日本トレンドリサーチは、グーネット中古車と共同で「車中泊に関するアンケート」を実施、その結果を同社サイト内で公開しました。
同調査は、2023年4月27日から5月5日にかけてインターネットで行われました。質問内容は全部で9つあり、全国の男女600人から有効回答を得ています。
私も、富士スピードウェイや鈴鹿サーキットで土日にかけてレース観戦やイベント観戦を行う際には車中泊することにしており、日頃から車中泊には関心があるため、その調査結果は興味津々でした。
質問1: あなたは「車中泊」をした経験がありますか?
男性が50.7%と2人に1人が経験しているのに対し、女性も30.2%と3人に1人近くが経験しています。
男性が2人に1人なのは意外に多いと思ったのですが、女性が3人に1人というのはそれ以上に驚かされました。
この差は、男性は単独でも車中泊するのに対し、女性は家族や友人などと車中泊することが多いため、男性よりも少ない数になっているような気がします。
それでも、予想以上に日本では車中泊が一般化してきたんだなと思わされる結果でした。
世代別では、50代の51.3%が最も多く、40代と60代が43.3%で並び、30代以下は32.7%となっています。
50代、60代は、クルマを持っているのが当たり前だったり、クルマと密着した暮らしを送ってきたため、どこへ行くのもまずクルマという思考回路になっており、それが反映されているのかもしれません。
質問2: 主にどのような理由で「車中泊」をしますか?
「宿泊費の節約」が33.2%でトップ、「宿がなくやむを得ず」が27.0%と、ある意味消極的な理由が約60%を占めているのに対し、「アウトドアを楽しむため」が13.7%、「宿泊地を決めない自由な旅行をするため」が12.5%と積極的な理由も見られます。
もっとも、今後は「宿がなくやむを得ず」以外の理由が増えていきそうな気はします。
私のように「レース観戦のため」というのは、今後も少数意見に変わりはないのでしょうが・・・。
質問4: 車中泊をするうえで、困ることをすべて選んでください。(複数回答可)
「トイレ」が66.0%と3人に2人が選んでトップに立っていますが、車中泊をする際にはまずトイレの場所をチェックするものなので、これは当然と言えるでしょう。
「質問6:そのなかでも、もっとも困ることを1つだけ選んでください」でも、「トイレ」が41.4%と群を抜いています。
私のように車中泊の大半がサーキットだと駐車場内、もしくはその近くにトイレがあるのでトイレに困ることはなく、せいぜい朝のトイレ渋滞ぐらいになります。
「寝心地の悪さ」が55.5%で2位に上がっており、車中泊専用車でもない限り、これは致し方のないところではあります。
私はスポーツカーで車中泊していますが、リアシートを倒してマットを敷いて寝袋に入って寝ています。
寝心地が極端に悪いというわけでもないのですが、斜めに寝ざるを得ないため自然に寝返りができないのがつらいところです。車中泊とコストコ用にワゴンもほしいのですが・・・。
「お風呂」が44.5%で第3位で、これも分かるところです。私はサーキットでの車中泊だけにコインシャワーすらないのですが、100円ショップの体拭きで寝る前後に体を拭いているため、それほど不快でもありません。
「夏の暑さ」が39.1%、「冬の寒さ」が36.7%と仲良く4、5位に並んでいますが、これもある程度は工夫でしのぐしかありません。夏のポータブルファン、冬の寝袋の2枚重ねや「Nウォーム」などは必須です。
質問8: 車中泊にもっとも適していると思う車種を1つだけ教えてください。
「ハイエース」、「アルファード」、「セレナ」、「エルグランド」とワンボックス、ミニバンが列挙されています。
ワンボックスやミニバンが必ずしもフルフラットになって寝心地のいいベッドを作れるというわけでもないのですが、上方向のスペースにゆとりがあるのと、多人数でも寝られるのは確かです。
ワゴンはもちろんのこと、軽自動車でも寝るだけならそれなりに快適なクルマもあるため、車中泊も配慮したクルマ選びも重要になってきそうですし、自分なりに工夫を凝らすとそれなりに快適な車中泊もできるのではないかと思います。
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