「Microsoft Flight Simulator」のご紹介の続きです。
飛行訓練
プロらしく飛行するための基本的な技能と技術を学びます。
IFRナビゲーション
機外の景色を参照しながら操縦することができない時は、コックピットの計器だけが頼りです。雲に包まれている状態でも針路を見失わないようにする方法を学びましょう。
ILSアプローチ(訓練時間: 6分)
機体を着陸させましょう。
[訓練]
着陸態勢に入り、現在用いられている中でも一般的な計器着陸支援システムであるILSを体験してみましょう。
[目標]
・ローカライザーを捉える。
>ローカライザーが動き出すのを待つ。
>右に旋回してアプローチコースに乗る。
・グライドスロープを捉える。
>1,500フィートを維持する。
>降下を開始する。
・ILSアプローチ。
[コメント]
通常コントローラーの場合、左スティックで針路を維持し続けながら高度を調整するというのが難しく、左の親指による極めて繊細な操作が求められます。
スタートしたら、高度1500フィート、針路210°を維持しながら飛び続けます。
計器着陸装置(ILS)は、ローカライザーと呼ばれる水平方向の誘導と、グライドスロープと呼ばれる垂直方向の誘導を行う2つの無線ラジオ信号で構成されています。
ローカライザーは滑走路のセンターラインに対して水平方向の情報をCDIによって表示し、グライドスロープは滑走路への想定降下角度を示します。
高度1500フィート、針路210°を維持しながら飛び続けていると、ローカライザーが動き始めるので緩やかに右に旋回してアプローチコースに乗ります。
右に旋回していくと斜め右にサンボロー空港が目視できるようになります。この際、空港に正対したくなるところですが、それを行うとローカライザーのバーを中央に保つことができないため、空港の斜め右からアプローチするようにします。
グライドスロープは、PFDの高度計の左隣に表示されます。とても見づらいのですが、緑色のグライドスロープダイヤモンド(◆)がそれです。
これが中央より上にある場合は機体はグライドパスの下にあるため高度を上げ、これが中央より下にある場合は機体はグライドパスの上にあるため高度を下げます。
ILSはローカライザーを先に受信するため、◆は最初は常にグライドスロープより下にいます。グライドスロープを捉え、ほぼ中央に来るまで、1500フィートを維持し続けます。
教官に「ここで少し出力を下げて降下を開始し、VSIを頼りに毎分500フィートの降下率を目指します」と言われますが、これは無視して◆の動きだけを注目し、◆を中央に維持するために降下率を緩やかに調整し続けます。
ローカライザーを中央に維持するためには、相変わらず空港の斜め右からアプローチし続けます。空港の真正面に行きたいところですがぐっとこらえます。
滑走路に近づくと教官に「ローカライザーがズレています。滑走路に対してまっすぐにアプローチしていないということです」と言われますが、これは仕方ありません。
タッチダウンが近づいてきたら大きく出力を下げ、機体を中央とマークの間にスムーズに着陸させます。
この飛行訓練は、計器と教官の指示と目視との間で戸惑いますが、計器優先で何度が試みればランクAも獲れるようになります。
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