日本ハムファイターズ2020ラインアップ

富田がいる頃から、つまり、約40年にわたる、日本ハムのファンです。観戦は、90%以上ケーブルテレビですが、GAORA、スカイA、J SPORTS、日テレG+とTBSなどの地上波CS(フジテレビを除く)が見られるので、BS、首都圏のUHF(すべて見られます)を含めて、大半の試合を1回から終了まで観戦しています。GAORAのキャンプ中継も、2020年も基本的にはすべて見ます。
いよいよキャンプインし、FA、トレードも一段落したかと思いますので、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年、2011年に続き、2月1日時点で今季の陣容を個人的な希望を踏まえて書いてみます。以下は、これまでの選手の動きです。

6月27日 退団: 鍵谷(トレード・読売)
6月27日 退団: 藤岡(トレード・読売)
6月27日 入団: 吉川(トレード・読売)
6月27日 入団: 宇佐見(トレード・読売)
9月26日 退団: 實松(読売2軍バッテリーコーチ)
9月27日 退団: 田中賢(日本ハムファイターズスペシャルアドバイザー)
10月1日 退団: 中村()
10月1日 退団: 田中豊(読売育成)
10月1日 退団: 立田(JR北海道クラブ)
10月1日 退団: 森山()
10月1日 退団: 岸里(琉球ブルーオーシャンズ)
10月11日 退団: ハンコック()
10月11日 退団: バーベイト()
10月24日 退団・入団: 高濱(日本ハム・育成)、高山(日本ハム・育成)
10月31日 退団: 森本(引退)
11月23日 入団: 河野(ドラフト1位・JEF西日本)、立野(ドラフト2位・東海理化)、上野(ドラフト3位・京都国際高校)、鈴木健(ドラフト4位・JX-ENEOS)、望月(ドラフト5位・創価大学)、梅林(ドラフト6位・広島文化学園大学)、片岡(ドラフト7位・東日本国際大学)、宮田(育成ドラフト1位・福岡大学)、樋口(育成ドラフト2位・新潟アルビレックス・ベースボールクラブ)、長谷川(育成ドラフト3位・新潟アルビレックス・ベースボールクラブ)。
11月26日 入団: バーヘイゲン(デトロイト・タイガース)
12月5日 入団: ビヤヌエバ(元読売)

・退団(13人(育成1人))
投手: 鍵谷、藤岡、中村、田中豊、立田、ハンコック、バーベイト、高山。
捕手: 實松。
内野手: 田中賢、高濱、森本(育成)
外野手: 森山、岸里。

・入団(11人(育成5人))
投手: 吉川、河野、立野、鈴木健、望月、長谷川(育成)、高山(育成)、バーヘイゲン。
捕手: 宇佐見、梅林。
内野手: 上野、樋口(育成)、高濱(育成)、ビヤヌエバ。
外野手: 片岡、宮田(育成)。

栗山監督の8年間で、優勝→最下位→3位→2位→日本一→5位→3位→5位、と成績は乱高下。
2019年は5位だったが優勝した西武からは13ゲーム差で、2018年は3位でも同じく優勝した西武から13.5ゲーム差だったので、ゲーム差的にはそれほどの違いはない。
しかしながら、内容は大違い。2017年は陽、谷元、メンドーサを放出、2018年はマーティン、増井、大谷というクローザー、セットアッパー、エースが移籍したにもかかわらず、2019年はレアードを残留させられず高梨を放出。
案の定、本塁打は6球団唯一の2ケタ台となる93本。レアードが移籍したロッテは158本で、本拠地のホームランの出やすさの違いはあるにせよ、レアードの分を単純に差し引きすると、日本ハムは125本でロッテは126本とほぼ同数。先発投手も明らかに不足となり、やりくりに苦労した。
オリックスを自由契約になった金子、台湾の4割バッター・王を獲得し、大きな戦力ダウンにはならなそうという観測も絵に描いた餅となり、2019年に書いた“大失態”(レアード)と“不可解”(高梨)がまさに現実のものになってしまった。
2020年はどうかというと、大きな戦力ダウンこそなかったものの、戦力アップは新外国人と新人頼み。新外国人は額面通りなら投打の主力となる可能性があり、新人はドラフト上位の社会人投手3人に即戦力の期待がかかる。
バーヘイゲンは、2020年もMLBでローテーション入りする予定だった最速158kmの右の本格派で、シンカー、パワーカーブ、スライダー、チェンジアップも持つ。順当なら、ローテーションの中心にもなりうる。
ビヤヌエバは、元MLBで2019年は読売に所属した右打ちの三塁手。2018年にはサンディエゴ・パドレスで打率.236ながら20本塁打を放っているが、読売では打率.223、8本塁打に終わってしまった。環境が変わって本領発揮なら、レアード並みの活躍も期待できる。

◆スターティングメンバー◆
8 西 川 .288 5本 19盗(左)
7 近 藤 .302 2本 1盗(左)
9 大 田 .289 20本 6盗(右)
3 中 田 .265 25本 0盗(右)
D  王 .255 3本 1盗(左)
6 渡 邉 .262 11本 2盗(右)
4 横 尾 .188 3本 0盗(右)
5 ビヤヌエバ.223 8本 2盗(右)
2 清 水 .259  5本 0盗(右)

1番西川は、1番に起用してこそ俊足が生かせるが、2019年は本塁打も盗塁も半減。メジャーはさておき、2年ぶりの盗塁王をめざしてほしい。
2番近藤は、攻撃的2番というよりは、ホームランを2ケタ打てる打者ぞろいの日本ハム打線において、打率・出塁率・走力を考慮すると適格という判断から。
3番大田は、打率.274→.289、本塁打14本→20本。年間を通じて活躍し、確実に進化している。長打力を鑑みても3番が妥当。
4番中田は、打率.265→.242、本塁打25本→24本。打率が安定せず、長打力も物足りない。ビヤヌエバが本領発揮なら5番でも。
5番王は、不慣れな環境に苦しみ本来の実力を発揮しきれなかった。2年目となるだけに、打率.280、本塁打10本以上を期待。
6番渡邉は、打率.242→.262、本塁打7本→11本と、2019年で最も成長した選手。ウィークポイントである本来のショートに戻して人材を有効活用。
7番横尾は、7本→9本と伸ばしてきた本塁打が3本に激減。打率アップを狙った打撃改造は、打率にも本塁打にも裏目に出た。大砲復活に期待。
8番ビヤヌエバは、2018年にサンディエゴ・パドレスで20本塁打を放っており、2019年の読売での8本塁打が意外。気楽に打てる下位に置いて様子見。
9番清水は、腰の手術で開幕には間に合わなかったが、いざ戦線に加わるとしっかりと結果を残した。2020年は開幕から活躍。

◆控え(代打、代走、守備固め)◆
捕 宇佐見.198 0本 0盗(打・左、守)
捕 石川亮.200 0本 0盗(守)
内 清 宮 .204 7本 0盗(打・左)
内 石 井 .224 4本 2盗(打・左、走、守)
内 中 島 .220 0本 12盗(走、守)
内 杉 谷 .209 4本 5盗(打・両、走、守)
内 平 沼 .236 1本 2盗(打・左、走、守)
外 松 本 .333 0本 0盗(打・右、走、守)
外 谷 口 .229 2本 0盗(打・左、走、守)
外 淺 間 .239 3本 1盗(打・左、走、守)

清宮は、伸び悩んでちぐはぐな1年だった。クリーンアップを打てる逸材だけに、ブレークを期待したい。ビヤヌエバが案外ならレギュラー。

◆オープナー◆
加 藤 4.53  5勝8敗3H0S(左)
上 原 5.56  1勝3敗0H0S(左)
◆先発◆
有 原 2.46 15勝8敗1H2S(右)
上 沢 3.15  5敗3敗0H0S(右)
バーヘイゲン5.90 4勝3敗0H0S(右)(デトロイト・タイガース)
金 子 3.04  8勝7敗2H0S(右)
杉 浦 3.74 4勝4敗0H0S(右) 
ロドリゲス3.25 6勝7敗8H1S(右)
◆先発谷間◆
マルティネス—- -勝-敗-H-S(右)
 堀 5.22  4勝4敗5H1S(左)
◆ロングリリーフ◆
玉 井 2.61  2勝3敗11H0S(右)
村 田 3.18  0勝2敗2H0S(右)
◆中継ぎ◆
公 文 3.96  2勝0敗1H1S(左)
井 口 2.53  1勝0敗7H1S(右)
石川直3.31  3勝2敗21H5S(右)
西 村 3.83  1勝0敗3H0S(右)
◆セットアッパー◆
宮 西 1.71  1勝2敗43H0S(左)
浦 野 4.98  3勝1敗7H0S(右)
◆クローザー◆
秋 吉 2.96  0勝5敗7H25S(右)

オープナーは、実績十分の加藤に加え、2、3イニングなら抑える力がある上原も有力。斎藤も好調時なら担えるはず。
先発は、バーヘイゲン次第で駒がそろう。金子は、先発に専念してこそ。堀は、有原のポスティングでのメジャー移籍に備え、ローテーション入りできるように育てたいが、クローザーの適性もありそう。マルティネスは、体調次第なのと外国人枠が問題。ビヤヌエバが案外なら先発ローテーション。
ロングリリーフは、玉井と村田が最適。先発が崩れた際の急遽登板でも安定感抜群で、長い回も安心して任せられる。
中継ぎとセットアッパーは、日替わりで交代。中継ぎ候補でも十分にセットアッパーを務めることができる。
クローザーは、秋吉が日本ハムに移籍して復活。有力候補も見当たらず、2020年も重責を担えそう。堀も、楽天の松井的な雰囲気があり、試してみたいところ。

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