ワイヤレスイヤホン「スカルキャンディー JIB+BLUE(S2JPW-M101)」レビュー

インナーイヤータイプのマイク内蔵Bluetoothワイヤレスイヤホン「スカルキャンディー JIB+BLUE(S2JPW-M101)」(3006円)を2020年7月5日から使い始めたのでレビューします。
私は、イヤホンとヘッドホンは2018年11月から、ステレオヘッドホン「JVC HA-S500」(PS VR専用)、Bluetoothイヤホン「エレコム FASTMUSIC“bund” LBT-HPC14MPWH」(自宅用)、ノイズキャンセリングヘッドホン「MPOW H5 Bluetooth ヘッドホン」(屋外用)、完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS TrueFree+」(自宅用)、と4台も買っていて、しばらくは購入しないはずでした。
ところが、「SOUNDPEATS TrueFree+」の左耳を危惧していた通りトイレに落としてしまったのです。レビューにも書いた通り、左耳はサイズ的に合いそうなSでもねじりながらねじ込まないとすぐに外れそうになるのですが、それを行う前にうっかりとTシャツをぶつけて見事にトイレの奥深くはまってしまいました。
拾うこともできず、片耳だけを公式サイトで買うこともできず、片耳だけで聴く気にもなれず、短命ながらお蔵入りとなりました。自宅で安心して聴くことのできるワイヤレスイヤホンがなくなってしまったため新たに購入することにしたのですが、フルワイヤレスイヤホンはさすがに危険すぎて買う気が起きません。
前にも書きましたが、家ではトイレや入浴後に脱衣所で髪を乾かす際に毎日のように使っています。その時に、何かとコードが邪魔になることがあり、何回もコードを引っかけているといずれは断線しそうなので、ワイヤレスイヤホンが最低条件になります。
いろいろと探してみたのですが、ヤマダ電機で買い物しないとポイントが2020年7月で失効することから、ヤマダ電機で販売されているもので、ポイント(2170ポイント)使用前提で5000円未満のものの中から選びました。
結果的に、イヤホン・ヘッドホン選びで必ず目にし、コストコでも販売されていて、アメリカのストリートカルチャーを感じさせる、スカルキャンディーのワイヤレスイヤホン「スカルキャンディー JIB+BLUE(S2JPW-M101)」を購入することにしました。

【デザイン】9
外箱は、黒い縦長の紙の箱に、おなじみの「Skullcandy」のロゴとドクロマーク、製品写真、製品仕様が印刷されたもの。私は、ブルー、レッド、ブラックの3色の中からブルーを買ったのですが、製品写真にもブルーが使われています。
外箱は、エレコムのようにプラスチックでもなければ、サウンドピーツのようにゴージャスでもなく、文字などがお行儀良く印刷されてはいるものの、両者と比べるとアメリカのストリートカルチャーらしさが味わえます。
中のプラスチックトレーを引っ張り出すと、型抜きされたところにイヤホン、充電ケーブル、SとLのイヤーピース、ケーブルクリップがきちんと収まっており、ストリートカルチャーのイメージはあっても、工業製品を扱っているという律義さをうかがい知ることができます。
肝心のイヤホンは、ワイヤレスイヤホンで両耳とリモコン部・バッテリー部をケーブルでつなぐオーソドックスなタイプですが、リモコン部とバッテリー部をつなぐケーブルがネックバンド型とヌードル型の中間のきしめんのような形状で柔軟性と弾力性を兼ね備えた安心感があります。
また、左右のイヤホンとリモコン部・バッテリー部の長さが均一で、見た目も装着しても安定感のあるデザインになっています。ここのケーブルは通常の細さで、全体的な印象はパッと見はネックバンド型のようにも見えます。
スカルキャンディーおなじみのドクロマークは、両耳の外側とバッテリー部に型抜きされており、地味過ぎず派手過ぎず誰もが使いやすいと思います。また、両耳には取り外し可能なスポーツフィンが取り付けられています。
なお、感心したのが、バッテリー部の充電ふたです。このふたが完全に独立しているため、手軽に外して回転させて充電させることができますし、ふたを閉めた際にふたが浮き上がることもなくスタイリッシュです。

【音質】8
公式サイトによると、「エントリーモデルでありながらハッとするほどダイナミックで切れの良いサウンドは国内最大級のオーディオ製品のアワードであるVGPにて金賞を受賞しています(受賞ジャンル: 2019年夏Bluetoothインナーイヤー型ヘッドホン(5000円未満))」とのことです。
「SOUNDPEATS TrueFree+」同様、最初に聴いた時こそ「エレコム FASTMUSIC“bund” LBT-HPC14MPWH」よりもキンキンするかもと感じたのですが、それは最初だけでした。
すぐに音には慣れて、YouTubeでトークを聞いても音楽を聴いてもクリアで明瞭感ある音を楽しむことができます。
なお、3ボタンあり、音楽の再生・停止・早送り・巻き戻し・音量調節などを行うことが可能です。ボタンも物理ボタンで大きく、簡単にブラインドタッチすることができます。

フィット感】9
リモコン部とバッテリー部をつなぐケーブルがネックバンド型とヌードル型の中間のきしめんのような形状で柔軟性と弾力性を兼ね備えており、首にかけた際にずれにくく心地良い装着感もあります。
また、左右のイヤホンとリモコン部・バッテリー部の長さが均一で、見た目も装着しても安定感のあるデザインになっています。コード長も短すぎず長すぎず絶妙です。
さらに、フィット感が選べるように、一般的なS・M・Lサイズが同梱されていますが、両耳ともにSサイズにすると抜群のフィット感で耳にしっかりと収まります。「SOUNDPEATS TrueFree+」よりいいのはもちろんのこと、「エレコム FASTMUSIC“bund” LBT-HPC14MPWH」も上回ります。
加えて、取り外し可能なスポーツフィンがあることで、耳の中への装着感がより一層高まっており、小さなパーツでありながらもその重要性を実感させられます。

【外音遮断性】7
カナル型イヤホンで、装着性は抜群なものの、所詮はイヤホンで外音遮断性はそれなりです。イヤホンは、外音が遮断されないことも必要だと思うので、これで十分でしょう。

【音漏れ防止】7
適度な音量で鳴らす分には、周囲にそれほど音は漏れないと思います。ただし、図書館のような静かなところや、満員電車の中などでは、周囲に十分に気を配る必要はあります。

【携帯性】8
Bluetoothイヤホンなので携帯性が高いのは当然ですが、リモコン部とバッテリー部をつなぐケーブルがネックバンド型とヌードル型の中間のきしめんのような形状で柔軟性と弾力性を兼ね備えたものであるため、ものすごくコンパクトに収まるというわけではありません。
「エレコム FASTMUSIC“bund” LBT-HPC14MPWH」は、セリアで買ったイヤホンケースに入れていたのですが、これに入れるのは難しいので、100円ショップで買ったけれど使っていなかった10cm×15cmぐらいのソフトケースに入れています。
個人的には、自宅内で「iPad mini」とのセットでしか使わないので、このソフトケースならサイズ的にも形状的にも「iPad mini」と合わせて持ちやすいため問題ありません。

【総評】9
ワイヤレスイヤホンも、「エレコム FASTMUSIC“bund” LBT-HPC14MPWH」、「SOUNDPEATS TrueFree+」に次いで3台目ですが、総合的な使い勝手ではこれがベストになります。
ポータブルワンセグテレビ/マルチメディアタブレット「パナソニック ビエラ・ワンセグ SV-ME1000」は、「SOUNDPEATS TrueFree+」同様に使うことができなかったのですが、Bluetooth 5.0だと使えないらしいということはこの時に学習できたので想定範囲内でした。
また、完全ワイヤレスではないことに関しても、横になって使う際には首の後ろではなく首の前にかければ良いということも、「エレコム FASTMUSIC“bund” LBT-HPC14MPWH」で分かったので、ケーブルもこれよりは長持ちしそうだし、トイレで落とすこともなくなります。
連続音楽再生最大は約6.0時間と短いのは残念なところですが、この価格帯のBluetoothイヤホンとしてはこんなものなので仕方ありません。それでも、コストパフォーマンスとしては、ブランドイメージも合わせて、なかなかいい買い物だったと思います。

【2021年7月7日追記】
毎日のように使っていたのですが、2021年6月下旬ごろから、突然、電源ボタンの接触不良が起こり、通常は数秒間ボタンを押し続けることでオン/オフできるものが、10数秒押し続けてようやく反応するようになってしまいました。
確か購入してからちょうど1年ぐらいになるため、保証期間内で修理・交換できるのではないかと思ったのですが、小物だしひょっとすると保証期間は6ヵ月までかもしれません。
そこで6月30日に保障内容を調べてみると、保証期間はなんと2年もありました。電気製品は保証期間が1年のものが多いため、この保証期間の長さには驚きました。
保証書の日付は2020年7月3日だったため、保証期間が1年でもぎりぎり間に合ったとはいうものの、保証期間が2年というのはありがたいです。
すぐにカスタマーサポートに電話して状況を説明すると、メールで受け付けフォームのURLを送ってくれ、指定通りヤマト運輸の着払いでサポートセンターまで発送しました。
到着が最短で7月2日で土日もはさんだのですが、7月7日に無事に返送されてきました。
正確には、代品の交換で復旧ということで、小物ということもあるのか、リファービッシュという名の中古品ではなく、完全な新品が送られてきました。
これでまた、しばらくは使っていけそうですし、今回は、より長く使えることを期待したいものです。

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