姿勢改善効果抜群の腰当てクッション「コーナン ランバーサポート」レビュー

私は、デスクトップパソコン作業はローテーブルに座椅子で行っているのですが、普通の座椅子からゲーミング座椅子に変えたいと思い始めて半年以上経ち、時間にして累計100時間以上は調べています。
しかし、ゲーミング座椅子は、1万5000円ぐらいからと高い割には、楽天市場やAmazon.co.jpなどのセールでも大幅に値引きされることがないため、買うまでには至っていません。
ゲーミング座椅子の特徴といえば、クルマのバケットシートを想起させるデザインですが、頭までカバーするハイバック、ヘッドレスト、ランバーサポート、360度回転、アームレスト、などもスタンダードな座椅子にはない特徴です。
この中で手持ちの座椅子でもすぐに実現できるのがランバーサポートで、ゲーミング座椅子をいつ買えるか分からないだけに、それだけでも早期に実現させようと思い立ちました。
なぜなら、通常の座椅子に座っていると、どうしても背中が丸まって猫背になって姿勢が悪くなるからです。座りながらも時々背中を伸ばして胸を張るようにはしているのですが、そんな姿勢は長持ちしません。
姿勢を崩して座る際には、座面と背面の間にできる三角形の隙間に小さなクッションをはさんで腰を支えているのですが、パソコン作業をするためにしっかり座る際には、このクッションでは役に立ちません。やはり、専用の腰当てクッションが必要です。

クッションを当てる場所は、腰椎から肩甲骨の下までの背中が窪んだところで、ここにクッションがあれば、背中が丸まって猫背になって姿勢が悪くなることもありません。
例によってインターネットであれこれと調べたのですが、腰当てクッション、背当てクッション、ランバーサポートなど、名称は様々でした。
背当てクッションは、どちらかというと背中全体をカバーするクッションを指すことが多いのですが、必ずしもそうでない場合もあります。
腰当てクッションとランバーサポートは、場所的には腰とランバー(腰椎)とほとんど同じで、メーカーによって使い方が違ったり、クッションとサポートで方向性が異なったりといった違いはありそうです。
私が必要なのは、腰椎から肩甲骨の下までの背中が窪んだところをカバーでき、クッション性よりもサポート性があって、それなりに厚みがあり、そこそこ硬さのあるものです。
もちろん、価格も重要で、できれば1000円ぐらい、高くても1500円以下までで探しました。何千円もするものを買うなら、それこそゲーミング座椅子を買ってしまった方がいいからです。
また、買ってみてダメなら次を買うというのも、結果的に高くつくことになり、それだったら最初からゲーミング座椅子を買った方が良かったということになります。
そんなわけで、インターネットで調べた上で、実際に店舗に出向いて硬さやフィット感を試すことができる、IKEA、ニトリ、コーナンの腰当てクッションとランバーサポートが候補になりました。

IKEAとコーナンは、どちらかの駐車場に駐車して徒歩でも行き来できるため、コーナンの駐車場に駐車して、IKEAとコーナンの両方を見てみることにしました。
IKEAは、「BORTBERG/ボルトベリ 腰当てクッション」が999円で販売されており、価格的にも有力だったのですが、一部のレビューにあった通り、ちょっと薄く柔らかすぎる気がしました。
背中のクッションを2cmぐらい厚くしたいという人には適していると思いますが、背中の窪みをサポートして背中が丸まって猫背になることを防ぐという目的ではちょっと薄く柔らかすぎます。
コーナンは、クッションコーナーにはなかったのですが、カー用品コーナーには1000円台前半で数多くあり、用途に合わせて選ぶことが可能でした。
中でも4種類が候補になり、少し柔らかかったり、少し硬かったり、実際に背中にも当ててみたところ、コーナンeショップにもあった「コーナン オリジナル SOUTHERNPORT ランバーサポート 11HK-251 BK/R」が良さそうでした。
色もブラックとレッドのツートンカラーでネットで見るよりも赤が鮮やかで、価格も1078円と4種類の中で最安値で、買って帰ることにしました。

製品のサイズは幅37cm×高さ33cmで、上下方向は中央が盛り上がって上下が薄くなり、特に上側の方が薄くなっています。これは、肩側はシートに自然につながって違和感なくもたれかかれるように考えられているからでしょう。
また、カー用品コーナーで売られているように、背面はバケットシートの形状に合うように左右が斜めに削られており、背中が密着する前面も体を支えるように左右が少し出っ張っています。
材質は、表地が通気性のいいポリエステルで、中身は硬めのウレタンフォームです。このウレタンウォームは、4種類の中では中間で少し硬めの部類でした。
さらに、シートに固定できるようにゴムが付いているのですが、クルマのシートに取り付けることを想定しているため、クルマのシートよりも小ぶりで平坦な座椅子に取り付けると、少し緩い感じがします。

実際に座椅子に取り付けて座って見ると、左右方向の少し出っ張ったサポートは窮屈感はなくまずまずですが、上下方向はもう少し短くても良かったかなという気はします。
上下方向の取り付け位置は、シートからわずかに浮いた状態にすると、腰椎から肩甲骨の下までの背中が窪んだところをカバーでき、体全体を押しつけるように座ると背中が丸まって猫背になることはありません。
実際、これを使うまでは、座りながらも時々背中を伸ばして胸を張るようにしていましたし、座椅子から立った際に腰を伸ばしたり胸を張ったりするようにしていたのですが、これを使ってからは姿勢改善効果が顕著で、自然と腰を伸ばして胸を張った姿勢が取れています。
欲を言えば、若干、厚みがあるため、1cmぐらい薄い方が良かったかなとは思いますが、長く使っているうちに少しはへたってくるでしょうし、薄すぎるものを買って期待したほどの効果が得られないというよりはいいはずです。
これだけ効果が実感できると、頭までカバーするハイバックとヘッドレスト、腕が楽で肩こりを軽減できるアームレストもほしくなりますが、それはゲーミング座椅子を買うまでのお楽しみとしておきましょう。
ちなみに、アームレスト付きの座椅子は持っているのですが、パソコンデスクで使うにはアームレストが大きすぎて出入りが大変なので、テレビを見ながらの食事専用になっています。

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