セルスターから発売されているGPSレーダー探知機「AR-R100A」をAmazon.co.jpで2015年1月19日に購入しました。
長年、使用していたレーダー探知機が、正月に、突然、作動すらしなくなったからです。サンバイザーにはさみ、シガーライターから電源をとるタイプで、15年以上は使っていたと思うので、かなり頑張りました。
ロースピードキャンセラーがついていたり、電波や無線連絡をキャッチしたりと、機能的にはそんなに悪くはなかったのですが、さすがに古いこともあり、いいものが安く買えれば買い換えようと考えていたため、ちょうどいいタイミングだったとも思います。
当初は同タイプで考えていたのですが、GPSタイプも廉価版なら1万円以下から買えることが分かったため、貧乏人としては少しおごってGPSタイプを購入することにしました。
例によって、インターネットで調べまくり、セルスターが毎月更新されるGPSデータをパソコンとスマートフォンで無料でダウンロードできることから、セルスターの機種に絞ることにしました。
当初は、同タイプを5000円ぐらいで買い換えることを念頭に置いていたことや、余計な機能は必要ないことから、GPSレーダー探知機でも1万円ぐらいを上限に考えていたところ、廉価版では好評なこの機種が、タイミング良く500円ほど値下がりして1万283円になりました。
Amazonは、国内外問わず価格の変動が激しく、値下がりしてもすぐに値上がりすることが珍しくないため、即座に購入しました。
さて、そんな同製品の特徴は、以下の通りです。衛星数などの数値は、発売時点でのものとなります。
グロナス衛星の受信に対応し、受信可能な衛星数が約1.7倍に増加しています。グロナス24基(ロシア)、GPS31基(アメリカ)、準天頂衛星みちびき1基(日本)と、3種類56基の衛星を使用することができます。
同時受信可能な衛星数も、従来の12基から最大33基へと大幅に増加し、測位速度も向上しています。今まで測位が不安定だった都心部の高層ビル街、山間部などでも最大30mの誤差を解消し、道路からズレない高精度な位置測位が可能になりました。
3.2インチ高彩度MVA液晶の待ち受け画面でGPS受信数を表示させることができるのですが、即座に複数のGPSが受信されており、安心感があります。
また、Gセンサーがあり、トンネル内や高架下、ビル群などでGPS信号が途切れても、一定区間計測を続けてしっかりと警告します。
警告は、速度取締機までの警告表示を、写真表示やアニメで、より感覚的にドライバーに伝えます。
速度取締機まで残り何mか、そこでの制限速度は何km/hか、現在の速度は何km/hか、といったことが画面内にすべて表示されるため、とても便利です。
「My Cellstar」に登録(無料)すると、毎月更新されるGPSデータのダウンロードを無料で行うことができます。
アプリでできる、実写案内ダウンロード”Option”コラボレーション企画、公開交通取締情報、デジタルフォトフレーム、速度取締機などの情報提供はすべて無料です。ただし、PC用アプリでは、速度取締機などの情報提供機能はありません。
GPSレーダー探知機は、どこで取締りをしているかのデータが重要なわけで、そのデータが古かったり、データ更新が有料だったりすると、それだけで価値が大幅に下がってしまいます。それだけに、毎月、無料でダウンロードできるというのは大切な要素です。
収録データ件数は8万8000件以上で、そのうち取締り・検問データは3万4000件以上となります。データは多岐に渡っており、以下のものがあります。
取締りポイント
制限速度切替りポイント
Nシステム
事故多発エリア
警察署
交通警察隊
過積載監視システム
交通検問所
急カーブ
駐車禁止重点エリア
駐車禁止最重点エリア
道の駅
ハイウェイオアシス
盗難多発エリア
サービスエリア
パーキングエリア
スマートインターチェンジ
高速道凍結注意アナウンス
県境アナウンス
トンネル入口案内
トンネル出口案内
トンネル内急加減速警告
信号無視監視機
シートベルト待伏せエリア
一時停止待伏せエリア
飲酒待伏せエリア
携帯電話待伏せエリア
信号無視待伏せエリア
一方通行待伏せエリア
右左折禁止待伏せエリア
通行区分違反待伏せエリア
その他待伏せエリア
高速道路名称ボイス
道路識別機能
GPS警告ポイントロード選択機能
ロード自動選択
高速道インターチェンジ案内
高速道ジャンクション案内
交番・派出所・駐在所
ユーザーメモリ
事故多発路線
消防署
鉄道駅
さすがに、これらすべてが告知されるとわずらわしいため、設定モードが「オール」、「標準」(ベストセレクトされた機能がオン、工場出荷時の設定)、「マニュアル1」(高速道路向け)、「マニュアル2」(一般道向け)、「らくらく」(最小限)とあります。
「標準」でも、けっこう頻繁に警告が流れ、Nシステムやシートベルト待伏せエリア、一時停止待伏せエリア、飲酒待伏せエリアまで警告されるので、少しうるさい感じはします。
また、スピード違反の取締りも、過去に1回でもやっていれば表示されるのか、そんなところでやっているのを見たことがないようなものまで表示されます。
そのため、こちらが「また警告してる」と思って軽んじていると、細心の注意をすべき取締りポイントをおろそかにしてしまう危険性はあります。
各種無線警告とレーダー警告は鳴るのですが、横浜-富士スピードウェイ間では1度も鳴ることがなく、この点に関しては評価のしようがありません。
待受画面は、デジタルメーター、衛星情報、アナログメーター、使用状況表示、デジタル時計1、デジタル時計2、アナログ時計1、アナログ時計2、エリアビュー、エコドライブ、Gモニター、とあります。
なかなか使い勝手が良く、個人的にはエコドライブがお気に入りです。
これは、急加速、急減速、エコ速度、アイドル時間を5段階で表示するとともに、総合評価して100点満点で点数化して表してくれるものです。もっとも、画面の左半分、上4分の3を占めるこれが重要なわけではありません。
この待受画面では、GPS捕捉数、現在の速度、運転時間、走行距離、平均速度、現在時刻も表示されます。
これがとても便利で、時計、スピードメーターに加えて、運転時間、走行距離、平均速度が分かるのは、長距離ドライブをする際には、とても役立つのです。
ただ、スピードメーターに関しては、先日、横浜から富士スピードウェイまで往復した際に見ていたところ、100km/hで走っている時に94km/hと表示され、それ以外の速度でもスピードメーターよりも6%ぐらい少なめに表示されていました。
「表示速度補正機能」があるので、これを活用すれば、正しい速度に補正されるかもしれません。
取り付けは、マウントベースを使って取り付ける方法と、ダッシュボードに直接取り付ける方法があります。
私は、前者の方法を採用しましたが、マウントベースを前後左右に傾けることができ、自分が見やすく、液晶に映り込みしにくい角度にすることができるため、使い勝手が良好です。
また、液晶画面には、けっこうほこりが付着するため、私は100円ショップで3.5インチの液晶保護フィルムを買って貼り付けました。
このように、廉価版ながらも必要十分な機能がそろっており、毎月更新されるGPSデータのダウンロードも無料で行うことができるため、GPSレーダー探知機としてはコストパフォーマンスは高いと思います。
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