簡易版スライドボード!? 「ヒロ・コーポレーション スライド コア 2P トレーニングプレート」レビュー

スライドディスクは以前から興味はあって、1000円以下や数$で買えることも手伝って、買ってみようかと思って調べてみたことは何度かあります。
それでも買っていなかったのは、私はスライドボードを持っていて、スライドボードの簡易版とも言えるスライドディスクは、買ってもそれほど使わないと思ったからです。
しかし、近所のスーパーで2021年12月上旬から2022年1月上旬にかけての期間限定で、「ヒロ・コーポレーション スライド コア 2P トレーニングプレート」が値引き販売されていたため、その期限ぎりぎりとなる1月3日に購入することにしました。

スライドディスクは、名前の通り、スライドするディスクです。直径20cm弱、厚さ1cm以下の摩擦が少なく滑りやすいディスクが2枚セットになっていて、その上に両手もしくは両足を乗せて様々な運動を行うことができます。
スライドボードは、価格は数千円から始まって1万円を超えるものもあり、運動するためには2mから3m近い横幅を確保した上でスライドボードを広げ、上履きを履いて専用のシューズカバーを履き、終わったらきれいに片づけ、定期的にシリコンスプレーで滑りやすくする、といった手間がかかります。
スライドディスクは、価格も1000円前後が相場で、スライドボードのような手間は一切必要なく、スライドボード2枚あれば運動できるため、思い立ったらすぐに始められて片付けるのも簡単です。
そのため、スライドディスクは、いろいろな意味で簡易版スライドボードと言うことができるわけです。

スライドディスクも、筋トレグッズの常で様々な呼び名があり、ヒロ・コーポレーションでは「スライド コア」という製品名になっていますが、スライドディスクを中心にスライディングディスクやコアスライダーといった名前が多いようです。
「ヒロ・コーポレーション スライド コア 2P トレーニングプレート」は、直径が約17.6cm、厚さが0.7cm、材質がPP+EVA、重量が約85g×2、カラーがブラック、となっています。
用法がメーカーによって変わることはないため、どのメーカーの製品を買ってもスペックに大きな違いはありません。
また、ディスクは、両面の硬さが異なり、HARD側はつるつるした光沢ある素材になっており、SOFT側はパッドを貼り付けたようなソフトな素材になっています。
硬い面はカーペットなど柔らかく傷がつきにくい場所で使用し、柔らかい面はフローリングなど硬く傷がつきにくい場所で使用するようになっています。
カラーは、「ヒロ・コーポレーション スライド コア 2P トレーニングプレート」はブラックですが、メーカーによってブルー、ピンク、オレンジ、パープル、グレーなど、好きな色が選べるようになっていることもあります。

さて、そんな「ヒロ・コーポレーション スライド コア 2P トレーニングプレート」を実際に使ってみました。
家の床はパネルを組み合わせたフラットなものになっており、さっと掃除してから何種類かの動作を試してみたところ、SOFT側でスムーズに滑らせることができ、ストレスなく運動することが可能でした。
パッケージの裏側には、「色々なトレーニング方法」として、以下のものが紹介されています。

・腕立ての体制で腕を交互に前後。
・両手を床に着けて、両足を前後。
・両手を床に着けて、足を交互に前後。
・立った状態で片足を開いたり閉じたり。

この4種類を試してみたわけですが、いずれのトレーニングでもスライドディスクを滑らかに滑らせることができ、筋トレとしても、有酸素運動としても、インターバルトレーニングとしても、効果を得ることが可能です。
この4種類以外にも、スライドボードで行うトレーニングのメインとなるスピードスケートのように左右に移動する動きはできないものの、スライドボードを活用したトレーニングの大半を行うことができます。
そうした意味でも、簡易版スライドボードと言っても差し支えないでしょう。

スライドディスクが対応できる床の種類は、大理石やキッチンなどによくある表面がつるつるした床なら可能で、フローリングなども抵抗が大きくないものなら大丈夫そうです。
もちろん、スライドボード上で行うのが理想で、既にスライドボードを持っている人がバリエーションとしてスライドディスクを買うのもいいと思います。
カーペットは、毛足が少しはあるものなら使えそうですが、マルチカバーだと難しいです。また、ヨガマットの類は滑らないように作られているため、当然のことながら全く滑らせることができませんでした。
もちろん、スライドディスク上で手や足を踏ん張って運動するという特性上、床の形状によっては傷がつくおそれがあるため、運動する前に床をきれいに掃除した上で滑りやすくしておく必要はあります。
このように、スライドディスクは、1000円前後で買うことができて、事前に床をきれいに掃除するぐらいしか準備も必要ないのに、簡易版スライドボードと言えるほどトレーニングのバリエーションが広く運動効果もあるため、興味がある人は買ってみるといいでしょう。

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