「全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦 富士」(2010.7.18富士)

「全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦 富士の決勝を見るために、富士スピードウェイに行ってきました。曇り時々晴れ、気温31℃と、真夏のレース観戦としてはまずまずのコンディションになりました。
この日は、予選と決勝を一日で行うという珍しい試みがなされいます。
午前中の予選は、ノックダウン方式で行われ、ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が第1戦から7→4→1とポジションを上げ、2009年のシリーズチャンピオンらしい意地を見せています。
また、平手晃平(Mobil1 TEAM IMPUL)も同様に8→6→2と調子を上げ、フロントロウは新鮮な顔ぶれになりました。3位が小暮卓史(NAKAJIMA RACING)で、3戦連続3位以内と、ミスがありながらも3位をキープしたのはさすがです。

午後の決勝は、ロイック・デュバルがエンジンストールしてスタートを切れず、早々と1周遅れになって脱落。平手晃平がスタートでトップに立ち、そのまま後続を寄せつけずに逃げ切りました。
2位が12.793秒差でアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)、3位が14.890秒差でジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil1 TEAM IMPUL)が入りました。
決勝は、今年のフォーミュラ・ニッポンの傾向を引継ぎ、少し淡々としたものになりました。
富士の場合、トップフォーミュラですら、あちらこちらでオーバーテイクショーが楽しめるのですが、今回は、各車が数秒差で様子見しながら、終盤で仕掛けるのかと思いきや、最後までその差が詰まらないままだったのです。
トップフォーミュラなので、ハイレベルなレースを生で見ているだけでも楽しいのですが、やはり、富士らしいオーバーテイクショーを楽しみたかったところです。
平手晃平は、表彰式後のサプライズもあって、完勝できたところもあったのかもしれません。松田次生が、第4戦以降、KONDO RACINGから参戦することが決まったので、より白熱したレースが見られそうで楽しみです。

1 20 平手晃平(Mobil1 TEAM IMPUL)TOYOTA RV8K 44 1:06’05.040
2 36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)TOYOTA RV8K 44 1:06’17.833 12.793
3 19 J.P・デ・オリベイラ(Mobil1 TEAM IMPUL)TOYOTA RV8K 44 1:06’19.930 14.890
4 37 大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM’S)TOYOTA RV8K 44 1:06’24.363 19.323
5 32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)HONDA HR10E 44 1:06’25.382 20.342
6 8 石浦宏明(Team LeMans)TOYOTA RV8K 44 1:06’30.363 25.323
7 31 山本尚貴(NAKAJIMA RACING)HONDA HR10E 44 1:06’31.531 26.491
8 7 ケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)TOYOTA RV8K 44 1:06’37.967 32.927
9 2 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)HONDA HR10E 44 1:06’54.046 49.006
10 16 井出有治(MOTUL TEAM 無限)HONDA HR10E 44 1:06’58.646 53.606
11 10 塚越広大(HFDP RACING)HONDA HR10E 44 1:07’05.634 1’00.594
12 29 井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)TOYOTA RV8K 44 1:07’13.192 1’08.152
13 18 平中克幸(KCMG)TOYOTA RV8K 44 1:07’20.362 1’15.322
14 1 ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)HONDA HR10E 44 1:06’40.183 1Lap

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