日本ハムファイターズ2016ラインアップ

富田がいる頃から、つまり、30数年にわたる、日本ハムのファンです。観戦は、90%以上ケーブルテレビですが、GAORA、sky・Aスポーツ+、J SPORTS、FOX、日テレG+などの地上波CS(フジテレビを除く)が見られるので、BS、首都圏のUHF(すべて見られます)を含めて、大半の試合を1回から終了まで観戦しています。
GAORAのキャンプ中継も、今年もアリゾナから沖縄まで、基本的にはすべて見ます。
いよいよキャンプインし、FA、トレードも一段落したかと思いますので、2015年、2014年、2013年、2012年、2011年に続き、2016年2月2日時点で今季の陣容を個人的な希望を踏まえて書いてみます。以下は、これまでの選手の動きです。

6月10日 退団: 矢貫(トレード・読売)、北(トレード・読売)。
6月10日 入団: 矢野(トレード・読売)、須永(トレード・読売)。
6月18日 入団: ライブリー(シラキュース・チーフス)。
7月30日 退団: ガラテ。
9月23日 退団: クロッタ。
9月30日 退団: 木佐貫。
10月1日 退団: 中嶋。
10月2日 退団: 増渕、齊藤勝、河野、鵜久森。
10月23日 退団: 森内、佐藤賢、佐藤正。
10月24日 退団: ハーミッダ、ライブリー。
11月4日 入団: マーティン(ニューヨーク・ヤンキース)。
11月12日 入団: 米野(西武)
11月21日 入団: 上原(明大)、加藤(新日鐵住金かずさマジック)、井口(東農大北海道オホーツク)、平沼(敦賀気比高)、田中(日本文理大)、横尾(慶大学)、吉田(東海大)、姫野(大阪偕成学園高)。
1月8日 入団: バース(シアトル・マリナーズ)

・退団(15人)
投手: 矢貫、ガラテ、クロッタ、木佐貫、増渕、齊藤勝、河野、森内、ライブリー。
捕手: 中嶋、佐藤正。
内野手: なし。
外野手: 北、鵜久森、佐藤賢、ハーミッダ。

・入団(14人)
投手: 須永、ライブリー、マーティン、上原、加藤、井口、田中、吉田、バース。
捕手: 米野。
内野手: 平沼、横尾。
外野手: 矢野、姫野。

栗山監督の4年間で、優勝→最下位→3位→2位と成績はまずまず。2015年は79勝62敗4分け勝率.560で、優勝した2012年の74勝59敗11分け勝率.556を上回っているのだから、優勝したソフトバンクが強すぎただけ。
相変わらず投手起用の乱暴さか目立つ監督だけに、吉井コーチの復帰でそれが緩和されるかが注目ポイント。
選手面では、ガラテ、クロッタ、ライブリー、ハーミッダが退団して、マーティン、バースが入団したのが目につく程度で、日本人選手に関しては2015年の田中賢のような大物の入団はなく、若手選手の成長頼みといったところ。

◆スターティングメンバー◆
3 西 川 .276 5本 30盗(左)
6 中島卓.264 0本 34盗(左)
8  陽 .259 7本 14盗(右)
7 中 田 .263 30本 1盗(右)
2 近 藤 .326 8本 6盗(左)
D レアード.231 34本 1盗(右)
4 田中賢.284 4本 9盗(左)
5 杉 谷 .295 1本 8盗(両)
7 谷 口 .243 2本 5盗(左)

1番から3番までは、私が2014年から書いているように、「日本ハム版スーパーカートリオ」。この3人で、2013年は92盗塁、2014年は91盗塁、2015年は78盗塁。2014年と2015年は陽がけがしており、陽の状態が良ければ、2016年こそ100盗塁は超えられる。
それだけでなく、このスターティングメンバーだと、中田とレアード以外は盗塁できる選手がそろっており、杉谷と谷口が規定打席に到達すれば少なくとも20盗塁は望め、大半の選手が出塁すれば相手チームにとって面倒なことになる。
西川と中田の守備は、守備力を考えると、西川ファースト、中田レフト、がベスト。栗山監督はこうはしそうにないが、中田のレフトの守備力の高さは魅力。西川は指名打者でもいいかもしれない。
陽は、けがさえなければ、トリプルスリーは難しくても、打率.290、20本塁打、30盗塁ぐらいは期待できる。
中田は、2013年が打率.305、本塁打28本、2014年が打率.269、本塁打27本、2015年が打率.263、本塁打30本。待望の30本塁打は達成したが、打率は下降傾向にあり、今年は打率.300、本塁打35本を期待。
近藤は、指名打者でなく、正捕手で行くべき。打てる捕手は魅力だし、スローイングも試合数をこなせば良くなるはず。
レアードは、2015年シーズン終盤から爆発的な力を示した。2016年は、本塁打は少し減っても、シュアな打撃を期待できそう。
田中賢は、個人的には、2015年の時も書いたように、2016年も7番で下位打線を締める役割を期待。
杉谷は、2015年はあれだけ打撃好調だったのに、栗山監督に使われなかった。どこでも守れるだけに、このスターティングメンバーならサードが良さそう。
谷口は、伸び悩んでいるところがあり、淺間、岡らと競わせながらの起用。

◆控え(代打、代走、守備固め)◆
捕 大 野 .194 0本 1盗(打・右、守)
捕 市 川 .226 2本 0盗(打・右)
内 飯 山 .250 0本 0盗(守)
内 渡 邉 .154 0本 0盗(打・右、守)
外 淺 間 .285 0本 4盗(打・左、走、守)
外  岡 .236 4本 18盗(打・右、走、守)
外 矢 野 .197 1本 0盗(打・右)
外 石川慎.207 2本 1盗(打・右)
指 大 谷 .202 5本 1盗(打・左)

大野と市川は、近藤を捕手として育てたくもあり、とりあえず控え扱い。
渡邉は、2年目となる2015年は期待通りの成績を残せなかった。ファームと行き来しながら、数年後のレギュラーを狙って成長する年。
淺間と岡は、谷口と併用。矢野と大谷は、左右の代打の切り札。石川慎は、両者の中間といった起用。

◆先発◆
大 谷 2.24 15勝5敗0H0S 2.16(右)
メンドーサ3.51 10勝8敗1H0S 4.06(右)
有 原 4.79  8勝6敗0H0S 4.20(右)
吉 川 3.84 11勝8敗0H0S 4.54(左)
バース 4.50  0勝0敗0H0S 3.67(右)(テキサス・レンジャーズ)
上 沢 4.18  5勝6敗0H0S 4.41(右)
◆先発谷間◆
浦 野 4.81  3勝3敗0H0S 5.63(右)
中 村 4.17  2勝4敗0H0S 5.56(右)
高 梨 3.68  0勝1敗0H0S 4.62(右)
◆中継ぎ◆
谷 元 3.18  4勝2敗20H0S 2.31(右)
鍵 谷 4.67  5勝3敗15H0S 3.52(右)
石 井 2.06  0勝1敗7H0S 2.92(左)
マーティン5.66 0勝2敗5H1S 3.51(右)(ニューヨーク・ヤンキース)
◆セットアッパー◆
宮 西 2.70  3勝3敗25H0S 3.74(左)
白 村 2.03  1勝1敗13H0S 3.33(右)
◆抑え◆
増 井 1.50  0勝1敗4H39S 1.92(右)

大谷は、2015年は期待通りに成長した。エースとして安心して任せられる。
メンドーサは、2015年の7勝13敗を2016年は10勝8敗と逆転したものの、投手の真の実力を測るFIPは3.13から4.06にダウンした。それでも、安定感は評価できる。
有原は、2015年は途中スタートながら、8勝を挙げての新人王は立派。2ケタは最低目標で、それ以上を期待したい。
吉川は、11勝を挙げたものの、FIPは4.54と、先発候補の中では最悪。ピリッとした投球が見たい。
バースは、打たせて取る先発タイプ。守備のいい日本ハム向きで、メンドーサの1年目の7勝以上が目標。
上沢、浦野、中村は、6人目の先発の座をかけたリベンジの1年。誰かが6人目の先発の座を確かなものにすれば、ソフトバンクと優勝争いできる。
高梨は、ファームで11勝6敗(2位)、防御率3.38(4位)。唯一、規定投球回数に到達した。2016年は1軍でも活躍を期待したい。
谷元は、防御率は、2014年が1.59、2015年が3.18とダウンしているが、FIPは、逆に2.96から2.31とアップしている。それだけ、内容が良かったということ。
鍵谷は、相変わらず、1年間、安定して投げられなかった。絶好調時の爆発力はすごく、2016年も調子を見極めながら起用。
石井は、貴重な中継ぎ左腕。2015年は見事に復活した。大事に使えば、2016年も信頼できる。
マーティンは、150kmを越える速球が魅力。2015年は、防御率は5.66と悪かったものの、FIPは3.51で、メジャーでこれなら、日本でもやれそう。
宮西は、2011年から2015年まで、防御率は2.21、2.25、1.74、2.16、2.70、三振奪取率は9.51、8.40、7.52、8.28、6.75。FIPは、この4年は、2.97、2.69、3.18、3.74。2015年は勤続疲労がたたった。けががいい休養になれば。
白村は、次世代のクローザーとして躍進した一年だった。三振奪取率も10.30と優秀。シーズン終盤のオーバーワークが心配だが、増井が調整休養時にはクローザーの代役もできる。
増井は、何年も増井クローザー説を提唱してきたが、2015年は初めてクローザーとして定着した。三振奪取率も、2011年から9.73、8.67、9.00、9.16、10.65と圧倒的で、今年は40セーブ以上、最多セーブ投手賞が目標。

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