1993年7月31日、8月1日/スポーツランドSUGO
全日本F3000選手権第6戦です。予選は、以下の通りです。
1. 11 エディー・アーヴァイン(ローラT92-50 無限 DL)1.07.758R
2. 3 黒澤琢弥(ローラT92-50 DFV BS)1.07.869R
3. 10 ハインツ・ハラルド・フレンツェン(ローラT93-50 無限 BS)1.08.198R
4. 25 ロス・チーヴァー(レイナード93D 無限 BS)1.08.253R
5. 19 星野一義(ローラT92-50 DFV BS)1.08.264R
6. 8 マルコ・アピチェラ(童夢F103i 無限 DL)1.08.627
7. 14 影山正彦(レイナード93D 無限 BS)1.08.775
8. 1 マウロ・マルティニ(ローラT93-50 無限 BS)1.08.788
9. 21 ローランド・ラッツェンバーガー(ローラT93-50 無限 BS)1.08.817
10. 37 ミカ・サロ(ローラT93-50 無限 YH)1.08.840
11. 20 アンドリュー・ギルバート・スコット(ローラT92-50 無限 BS)1.08.863
12. 16 和田久(ローラT93-50 無限 BS)1.08.872
13. 36 関谷正徳(レイナード93D DFV BS)1.08.959
14. 15 檜井保孝(レイナード93D 無限 BS)1.09.013
15. 77 鈴木利男(ローラT92-50 DFV BS)1.09.0.14
16. 5 ジェフ・クロスノフ(ローラT93-50 無限 DL)1.09.110
17. 28 パウロ・カーカッシ(レイナード93D 無限 DL)1.09.127
18. 61 トーマス・ダニエルソン(ローラT93-50 DFV DL)1.09.319
19. 7 高橋国光(ローラT92-50 無限 YH)1.09.362
20. 98 服部尚貴(ローラT93-50 無限 BS)1.09.643
21. 24 中谷明彦(童夢F103i 無限 DL)1.09.684
22. 26 石川朗(レイナード93D 無限 BS)1.10.531
23. 17 和田孝夫(ローラT93-50 無限 YH)1.11.621
24. 2 伊藤直澄(ローラT92-50 無限 DL)1.12.060
5位までがコースレコードを叩き出した中で、エディー・アーヴァインがポールポジションを獲得しています。また、年に1度のスポーツランドSUGOらしく、中位の顔ぶれは新鮮なものにっています。結果は、アピチェラが荒れたレースを制し、影山正彦が2位に追い込んでいます。
なお、高木虎之介がフォーミュラトヨタに出場し、予選では10位につけています。
読み物のトップは、「’93全日本F3000選手権シリーズ第6戦の見どころ」です。第5戦のオートポリス(大分・阿蘇レーシングパーク)が中止になり、F3000は2ヵ月ぶりのレースとなります。ポイントランキングは星野一義がトップで、アーヴァインが2位につけています。ダンロップタイヤの躍進も、好材料となっています。
ローラT93-50は、横置きのシーケンシャルギアボックスが、重量増加、サスペンションジオメトリーの変更などを強い、結果として苦戦につながりました。そこで、93のモノコックに、92の縦置きミッションをドッキングさせるチームもあります。
ローラT92-50は、既に完成の域に達していますが、各チームがさまざまなモディファイを加えて、より戦闘力が高まっています。
レイナード93Dは、サスペンションを日本で使用されているハイグリップタイヤに合わせて開発しています。ただ、ローラT92-50を破るほどにはなっておらず、2ヵ月のインターバルでどこまで進化したか期待されます。
童夢F103iは、昨年のF103の空力面を改良してきましたが、それは将来的なF3000のテクニカルレギュレーションを考慮してのものでした。優勝経験があるマシンだけに、戦闘力も高くなっています。
「F3000ドライバープロフィール」、「’93シリーズ前半戦を振り返る」もあります。
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