ケンケンパで敏捷性向上「アジリティラダー」レビュー

「アジリティラダー」は、その名の通り「敏捷性はしご」です。はしごのような形状をしたものを地面に置き、2本の長い材と数本の短い横棒で構成される長方形を利用して“ケンケンパ”をすることで、敏捷性を培うトレーニング機器です。
私も興味があって、1000円ぐらいで買えることもあり、2019年3月10日に楽天市場で購入しました。長さ5m、プレート9枚のもので、長方形は8個になります。
マンションでもスペース的にはどうにかなるのですが、実際にこれを使ってトレーニングするとなると階下に響きそうだと思って、結局はお試し以上には使っていません。
そのため、あれこれ使ってみてのレビューというわけにはいかないのですが、まだ存在を知らないという方もいらっしゃるでしょうし、製品自体は手元にあってしっかりと見たり触れたりすることはできるし、紹介するだけでも価値はあると思うので、レビューすることにしました。

私が買ったのは、スタンダードタイプで、前述したように、長さ5m、プレート9枚、はしごの材に当たる部分がバッグの持ち手のような幅2cm弱の黒いひもで、はしごの横棒に当たる部分が幅42cm弱×奥行き2cm×厚さ4mmの青いプラスチック製の板で構成されています。
板の両サイドに穴が開いていて、その穴に黒いひもが通っており、長方形の材側の長さを微調整できるようになっています。また、黒いひもがつながっていることで、コンパクトに折り畳んでまとめることができ、すぐに広げて使うこともできるというわけです。
黒いひもの両端にはボタンが付いていて延長することができ、折り畳んでまとめた際に止めることができるひももあり、収納袋も付属しています。
プラスチック製の板は、私は青を買いましたが、ショップによっては黄や赤も販売されていて、使う場所や好みに応じて好きな色を選ぶことも可能です。
5mという長さは、本格的にトレーニングするためには少し短いかもしれませんが、部屋の中やバルコニーなどで広げてみれば、けっこうな大きさだということが分かるかと思います。
また、片手でも楽々持つことができる軽さでボリュームがないため持ち運びは楽なのですが、ずっとたたんだ状態から広げるとしばらくはたたみ癖がついていてしっかりとは伸びません。ロープのようにはいかないのですが、利便性を考えると仕方ないことでしょう。

「アジリティラダー」は、サッカー選手を中心にスポーツ選手もトレーニングに取り入れており、冒頭に書いた敏捷性だけでなく、正確性やバランス感覚なども磨くことができます。また、サーキットトレーニング的にやることで、心肺能力も強化できます。
実際の使い方は、分かりやすいように“ケンケンパ”と書きましたが、バリエーション的には似たようなものもあり、YouTubeなどで検索すればいろいろと見つけることができます。
具体的には、「クイックラン」、「両足ジャンプ」、「開閉ジャンプ」、「スラロームジャンプ」、「1イン2アウト」、「2イン1アウト」などがあり、これらのうち横向きや後ろ向きで行えるものもあります。
これらを組み合わせてサーキット的に2周、3周と行えば、それこそ、敏捷性だけでなく、正確性やバランス感覚、心肺能力なども強化されます。
もちろん、最初に書いたように、これらを連続して行うのはマンションでは騒音的に難しいため、一戸建てだったり、公園や体育館などのような運動に適した施設で行う必要があります。
価格的には手頃なだけに、使える環境があるという人で、敏捷性を中心に、正確性、バランス感覚、心肺能力なども鍛えたいという人は持っておいても悪くはないだろうと思います。

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