日本ハムファイターズ2024ラインアップ

富田がいる頃から、つまり、40年以上の日本ハムのファンです。観戦は、大半がケーブルテレビですが、GAORA、スカイA、J SPORTS、日テレG+とTBSなどの地上波CS(フジテレビを除く)が見られるので、BS、首都圏のUHF(すべて見られます)を含めて、可能な限り多くの試合を観戦するようにしています。
キャンプインを控え、FA、トレードも一段落したかと思いますので、2011年から2023年に続き、1月31日時点で今季の陣容を個人的な希望を踏まえて書いてみます。以下は、これまでの選手の動きです。

08月18日 退団: 木村(引退)
08月19日 退団: 谷内(日本ハム・内野守備走塁コーチ)
09月29日 入団: 孫(台湾・中國文化大学)
10月03日 退団: 井口
10月03日 退団: 姫野
10月29日 退団: 立野
10月29日 退団: 松岡
10月29日 退団: 梅林
10月29日 退団: 山田
10月30日 退団: マーベル
10月30日 退団: アルカンタラ
10月30日 退団: ハンソン
11月07日 退団: 宮内
11月13日 退団: 王
11月19日 入団: 鍵谷(読売)
11月20日 入団: 松岡(日本ハム・育成)
11月20日 入団: 梅林(日本ハム・育成)
11月20日 入団: 宮内(日本ハム・育成)
11月23日 入団: 細野(ドラフト1位・東洋大)
11月23日 入団: 進藤(ドラフト2位・上武大)
11月23日 入団: 宮崎(ドラフト3位・山梨学院大)
11月23日 入団: 明瀬(ドラフト4位・鹿児島城西高)
11月23日 入団: 星野(ドラフト5位・前橋工業高)
11月23日 入団: 濱田(育成ドラフト1位・京都国際高)
11月23日 入団: 平田(育成ドラフト2位・瀬田工業高)
11月23日 入団: 加藤大(育成ドラフト3位・帝京大学可児高)
11月24日 退団: 吉田(トレード・オリックス)
11月24日 入団: 黒木(トレード・オリックス)
11月25日 入団: 山﨑(FA・オリックス)
12月01日 退団: ポンセ(自由契約)
12月04日 入団: マーフィー(3A・ミネソタ・ツインズ)
12月08日 退団: 長谷川(現役ドラフト・ソフトバンク)
12月08日 入団: 水谷(現役ドラフト・ソフトバンク)
12月11日 入団: ザバラ(3A・デトロイト・タイガース)
12月14日 入団: スティーブンソン(3A・ミネソタ・ツインズ)
01月08日 入団: レイエス(3A・カンザスシティ・ロイヤルズ)
01月12日 入団: バーヘイゲン(2A・セントルイス・カージナルス)
01月19日 退団: 上沢(ポスティングシステム・3A・タンパベイ・レイズ)
03月11日 退団: 郡(トレード・読売)
03月11日 入団: 若林(トレード・読売)
03月14日 変更: 福島(育成→支配下)

・退団(19人(育成2人))
投手: 井口、姫野(育成)、立野、松岡、マーベル、宮内、吉田、ポンセ、長谷川、上沢、福島。
捕手: 梅林、郡。
内野手: 谷内、山田、アルカンタラ、ハンソン。
外野手: 木村、王。

・入団(23人(育成8人))
投手: 孫(育成)、細野、加藤大(育成)、松岡(育成)、宮内(育成)、黒木、鍵谷(育成)、山﨑、マーフィー、ザバラ、バーヘイゲン、福島。
捕手: 進藤、梅林(育成)。
内野手: 明瀬、濱田(育成)、若林。
外野手: 宮崎、星野、平田(育成)、水谷、スティーブンソン、レイエス。

“BIGBOSS”こと新庄剛志が2022年から新監督に就任したが、2022年は一年を通じてトライアウトとなったことから成績は度外視、結果的に59勝81敗3分け、勝率.421で6位。5位のロッテとは9ゲーム差だった。
2023年は、”BIGBOSS”から新庄剛志となり、優勝も狙ったはずだったが、60勝82敗1分け、勝率.423で6位。5位の西武とは5ゲーム差だった。
2022年と2023年で投打を比較すると、チーム打率は.234→.231、チーム本塁打は100本→90本、チーム防御率は3.32→3.08。
チーム打率とチーム本塁打はともにリーグ4位からリーグ6位に悪化したものの、チーム防御率はリーグ5位からリーグ3位へと躍進。
打者は近藤のFA離脱の穴を埋めるのが新戦力のマルティネスだけでは補いきれなかったのに対し、投手は退団・入団による戦力の低下がなく全体的にはレベルアップしたからだろう。

そこで2024年だが、戦力面で大きいのは、上沢とポンセという先発2人の離脱。上沢は右のエースとして24試合に登板し170回を投げて9勝9敗、防御率2.96。ポンセは10試合に登板し51回2/3を投げて4勝5敗、防御率3.66。
ポンセは2シーズンで7勝と成績は今ひとつだが、ローテーションの一角なのは確かで、上沢とともにローテーション投手だった。
上沢の穴はオリックスからFA加入の山﨑が確実に補えるはずで、ポンセの穴はバーヘイゲン1人で十分に補える。
バーヘイゲンは、日本ハムに在籍した2020年と2021年で通算13勝、2023年はセントルイス・カージナルスでリリーフのみで60試合に登板して5勝1敗。
マーフィーは、2023年はミネソタ・ツインズの3Aで6勝4敗6セーブ、防御率3.69。三振の取れる投手なので、チーム事情に合わせて先発でもリリーフでもOK。
ザバラは、2023年はデトロイト・タイガースの3Aで7勝3敗5セーブ、防御率4.25。最速162kmで奪三振率が14.22だからクローザー向き。
打者は、レイエスの加入が大きい。メジャー通算108本塁打で、軽く振っただけで打球をスタンドに運ぶパワーの持ち主。シーズン中に29歳と若く、主軸を担える。
スティーブンソンは、左の巧打者。2022年と2023年は3Aで39盗塁と44盗塁で1、2番候補だが、外国人選手枠の問題で開幕1軍は厳しそう。

◆スターティングメンバー◆
7 松本剛 .276 3本 12盗(右)
6 上川畑 .212 0本 3盗(左)
5 清 宮 .244 10本 2盗(左)
9 万 波 .265 25本 2盗(右)
D レイエス.200 1本 0盗(右)(3A・カンザスシティ・ロイヤルズ)
2 マルティネス.246 15本 0盗(右)
3 野 村 .236 13本 4盗(右)
4 奈良間 .243 2本 2盗(右)
8 五十幡 .228 0本 17盗(左)

1番松本剛は、2022年は打率.347で首位打者を獲得したが2023年は打率が.276に下がった。ただ、パ・リーグの3割バッター自体が2人で、これでもリーグ5位。足も速く、チームリーダーとしても1番を任せられる。
2番上川畑は、打率が2022年の.291から.212に急降下、守備面でも安定性を欠いた。それでも2番は十分にこなせる。
3番清宮は、2022年は3年続いた7本塁打から18本塁打と大躍進したものの、2023年は怪我の影響もあって10本にとどまった。2024年こそ20本塁打を期待。
4番万波は、本塁打が2021年から2023年まで5本→14本→25本と着実に増加。打率も.265と確実性が増し、4番の重責を担える。
5番レイエスは、メジャー通算108本塁打の長距離砲で、日本の球場なら本塁打王も夢ではない。
6番マルティネスは、中日時代の2022年に打率.276、本塁打8本を記録。日本ハムに移籍した2023年も打率こそ.246ながら本塁打は15本と倍増。恐怖の6番バッター。
7番野村は、2023年は打率.236、本塁打13本と調子が出ないまま終わった。ファースト転向で守備の負担が減れば打率は上向くはず。
8番奈良間は、上川畑の不振もあり、終始、上川畑を脅かした。打撃も守備も遜色なく、ハイレベルでの競り合いを期待。
9番五十幡は、毎年、書いていることだが、故障さえなければ1番を任せたい。規定打席なら、打率.260、最多盗塁のタイトルの最有力候補。

◆控え(代打、代走、守備固め)◆
捕 伏 見 .201 3本 0盗(右)
捕 古 川 .186 0本 0盗(左、打)
捕 郡 司 .254 3本 2盗(右、打)
内 加藤豪 .210 6本 3盗(左)
内 石 井 .186 0本 3盗(左、打、走、守)
内 細 川 .216 1本 1盗(左、走、守)
外 淺 間 .222 0本 0盗(右、打、走、守)
外 今 川 .197 0本 3盗(右、打、守)
外 江 越 .180 5本 9盗(左、打、走、守)
外 矢 澤 .177 1本 2盗(左、打、走、守)
外 スティーブンソン.317 16本 44盗(左、打、走)(3A・ミネソタ・ツインズ)

伏見は、移籍初年度の気苦労もあったか成績は今ひとつだが、山﨑の加入もあり投手によっては正捕手。
古川は、打撃センスの良さを1軍で見せることができないが、打力をアピールしてこそで捕手以外でも勝負できれば。
郡司は、捕手登録ながら内外野もこなせるユーティリティプレイヤー。捕手にこだわらずに出場機会を増やしたい。
加藤豪は、怪我だったりマークが厳しくなったりで、打率.210、本塁打6本と案外な成績に終わった。強打の2塁手は魅力で、シュアな打撃を期待。
石井は、2022年は打率.236、本塁打6本とキャリアハイをマークしながら、2023年は打率.169、本塁打0本と低迷。2024年こそ。
細川は、3年目になって60試合出場と頭角を現した。高卒4年目だけに、出場機会を増やすことが目標。
淺間は、2023年もオープン戦で左くるぶしを骨折して13試合出場と不完全燃焼に終わった。順調に回復すれば。
今川は、2022年の打率.227、本塁打10本から、2023年は打率.197、本塁打0本と不振を極めた。2024年は巻き返し可能。
江越は、阪神から移籍初年度となった2023年は、打率.180ながら、本塁打5本、盗塁9で、守備もうまく控えにピッタリ。
矢澤は、大谷、上原に続く二刀流挑戦ながら、野手としては、長打、俊足、強肩を今とつ活かせなかった。
スティーブンソンは、2023年は3A・ミネソタ・ツインズで打率.317、本塁打16本、盗塁44だから、強打の1番打者として期待できるが、外国選手枠が問題。

◆先発◆
伊 藤 3.46 7勝10敗0H0S(右)
加藤貴 2.87 7勝9敗0H0S(左)
山 﨑 3.25 11敗5敗0H0S(左)
バーヘイゲン9.00 0勝0敗0H0S(右)(3A・セントルイス・カージナルス)
鈴 木 2.63 6勝4敗1H0S(右下)
上 原 2.75 4勝7敗0H0S(左)

◆先発谷間◆
マーフィー3.49 6勝4敗0H6S(右)
北 山 3.41 6勝5敗0H0S(右)
根 本 2.88 3勝1敗0H0S(左)
ロドリゲス5.09 1勝7敗12H0S(右)

◆ロングリリーフ◆
杉 浦 2.78 0勝1敗0H0S(右)
玉 井 2.63 0勝2敗10H2S(右)

◆中継ぎ◆
河 野 1.70 1勝4敗20H0S(左)
宮 西 2.66 1勝3敗13H1S(左)
福 田 0.00 1勝0敗3H0S(左)
山本拓 1.50 0勝0敗3H0S(右)
 堀  9.00  1勝0敗0H0S(左)
池 田 2.86 1勝5敗25H0S(右)

◆セットアッパー◆
田中正 3.50 2勝3敗8H25S(右)

◆クローザー◆
ザバラ 4.25 7勝3敗0H5S(右)(3A・デトロイト・タイガース)

伊藤は、クローザータイプに思えるが、開幕投手を務めるということは2024年も先発が確定。投手陣は充実しており、先発でもクローザーでも。
加藤貴は、国内FA権を行使せず日本ハム残留。左のエースというだけでなく、日本ハムのエースとも言え、2024年は初の2ケタ勝利へ。
山﨑は、オリックス時代の2023年が初の2ケタとなる11勝。その前2年は8勝と5勝ながら、防御率は3点台半ばと安定。
バーヘイゲンは、日本ハム時代の2020年と2021年に100イニング前後を投げて8勝と5勝。2023年はメジャーでも活躍し、安心して先発を任せられる。
鈴木は、2022年からアンダースローにして先発転向して成功。2023年も好ダッシュで6勝をマーク。慣れられたがローテーションは担える。
上原は、2022年は73回1/3を投げて防御率3.19で3勝、2023年は101回1/3を投げて防御率2.75で4勝。すっかり安定感が増した。
マーフィーは、2023年はミネソタ・ツインズの3Aで6勝4敗6セーブ、防御率3.69。外国人選手枠の関係で谷間先発とリリーフ。
北山は、2023年は先発転向で結果を残した。ローテーション投手の状況次第ではローテーション入りも狙える。
根本は、2023年は高校卒業3年目で期待されたが、試合数は13試合から5試合に減少。それでも、防御率2.88で3勝1敗だからポテンシャルの高さは見せた。
ロドリゲスは、2023年は先発復帰。外国人選手枠の関係もあり、登録と抹消を繰り返しながらの先発。
杉浦は、2023年は24試合に登板し防御率2.78と力のあるところを見せた。ロングリリーフもこなせそう。
玉井は、2023年も50試合登板で、防御率は過去3年の3点台前半から2.63とより安定度を増した。ロングリリーフなどで欠かせない存在。
河野は、2023年は2021年以来の好成績を残した。やはり、勝ちゲームの中継ぎ向きで、2024年も勝利の方程式を担う。
宮西は、2022年で14年続いた50試合以上登板がストップしたが、2023年は大事に使われて復活。2024年もそれなりの成績を残せそう。
福田は、2023年に29試合、26回1/3投げて防御率0.00と完全復活。強力な左の中継ぎ陣の一角を担う。
山本拓は、2023年シーズン途中に中日から移籍して中継ぎとして好成績を挙げた。2年連続して結果を残したいところ。
堀は、2021年になって素質が開花したが、堀頼みの起用も裏目に出て2022年と2023年は不振。ただ、これで終わる選手ではないはず。
池田は、セットアッパーに転向し、速球を武器に好成績を残した。2024年もこの勢いで勝利の方程式の一角を担ってほしい。
田中正は、2023年にソフトバンクにFA移籍した近藤の人的補償として日本ハムに移籍。クローザーとして大成功を収めたが、被本塁打6、防御率3.50は不安定。
ザバラは、最速162kmで、2023年は3A・デトロイト・タイガースで7勝3敗5セーブ、防御率4.25、奪三振率14.22。クローザーにピッタリ。

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