないであろうエリアの、お城、城下町、街道、港町、森、他の種族が住む街、寺院、機械都市、遺跡、洞窟などが、建物や小物、オブジェクトなどのディテールも詳細に、カラフルで、時にはダークな色使いで見事に表現されています。
それも、「ONLY ON XBOX」ならではの良質なテクスチャー、セルフシャドウ、ライティング効果などが施されており、SUDEKIワールドを探索することすら楽しい気分にさせてくれます。
もっとも、影の王国は全般に暗すぎて、テレビ側で明るさを調整する必要がありますが・・・。
キャラクターも、それぞれが個性的でありながら、表情や服装にも配慮が行き届いており、違和感なくプレイすることができます。
キャラクターに関しては、本作が日本に紹介された際に西洋人の考える誤った日本観との声が上がっていましたが、実際にプレイし始めると、そんなことはすぐに気にならなくなると思います。
獣人のリニも、いざプレイしてみると普通の女の子という感じがして獣人ぽさはほとんど感じません。
男性プレイヤーなら女性キャラクターに対して、女性プレイヤーなら男性キャラクターに対して、思い入れを持ってプレイできるはずです。
パッケージと実際のゲームの間のキャラクターの相違に関しても、一時、話題になりましたが、こちらも実際にプレイするとそれほど意識しなくなるはずです。
キャラクターに関しては、そうした前評判は悪いイメージが先行しすぎたと考えてもいいと思います。
ただ、戦闘の際に時折フレームレートに問題が生じる場合がありますが、それも気にはならない程度のことでしょう。
【SOUND】9
ドルビーデジタルです。本作は、プレイアブルキャラクターの4人や敵キャラクターだけでなく、NPCに至るまで、すべてのキャラクターの会話に音声があります。
アメリカのレビューでも、ヨーロッパ風の英語のボイスアクティングは概ね良好になっており、まずまずの評価を得ています。
日本版では、これらの音声が日本の優秀な声優陣によるフルボイスとなっており、感情移入度の高い作品に仕上がっています。
特に、実質的なヒロインとなるシャリスのボイスには、魅了される人も多いのではないでしょうか。
ただ、フルボイスの弊害と言えるのかもしれませんが、若干の問題点も残されています。まず、NPCの会話は使い回しが多く、聞いていて的外れと感じられる受け答えが少なくはないことです。
NPCに話しかけると、既に完了したクエストについて教えられることがあったり、城の衛兵が王女に対して著しく横柄な対応をすることがあったりします。
これらは、原作(英語版のプログラム)の問題とはいえ、解消されていればなお良かったようには思います。
ちなみに、プレイアブルキャラクター3人だけ、原作から名前が変えられています。タルからナッシュ、エイリッシュからシャリス、ブキからリコ、です。
エルコやNPCの名前は、そのままになっています。発売される国が変わると名前も変わるというのはよくあることですが、エイリッシュやブキならそれほど違和感もありませんし、原作のままでも良かったような気もします。
プロレスラーのタルから刑事のナッシュになったのは微妙なところですが、いっそのことキャラクター名の一般公募をやってみても良かったかもしれません。
効果音は、5.1chによる派手なサウンドを堪能することができます。
本作は、アクションRPGのため、敵味方入り混じっての戦闘が頻繁に起こるのですが、その際の敵味方双方の移動や攻撃などの音が周囲から派手に聞こえてきます。武器ごとの効果音も異なるため、戦闘の臨場感を感じ取ることができます。
音楽は、ファンタジーRPGにふさわしいバラエティに富んだものが挿入されており、21曲ものオリジナルの楽曲が作られているそうです。適度な音量で鳴らせば、耳障りに感じることはないでしょう。
【CONTROL】8
アクションRPGとしては、標準的で良好な操作性を持っています。
通常時は、左スティックが移動、右スティックがカメラ、静止時にクリックして1人称視点(左トリガーも同じ)、Aボタンがアクションと特殊能力、右トリガーがキャラクターの背後に視点を移動、白黒ボタンがキャラクターの変更、です。
戦闘中は、左スティックが移動、右スティックがカメラ、Aボタンが縦攻撃(1人称視点は射撃)、Xボタンが横攻撃(同武器の変更)、Bボタンが複数の敵の払いのけ、Yボタンがクイックメニューの表示、右トリガー+左スティックが転がる/バック転(同右トリガーが射撃、左スティックがキャラクターの移動)、方向パッドがクイックショットアイテムの使用、白黒ボタンがキャラクターの変更、です。
これらのうち、右スティックのカメラが時折、自由に動かずに引っ掛かることがありますが、その際には少し戻してから動かすと自由に動くようになります。少し問題かなと感じるのは、これらの基本操作以外の部分です。
戦闘中にアイテムを使用するためには、クイックメニューを開く必要があるのですが、この際にはポーズはかからずに、ゲームはスローモーションで進行します。
そのため、アイテムを探すのに時間を取られていると、敵に攻撃を受けてしまう場合もあります。ここはやはり、ゲームにポーズをかけるべきでした。
よく使うアイテムは4種類まで方向パッドに割り振ってすぐに使えるようにはできるのですが、戦闘中に使いたいアイテムはその4種類だけでは足りないことが珍しくはありません。
しかも、本作のアイテムはあれこれと種類が多く、うまく整理もされていないため、速さという意味での使い勝手がよくはありません。
開発サイドとしては、アクションRPGとしてのテンポも重視したかったのでしょうが、それはアイテムの使い勝手があってこそです。ここは、ユーザーフレンドリーさを重視すべきでした。
また、アイテムは、敵からの攻撃を受けている最中や受けた直後は使うことができませんし、いざアイテムを使い始めるとキャラクターの動きが少しの間止まってしまいます。
そのため、敵から離れた場所でアイテムを使う必要があります。こうしたところも、アイテムの使用を少し不自由なものにさせています。
更に、スキルストライクには、シャリスのエンジェルキッスやヘブンスキュアーなどの回復系があるにも関わらず、戦闘中にしか使用することができません。
そのため、このシャリスの回復系スキルストライクを使うためにわざわざ戦闘状態にしたということもあります。このあたりも、配慮しておくべきでした。
【GAMEPLAY】7
本作は、日本に情報がもたらされた際に、グラフィック、サウンド、コントロールなどの面で否定的なレビューが紹介され、それが通説になってしまった部分があります。
グラフィック面ではキャラクターが西洋人の考える誤った日本観との声が上がり、サウンド面ではアメリカでもあまり評判が良くなかったという話が伝わり、コントロール面では戦闘が半コマンド制で面倒という説が出ていました。
しかしながら、それらはアメリカのレビューでも特に問題とはされておらず、むしろ好意的に受け取られていることすらあります。
実際のところ、本作のアメリカにおけるレビューの平均は7.3であり、グラフィックは高評価、サウンドやコントロールもまずまずといった評価を得ているのです。
実際にプレイしてみても、ここまで述べてきたように違和感なく楽しんでプレイすることができています。
本作は、アクションRPGとしては簡単な部類に入り、プレイするのにあまりあれこれと考えたり、レベル上げをしたりする必要がありません。
マップがほんの少し迷いやすい部分がありますが、行ったり来たりして戦闘を重ねているうちに、自動的に経験値が積み重なっていきます。
アイテムも数だけはありますが、実際にそれらを駆使するということはありません。
アクションPRG自体が日本ではアメリカほどには親しまれていないだけに、本作はアクションRPGの入門作として日本人には向いているのではないかと思います。
設定は少しダークながらもありがちですし、キャラクターが少しだけ日本アニメ的なノリもあるため、日本人がすっと入っていきやすいところもあるからです。
本作で少し残念かなと思える点は、グラフィックやサウンド、コントロールにあるのではなく、むしろ、レベル上げやエンディングにあるのではないかと思います。
本作のレベルは、実は30が上限になっており、それ以上に上がることはありません。戦闘などで経験値を得ても、アビリティに割り振ることもできないのです。
早解きしようと思えばレベルは30まで上がりませんが、すべてのクエストやアイテムや武器をコンプリートしようと思えば全員のレベルが30まで到達してしまいます。
本作がアクションRPGである以上、人によって戦闘の得手不得手はあるわけですから、戦闘を繰り返せば繰り返すほどレベルが上がり、ゲームのクリアも楽になるようにしておくべきでした。
また、本作のエンディングは、あまりにもあっけないものになっています。
苦しんだ末にラスボスのヘイルダムを倒し、その余韻に浸りながら、その後のSUDEKIの世界の変革を垣間見ることこそ、物語性のあるRPGならではの楽しみであるはずです。
光の世界・ハスキリアと闇の世界・アクロリアに平和が訪れ、両者は良好な関係を結ぶのか、女王ルシカは改心したのか、ナッシュとシャリスの関係は進展するのか、エルコは優秀な科学者の道をたどるのか、リニはシャダニモーに戻って何をするのか。
本作は、そういったエピローグもなく、ほんのわずかな語りだけで、スタッフロールへと移行していってしまいます。
この手のゲームに不慣れなCLIMAXが開発していたとしても、そのあたりをマイクロソフト側で補っていれば、より深みのあるエンディングを迎えられたのではないかと思うともったいない気がします。
【LONGEVITY】8
本作は、ラスボスを除けば、それほど難易度は高くはありません。アクションRPGとしては、易しい部類に入るでしょう。
マップにほんの少し迷ったとしても、メインクエストだけを淡々とこなしてエンディングをめざせば、20時間程度でクリアできるのではないかと思います。
しかし、すべてのクエストやアイテムや武器をコンプリートしようと思えば、30時間はかかるはずです。
やや面倒に感じる部分もあるかもしれませんが、ラスボス戦で苦労しないためにも、すべてのクエストやアイテムや武器をコンプリートすることをお勧めします。
もちろん、ラスボス戦の直前でセーブして、これらに挑戦することもできるため、いったんクリアしてから、これらに挑むという手もあります。ここでは、そうすることを前提に「8」ということにしておきます。
【OVERALL】8
ここまで述べてきたように、本作は、日本に情報がもたらされた際に、グラフィック、サウンド、コントロールなどの面で否定的なイメージを持たれてしまったようですが、実際にプレイしてみると、そうした面はほとんど気にはなりません。
アメリカでのレビューの平均も7.3とまずまずの評価を得ており、レビューサイトによっては10点満点をつけているところもあるほどです(ちなみに、最低点は4.0です)。
本作は、アクションRPGとしては難易度も低く、世界観やキャラクターもとっつきやすくなっています。アクションRPG初心者から、アクションRPGが好きな人やキャラクターRPGが好きな人まで、安心してプレイできることでしょう。
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