スマートウォッチ「QX5」を楽天市場で2023年10月1日に購入し、10月6日頃から使い始めて2週間が経過したので使い勝手などをレビューします。
私はスマートウォッチは昔から興味があり、もう何年も前に$15程度のものを中国から購入したことがあります。
ただ、その際は外出する機会も少なく、当時のスマートウォッチでその価格だとおもちゃみたいなものだったこともあり、適当に操作して終わりになっていました。
しかし、このところ外出する機会も増え、以前、100円ショップで購入した歩数計を使っていたこともあり、歩数計付きのデジタルウォッチを探し始めました。
しかしながら、歩数計付きのデジタルウォッチと言っても結局はスマートウォッチになり、しかも、わずか3000円ぐらいから買うことができます。
その上、それが数万円もするようなスマートウォッチに遜色ない性能や画面の美しさや使い勝手の良さを備えていることが分かり、真剣に購入を検討するようになりました。
私の場合、スマートウォッチそのものが買いたいというよりも、基本は腕時計で歩数や心拍や体温が図れれば便利という考えだったため、スマートバンド型ではなく腕時計型を探しました。
当初はXiaomiの「Redmi Watch 3 Active」を基本線に考えていたのですが、デジタルウォッチとの比較という意味では5000円ぐらいからというのは少し高すぎます。
そんな折、AliExpressで3000円台のスマートウォッチが何機種か目についたのですが、これらの機種は珍しく楽天市場で購入した方が安く、もちろん、すぐに手元に届くため、楽天市場で購入することにしました。
最初は「Q26Pro」という2580円で販売されているモデルを検討していたのですが、3280円で販売されている「QX5」の方がより大画面でより多機能だったため、こちらに矛先を向けることにしました。
しかも、この「QX5」、300円引きのクーポンが発行されたり、ポイントが10倍になったりすることが珍しくなく、実際は(実質)2980円で購入すことができます。
そんなわけで、10月1日(日曜日)に購入し、2日(月曜日)に発送され、3日(火曜日)に到着し、6日頃(金曜日)から使い始めたというわけです。
「QX5」は、カラーバリエーションが豊富で、ブラック、ブラックG、ネイビー、ピンク、ベージュ、グレー、ホワイト、グリーン、オレンジ、と9バンドカラーから選ぶことができます。
ブラック、ネイビー、グレー、ホワイト、グリーンの5色は本体がブラックで、ブラックG、ピンク、ベージュ、オレンジの4色は本体がゴールドになります。
私は腕時計は5本持っていて、本体がブラック、ローズゴールド、シルバー、ブルー、バンドがブラック(シリコン)、ローズゴールド(金属)、シルバー(金属)、ブルー(シリコン)。デジタルはブラックとブルー、アナログはローズゴールドとシルバー、です。
ブラックやブルーは遠目で見ても腕時計をしていることがはっきりと分かりますが、ローズゴールドは日本人の肌色に合っていて意外と肌になじみます。
今回は、はっきりくっきりよりも肌になじんで目立ちにくいことを念頭にカラーを決めたため、ピンク、ベージュ、オレンジが最終候補に残りました。
ピンクとオレンジは、パソコンのディスプレイで見る限りはどちらもくすんだ感じの色合いで、色の名前から受けるほど派手な印象はありません。
ただ、購入時は腕に日焼けが残っていてピンクやベージュよりもオレンジの方がなじみやすそうなため、オレンジを購入することにしました。
ちなみに、楽天市場でレビューを書くとシリコンバンドがもらえるらしく、一応、ベージュをリクエストしてあります。冬場は日焼けも落ち着きベージュの方が肌になじみそうだからです。
さて、「QX5」はネコポスで送られてきたのですが、スマートウォッチのパッケージ自体はコンパクトな化粧箱で、その小ささにまずは驚かされます。
パッケージの表側は、上に「SMART WATCH」、下に「SPORTS & HEALTH MANAGEMENT」と印刷されただけ。裏側は基本的なスペックが6行に渡って書かれているのみで、型番やメーカー名は書かれていません。パッケージからは、スマートウォッチの型番すら分からないわけです。
パッケージを開けると、スマートウォッチ本体、バンド、USB充電ケーブルがきれいに収められており、自分でスマートウォッチ本体にバンドを装着するということが分かります。
また、日本語取扱説明書も添えられており、まずはそれを見ながらスマートウォッチ本体にバンドを装着し、基本設定を行っていくことになります。
バンドの装着自体は極めて簡単で、基本設定はアプリ「GloryFit」をGoogle Playなどからダウンロードしてペアリングしてから行っていきます。
「GloryFit」はスマートウォッチのアプリとしては著名なようで、安心してダウンロードしてペアリングできますし、そもそもこれを行わないとスマートウォッチの基本設定も行えません。
スマートウォッチ「QX5」とアプリ「GloryFit」のペアリングはあっさり完了し、ここから取扱説明書も見ながら「QX5」の初期設定を行っていきます。
ちなみに、「QX5」のスペックは以下のようになります。
本体素材: PC+ABS
バンド素材: シリコン
スクリーン: 1.96インチIPSカラースクリーン(解像度: 240×282)
本体重量: 45g
本体サイズ: 長さ47mm×幅44mm×厚さ10.8mm
バンドサイズ: 長さ248mm、調整可能サイズ155-225mm
バッテリー容量: 300mAh
Bluetooth: V5.3
対応OS: Ios 8.0以上、Android 4.4以上
充電時間: 約2時間
充電方式: マグネット吸着式
使用時間: 約5-7日間
待機時間: 約15日間
また、製品の基本機能は以下のようになります。
1. メインインターフェイス/文字盤
メインインターフェイスを3秒間押すと文字盤を切り替えることができます。
2. 運動状態
現在のステップ数、距離、カロリーをリアルタイムで記録します。
3. 体温モニタリング
現在の体温をタイムリーに測定し、アプリにアップロードして記録することができます。
4. 心拍数モニタリング
心拍数モニタリングインターフェイスに切り替え、心拍数現在指数の自動測定を開始し、スライドして測定を終了します。アプリの設定でリアルタイム心拍数測定機能のオン/オフが可能です。
5. 酸素飽和度モニタリング
酸素飽和度限界に入って測定を開始し、振動が提示されると測定が完了します。
6. 血圧モニタリング
その時の高圧と低圧をタイムリーに測定でき、アプリに同期することができます。
7. スリープモニター
睡眠監視インターフェイスに切り替えると、昨夜の睡眠状況を見ることができます。睡眠状況は、深い眠り、浅い眠り、覚醒、総時間を監視します。
8. 天気予報
天気予報アプリに接続し、その日と数日間の天気を見ることができます。
9. 情報リマインダー
最近の8つの情報ヒントを保存し、クリックすると内容を見ることができます。
10. 100+運動モード
運動モードをクリックして運動リストに入り、選択した運動モードをクリックして計算を開始し、右にスライドして一時停止し、停止または続行できます。
11. 音声アシスタント
音声をクリックして時計に向かって話すことで、携帯電話を制御して目的を達成することができます。
12. Bluetooth通話
直接ダイヤルして100電話番号を記憶することができ、最近の通話記録が保存されます。
13. 携帯電話の検索
検索をクリックすると、携帯電話が音声で警告します(時計側のオーディオボタンはオフ)。
14. 音楽制御
音楽制御をクリックして、一時停止/再生、前の曲、次の曲、音量調節が行えます。
15. リモコン撮影
クリックすると、携帯電話の写真撮影を制御できます。
16. SOS
アプリには緊急番号が登録され、同期してクリックすれば循環呼び出しができます。
17. ゲーム
2種類のエンターテインメントミニゲームを内蔵しています。
18. 呼吸訓練
自分の呼吸効果を訓練する目的を達成するために、時間と周波数を設定することができます。
19.その他のモード
スクランブルモード、ストップウォッチ、カウントダウン、懐中電灯、電卓、女性の生理周期、着信注意、情報注意、目覚ましアラーム、座りすぎアラーム、目標達成アラーム。
このように、驚くほど多くの機能が備わっており、「QX5」側でもデータを確認できますし、「GloryFit」側ならより詳しいデータを見ることができます。
また、「GloryFit」の初期設定は、心拍数設定(オン)、体温の設定(オフ)、血中酸素設定(オフ)、着信通知(オフ)、メッセージ通知(オフ)、アプリ通知(オフ)、座りすぎ通知(オフ)、腕上げ点灯(オン)、SMSクイック返信(オフ)、になっています。
私は、ここから体温の設定だけオンにし、測定時間を8:00~23:00、サイクルを30分ごとにしました。
この設定で週5日は11時間以上使用し、時間を確認したり、たまに体温を測定したりしていますが、それでもフル充電から1週間で20%ぐらいは残っており、平日は充電に振り回されるというストレスを感じることはありません。
腕上げ点灯とあるように、通常は画面が真っ暗になっていますが、腕を上げたり、上に向けて軽く回転させたり、右側にある物理ボタンを押したり、することで画面が表示されます。
また、画面を上下左右にスライドタッチすることで各種機能に入ることができるのですが、この物理ボタンを押すことですぐにメイン画面に戻ることができ、ここでもストレスを感じることがありません。
文字盤は、デフォルトで数種類あるのですが、「GloryFit」で「デバイス」→「ダイヤル設定」と移動することで、「QX5」に同期して表示させることができます。
文字盤は、この記事を書いている時点で「ダッシュセンター」に250種類以上あり、シンプルなアナログから情報が整理されたデジタル、様々なテイストのイラストまで自由に選ぶことが可能です。
また、一旦選んだ文字盤は「マイダイヤル」に登録されるため、いくつか同期しておいてお気に入りの文字盤として保存しておくことができます。
私は、ひと目で正確な時間が分かるデジタルが好きなので、時間、日付、曜日、心拍数、消費カロリー、歩数、移動距離、が美しく、かつ見やすく整理されたものにしています。
文字盤は、アナログ時計やデジタル時計、情報がより詳しいもの、様々なテイストのイラストにこれらが散りばめられたものなど各種あり、誰しもがお気に入りの文字盤を選べるのではないかと思います。
また、クリスマス向けの文字盤もあり、クリスマス期間だけはこの文字盤を使うといったことも簡単です。
欲を言えば、季節に特化した文字盤がクリスマスぐらいなので、新年やひな祭り、こどもの日、海の日、ハロウィンなどのデザインも追加してほしいところです。
さて、「QX5」を使い始めて2週間以上経過したわけですが、満足度はかなり高いです。私は前述したようにオレンジを購入したのですが、淡いゴールドの本体に黒いベゼルは高質感があり、とても2980円で購入したスマートウォッチには見えません。
また、腕上げ点灯や物理ボタンによって表示される文字盤はとても美しく、はっきりくっきりしていてチープ感は全くありません。
さすがは1.96インチIPSカラースクリーンといったところで、見やすさも美しさも素晴らしく、これまた2980円で購入したスマートウォッチには見えません。
バンドのオレンジも、思惑通りに少しくすんだオレンジで悪目立ちすることもありません。9バンドカラーのどれを選んだとしても、その人の狙い通りのカラーになるのではないかと思います。
バンド自体もシリコンながらそれほどチープ感はなく、バンドホルダーが2つあるのも最近の流行らしく使い勝手が良好です。
本体重量45gというのも、スマートバンド型に比べると重いのですが、通常のシリコンバンドの腕時計とは変わりなく、適度な重さで腕時計をはめているという安心感があります。
各種計測機能も、肝心の体温や歩数は、体温が商業施設にあるような額で計測するものに比べると若干低めに計測されるものの誤差の範囲であり、歩数も実用レベルの正確さはあり、健康管理の補助的目安としては十分すぎるほどです。
人によってスマートウォッチに求めるものは違うと思いますが、「QX5」の高質感・高機能・大画面などを考えれば、これで十分どころか十二分すぎるほどです。
後は耐久性が気になるところですが、こればかりは個体差もありますし、この調子で使っていかないことには何とも言えません。また、追記できればと思います。
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