【GENRE】
アクション/シューティング/サードパーソン
【PUB./DEV.】
AQインタラクティブ/キャビア
【RELEASE DATE】
2006/7/27
【OUTLINE】
銃と魔法を駆使して悪魔と戦う、業を背負った美しき魔女アリシアが主人公のサードパーソンビューアクションゲームです。
西暦2013年、人類は滅亡の危機に瀕していました。天災、飢餓、戦争、疫病、そして、突如現れた醜悪な怪物の軍団による果て無き殺戮。
現代に蘇った悪魔が引き起こした数々の災いにより、世界人口は10億人以下にまで減少してしまいました。
誰もが人類の終焉を予感し始めた時、「箒(ほうき)」のシルエットをした巨大な銃と魔女の力を持つ黒い衣装の美しい女性が現れます。その名はアリシア。彼女は、人類の希望なのでしょうか、それとも・・・。
【GAME MODE】
NEW GAME
最初からゲームを始めます。本作は、一連のストーリーに沿った6つのステージがあり、ステージをクリアすることで、次のステージに進めるようになります。
最初に難易度を選びますが、難易度は、EASY、NORMAL、HARD、CHAOS、HELLの5段階があり、HARDまでは最初から選ぶことができますが、CHAOSはHARDを、HELLはCHAOSを、クリアすることで選べるようになります。
プレイヤーは、主人公のアリシアを操作して次々と現れる悪魔を倒し、コンティニューポイントを通過しながらゲームを進めていきます。
本作では、マップは一切表示されませんし、次にやるべきことや行くべき場所が明示されない場合もありますが、基本的には一本道のため、コンティニューポイントを通過すればステージクリアに近づいているということが分かります。
また、ゲームオーバーになった場合と、途中でゲームをやめる場合には、このコンティニューポイントから再開することができます。
アリシアには、HPゲージとMPゲージが設定されており、HPゲージが0になるとゲームオーバーになります。体力回復アイテムはありませんが、HPゲージは時間の経過とともに上限まで自然回復します。
MPゲージは、魔法を使うことで減少しますが、時間の経過とともに上限まで自然回復します。MPゲージの上限は、大魔法以外で敵を倒すことで上昇します。
また、アクションビューとシューティングビューがあり、アクションビューでは素早い行動が可能になり、シューティングビューでは正確な攻撃が可能になります。
ステージをクリアするとリザルトが表示され、KILL POINT(倒した敵のポイント)、CLEAR TIME(ステージクリアに要した時間)、SURVIVAL RATE(クリア時に生き残った民衆の割合)に応じてランクが表示され、これらと難易度に応じてスコアとスキルポイントが表示されます。
獲得したスキルポイントは、アリシアのパワーアップに使うことができます。パワーアップは、ABILITY(HP、MP)、GUN ROD(ガンロッド4種類)、WITCH CRAFT(魔法9種類)があり、それぞれ3段階まで強化することができます。
ちなみに、クリア時に獲得したポイントは、Xbox LIVEのランキングボードに載せることができます。
主なキャラクターは、以下の通りです。
アリシア
悪魔に戦いを挑む旅を続けている美しき魔女です。箒(ホウキ)のシルエットを持つ巨大な銃(ガンロッド)を携え、時には天変地異すらも引き起こす魔女の力を持っています。
そんな彼女が、悪魔と同等の力を持ちながら、なぜ悪魔に対して戦いを挑んでいるのかは、物語を進めるに連れて明らかになっていきます。
ダークネス
アリシアの精神に憑依している肉体を持たない悪魔です。数々の魔法を引き起こす高い魔力と、数々のピンチを潜り抜ける知恵を、アリシアに授けます。人間を見下した不快な発言など、傲慢な態度が鼻につきますが、アリシアにとっては信頼できる唯一のパートナーです。
レジスタンス
「逃走」より「闘争」を選んだ人々が、アメリカ陸軍の生き残りと力を合わせ結成した武装組織です。長引く戦いで極めて劣勢の状況に追い詰められてはいますが、時に頼もしい協力者としてアリシアと共に戦ってくれます。
マクスウェル
戦死した前指揮官の代理として一部隊を束ねるレジスタンスの隊長です。悪魔とガイスト兵たちに猛攻を受ける都市から民衆を避難させる作戦を行っている最中に、アリシアと出遭います。陽気で頼りがいがあり、仲間を大切にするナイスガイです。
悪魔
果て無き破壊と殺戮をもたらす力を持ち、恐怖と絶望の象徴と呼べる姿をしています。天災、戦争、疾病、飢饉、あるいは、ガイストと呼ばれる怪物を生み出す能力などにより、人類を滅亡へと導き続けています。
その存在の起源は謎であり、悪魔の存在理由は、宇宙の存在理由に等しいものとなっています。
ガイスト
悪魔によって生み出された怪物です。さまよう邪悪な人間の魂が悪魔の吐息に触れると、その魂が持っているイメージ通りに物質化して怪物へと変貌します。
ガイスト兵
下品なジョークと無意味な殺戮をなによりも好みます。殺した人間の皮を剥いで頭に被るなどの不快な悪趣味ぶりが目立ちます。軍事基地を急襲して手に入れた近代武器と、組織化したことで凶悪な軍隊と化しています。
装甲車
圧倒的な火力と鋼の装甲を持つ戦闘車両です。ガイスト兵たちの攻守の切り札であり、並の武器や魔法だけで立ち向かうのは無謀の極みと言えます。
ヘリコプター
ガイスト兵たちを大量高速輸送する強襲用ヘリコプターです。ガイスト兵の機動力の要であり、これがある限りガイスト兵の増援が途絶えることがありません。
ギガース
数百人分の邪悪な魂によって形成された巨大なガイストです。その巨体から繰り出される肉弾攻撃と、腕に埋め込まれた巨大な機関砲の圧倒的な攻撃力によって、想像を絶する破壊力を持ちます。
スクリーマー
激しい怨念を持ちながら死んだ女性の魂から生み出されたガイストです。憎悪、絶望、孤独、嫉妬、これら負の感情に狂気を織り交ぜた物を「怨霊魂」として吐き出し、逆恨み的に罪なき人間たちへの復讐を果たそうとします。容姿だけでなく、笑い声からも、その歪んだ精神性を窺うことができます。
怨霊魂
スクリーマーから吐き出され、空中を飛行して人間に襲い掛かる恐るべき怨霊の魂です。これに精神を蝕まれた者は、感情や理性だけでなく、その姿形すらも失い、おぞましきワームマンへと変貌する、死よりも惨い最後が待ち受けています。
ワームマン
スクリーマーの吐き出す怨霊魂によって奇怪な怪物へと変貌した人々の成れの果てです。予想がつかない不規則な動きと、顔面に空いた穴からほとばしる火炎などからは、情けをかけたくなるような人間の面影を感じることはできません。
ウォールナッツヘッド
極めて高い精神力と知能、そして、むき出しの脳を持つガイストです。念力で物体を飛ばして攻撃してきたり、空間に巨大な結界を作り出して恐怖に怯える人々の逃げ道を奪います。五感を狂わせる催眠能力を持った個体は、他のガイストとの戦闘中は存在を認識することさえできません。
ドラゴンバット
コード名「Λ」(ラムダ)、俗称「ドラゴンバット」。高空を飛行しては次々と航空機を撃墜させている全長約250mの大型の悪魔です。マッハ5の高速飛行能力で航空機に近づいては、無数の「目」を飛ばして飛行機の機体に穴を開けて炎上させます。
トライデントサーペント
コード名「Ω」(オメガ)、俗称「トライデントサーペント」。三つ又のヘビを左腕に持つ、炎を自在に操る悪魔です。魔法による攻撃を無効化する結界で身を守っているため、アリシアの力はこの悪魔の前では完全に無力となってしまいます。
武器(ガンロッド)は、以下の通りです。ガンロッドの弾丸は、MPを消費して作り出されます。
マシンガン
連射性能に優れ、使いやすい標準的な銃です。
ショットガン
近接攻撃には優れますが、連射はできません。
キャノン
人間には攻撃力が弱いものの、対兵器には絶大な攻撃力を持ち、遠距離攻撃にも向いています。
ガドリング
連射性に優れ、攻撃力も強いものの、移動速度に劣ります。
魔法は、以下の通りです。魔法は、MPを消費することで詠唱することができます。大魔法は、MPをすべて消費しますが、敵に大打撃を与えることが可能です。
また、魔法は、第一階層から第三階層までの詠唱リングを呼び出して、A、B、Xの各ボタンを押すことで詠唱することができます。詠唱リングは、Yボタンを押せば、キャンセルできます。
エレメントショット
ガンロッドに魔法属性を与え、特殊な弾丸を発射する魔法です。マシンガンは炎属性による敵の炎上、ショットガンは風属性による衝撃波、キャノンは光属性による精密射撃、ガドリングは雷属性による感電、となります。
エンシェントウォール
物理攻撃を防ぐ魔法の壁を目の前に出現させる魔法です。
ローズスピア
地面から銀のトゲを呼び出すバラを投げる魔法です。バラの着弾地点の近くにいる敵をまとめて串刺しにすることができます。
ウィルパワー
魔力による衝撃波で、周囲の物体を吹き飛ばす魔法です。
サクリファイス
傷で瀕死となった人々に自らの血を分け与えて快復させる魔法です。ただし、代償としてアリシアの体力が減少します。
レイヴンパニック
カラスの大群を呼び寄せて敵に群がらせ、混乱させて足止めさせる魔法です。
サンダー
大魔法です。強力な雷で、あらゆる敵を一撃で葬り去る究極の破壊力を持ちます。
トルネード
大魔法です。すべてを高く巻き上げる巨大な竜巻を呼び出します。
メテオ
大魔法です。空から次々と隕石を降り注がせ、あたり一面を火の海に変えてしまいます。
アリシアのコスチュームは以下の通りで、Xbox LIVEを通じて無料でダウンロードすることができます。解説は原文のままです。
No.01
黒衣の魔女が白い衣服に身を包み、戦いに挑む。華麗に舞う、白のアリシアを体感しよう。
No.02
現代に装いを変えたアリシアが、今日も学校帰りに怪物退治!
No.03
メガネの奥で定める銃口。世界の終わりまでそのクールな佇まいを崩さない。戦いなさい、そしてひざまづきなさい。
No.04
体を覆う包帯。傷を負ってもなお戦う。私は戦うことでしか生きられない。
No.05
宇宙から地球の平和を守りに来た正義の味方ALICIA! 今日も地球にはびこる悪を華麗に倒せ!
本作の全6ステージは、以下の通りです。
ステージ1 翻る黒衣
住宅地の道路を進み、公園の横から路地に入ります。路地のウォールナッツヘッドを倒して道路に戻り、道路のウォールナッツヘッドも倒したら、川沿いの街道に出て、戦車をサンダーで倒します。
そのまま先に進み、ガソリンスタンドあたりから裏手に入り、ウォールナッツヘッドを倒して橋への結界を破ります。
橋上の戦車とウォールナッツヘッドを倒します。このウォールナッツヘッドは、念力でクルマなどをぶつけてくるので注意します。
このステージは、45分ぐらいです。
「ガソリンスタンド炎上」(市街地のガソリンスタンドが謎の爆発をした。同地域で黒衣の女性が車などを爆破する事件が多発しており、関係を調査中である)。
「装甲車撃破! 渋滞解消!!」(橋を占領していた装甲車が撃破された。長い間我々を苦しめていた渋滞も、やっと解消されるというものだ)。
ステージ2 叫ぶ街
レジスタンスの隊長であるマクスウェル・ジョーカーと出会って部下を2人つけられ、戦車を2台倒すあたりまでは協力して進みますが、ウォールナッツヘッドを倒して広場への結界を破ったらひとりになります。
広場からタンクローリーの奥に進み、ウォールナッツヘッド2体を倒し、広場に戻って地下とビルの向こう側のウォールナッツヘッドを倒して、道路に戻ります。
ギガースの心臓に銃弾を撃ち込んで倒し、レジスタンスと合流してからもギガース、戦車、ギガース、戦車、と倒します。
この先でトライデントサーペントと遭遇しますが現段階では太刀打ちできないので、反対側に回り込んでマクスウェルが指示する地下に逃げ込みます。
このステージは、1時間ぐらいです。
「生存者達の声!」(この状況下で多くの人が無事逃げ、生き延びたようだ。避難した人々が感謝している「黒衣の魔女」とは救世主なのか?)。
「道路不法占拠者排除」(化物達が道路を封鎖していた壁が破壊され、道路が我々の手に戻った。市長はせっかく開通した道路に、化物の侵入を防ぐ壁を建設すると発表)。
「巨人倒れる」(我々の街を破壊してきた巨人軍団が何者かにより倒されていることが判明した。あまりに巨大な死体の遺棄事件に、「迷惑極まりない」と住民は憤っている)。
ステージ3 炎上10000ft
レジスタンスとともに、地下鉄の線路を通って、彼らの隠れ家に向かいます。しかし、既に、ガイスト兵の襲撃を受けており、ガイスト兵を倒しながら隠れ家まで行きます。
隠れ家から地下鉄の線路を経て空港まで向かいますが、地下鉄の線路ではガイスト兵とワームマンが襲ってきます。これらを片付け、地下鉄の線路から階段を上がって空港のロビーに出ます。
空港のロビーでは、ガイスト兵、ワームマンが襲ってきます。スクリーマー2体を倒したら、ウォールナッツヘッドを倒し、滑走路に出ます。
滑走路では、ガイスト兵の猛攻に遭うとともに、ウォールナッツヘッドもクルマなどを飛ばしてくるので、左右の軒下に隠れて反撃します。
左右のウォールナッツヘッドを倒したら、右手の飛行機の下から正面のウォールナッツヘッドを倒します。
飛行機に乗り込んだら、ドラゴンバッツが襲ってきます。ドラゴンバッツが飛ばしてくる眼球は機体を食い破ってしまうので、できるだけ早く撃退します。ドラゴンバッツ本体は、サンダー3発で倒すことができます。
このステージは、1時間ぐらいです。
「10000ftでの勝利」(航空機を襲った化け物は瞬く間に魔女によって落とされ、人々は助かった。あの魔女のトドメの一撃は最高だった!! 飛行機も落とされたが・・・)。
ステージ4 暁の渓谷
レジスタンスとともに、崖沿いの線路をガイスト兵と戦いながら進みます。トンネルを抜けて少し行くと、後ろからギガースが歩いてきます。作業足場の横の崖道を上がり、坑道を抜け、軍事施設に出ます。
軍事施設の中の門を抜けてからが激戦で、ガイスト兵がヘリコプターから降りてくるものも含めて、多数、現れます。ヘリコプターは3回現れますが、3回ともトルネードで片付けます。
このステージは、45分ぐらいです。
「作業足場崩壊」(作業足場に陣取っていた化物どもが、魔女の機転の利いた判断で一掃された。地元住民は「一掃するのは化物だけにしてくれ」と不満を漏らしている」)。
ステージ5 繋がれた魂
レジスタンスのヘリコプターに乗って森の奥をめざしますが、途中で攻撃を受けて不時着します。レジスタンスとともに、ガイスト兵を倒しながら、山肌が見えた道をバリケードをひとつひとつ破って進んでいきます。
谷にかけられた橋を渡るのですが、その前にうっかり橋を壊してしまうと先に進むことができないので注意します。
橋を渡ると、戦車3台とガイスト兵との激戦になります。ガイスト兵の攻撃が厳しければ、橋近くの小屋におびき寄せて戦うという手もあります。
村の入口には戦車が待ち構えています。村の正面の家から2階に上がり、その奥から墓場へと進み、教会の中のワームマンを倒して地下に飛び込みます。
森に入ったら、木々が林立して鬱蒼としたところで、スクリーマー3体、ギガース1体、ワームマンを倒します。道なりにバリケードで待ち構えるガイスト兵を倒しながら進むと、生贄のいる森の最深部に到達します。
このステージは、1時間ぐらいです。
「巨人、倒れる!!」(森の奥に潜んでいた巨人が最期を迎えた。地響きが遠くまで響いていたが、トドメを指したのはあの魔女であることは確かだろう・・・)。
ステージ6 混沌の果て
様変わりした都市をガイスト兵を倒しながら進みます。ギガースとウォールナッツヘッドを倒したら、少し戻って脇道に入ります。
交差点で戦車を倒して左に進み、マクスウェルたちといったん合流してから、ひとりで先に進みます。
メテオが使えるようになりますが、少しだけ進んでから、ウォールナッツヘッドとスナイパーを巻き添えにしてメテオを発動します。
道なりに進んでウォールナッツヘッドを倒し、広場に入ります。広場のガイスト兵をメテオで一掃したら、左奥に進んでスナイパーとウォールナッツヘッドを倒し、広場の入口から1本左の道に戻ります。
ガイスト兵を倒しつつ、戦車2台、ギガース、戦車、ギガースと倒し、マクスウェルたちと合流します。
トライデントサーペントは、バリアを張っているので、マクスウェルたちが攻撃してバリアがはがれた際に、背中から左肩の付け根にかけてのところを銃撃します。
「蛇を焼き払え」と言われたらメテオを発動し、左肩から三つ又の蛇を落とします。しばらく背中から左肩の付け根にかけてのところを銃撃していると、「とどめをさしてやれ」と言われるので、再び、メテオを発動します。
このステージは、1時間30分ぐらいです。
「そして誰もいなくなった・・・」(とてつもない力を持ちながら傷ついた民衆を見殺しにするという、噂の魔女が通った後には、敵味方問わず死体しか残らない・・・)。
LOAD GAME
セーブゲームからゲームを再開します。本作では、複数のセーブデータを作ることはできません。
STAGE SELECT
いったんゲームをクリアすると、任意のステージからプレイすることができます。
OPTION
ゲームの各種設定の変更が行えます。また、武器や魔法のパワーアップ、アリシアの衣装の変更が行えます。
Xbox Live
コンテンツのダウンロードとランキングの閲覧が行えます。本作のダウンロードコンテンツには、アリシアのコスチュームとコンセプトミッションがあります。
CONCEPT MISSION コンセプトミッションは以下の通りで、Xbox LIVEを通じて無料でダウンロードすることができます。
MISSION 0 ガイスト捜索戦
30分以内に隠れている50体の敵を倒せ。
[クリア条件]50体全ての敵を撃破、または制限時間30分の経過。
[使えない魔法]Sacrifice、Tornado、Meteo。
MISSION 1 ワンショットキル
敵の攻撃を一撃も受けることなく、目的の場所へ向かえ!
[クリア条件]ゴールターゲットへの到達。
[使えない魔法]Will Power、Tornado、Thunder、Meteo。
MISSION 2 芋虫の街
ワームマンが巣食う街を駆けめぐり、ワームマンを駆逐し、目的の場所へ向かえ!
[クリア条件]ゴールターゲットへの到達。
[使えない魔法]Meteo。
MISSION 3 7ミニッツ
時限爆弾作動、制限時間内に空港の外で待機しているレジスタンスと合流せよ!
[クリア条件]制限時間7分以内にゴールターゲットへの到達。
[使えない魔法]なし。
MISSION 4 ダイナマイトビューティー
大量に配置された爆発物を駆使して敵を倒せ!
[クリア条件]全てのウォールナッツヘッドを倒す。
[使えない魔法]Element Shot、Rose Spear、Ravens Panic、Tornado、Thuder、Meteo。
MISSION 5 エンドレス
この地に増殖し続けるガイストを倒し、その原因であるターゲットを抹殺せよ!
[クリア条件]ターゲットのウォールナッツヘッドを倒す。
[使えない魔法]なし。
MISSION 16 翻る黒衣 エクストラステージ
「翻る黒衣」のステージを再構成したものです。
[クリア条件]都市へとつながる橋の結界開放。
[使えない魔法]なし。
MISSION 17 叫ぶ街 エクストラステージ
「叫ぶ街」のステージを再構成したものです。
[クリア条件]都市最深部にあるマンホールへの到達。
[使えない魔法]なし。
MISSION 18 炎上10000ft エクストラステージ
「炎上10000ft」のステージを再構成したものです。
[クリア条件]空港からの脱出。
[使えない魔法]なし。
MISSION 19 暁の渓谷 エクストラステージ
「暁の渓谷」のステージを再構成したものです。
[クリア条件]レジスタンス基地本部への到達。
[使えない魔法]なし。
MISSION 20 繋がれた魂 エクストラステージ
「繋がれた魂」のステージを再構成したものです。
[クリア条件]儀式の森、最深部への到達。
[使えない魔法]なし。
MISSION 21 混沌の果て エクストラステージ
「混沌の果て」のステージを再構成したものです。
[クリア条件]トライデントサーペントの撃破。
[使えない魔法]なし。
MISSION 32 翻る黒衣 大魔法解除
大魔法の制約が解除されています。
[クリア条件]都市へとつながる橋の結界開放。
[使えない魔法]なし。
MISSION 33 叫ぶ街 大魔法解除
大魔法の制約が解除されています。
[クリア条件]都市最深部にあるマンホールへの到達。
[使えない魔法]なし。
MISSION 34 炎上10000ft 大魔法解除
大魔法の制約が解除されています。
[クリア条件]空港からの脱出。
[使えない魔法]なし。
MISSION 35 暁の渓谷 大魔法解除
大魔法の制約が解除されています。
[クリア条件]レジスタンス基地本部への到達。
[使えない魔法]なし。
MISSION 36 繋がれた魂 大魔法解除
大魔法の制約が解除されています。
[クリア条件]儀式の森、最深部への到達。
[使えない魔法]なし。
MISSION 37 混沌の果て 大魔法解除
大魔法の制約が解除されています。
[クリア条件]トライデントサーペントの撃破。
[使えない魔法]なし。
【ACHIEVEMENT】
ステージ1クリア(10): ステージ1をクリアします。難易度は問いません。
ステージ2クリア(10): ステージ2をクリアします。難易度は問いません。
ステージ3クリア(10): ステージ3をクリアします。難易度は問いません。
ステージ4クリア(10): ステージ4をクリアします。難易度は問いません。
ステージ5クリア(10): ステージ5をクリアします。難易度は問いません。
ステージ6クリア(10): ステージ6をクリアします。難易度は問いません。
全ステージクリア(140): 全ステージをクリアします。難易度は問いません。
「EASY」クリア(50): 難易度「EASY」で全ステージをクリアします。
「NORMAL」クリア(100): 難易度「NORMAL」で全ステージをクリアします。
「HARD」クリア(150): 難易度「HARD」で全ステージをクリアします。
「CHAOS」クリア(250): 難易度「CHAOS」で全ステージをクリアします。
「HELL」クリア(1): 難易度「HELL」で全ステージをクリアします。
総プレイ時間15時間以上(99): 総合15時間以上プレイします。
フルパワーアップ完了(150): すべての武器と魔法をレベル3にします。
OVERALL(1000): 最も簡単な難易度の「EASY」でゲームをクリアすれば、200G獲得することができます。
本作は、上の難易度でクリアすれば下の難易度の実績も自動的に解除されるという仕組みにはなっていないため、より多くの実績を解除しようと思えば、難易度「EASY」から順にプレイしていく必要があります。
また、その過程で、おそらく難易度「CHAOS」か「HELL」の間に、「総プレイ時間15時間以上」と「フルパワーアップ完了」の実績も解除できるはずです。
難易度的には、この手のアクションゲームが苦手な人であれば、難易度「NORMAL」までの300Gが目標ということになりそうです。
この手のアクションゲームが得意な人であれば、難易度「CHAOS」や「HELL」でも難しすぎるということはないため、1000Gも夢ではありません。
ただ、難易度「HELL」の実績は1Gであり、労力に対する見返りはあまりにも少ないため、「総プレイ時間15時間以上」と「フルパワーアップ完了」もセットで解除するといいでしょう。
【GRAPHICS】9
本作を開発するキャビアは、2002年5月に企画プロデュースした「プレイステーション2」(PS2)版「日本代表選手になろう!」を皮切りに、PS2を中心に数多くの毛色の異なるソフトを開発してきた実績のあるメーカーです。
また、2005年10月には、本作の発売元であるAQインタラクティブに社名変更し、キャビア、アートゥーン、フィールプラスの3開発スタジオを傘下に置くという体制になっています。
本作を開発するキャビアは社員数が100人を軽く超える大所帯であり、「Xbox 360」に軸足を移してからも、その開発体制には余力があります。
実際、「Xbox 360」では、「テトリス ザ・グランドマスターエース」、「通信対戦麻雀 闘龍門」を矢継ぎ早に発売、本作と「ゼーガペイン XOR」を同日に発売するという離れ業もやってのけています。
つまり、ノウハウ的にも人員的にも開発力のあるメーカーが、ブランニュータイトルである本作を開発したというわけです。
本作は、壊滅状態に陥った地球上で魔女と悪魔が戦うという独特のシチュエーションに基いたグラフィックが要求されるわけですが、そうした状況下の頽廃と絶望と焦燥が漂う世界が見事に表現されています。
少しセピアがかった画面の中には、破壊された街と行き場をなくしてさまよう人々、醜悪な悪魔などが、リアルなグラフィックで描かれています。
画のタッチも、この手のタイトルには手馴れたアメリカやヨーロッパなどのゲームにもひけをとらないほどの味わいを感じとることができます。
銃撃や魔法でビルや車両が壊れる際の演算処理も、あまり不自然さを感じることがありません。
AQインタラクティブという、当然とは言え聞き慣れない新興とも思える名前のメーカーでありながらも、このようなグラフィックを実現できたのは、やはり、ノウハウ的にも人員的にも開発力のあるメーカーが、「Xbox 360」に軸足を置いたからこそ得られたものなのでしょう。
キャラクターデザインも、主人公となるアリシアの繊細な美しさがよく伝わってくるものになっています。
モーションも、アリシアの走ったり、銃を撃ったり、飛び跳ねたりといったしぐさ、とりわけ、ゆっくりと歩く時の美しさといったら、数あるヒロインゲームの中でもトップクラスと断言できるほどです。
魔法のモーションに関しては、少し狙いすぎて外している嫌いもありますが、リアル系のヒロインゲームにおいて、アリシアの総合的な美しさは際立っていると言えるでしょう。
しかも、本作では、アリシアの衣装もダウンロードすることができるのですが、いずれ劣らぬコスチュームぞろいで、複数回プレイを新鮮で楽しいものにしてくれます。
それにひきかえ、アリシアの援軍となるべきはずのレジスタンスはあまりかっこいいものではなく、ひ弱ささえ感じてしまうのですが、これも開発陣があえて狙ったことなのでしょう。
実際、使い物にはならないのですが、もう少し力強くしても良かったようには思いますし、援軍として役に立ってもほしかったところです。
ガイスト兵や悪魔のデザインは、本来あるべきおどろおどろしさが醸し出されており、その肌の艶や質感などのリアルさに恐怖感すら覚えるほどです。この手の造形では第一人者と言われる韮澤靖が参加しているだけのことはあったかなと思います。
ドラゴンバットやトライデントサーペントの造形やモーションなどはもちろんのこと、スクリーマーやウォールナッツヘッドなども、本当によくできています。
【SOUND】9
ドルビーデジタルです。本作は、テーマソングからして素晴らしく、総合格闘技「PRIDE」でも有名な立木文彦のナレーションとの相互作用により、オープニングの段階でプレイするものをゲーム世界に引きずり込んでくれます。
しかも、主人公のアリシアを演じる生天目仁美がまた、アリシアのイメージにピッタリであり、繊細さを使命感で覆い隠した彼女を見事に演じきっています。
ダークネス役の乃村健次、マクスウェル役の石塚運昇、といった面々もはまり役で、よくぞここまでのキャスティングをしたものだと感心させられます。
それに対して、ガイスト兵のセリフは、あまりにも重みがなくて物足りないのですが、下品なジョークと不快な悪趣味ぶりが特徴となっているだけに、こうしたセリフの軽さになっているのでしょう。
ただ、作品全体の雰囲気からすれば、こうしたキャラクター設定ではない方が良かったようには思います。
銃撃音、破壊音、その他の悪魔やガイストに関しては、この手のアメリカやヨーロッパのゲームにもひけを取らないだけのものがあると思います。
【CONTROL】7
本作の基本的な操作は、以下の通りです。
左スティックが移動、押し込んでしゃがみ、右スティックがカメラ、押し込んでアクションビューとシューティングビューの切り替え、Aボタンが格闘、Bボタンがガンロッドの切り替え、Xボタンがリロード、左トリガーが回避アクション、右トリガーが射撃、左ボタンと右ボタンが魔法詠唱リングの呼び出し。
また、魔法詠唱リングを呼び出している時の操作は、以下の通りです。
左ボタンか右ボタンを、1回押せば第一階層、2回押せば第二階層、3回押せば第三階層。
第一階層で、Aボタンがエレメントショット、Bボタンがエンシェントウォール、Xボタンがローズスピア、Yボタンがキャンセル。
第二階層で、Aボタンがウィルパワー、Bボタンがサクリファイス、Xボタンがレイヴンパニック、Yボタンがキャンセル。
第三階層で、Aボタンがサンダー、Bボタンがトルネード、Xボタンがメテオ、Yボタンがキャンセル。
本作の基本的な操作は、この手のゲームの中では一般的なものであり、慣れればそれほど難しくはありませんし、特に操作性が悪いというわけでもありません。ただ、ちょっとした難点もあります。
まず、瞬時に振り返ることができないという点です。本作では、画面外の敵から攻撃を受けることがあり、これ自体はそれほど問題とは思わないのですが、瞬時に振り返ることができないため、音で攻撃されていることが分かっても、即座に対応できないというもどかしさがあります。
また、銃撃を終わってから走り出せるようになるまでの間に、ちょっとした間があるのですが、この間が設定上の問題というよりも、プログラム上の問題のように考えられる点です。
銃撃が終わってすぐに走り出せるというのは、この手のスタイリッシュなゲームならずとも、アクションゲームやシューティングゲームとしては当然のことであり、当たり前のようにできてほしかったものだと思います。
グラフィックやサウンド面がいいだけに、こうした操作性の問題点は、余計に目についてしまうのです。
【GAMEPLAY】8
本作は、実績のある開発メーカーのキャビアが、2005年10月に本作の発売元であるAQインタラクティブに社名変更し、「Xbox 360」に軸足を移してから発売される第3弾にして、全くのブランニュータイトルとなります。
しかも、壊滅状態に陥った地球上で魔女と悪魔が戦うという独特のシチュエーションの中、銃と魔法を駆使して悪魔と戦う業を背負った美しきニューヒロインのアリシアを登場させています。
本作は、こうした意欲作だけに、多くの「Xbox 360」ユーザーから注目を集める一方で、新興メーカーであるAQインタラクティブにどこまでやれるのかという危惧を抱かれてもいました。
それだけに、いざフタを開けてみると、賛否両論が渦巻くのも致し方のないところでしょう。
実際のところ、本作は、独自の世界観を持つために人によっては入り込みづらいものもあることでしょうし、操作性に対する慣れや操作性そのものの問題点が難易度の高さとして捉えられてしまう部分もあるのではないかと思います。
しかも、本作のステージの多くは、徒歩で移動するにはいささか広大すぎる嫌いがあるにも関わらず、マップが一切表示されることがない上、次に行くべき場所を矢印などで示されることもまれで、次にやるべきことを文字で表示することすらしてはくれません。
そうなってしまうと、この手のゲームに慣れていないユーザーがイメージだけで本作を買ってしまっては、難しさのあまり投げ出してしまうのも時間の問題なのも致し方ありません。
また、この手のゲームに慣れているユーザーにとっては、クリアまでの時間の短さ=ボリュームのなさは、コストパフォーマンスの低さにつながる可能性もあります。
もっとも、本作には、アリシアの武器や魔法のパワーアップ要素があり、通常のプレイでは難易度が5段階あるうちの4段階目か5段階目でこれらが完了するように調整されています。
実績も、上の難易度でクリアすれば下の難易度の実績も自動的に解除されるという仕組みにはなっていないため、より多くの実績を解除しようと思えば、難易度「EASY」から順にプレイしていく必要があります。
つまり、本作は、繰り返してプレイすることを前提に作られているわけで、そうすることによって、複雑とも思えるマップも自然に覚えられるようになりますし、武器や魔法をパワーアップさせる楽しみも出てきます。
確かに、これらをパワーアップさせることで、アリシアの攻撃力は大幅にアップするため、プレイヤーが敵を倒すための選択肢にも広がりが出て、いろいろな作戦を考えられるようになります。
アリシアのコスチュームも、ダウンロードすることで最終的に6種類まで増やすことができ、コスチュームチェンジの楽しみも加わります。本作の楽しさは、ここまでしゃぶりつくすかどうかで変わってくるというわけです。
もっとも、1度、プレイしただけでも楽しめるというゲーム作りはしておくべきであり、何度もプレイして初めてその楽しさが分かるという作りになってしまっている点は、褒められるべきものではありません。
本作は、アウトライン、グラフィック、サウンドなどの素材自体はキラリと光るものがあるだけに、とっつき易さやボリュームの部分で配慮がなされていれば良かったと思います。
もちろん、本作には、すべて無料というサービス精神旺盛な3種類18ミッションにも及ぶコンセプトミッションが、コンテンツダウンロードとして用意されています。
無料の5種類のコスチュームと合わせ、そのアフターケアぶりには敬服せざるを得ません。とはいえ、本作には、広大なマップと、レジスタンスとガイスト兵という敵対する2大勢力が存在します。
そう考えると、オンライン対戦で楽しめるような仕組みも用意されていれば、本編のボリュームのなさをオンライン対戦面でも補うことができたはずです。
構想自体はあったはずですし、AQインタラクティブは「テトリス ザ・グランドマスターエース」と「通信対戦麻雀 闘龍門」というオンライン対戦を重視したタイトルも先行リリースしています。それだけに、オンライン対戦に対応させなかったことは残念でなりません。
【LONGEVITY】6
本作は、自分に適した難易度でプレイすれば、クリアまでに10時間とかかりません。本作には、オンライン対戦はないため、とりあえずクリアすればOKという人にとってみれば、かなりボリュームに乏しいタイトルになります。
ただ、武器や魔法のパワーアップをコンプリートしたり、実績をすべて解除したりしようと思えば、単純にその5倍の時間、難易度が高くなることも配慮すれば、50時間近くはプレイしなければなりません。
ここでは、クリアすればOKという計算で「6」にしておきますが、どこまでこだわるかによって、ライフの長いゲームになりもします。
【OVERALL】8
本作は、実績のある開発メーカーのキャビアが、2005年10月に本作の発売元であるAQインタラクティブに社名変更し、「Xbox 360」に軸足を移してから発売される第3弾にして、全くのブランニュータイトルとなります。
しかも、壊滅状態に陥った地球上で魔女と悪魔が戦うという独特のシチュエーションの中、銃と魔法を駆使して悪魔と戦う業を背負った美しきニューヒロインのアリシアを登場させています。
その世界観、グラフィック、サウンドは見るべきものがあり、操作性やマップ、ボリューム面での問題点を相殺してあまりあります。
「Xbox 360」ならではのオリジナルタイトルでもあり、「Xbox 360」ユーザーならば、プレイする価値はあるのではないでしょうか。
(C) AQ INTERACTIVE 2006
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