バランスボール「SAKURAI PWF-65」&フィットネスチェア「バランスワン フィットネスチェア(ワブリー)」レビュー

日本最大のスポーツ・健康産業総合展示会「SPORTEC 2019」が2019年7月9日から11日まで東京ビッグサイト・青海展示棟で開催されており、私も7月9日に出かけました。その際に、フィットネスチェア「バランスワン フィットネスチェア(ワブリー)」を入手したので、2018年5月18日に注文して1年以上が過ぎているバランスボール「SAKURAI PWF-65」と合わせてレビューします。
バランスボールは、フィットネスボールとも呼ばれますが、フィットネスチェア同様、その上に乗ったり座ったり体を預けたりすることで、ストレッチしたり、体幹を鍛えたりすることができます。

「SAKURAI PWF-65」は、合成樹脂製のノンバーストフィットネスボールで、一瞬で割れたり裂けたりしないように丈夫に作られています。バランスボールを購入する際は、このように「ノンバースト」と明記されているものを買うと安心です。
サイズは、ボールに座り股関節の角度が100~110度になる大きさが最適で、身長が、160cm前後以下なら55cm、180cm前後以下なら65cm、180cm前後以上なら75cm、となります。耐荷重は約180kgもあり、バランスボールに体を預けた状態でダンベルを持ち上げることも可能です。
この製品は、簡易な空気入れや、適切な空気充填量が分かるメジャーが付属しており、空気を入れるのが比較的楽で、どれだけ空気を入れるかの目安にもなります。

「バランスワン フィットネスチェア(ワブリー)」は、スツール型フィットネスチェアで、直径30cm×高さ40cm、重さ約2.5kg、耐荷重約150kg。外周はEVA素材で作られており、体に優しくフォームローラーとしてストレッチ運動に使えます。
チェアの下側は緩やかな半球状になっており、フィットネスボールのように上に座ってゆらゆらと360度回転させることができます。座面は、ほぼ水平で、わずかながらクッションがあります。

逆向きにすると、水平な座面が下側になるため、普段は緩やかな半球状側に安定して座ることが可能です。ただし、クッション性はほぼないため、普通のイスとして長時間座る場合には、何らかのクッションを置いた方がいいかもしれません。
バランスボールでも、フィットネスチェアでも、できることはほとんど同じで、その上に乗ったり座ったり体を預けたりして様々な動きをすることで、ストレッチしたり、体幹を鍛えたりします。

最大の違いは、大きさと安定感です。バランスボールはフィットネスチェアのほぼ倍の大きさがあるとともに完全な球のため、円柱型で小型のフィットネスチェアと比べると安定感に欠けます。
価格差も大きくなります。バランスボールは、1000円台前半から買うことができ、ノンバーストタイプでもタイミングが良ければ1500円以下で買うことが可能です。それに対して、フィットネスチェアは、希望小売価格が1万2960円、Amazon.co.jpや楽天市場などでは1万円以下で買えることもありますが、それでも気軽に買える価格ではありません。

バランスボールは、使い方によっては安全性にも配慮すると少し広いスペースが必要になりますし、使わない時は場所をとってけっこう邪魔になります。しかし、体幹を鍛えるという意味では、この安定感のなさが効果を発揮します。
安定感がないため、あらぬ方向に転がったり、自分が転げ落ちたりするのを防ぐために、体幹に力を入れて支える必要があるのです。日頃から運動していて体幹も合わせて鍛えたくて、それなりに置く場所がある人ならバランスボールがお勧めです。

フィットネスチェアは、過度に傾けない限り転倒することはなく、横向きに使う際に転がっても体ごと持っていかれることもありません。バランスボールのような乗せられている感がなく、安定感が高いのです。
ストレッチしたり体幹を鍛えたりするためには自ら積極的に動く必要があるのですが、動きをコントロールしやすい分、普段はあまり運動しない人や高齢者などでも気軽に使えます。
本来の目的に使わない際は普通のイスとしても使え、邪魔にならずデザイン性もあるため洋室や子供部屋などにもなじみます。幅広い人や用途に使いたいなら、フィットネスチェアが適しています。

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