2000円の小型シーリングファンライト「LED MULTI-FUNCTION FAN LIGHT」レビュー

小型シーリングファンライト「LED MULTI-FUNCTION FAN LIGHT」を2023年11月9日にAliExpressで購入し、同月20日頃から使い始めて2ヵ月が経過したためレビューします。
同製品は、シーリングに直付けする名前の通りの「LEDマルチファンクションファンライト」です。
私は、リビングで「リモコン付きシーリングファン GFI-424-4L-RC」を2014年9月から使い始めて既に9年以上が経過しており、とても重宝しています。
そこで、洗面脱衣室でも同様の製品を使いたかったのですが、そのコンパクト版が安価に販売されていることが分かったため購入することにしたものです。
シーリングファンライトは、シーリングに直付けするファンライトで、海外ドラマや旅番組などで天井でファンが回っているのを目にしたことがあると思います。
シーリングファンライトは、そのシーリングファンとライトがセットになったもので、家庭でシーリングファンを設置するにはうってつけです。
シーリングファンを使う最大の目的は、天井に装着した際の雰囲気の良さもさることながら、その空気循環能力です。
冬場の暖房時、暖かい空気が天井に溜まって床付近が底冷えしたり、壁際や窓際が部屋の中央に比べて寒かったりと、暖房が部屋全体に行き渡らないことが珍しくありません。
しかし、シーリングファンを使うことで、天井付近に溜まった暖かい空気が天井から壁や窓を伝って床まで流れてくるため、天井付近・壁や窓付近・床付近の温度がほぼ均一になって、部屋のどこにいても暖房の恩恵を受けることができるようになるのです。
結果的に、暖房の温度を下げることもできるため、お財布にも優しくなって一挙両得になるというわけです。

実は、洗面脱衣室用のシーリングファンライトを探していたわけではなく、登録している中国の通販サイトからのメールでその存在を知りました。
このところの円安で、中国から購入するよりも日本の楽天市場やAmazon.co.jpなどで購入した方が安いかもしれないと思ったのですが、調べてみるとAliExpressで買った方が安く、シーリングファンライトに関してはAliExpressで調達することにしました。
購入したのは、「Ceiling Fans With Remote Control and Light LED Lamp Fan E27 Converter Base Smart Silent Ceiling Fans For Bedroom Living Room」で、実際の製品名は「LED MULTI-FUNCTION FAN LIGHT」となります。
購入時の価格は1683円(送料無料)で、円安がピークに近かったこともあり、この記事を書いている日の為替レートだと1448円で買えてしまいます。ただし、1500円以下だと送料がかかります。
製品のスペックは、直径258mm×高さ88mm、LED: E27、ボルテージ: 86-265V、ワット数: 20.5W(ファン4.5W)です。
洗面脱衣室のシーリングに装着するには直径258mm×高さ88mmとコンパクトなことが分かり、ボルテージも86-265Vと幅が広く日本でもそのまま使えます。
LEDの口金サイズが日本ではE26なのに対しE27とワンサイズ大きくなっていますが、調べていくとE26とE27は誤差の範囲と言え互換性があるということが分かりました。
また、マンションのダウンライトはソケットが深くなっており、「LED MULTI-FUNCTION FAN LIGHT」そのままでは装着できそうにないため、事前に「ソケットアダプター」も購入しておきました。この「ソケットアダプター」により、口金の長さを35mm長くできます。
以下に実際のトラッキングデータを載せておきます。これによると、注文当日に発送され、中国から日本に配送されているにもかかわらず、「7-day deilvery」ということもあり、わずか5日で到着しているということが分かります。

2023-11-14 11:46 GMT+9 Delivered. Package delivered.
2023-11-12 14:48 GMT+9 Out for delivery. Received by local delivery company.
2023-11-12 13:07 GMT+9 Clearing Customs. Import customs clearance complete.
2023-11-12 13:07 GMT+9 Import customs clearance started.
2023-11-12 09:45 GMT+8 Arrived at linehaul office.
2023-11-12 08:00 GMT+8 Departed from departure country/region.
2023-11-10 18:30 GMT+8 Leaving from departure country/region.
2023-11-10 10:32 GMT+8 Arrived at departure transport hub.
2023-11-10 00:52 GMT+8 Departed from sorting center.
2023-11-10 00:40 GMT+8 Processing at sorting center.
2023-11-10 00:40 GMT+8 Received by logistics company.
2023-11-10 00:11 GMT+8 Leaving warehouse. Package shipped out from warehouse.
2023-11-10 00:11 Store processing the order. Package ready for shipping from warehouse.
2023-11-09 22:46 Shipment information received by warehouse electronically.

到着した「LED MULTI-FUNCTION FAN LIGHT」は、きれいな化粧箱に入れられ、コンパクトに収めるために梱包の口金だけが外された状態で、それを本体に取り付けるだけになっていました。
本体の色は、通販サイトによっては複数選べる場合もあるのですが、洗面脱衣室が白基調なこともあり、ラインアップされているホワイトを選びました。
プラスチック製ではあるのですが、シーリングに装着すると違和感なく収まり、洗面脱衣室の雰囲気を損ねるようなこともありません。
ちなみに、ダウンライトが想像以上に深く、「ソケットアダプター」を追加で注文して2個連結して口金の長さを70mm長くしてピッタリな状態でした。
また、LEDの口金サイズがE27と日本のE26と異なるという点に関しても、事前に調べていた通り、「ソケットアダプター」に無理にねじ込むようなこともなく、脱着も簡単に行うことができます。
「LED MULTI-FUNCTION FAN LIGHT」という名称からもうかがえるように、2000円しないシーリングファンライトながら多彩な機能をそなえており、それらすべてを「インテリジェントリモートコントロール」(リモコン)で行うことができます。
リモコンの写真に照らし合わせながら、その多機能ぶりを紹介していきましょう。

1段目左: パワーオン/オフ。全体の電源をオン/オフします。
1段目中: ライトオン/オフ。ライトのみオン/オフします。
1段目右: ナイトモード。ライトが夜間モードになります。
2段目左: ウォームライト(電球色)。
2段目中: ニュートラルライト(昼白色)。
2段目右: ホワイトライト(昼光色)。
3段目: ブライトネス。左を押すと暗くなり、右を押すと明るくなります。12段階ぐらいあり、最も暗いのが「ナイトモード」と同等で、最も明るいと煌々とした灯りになります。家では中間ぐらいで使っています。
4段目: カラーテンパレーチャー。左を押すと電球色に近づき、右を押すと昼光色に近づきます。9段階ぐらいあって2段目よりも細かく調節でき、昼白色と昼光色の中間といったカラーテンパレーチャーも可能です。
5段目: ファンのオン/オフ。
6段目左: ファン弱。微風で、ファンの音よりも作動音の方が大きく感じます。
6段目中: ファン中。風を感じることができ、ファンの音と作動音が同じぐらいです。
6段目右: ファン強。風を十分に感じることができ、ファンの音が作動音よりも大きくなります。
7段目左: タイマー1時間。
7段目中: タイマー2時間。
7段目右: タイマー4時間。

このように、これだけの多機能をリモコンひとつでコントロールできるため便利なのですが、ひとつだけ問題点があります。
それは壁のスイッチでオン/オフすると、ライトだけ→ファンだけ→ライト&ファン、を繰り返し、なおかつライトは最も明るい昼光色になるということです。
リモコン自体は最後の設定を記憶しているため、いつでも自分の好みの設定で作動させたい場合には、壁のスイッチをライト&ファンで切り、リモコンでライトとファンを個別にオン/オフさせなければなりません。
もっとも、このあたりは慣れの部分でもあり、リモコンがコンパクトサイズのため、手に取りやすい場所に置いておけば問題ないでしょう。
また、シーリングファンライトというと巨大な扇風機のようなもので音が静かなはずですが、「LED MULTI-FUNCTION FAN LIGHT」は扇風機というよりもサーキュレーターといった方が適切な騒音とも言える音の大きさになっており、このあたりは妥協して使うしかないのかなと思います。
さらに、シーリングファンライトではあるのですが、扇風機が下向きに付いているようなもので、風が真下に来ます。
それでも、天井付近の空気は若干は攪拌されると思うのですが、冬場にそれ目的で使うと少し寒く感じます。

そのため、私は、丸く切った透明なプラ板をファンの下にぶら下げ、風が天井付近に行くように工夫しました。これにより、シーリングファン本来の目的が果たせるようになります。
このように、ちょっとした工夫と割り切りが必要な場合もありますが、2000円以下で買える洗面脱衣室向きのシーリングファンライトとしては十分な機能と性能を持っていると思います。
また、日本でも同等製品を3500円前後で購入することができるため、その中から気に入った製品を購入するのもいいでしょう。

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