「XBOX LIVE VISION」がアメリカから到着したので、ご紹介します。「XBOX LIVE VISION」は、「Xbox 360」のUSB端子に接続することで、以下のようなことが行えるようになります。
「XBOX LIVE VISION」に対応しているゲームなら、ジェスチャーでキャラクターを動かしたり、キャラクターに自分の顔を貼り付けたり、ビデオチャットしながらプレイしたり、といったことが、ゲームごとの対応状況によって可能になります。
また、ゲーム以外にも、フレンド同士でビデオチャットをしたり、カメラで撮影した静止画を添付した写真つきメッセージを送ったり、カメラで撮影した静止画をフレンド専用のゲーマーアイコンとして登録したり、することができます。
静止画は130万画素で、動画はVGA解像度(640×480)で秒間30フレームの撮影に対応します。更に、パソコンに接続して使うことも可能で、Windows XP SP2とUSB2.0に対応しています。
アメリカでは、「XBOX LIVE VISION」と「12-MONTH XBOX LIVE VISION GOLD PACK」が発売されており、後者には以下のものが同梱されています。
12-MONTH GOLD SUBSCRIPTION、XBOX LIVE VISION CAMERA、XBOX 360 HEADSET、XBOX LIVE ARCADE GAMES: UNO & ROBOTRON 2084、200 MICROSOFT POINTS。
これで$79.99なので、価格的にもお得なパッケージになっているというわけです。
さて、実際の「XBOX LIVE VISION」ですが、かなりコンパクトに作られており、幅と奥行きが4.5cm、高さが6cm程度で、デザインと色使いもすっきりとしており、見た目にもかわいらしい印象を受けます。
首振り機能も、前後は30度ぐらい、左右は45度ぐらい、首を振らせることができるため、置き場所にも困らないと思います。
「XBOX LIVE VISION」を接続したら、ダッシュボードのシステムから「Xbox Live ビジョン」を選択して以下のことが行えます。
灰色のリングを回してのピント調整、部屋の明るさ(自動調整、背景が暗い時、背景が明るい時)、明かりの種類(自動調整、電球、蛍光灯、太陽光)、蛍光灯ちらつき防止(自動調整、オン、オフ)。ピントは、よほどアップにでもしない限り、いじる必要はなさそうです。
それ以外の設定も、自動調整で大きな問題はありません。ただ、被写体をよりきれいに見せたい場合には、設定をいじった方がうまく写る場合があります。
夜で照明を落としているなら、部屋の明るさは背景が暗い時、明かりの種類は蛍光灯を使っているなら蛍光灯、蛍光灯ちらつき防止はオン。
フレンド専用のゲーマーアイコンを撮影する場合には、ゲーマープロフィールから、ゲーマープロフィールを編集→アイコンを変更する→写真を撮る、と進み、カメラの映像を見ながら撮影します。
10cm未満の接写にもピントを合わせることで対応できるので、お気に入りの小物を撮ることも可能です。写真は、ゲーマーアイコンとして使う際に周囲がカットされるため、画面いっぱいいっぱいに撮らないように注意します。
写真を撮る際、テレビ画面では反転表示されますが、実際に使う際には元に戻るので心配は要りません。また、撮った写真に特殊効果をかけることも可能で、16種類の中から選ぶことができます。
これでOKとなれば、フレンド専用アイコンとして登録することができます。もちろん、フレンド以外のプレイヤーには、このアイコンを見せることはできません。
ゲームは、「TotemBALL」を少し試しただけですが、当然のことながら「XBOX LIVE VISION」はプレイヤーの手の動きを認識して、プレイヤーがやった通りにキャラクターを動かしてくれます。
ただ、キャラクターの操作に夢中になっていると、カメラの撮影範囲外で手を動かしているなどということがあるため、カメラの設置場所と角度は考えた方がいいかもしれません。
また、「TotemBALL」の場合には、手を宙に浮かせた状態で休みなく動かしていなくてはならないため、長時間プレイをすると、ちょっとした筋力トレーニング代わりになりそうな感じです。
もっとも、これが初の本格的な「XBOX LIVE VISION」対応タイトルですし、無料のデモンストレーションとしては悪くはないと思います。今後は、アクションゲーム以外にも、スポーツゲームなどで、より効果的に「XBOX LIVE VISION」を活用したゲームが出てくることでしょうから。
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