日本ハムファイターズ2019ラインアップ

富田がいる頃から、つまり、約40年にわたる、日本ハムのファンです。観戦は、90%以上ケーブルテレビですが、GAORA、スカイA、J SPORTS、FOX、日テレG+などの地上波CS(フジテレビを除く)が見られるので、BS、首都圏のUHF(すべて見られます)を含めて、大半の試合を1回から終了まで観戦しています。GAORAのキャンプ中継も、2019年も基本的にはすべて見ます。
いよいよキャンプインし、FA、トレードも一段落したかと思いますので、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年、2011年に続き、2月1日時点で今季の陣容を個人的な希望を踏まえて書いてみます。以下は、これまでの選手の動きです。

4月18日 退団: 市川(金銭トレード・ソフトバンク)
7月26日 退団: 岡(トレード・ロッテ)
7月26日 入団: 藤岡(トレード・ロッテ)
10月1日 退団: 石井裕(打撃投手)
10月5日 退団: 高良
10月5日 退団: 大嶋(引退)
10月10日 退団: 矢野(チーム統轄本部特命コーチ)
10月30日 退団: 新垣(東芝投手コーチ)
10月30日 退団: 大累(引退・球団職員)
10月30日 退団: 森本(日本ハム育成契約)
11月7日 退団: アルシア
11月20日 入団: 森本(育成契約)
11月23日 入団: 吉田(ドラフト1位・金足農業高)、野村(ドラフト2位・花咲徳栄高校)、生田目(ドラフト3位・日本通運)、万波(ドラフト4位・横浜高)、柿木(ドラフト5位・大阪桐蔭高)、田宮(ドラフト6位・成田高)、福田(ドラフト7位・星槎道都大)、海老原(育成ドラフト1位・富山GRNサンダーバーズ)
12月4日 入団: 金子(自由契約・オリックス)
12月5日 入団: ハンコック(シカゴ・カブス)
12月6日 退団: トンキン
12月7日 入団: 王(台湾・ラミゴ)
12月11日 退団: 高梨・太田(トレード・ヤクルト)
12月11日 入団: 秋吉・谷内(トレード・ヤクルト)
12月20日 退団: レアード(ロッテ)
12月20日 入団: バーベイト(デトロイト・タイガース)

・退団(14人)
投手: 石井裕、高良、新垣、トンキン、高梨。
捕手: 市川、大嶋。
内野手: 大累、森本、太田、レアード。
外野手: 岡、矢野、アルシア。

・入団(16(14)人)
投手: 藤岡、吉田、生田目、柿木、福田、金子、ハンコック、秋吉、バーベイト。
捕手: 田宮。
内野手: 森本(育成)、野村、谷内。
外野手: 万波、海老原(育成)、王。

栗山監督の7年間で、優勝→最下位→3位→2位→日本一→5位→3位、と成績は乱高下。
2017年は序盤から下位に低迷し終わってみれば優勝したソフトバンクに34ゲーム差の5位だったのに比べると、2018年は優勝した西武に13.5ゲーム差の3位でクライマックスシリーズに進出したのだから上出来。
2017年は陽、谷元、メンドーサを放出、2018年はマーティン、増井、大谷というクローザー、セットアッパー、エースがいなくなっており、ここまで主力選手が相次いで離脱したにしては頑張ったと言える。
そして、迎えた2019年。ドライでビジネスライクな日本ハムは相変わらずだったものの、珍しく積極的に動いたところもある。
レアードを残留させられず結局はロッテに移籍してしまったのは大失態と言えるし、高梨を放出したのも不可解だが、オリックスを自由契約になった金子、台湾の4割バッター・王を獲得できたのは大ヒット。2018年と2019年を比べると、大きな戦力ダウンにはならなそうな気もする。

◆スターティングメンバー◆
8 西 川 .278 10本 44盗(左)
9 近 藤 .323 9本 5盗(左)
5 大 田 .274 14本 3盗(右)
3 中 田 .265 25本 0盗(右)
7  王 .351 17本 9盗(左)(台湾・ラミゴ)
4 横 尾 .207 9本 0盗(右)
D 清 宮 .200 7本 0盗塁(左)
2 清 水 .215  7本 0盗(右)
6 中 島 .261 1本 29盗(左)

1番西川は、1番に起用してこそ盗塁王の俊足が生かせる。もちろん、2番も3番も打てるが、あえてそこに置く必要はない。
2番近藤は、攻撃的2番というよりは、ホームランを2ケタ打てる打者ぞろいの日本ハム打線において、打率・出塁率・走力を考慮すると適格という判断から。2019年から外野手登録。
3番大田、5番王は、本来なら俊足巧打の王が3番にふさわしいところだが、左打者が9番から3番まで4人続くことになるため、右の大田を3番に配置。
4番中田は、打率が.265まで戻り確実性も上がってきた。レアードがいない分、一発にも期待。
6番横尾は、4番を打てる長距離打者で、2019年こそは未完の大器の覚醒を望みたい。レアードの穴を埋めるのは、横尾と王の活躍次第。
7番清宮は、スターティングメンバー9人の中では、渡邉とどちらを選ぶか最も迷った。清宮ではなく渡邉なら、2番4渡邉、3番D近藤、6番9大田、7番5横尾、という布陣になる。相手投手次第で使い分ける手もある。
8番清水は、パンチ力が魅力だが、腰の手術で開幕には間に合わないため、当分は鶴岡と石川亮を併用。
9番中島は、2018年は打力が復活し、石井の伸び悩みにも助けられてレギュラーを守った。2019年もこの調子なら安泰。

◆控え(代打、代走、守備固め)◆
捕 鶴 岡 .243 2本 1盗(打・右、守)
捕 石川亮.220 0本 0盗(打・右、守)
内 杉 谷 .231 3本 4盗(打・両、走、守)
内 田中賢.295 2本 0盗(打・左、守)
内 松 本 .222 1本 2盗(打・右、走、守)
内 渡 邉 .242 7本 1盗(打・右、守)
内 石 井.189 1本 3盗塁(走、守)
外 谷 口 .000 0本 0盗(打・左、走、守)
外 淺 間 .239 3本 1盗(打・左、走、守)

松本と石井は、2018年は最も期待外れのシーズンを過ごした。
松本は、開幕戦から積極的に起用していればもっと成績を残せた気がする。開幕から爆発すれば、清宮、渡邉を差し置いてスターティングメンバー復帰の目もありそう。
石井は、2019年が3年目でまだまだ上昇する可能性はある。中島が力を盛り返して壁は高くなったものの、レギュラー奪取を期待したい。

◆先発◆
マルティネス3.51 10勝11敗0H0S(右)
上 沢 3.16 11勝6敗0H0S(右)
有 原 4.55  8勝5敗1H2S(右)
金 子 3.87  4勝7敗0H0S(右)
藤 岡 6.52  0勝2敗0H0S(左)
ロドリゲス5.26 3勝2敗0H0S(右)
バーベイト12.15 0勝0敗0H0S(右)(デトロイト・タイガース)
◆先発谷間◆
上 原 3.13  4勝0敗0H0S(左)
 堀 5.86  2勝3敗1H1S(左)
◆ロングリリーフ◆
村 田 3.27  6勝3敗0H0S(右)
加 藤 4.53  5勝8敗3H0S(左)
◆中継ぎ◆
公 文 2.17  2勝0敗11H0S(左)
井 口 2.48  1勝1敗7H1S(右)
玉 井 4.13  2勝3敗2H0S(右)
西 村 3.52  2勝2敗8H1S(右)
◆セットアッパー◆
宮 西 1.80  4勝3敗37H0S(左)
浦 野 2.16  2勝2敗7H9S(右)
◆クローザー◆
ハンコック1.46  0勝0敗0H0S(右)(シカゴ・カブス)
石川直2.59  1勝2敗18H19S(右)

マルティネス、上沢、有原が先発3本柱。マルティネス残留は大きく、有原が復調して3人とも10勝以上が最低条件。
金子は、ベテランだけに、体調を見つつ、村田が随時そのポジションを担う形。
藤岡は、シーズン途中での移籍から2年目で完全復活を期待。こちらも、上原、堀、加藤まで含めた左の先発要員。
ロドリゲスとバーベイトは、日本ハムお得意の登録→抹消・2軍で調整登板→登録→抹消・2軍で調整登板で先発6人目をシェア。
宮西と浦野は、セットアッパーとクローザーを含めて、最も安定感のある投手。7、8回を安心して任せられる。
ハンコックは、最速158km/hの速球とスライダーが武器。本領発揮ならクローザーの最有力候補。
石川直は、クローザーにすっかり定着してからは少し安定感が出たもののまだまだ。ハンコック次第でダブルクローザー。鍵谷、白村の奮起も促したい。

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