「FORZA MOTORSPORT 2」ウォークスルー&レビュー

【GENRE】
レース、シミュレーション

【PUB./DEV.】
マイクロソフト/TURN10

【RELEASE DATE】
2007/5/24

【OUTLINE】
「Xbox」でリリースされたレーシングシミュレーター「FORZA MOTORSPORT」の続編です。本作は、クルマの挙動の徹底再現を実現する高度なシミュレーションテクノロジーをベースに、初心者から上級者までが楽しめる懐の深さも持ち合わせています。
収録車種は300以上に及び、実在のチューニングパーツによる愛車のカスタマイズなどを楽しむこともできます。収録トラック数は、実在のサーキットを含む、全47トラック(同一トラックのバージョン違いを含む)となっています。
もちろん、Xbox LIVEによる8人対戦にも対応しています。

【GAME MODE】
ARCADE
「EXHIBITION」、「TIME TRIAL」、「FREE RUN」の3モードがあります。

EXHIBITION
AIプレイヤーと対戦し、新しいクルマやシリーズレースをアンロックします。ゲーム開始直後には、選択できるクルマやトラックは限られていますが、シリーズの全レースで3位以内の成績を収めると、新しいシリーズレースをアンロックしてプレイすることができます。
また、シリーズの全レースで、3位以内に入賞すると1台、2位以内に入賞すると2台、優勝すると3台、クルマをアンロックすることができます。ここで入手したクルマは、「EXHIBITION」、「FREE RUN」、「MULTIPLAYER」で使うことができます。
ちなみに、クラスとクルマはデフォルトとアンロックした範囲で自由に選ぶことができますが、AIも同等の性能のクルマを選んできます。
ただ、レースの周回数に変わりはないので、ある程度速いクラスのクルマを選んでおけば、時間をかけずに終わらせることができます。
また、チューニングは行えますが、難易度設定はアシストを除いては行えません。もっとも、難易度的には、「CAREER」のビギナーとスタンダードの中間ぐらいかと思います。

EXHIBITION RACE 1: 日産スピードウェイ2周。
EXHIBITION RACE 2: 筑波サーキット3周。
EXHIBITION RACE 3: シルバーストンナショナルサーキット3周。
EXHIBITION RACE 4: ニューヨークサーキット3周。
EXHIBITION RACE 5: セブリングインターナショナルレースウェイクラブ3周。
EXHIBITION RACE 6: 鈴鹿サーキット・西コース3周。
EXHIBITION RACE 7: マツダレースウェイ・ラグナセカ3周。
EXHIBITION RACE 8: ロードアトランタ4周。
EXHIBITION RACE 9: サンセットペニンシュラインフィールド4周。
EXHIBITION RACE 10: メープルバレーレースウェイ4周。
EXHIBITION RACE 11: シルバーストングランプリサーキット5周。
EXHIBITION RACE 12: ムジェロアウトドローモインターナショナル5周。
EXHIBITION RACE 13: 鈴鹿サーキット6周。
EXHIBITION RACE 14: セブリングインターナショナルレースウェイ6周。
EXHIBITION RACE 15: ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ2周。

TIME TRIAL
トラックごとに設定されたクルマでベストラップに挑みます。各タイムトライアルに設定されたターゲットタイムをクリアすると、そのクルマをアンロックすることができます。ちなみに、アシストは自由に行うことができ、チューニングもあれば行えます。

TIME TRIAL 1: テストトラックインフィールド-ブームスラング(Focus Sport Focus)。
TIME TRIAL 2: メープルバレーレースウェイ・ショート(Tommy Kaira M20b)。
TIME TRIAL 3: 筑波サーキット・ショート(Top Secret S15)。
TIME TRIAL 4: ニッサンスピードウェイ(MINE’S R34)。
TIME TRIAL 5: 鈴鹿サーキット・東コース(#46 Fairlady Z)。
TIME TRIAL 6: 筑波サーキット(HKS Evolution)。
TIME TRIAL 7: ロードアトランタ・ショート(#51 Panoz GTLM)。
TIME TRIAL 8: ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(#62 F430 GT)。
TIME TRIAL 9: シルバーストンナショナルサーキット(#2 BMW M3-GTR)。
TIME TRIAL 10: ニューヨークサーキット(1966 Ford GT40)。
TIME TRIAL 11: サンセットペニンシュラインフィールド・ショート(AWE Tuning S4)。
TIME TRIAL 12: セブリングインターナショナルレースウェイクラブ(#82 GT3 Cup)。
TIME TRIAL 13: セブリングインターナショナルレースウェイ・ショート(#23 Comp Coupe)。
TIME TRIAL 14: 鈴鹿サーキット・西コース(#8JGTC NSX)。
TIME TRIAL 15: ロードアトランタ(#2 Saleen S7R)。
TIME TRIAL 16: シルバーストンインターナショナルサーキット(#41 McLaren F1)。
TIME TRIAL 17: マツダレースウェイ・ラグナセカ(#4 Corvette C6.R)。
TIME TRIAL 18: サンセットペニンシュラインフィールド(#26 Porsche GT1)。
TIME TRIAL 19: ムジェロアウトドローモインターナショナル(#12 F333 SP)。
TIME TRIAL 20: シルバーストングランプリサーキット(#7 Speed 8)。
TIME TRIAL 21: メープルバレーレースウェイ(Top Secret Supra)。
TIME TRIAL 22: セブリングインターナショナルレースウェイ(#1 Audi R8)。
TIME TRIAL 23: 鈴鹿サーキット(#3 Toyota GT-ONE)。
TIME TRIAL 24: テストトラックインフィールド-キングコブラ(Cupra GT)。
TIME TRIAL 25: ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(#17 Porsche 962c)。

FREE RUN
アンロックしたクルマとキャリアガレージにあるクルマで、好きなトラックを自由に走ることができます。

CAREER
最初にホーム地域を選びます。ホーム地域によって、キャリア内で選択できるクルマの種類と価格が決まりますが、使用できるトラックが制限されることはありません。
地域には、ヨーロッパ、北米、アジアの3地域があります。各地域でデフォルトで選べるクルマは、以下の通りです。

ヨーロッパ
1992 Volkswagen Golf GTi 16v Mk2、2003 MINI Cooper S、2007 Peugeot 207 RC、2002 Saab 9-3 Aero、1995 Volkswagen Corrado VR6、2004 Audi TT Coupe 3.2 quattro、2006 Volkswagen Golf GTi。

北米
2005 Scion tC、2003 Ford Focus SVT、2006 Pontiac Solstice、2003 Lexus IS300、2002 Acura RSX Type-S、1998 Chrysler Eagle Talon TSi Turbo。

アジア
1994 Honda Civic 1.5 VTi、2003 Hyundai Tuscani Elisa、1991 Honda CR-X SiR、1994 Nissan Silvia K’s、1990 Mazda Savanna RX-7、2002 Toyota MR-S、1992 Toyota Supra 2.0 GT Twin Turbo。

次に、難易度を選びます。難易度には、ビギナー、スタンダード、プロフェッショナル、チャンピオンシップの4段階があり、推奨ライン、ABS、TCS、STM、シフト、AIレベル、ダメージなどが異なります。
難易度が上がると獲得できるクレジットが多くなりますが、難易度はレースごとに変更することができます。また、クレジットは、ダメージの度合いやクルマの希少度などによっても異なってきます。
クレジットは、ドライバーレベルとカーレベルにも関係しています。ドライバーレベルは、ゲームスタート時には0ですが、クレジットを獲得することでレベルも上昇していき、新しいイベントやクルマをアンロックしたり、メーカーからディスカウントを受けられるようになります。
クルマのレベルは、初めて使う時は0ですが、レースの結果によって上がっていき、最終的には5まで上がります。クルマのレベルが上がると、アップグレードの購入時にディスカウントが受けられたり、クルマの希少度が上がったりします。
レースタイプには以下のものがあり、イベントはレベルや車種により制限が設けられています。イベントで全勝優勝してゴールドトロフィーを獲得すると、クルマとクレジットをもらうことができます。各レースタイプの詳細は後述します。
ちなみに、各レースでは、ドライバーを雇うこともでき、プレイヤーに代わってレースに参加してくれます。ドライバーは複数の中から選ぶことができますが、最もレベルの高いドライバーの場合にはクレジットのすべてを支払う必要があり、最低レベルのドライバーでもクレジットの半分を支払わなければなりません。

ビギナーズグラウンド
テストコースでの腕試しです。さまざまな地域、ボディタイプ、駆動形式のクルマを運転することができます。参加資格はレベル0からで、10イベント30レースあります。

アマチュアカップレース
エンジンスペックと年式でカテゴリ分けされたレースです。参加資格はレベル3からで、10イベント34レースあります。

メーカーのクラブレース
メーカーごとに分けられたレースです。参加資格はレベル5からで、10イベント34レースあります。
セミプロ: エンジン出力が、149kW(200hp)から522kW(700hp)までの間で細分化されたイベントです。参加資格はレベル7からで、10イベント35レースあります。

ライバル車種対決レース
因縁のライバル車同士を対決させ、どちらが優れたクルマかを決定するレースです。参加資格はレベル10からで、10イベント37レースあります。

地域別チャンピオンシップ
クラスとメーカーの地域が限定されたレースです。参加資格はレベル15からで、10イベント40レースあります。

ファクトリースペックレース
改造なしの特定モデルのみで行われるレースです。参加資格はレベル15からで、10イベント40レースあります。

プロフェッショナルシリーズ
シリーズ終了時の総ポイント数で優勝を争うレースです。参加資格はレベル20からで、10イベント54レースあります。

耐久レース
数十周にも及ぶ距離の長いレースです。参加資格はレベル20からで、10イベント10レースあります。

クルマのクラスには、以下のものがあり、プロダクションカーとレースカーに大別され、更にクルマのパフォーマンス・インデックス(PI)によって、それぞれ6段階と4段階に細分化されています。
PIは、エンジン/出力、車体/ハンドリング、タイヤ/ホイール、車両重量/エアロなどによって与えられる数値で、アップグレードすることによって変化していきます。取り付けたパーツは、取り外すこともできます。
また、アップグレードのレベルには、ストリート仕様、スポーツ仕様、レース仕様の3段階があります。

D: 小型車などのスタンダードカーのクラスです。
C: スポーティカー、スポーツカーのクラスです。
B: やや高性能なスポーツカーのクラスです。
A: 高性能なスポーツカーのクラスです。
S: レーシングカー並みに高性能なスポーツカーのクラスです。
U: コンセプトカーなど性能無制限の究極のスポーツカーのクラスです。
R4: ライトチューンされたレーシングカーのクラスです。
R3: チューニングされたレーシングカーのクラスです。
R2: 究極のチューニングを施されたレーシングカーのクラスです。
R1: スポーツプロトタイプカーのクラスです。

チューニングは、PIと無関係に行うことができます。チューニングできるのは、タイヤ(フロントとリアの空気圧)、トランスミッション(最終ギア比、ギア比)、アライメント(キャンパー、トー、キャスター)、サスペンション(スプリング、減衰力、車高、スタビライザー)、エアロ(フロント/リアのダウンフォース)、ブレーキ(ブレーキ圧、バランス)、ディファレンシャル(加減速、センターディファレンシャルのトルク配分)、です。
カスタマイズは、ペイント、デカール、ビニールを設定することができます。ペイントの変更は、ボディ、ボンネット、ミラー、ウィング、ブレーキ、ホイールに対して行うことができ、デカールやビニールは、フロント、左側面、ボンネットを含む上面、右側面、リア、ウイングに貼り付けることができます。
レイヤーは、ボディの各面に1000枚以上、貼り付けることができます。レイヤーには、さまざまな編集を施したり、コピーしたりすることもできます。

ビギナーズグラウンド: その中にあるイベントに優勝することによってもらえるクルマで、7イベントまで参加することができます。
「NORTH AMERICAN OPEN」は、「アマチュアカップレース」の「INLINE 4 SHOWCASE」で優勝することによってもらえるVIS Integraで参加することができます。
「FLY WEIGHT INVITATIONAL」は、手持ちの軽量車をアップグレードで軽量化するのがお奨めです。私は、1998 Nissan R390をアップグレードで軽量化しました。
「HEAVY WEIGHT OPEN」は、重量車を買って更に重くする手もあります。私は、Mitsubishi GTOを買って、アップグレードで車両重量を重くしました。

NORTH AMERICAN OPEN(レベル0)
アメリカのクルマ文化の中心となる全米レースです。テストトラックインフィールド-コパーヘッド(2L)、テストトラックインフィールド-ブームスラング(3L)、テストトラックインフィールド-ラッセルズバイパーリバース(2L)。

ASIAN OPEN(レベル0)
日本や韓国がその情熱をあらわにする、アジア地域の車種によるイベントです。テストトラックインフィールド-コパーヘッド(2L)、テストトラックインフィールド-ブームスラング(3L)、テストトラックインフィールド-ラッセルズバイパーリバース(2L)。

EUROPEAN OPEN(レベル0)
ヨーロッパモータースポーツの祭典です。テストトラックインフィールド-コパーヘッド(2L)、テストトラックインフィールド-ブームスラング(3L)、テストトラックインフィールド-ラッセルズバイパーリバース(2L)。

FWD SHOOTOUT(レベル1)
前輪駆動車限定のレースです。テストトラックインフィールド-デスアダーリバース(3L)、テストトラックインフィールド-コパーヘッドリバース(2L)、テストコースインフィールド-ダイアモンドバックリバース(2L)。

AWD SHOOTOUT(レベル1)
4輪駆動車限定のレースです。テストトラックインフィールド-デスアダーリバース(3L)、テストトラックインフィールド-コパーヘッドリバース(2L)、テストコースインフィールド-ダイアモンドバックリバース(2L)。

RWD SHOOTOUT(レベル1)
後輪駆動車限定のレースです。テストトラックインフィールド-デスアダーリバース(3L)、テストトラックインフィールド-コパーヘッドリバース(2L)、テストコースインフィールド-ダイアモンドバックリバース(2L)。

HOT HATCH RUNOFF(レベル3)
ハッチバック車限定のレースです。テストトラックインフィールド-ダイアモンドバックリバース(3L)、テストトラックインフィールド-インランドタイパン(3L)、テストトラックインフィールド-マラヤンクレイト(2L)。

MID-ENGINE CHALLENGE(レベル5)
ミッドシップエンジン車限定のレースです。テストトラックインフィールド-インランドタイパンリバース(3L)、テストトラックインフィールド-ダイアモンドリバース(3L)、テストトラックインフィールド-マラヤンクレイトリバース(2L)。

FLY WEIGHT INVITATIONAL(レベル7)
車両重量932kg(2055lbs)未満の車種限定のレースです。テストトラックインフィールド-ダイアモンドバックリバース(4L)、テストトラックインフィールド-マラヤンクレイト(3L)、テストトラックインフィールド-ブラックマンバ(3L)。

HEAVYWEIGHT OPEN(レベル10)
車両重量1746kg(3850lbs)超の車種限定のレースです。テストトラックインフィールド-インランドタイパンリバース(5L)、テストトラックインフィールド-ダイアモンドバックリバース(4L)、テストトラックインフィールド-マラヤンクレイトリバース(3L)。

アマチュアカップレース
もらえるクルマで出られるイベントに順に出ていれば、クルマを買ったりアップグレードしたりしなくても、すべてのイベントに参加することができます。終盤のイベントは、周回数が少し増えますが、速いクルマが中心になるため、それほど時間はかかりません。

INLINE 4 SHOWCASE(レベル3)
直列4気筒エンジン車限定のレースです。筑波サーキット(4L)、メープルバレーレースウェイ・ショート(4L)、シルバーストンナショナルサーキット(3L)。

BOOSTED SHOOTOUT(レベル3)
ターボチャージャー、または、スーパーチャージャー搭載車限定のレースです。セブリングインターナショナルレースウェイクラブ(2L)、筑波サーキット(4L)、メープルバレーレースウェイ・ショートリバース(3L)。

6-CYLINDER SHOWOFF(レベル5)
6気筒エンジン車限定のレースです。サンセットペニンシュラインフィールド・ショート(2L)、筑波サーキット(3L)、ニューヨークサーキット(3L)。

SPORTS CAR CLASSIC(レベル7)
1975年以前の年式のマッスルカー以外のレースです。シルバーストンナショナルサーキット(3L)、サンセットペニンシュラインフィールド・ショート(3L)、メープルバレーレースウェイ・ショート(4L)。

AMERICAN IRON RUNOFF(レベル10)
アメリカンマッスルカーによるレースです。マツダレースウェイ・ラグナセカ(3L)、ニューヨークサーキット(4L)、ロードアトランタ・ショート(4L)。

FREE-BREATHING CHALLENGE(レベル15)
NAエンジン車限定のレースです。ロードアトランタ(6L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(4L)、筑波サーキット(6L)。

BIG BLOCK SHOOTOUT(レベル20)
8気筒エンジン車限定のレースです。マツダレースウェイ・ラグナセカ(6L)、ロードアトランタ・ショート(8L)、セブリングインターナショナルレースウェイクラブ(7L)、ニューヨークサーキット(7L)。

FIVE BY FIVE SUPERSPRINT(レベル25)
10気筒エンジン車限定のレースです。セブリングインターナショナルレースウェイ・ショート(6L)、マツダスピードウェイ・ラグナセカ(5L)、テストトラックインフィールド-キングコブラ(3L)、ロードアトランタ(6L)。

EXTREME PERFORMANCE SHOOTOUT(レベル30)
12気筒エンジン車限定のレースです。セブリングインターナショナルレースウェイ(4L)、ニューヨークサーキット(8L)、鈴鹿サーキット(5L)。サンセットペニンシュラ(6L)。

20 CENTURY SUPERCAR INVITATIONAL(レベル35)
2000年以前の年式のスーパーカーによるレースです。メープルバレーレースウェイ(7L)、セブリングインターナショナルレースウェイ・ショート(9L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(6L)、鈴鹿サーキット(5L)。

メーカーのクラブレース
「VOLKSWAGEN DRIVER’S CLUB」は、フォルクスワーゲン限定なので、VW Golf GTi Mk5でも買って参加します。「CLUB DELLA SCUDERIA FERRARI」は、フェラーリ限定なので、後のイベントでも活用できる2004 Ferrari F430を買って参加します。「CLUB DEL TORO FURIOSO」は、ランボルギーニ限定なので、性能もそれなりにある2005 Lamborghini Murcielagoあたりを買って参加します。

VOLKSWAGEN DRIVER’S CLUB(レベル5)
フォルクスワーゲン限定のレースです。メープルバレーレースウェイ・ショート(4L)、鈴鹿サーキット・東コース(4L)、筑波サーキット・ショート(4L)。

INTEGRA CUP(レベル5)
ホンダインテグラ限定のレースです。鈴鹿サーキット・東コース(3L)、筑波サーキット・ショート(4L)、メープルバレーレースウェイ・ショート(4L)。

MR2 CUP(レベル10)
トヨタMR2とMR-S限定のレースです。メープルバレーレースウェイ・ショートリバース(6L)、鈴鹿サーキット・東コース(5L)、筑波サーキット・ショート(7L)。

QUATTRO CLUB(レベル10)
アウディ限定のレースです。ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(4L)、セブリングインターナショナルレースウェイクラブ(4L)、シルバーストンナショナルサーキット(4L)。

NISSAN RACING CLUB(レベル15)
日産限定のレースです。ニッサンスピードウェイ(4L)、ニューヨークサーキット(5L)、筑波サーキット(6L)。

PORSCHE SPORTS CAR CLUB(レベル15)
ポルシェ限定のレースです。ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(6L)、シルバーストンインターナショナルサーキット(4L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(4L)。

CORVETTE TOURING CUP(レベル20)
コルベット限定のレースです。ニューヨークサーキット・リバース(6L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(5L)、セブリングインターナショナルレースウェイ・ショート(6L)、ロードアトランタ・ショート(7L)。

CLUB DELLA SCUDERIA FERRARI(レベル25)
フェラーリ限定のレースです。シルバーストンインターナショナルサーキット(6L)、セブリングインターナショナルレースウェイクラブ(8L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(6L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(8L)。

VIPER PERFORMANCE CUP(レベル30)
ダッジバイパー限定のレースです。ニューヨークサーキット・リバース(9L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(7L)、ロードアトランタ(7L)、メープルバレーレースウェイ(6L)。

CLUB DEL TORO FURIOSO(レベル35)
ランボルギーニ限定のレースです。セブリングインターナショナルレースウェイ(5L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(6L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(8L)、シルバーストングランプリサーキット(6L)。

セミプロ
エンジン出力が50馬力刻みから100馬力刻みと、分かりやすいイベント構成になっています。700馬力未満のイベントに適したクルマは、参加資格ができるレベル40になる頃にはもらうことができます。また、ここで待望のニュルブルクリンク・ノルトシュライフェが登場します。

GOODYEAR 150HP INVITATIONAL(レベル7)
112kW(150hp)未満の車種限定のレースです。セブリングインターナショナルレースウェイクラブ(4L)、鈴鹿サーキット・東コース(4L)、ニューヨークサーキット(3L)。

SPARCO 200HP INVITATIONAL(レベル7)
149kW(200hp)未満の車種限定のレースです。鈴鹿サーキット・東コース(4L)、ニューヨークサーキット(3L)、メープルバレーレースウェイ・ショート(5L)。

KUMHO TIRE 250HP INVITATIONAL(レベル10)
187kW(250hp)未満の車種限定のレースです。筑波サーキット・ショート(7L)、ニューヨークサーキット(4L)、鈴鹿サーキット・東コース(5L)。

CASTROL 300HP INVITATIONAL(レベル10)
224kW(300hp)未満の車種限定のレースです。セブリングインターナショナルレースウェイクラブ(4L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(3L)、筑波サーキット(5L)。

NISSAN 350HP INVITATIONAL(レベル15)
261kW(350hp)未満の車種限定のレースです。ニッサンスピードウェイ(4L)、鈴鹿サーキット・西コース(4L)、シルバーストングランプリサーキット(3L)。

STOPTECH INVITATIONAL(レベル20)
298kW(400hp)未満の車種限定のレースです。サンセットペニンシュラインフィールド・ショートリバース(6L)、セブリングインターナショナルレースウェイ・ショート(5L)、シルバーストンインターナショナルサーキット(5L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(4L)。

TOYO TIRES 450HP INVITATIONAL(レベル25)
336kW(450hp)未満の車種限定のレースです。鈴鹿サーキット(4L)、サンセットペニンシュラインフィールド(5L)、ニューヨークサーキット・リバース(7L)、筑波サーキット(9L)。

PANOZ 500HP INVITATIONAL(レベル30)
373kW(500hp)未満の車種限定のレースです。ロードアトランタ(7L)、セブリングインターナショナルレースウェイ・ショート(7L)、シルバーストングランプリサーキット(5L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(7L)。

RISI COMPETIZIONE 600HP INVITATIONAL(レベル35)
448kW(600hp)未満の車種限定のレースです。ムジェロアウトドローモインターナショナル(6L)、メープルバレーレースウェイ(6L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(8L)、サンセットペニンシュラインフィールド(7L)。

K&N FILTERS 700HP INVITATIONAL(レベル40)
522kW(700hP)未満の車種限定のレースです。テストトラックインフィールド-キングコブラリバース(4L)、ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(2L)、メープルバレーレースウェイ(8L)、ロードアトランタ(8L)。

ライバル車種対決
ほぼすべて、もらったクルマかこれまでに買ったクルマによって参加することができます。「SPORT COMPACT SHOOTOUT」は、トヨタセリカか三菱エクリプスを買って参加します。

YOUNG GUNS SHOWDOWN(レベル10)
Honda CivicとVolkswagen Golfの対決レースです。筑波サーキット(6L)、サンセットペニンシュラインフィールド・ショート(4L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(4L)。

SPORT COMPACT SHOOTOUT(レベル10)
Toyota CelicaとMitsubishi Eclipseの対決レースです。ロードアトランタ・ショート(4L)、シルバーストンナショナルサーキット(5L)、筑波サーキット・ショート(6L)。

TUNER FACE-OFF(レベル15)
Nissan Sivliaとtoyota Altezza/Lexus ISのチューナーカーの対決レースです。メープルバレーレースウェイ・ショート(8L)、筑波サーキット(6L)、ニューヨークサーキット(5L)。

GREAT AMERICAN FACE-OFF(レベル15)
Chevrolet CamaroとFord MustangのアメリカNo.1決定戦です。ロードアトランタ・ショート(5L)、ニューヨークサーキット(5L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(4L)。

RALLICROSS FACE-OFF(レベル20)
伝説のラリーモデルSubaru ImprezaとMitsubishi Lancer Evolutionの対決レースです。サンセットペニンシュラインフィールド・リバース(5L)、鈴鹿サーキット・西コース(5L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(5L)、筑波サーキット(8L)。

SUPER TUNER CHALLENGE(レベル20)
Nissan ZカーとMazdaロータリーエンジン搭載車の対決レースです。鈴鹿サーキット・西コース(5L)、セブリングインターナショナルレースウェイクラブ(7L)、シルバーストンナショナルサーキット(7L)、サンセットペニンシュラインフィールド(5L)。

BATTLE FOR EUROPE(レベル25)
Porsche 6気筒搭載モデルとFerrari V8搭載モデルの対決レースです。メープルバレーレースウェイ・リバース(5L)、セブリングインターナショナルレースウェイ・クラブ(7L)、シルバーストンインターナショナルサーキット(6L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(8L)。

ULTIMATE TUNER CHALLENGE(レベル30)
Nissan Skyline、Infiniti G35とToyota Supraの対決レースです。メープルバレーレースウェイ・リバース(5L)、ニッサンスピードウェイ・リバース(8L)、鈴鹿サーキット(4L)、テストトラックインフィールド-キングコブラ(3L)。

AMERICAN SPORTS CAR SHOWDOWN(レベル35)
パワフルなアメリカンカーChevrolet CorvetteとDodge Viperによる対決レースです。ロードアトランタ(7L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(8L)、テストトラックインフィールド-キングコブラリバース(3L)、セブリングインターナショナルレースウェイ(5L)。

PRIDE OF ITALY(レベル40)
Ferrari V12とLamborghini V12のイタリア最高峰スポーツカーレースです。シルバーストングランプリサーキット(7L)、サンセットペニンシュラインフィールド(8L)、メープルバレーレースウェイ・リバース(7L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(9L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(6L)。

地域別チャンピオンシップ
ほぼすべて、もらったクルマかこれまでに買ったクルマによって参加することができます。「BRITISH SPORTS CAR CHAMPIONSHIP」は、2001 TVR Tuscan Sを買って参加します。

CLASS D ASIAN CHAMPIONSHIP(レベル15)
アジア地域のクラスD車種限定のチャンピオンシップです。筑波サーキット・ショート(9L)、メープルバレーレースウェイ・ショートリバース(9L)、鈴鹿サーキット(7L)。

DEUTSCH C-CLASS CHAMPIONSHIP(レベル15)
ドイツ製クラスC車種限定のチャンピオンシップです。シルバーストンインターナショナルサーキット(4L)、サンセットペニンシュラインフィールド(3L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(5L)。

JAPANESE CLASS B REGIONALS(レベル20)
日本製クラスB車種限定のレースです。サンセットペニンシュラインフィールド(5L)、筑波サーキット(8L)、ニューヨークサーキット(7L)、鈴鹿サーキット・西コース(6L)。

STARS AND STRIPES B-CLASS CHAMPIONSHIP(レベル20)
アメリカ製のクラスB車種限定のレースです。ニューヨークサーキット(7L)、セブリングインターナショナルレースウェイ・ショート(6L)、ロードアトランタ・ショート(7L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(5L)。

BRITISH SPORTS CAR CHAMPIONSHIP(レベル25)
イギリス製クラスA車種限定のレースです。サンセットペニンシュラインフィールド・ショートリバース(7L)、メープルバレーレースウェイ(5L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(8L)、シルバーストンインターナショナルサーキット(6L)。

AMERICAN CLASS A REGIONALS(レベル25)
アメリカ製クラスA車種限定のレースです。マツダレースウェイ・ラグナセカ(6L)、メープルバレーレースウェイ(5L)、ニューヨークサーキット・リバース(7L)、ロードアトランタ(6L)。

ITALIAN MASTERS CHAMPIONSHIP(レベル30)
イタリア製スーパーカーが対象のクラスS車種限定のレースです。メープルバレーレースウェイ(6L)、シルバーストングランプリサーキット(5L)、サンセットペニンシュラインフィールド(6L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(5L)。

GT CHAMPIONSHIP OF JAPAN(レベル35)
日本製R3クラスレースカー(スーパーGT)のチャンピオンシップです。メープルバレーレースウェイ(6L)、ニッサンスピードウェイ・リバース(9L)、ロードアトランタ(7L)、鈴鹿サーキット(5L)。

NORTH AMERICAN REGIONAL CHAMPIONSHIP(レベル40)
アメリカ製R2サブクラスレースカーのチャンピオンシップです。サンセットペニンシュラインフィールド・リバース(8L)、ロードアトランタ(8L)、セブリングインターナショナルレースウェイ(6L)、メープルバレーレースウェイ・リバース(7L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(9L)。

PAN-EUROPEAN CHAMPIONSHIP(レベル45)
ヨーロッパ製R1レースカーが対象のチャンピオンシップです。シルバーストングランプリサーキット(7L)、鈴鹿サーキット(6L)、セブリングインターナショナルレースウェイ(6L)、メープルバレーレースウェイ・リバース(8L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(7L)。

ファクトリースペックレース: 「MAZDASPEED CHALLENGE」以外はクルマを買う必要がありますが、ここまでくれば予算面での問題はないでしょう。「FERRARI F430 CHALLENGE」は、「メーカーのクラブレース」の「CLUB DELLA SCUDERIA FERRARI」で買っておいた2004 Ferrari F430で参加します。
PORSCHE 914/6 CHALLENGE(レベル15)
ポルシェ914/6限定のレースです。メープルバレーレースウェイ・ショート(8L)、シルバーストンナショナルサーキット(6L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(5L)。

FORD FOCUS CHALLENGE(レベル15)
フォード・フォーカス限定のレースです。ニューヨークサーキット(6L)、ロードアトランタ・ショート(6L)、セブリングインターナショナルレースウェイクラブ(5L)。

MAZDASPEED CHALLENGE(レベル20)
マツダ・ロードスター限定のレースです。マツダレースウェイ・ラグナセカ(5L)、鈴鹿サーキット・西コース(6L)、セブリングインターナショナルレースウェイ・ショート(6L)、筑波サーキット(8L)。

LOTUS SPORT EXIGE CHALLENGE(レベル20)
ロータス・エキシージ限定のレースです。ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(7L)、筑波サーキット(8L)、ニューヨークサーキット・リバース(7L)、シルバーストンインターナショナルサーキット(5L)。

HONDA NSX-R CHALLENGE(レベル25)
ホンダNSX-R限定のレースです。サンセットペニンシュラインフィールド・ショート(7L)、鈴鹿サーキット(4L)、筑波サーキット(9L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(6L)。

TVR TUSCAN S CHALLENGE(レベル25)
TVRタスカンS限定のレースです。サンセットペニンシュラインフィールド・ショートリバース(6L)、シルバーストンインターナショナルサーキット(6L)、ロードアトランタ(5L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(4L)。

SHELBY COBRA CHALLENGE(レベル30)
シェビー・コブラ427限定のレースです。サンセットペニンシュラインフィールド(6L)、ロードアトランタ(6L)、メープルバレーレースウェイ・リバース(6L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(7L)。

PORSCHE 911 GT2 CHALLENGE(レベル35)
ポルシェ911 GT2限定のレースです。サンセットペニンシュラインフィールド・リバース(7L)、シルバーストングランプリサーキット(6L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(6L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(8L)。

FERRARI F430 CHALLENGE(レベル40)
フェラーリF430限定のレースです。セブリングインターナショナルレースウェイ(5L)、シルバーストングランプリサーキット(6L)、ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(2L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(6L)、ロードアトランタ(8L)。

MCLAREN F1 CHALLENGE(レベル45)
マクラーレンF1限定のレースです。ロードアトランタ(9L)、シルバーストングランプリサーキット(7L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(7L)、ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(2L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(10L)。

プロフェッショナルシリーズ
全クラスを順番に行うイベントですが、「CLASS R1 WORLD TROPHY」はレベル50であることが要求されるため、まずは最高レベルにしておく必要があります。

D-CLASS WORLD TROPHY(レベル20)
クラスD車種限定のレースです。サンセットペニンシュラインフィールド・ショート(7L)、シルバーストンナショナルサーキット(7L)、鈴鹿サーキット・西コース(5L)、ロードアトランタ・ショート(7L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(7L)。

CLASS C WORLD TROPHY(レベル20)
クラスC車種限定のレースです。筑波サーキット(8L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(7L)、シルバーストングランプリサーキット(4L)、鈴鹿サーキット・西コース(5L)、ニューヨークサーキット・リバース(7L)。

WORLD CLASS B TROPHY(レベル25)
クラスB車種限定のレースです。セブリングインターナショナルレースウェイ・ショート(7L)、鈴鹿サーキット・西コース(6L)、筑波サーキット(9L)、ロードアトランタ・ショート(8L)、サンセットペニンシュラインフィールド・ショート(7L)。

CLASS A WORLD TROPHY(レベル25)
クラスA車種限定のレースです。メープルバレーレースウェイ・リバース(4L)、ロードアトランタ(5L)、ニッサンスピードウェイ(8L)、鈴鹿サーキット・西コース(6L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル・ショート(7L)。

WORLD S-CLASS TROPHY(レベル30)
クラスS車種限定のレースです。ムジェロアウトドローモインターナショナル(5L)、シルバーストンインターナショナルサーキット(7L)、鈴鹿サーキット(5L)、メープルバレーレースウェイ(6L)、セブリングインターナショナルレースウェイ・ショート(7L)。

CLASS R4 WORLD TROPHY(レベル30)
R4サブクラスのレースカー限定のレースです。サンセットペニンシュラインフィールド・リバース(6L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(5L)、セブリングインターナショナルレースウェイ(5L)、シルバーストングランプリサーキット(5L)、鈴鹿サーキット(5L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(7L)。

CLASS R3 WORLD TROPHY(レベル35)
R3サブクラスのレースカー限定のレースです。鈴鹿サーキット(5L)、セブリングインターナショナルレースウェイ(5L)、サンセットペニンシュラインフィールド・リバース(7L)、シルバーストングランプリサーキット(6L)、ロードアトランタ(7L)。

LEGENDS WORLD TROPHY(レベル40)
Ferrari 330P4、Ford GT40無改造モデル限定のレースです。ムジェロアウトドローモインターナショナル(6L)、鈴鹿サーキット(6L)、セブリングインターナショナルレースウェイ(6L)、シルバーストングランプリサーキット(6L)、ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(2L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(2L)。

CLASS R2 WORLD TROPHY(レベル45)
R2サブクラスのレースカー限定のレースです。鈴鹿サーキット(6L)、サンセットペニンシュラインフィールド・リバース(8L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(7L) 、セブリングインターナショナルレースウェイ(6L)、メープルバレーレースウェイ(8L)、ロードアトランタ(9L)。

CLASS R1 WORLD TROPHY(レベル50)
世界最高峰のR1クラスのレースカー限定のレースです。鈴鹿サーキット(6L)、セブリングインターナショナルレースウェイ(6L)、ロードアトランタ(9L)、ムジェロアウトドローモインターナショナル(7L)、ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(2L)、マツダレースウェイ・ラグナセカ(10L)。

耐久レース: 全クラスを順番に行う耐久レースですが、「SEBRING GRAND PRIX」はレベル50であることが要求されるため、まずは最高レベルにしておく必要があります。

TSUKUBA CLASS D GRAND PRIX(レベル20)
筑波サーキットをクラスD車種で走る長距離レースです。筑波サーキット(45L)。

CLASS C GRAND PRIX OF LAGUNA SECA(レベル20)
ラグナセカをクラスC車種で走る耐久レースです。マツダレースウェイ・ラグナセカ(30)。

MAPLE VALLEY B-CLASS GRAND PRIX(レベル25)
メープルバレーをクラスB車種で走る耐久レースです。メープルバレーレースウェイ(25L)。

SILVERSTONE CLASS A GRAND PRIX(レベル25)
シルバーストンをクラスA車種で走る耐久レースです。シルバーストングランプリサーキット(25L)。

MUGELLO SUPERCAR GRAND PRIX(レベル30)
ムジェロをクラスS車種で走る耐久レースです。ムジェロアウトドローモインターナショナル(25L)。

GRAND PRIX AT ROAD ATLANTA(レベル30)
ロードアトランタをR4サブクラスのレースカーで走る耐久レースです。ロードアトランタ(35L)。

PORSCHE GRAND PRIX OF NURBURGRING(レベル35)
ニュルブルクリンクをポルシェ911のレースカーで走る耐久レースです。ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(7L)。

SUZUKA GRAND PRIX(レベル40)
鈴鹿をR3サブクラスのレースカーで走る耐久レースです。鈴鹿サーキット(30L)。

SUNSET PENINSULA GRAND PRIX(レベル45): サンセットペニンシュラをR2サブクラスのレースカーで走る耐久レースです。サンセットペニンシュラインフィールド(40L)。

SEBRING GRAND PRIX(レベル50)
セブリングを世界最高峰のR1クラスで走る耐久レースです。セブリングインターナショナルレースウェイ(35L)。

MULTIPLAYER
S2画面分割による対戦、システムリンクによる最大8人対戦、XboxLIVEによる最大8人対戦、オークションやトーナメントへの参加、などが行えます。

OPTIONS 各種設定の変更、保存したフォトの表示とForzamotorsport.netへのアップロード、保存したリプレイの表示と管理、クレジットの閲覧、マルチスクリーンの設定、が行えます。

【ACHIEVEMENT】
パーフェクトラップ(5): 対戦レースでタイムペナルティを受けずに1周します。
パーフェクトレース(5): 対戦レースでタイムペナルティを受けずにレースを終えます。
レベル 1(5): 「CAREER」で、レベル1になります。
ナチュラル(5): すべてのアシストをオフにしてレースに勝ちます。
ハードコア(5): 難易度を最高にして、すべてのアシストをオフにしてレースに勝ちます。
アンダードッグ(5): レース参加車中、最も低いPIのクルマでレースに勝ちます。
猛チャージ(5): 8位でレースを始め、1位でフィニッシュします。
楽勝(5): 2位以下のクルマに1セクション以上の差をつけて勝ちます。
圧倒的な勝利(5): 最下位のクルマを周回遅れにして勝ちます。
レベル 10(15): 「CAREER」で、レベル10になります。
レベル 20(20): 「CAREER」で、レベル20になります。
カーレベル5(20): 「CAREER」で、クルマのカーレベルを5にします。
レベル 30(30): 「CAREER」で、レベル30になります。
すべてゴールド(ビギナーズグラウンド)(15): 「CAREER」の「ビギナーズグラウンド」のすべてのイベントでコールドメダルを獲得します。
すべてゴールド(アマチュアカップレース)(25): 「CAREER」の「アマチュアカップレース」のすべてのイベントでコールドメダルを獲得します。
すべてゴールド(メーカーのクラブレース)(20): 「CAREER」の「メーカーのクラブレース」のすべてのイベントでコールドメダルを獲得します。
レベル 40(40): 「CAREER」で、レベル40になります。
すべてゴールド(セミプロ)(35): 「CAREER」の「セミプロ」のすべてのイベントでコールドメダルを獲得します。
すべてゴールド(ライバル車種対決レース)(30): 「CAREER」の「ライバル車種対決レース」のすべてのイベントでコールドメダルを獲得します。
すべてゴールド(地域別チャンピオンシップ)(50): 「CAREER」の「地域別チャンピオンシップ」のすべてのイベントでコールドメダルを獲得します。
すべてゴールド(ファクトリースペック)(40): 「CAREER」の「ファクトリースペック」のすべてのイベントでコールドメダルを獲得します。
レベル 50(50): 「CAREER」で、レベル50になります。
すべてゴールド(プロフェッショナルシリーズ)(60): 「CAREER」の「プロフェッショナルシリーズ」のすべてのイベントでコールドメダルを獲得します。
すべてゴールド(耐久レース)(70): 「CAREER」の「耐久レース」のすべてのイベントでコールドメダルを獲得します。
すべてゴールド(全タイプ)(75): 「CAREER」のすべてのタイプのイベントでコールドメダルを獲得します。
日本車完全コレクション(30): 「CAREER」のガレージに、日本車をすべてコレクションします。
韓国車完全コレクション(1): 「CAREER」のガレージに、韓国車をすべてコレクションします。
フランス車完全コレクション(1): 「CAREER」のガレージに、フランス車をすべてコレクションします。
スペイン車完全コレクション(1): 「CAREER」のガレージに、スペイン車をすべてコレクションします。
スウェーデン車完全コレクション(2): 「CAREER」のガレージに、スウェーデン車をすべてコレクションします。
イギリス車完全コレクション(5): 「CAREER」のガレージに、イギリス車をすべてコレクションします。
イタリア車完全コレクション(10): 「CAREER」のガレージに、イタリア車をすべてコレクションします。
ドイツ車完全コレクション(15): 「CAREER」のガレージに、ドイツ車をすべてコレクションします。
アメリカ車完全コレクション(25): 「CAREER」のガレージに、アメリカ車をすべてコレクションします。
シークレットコレクター 1(30): 「CAREER」のガレージに、すべてのプロダクションカーをコレクションします。
シークレットコレクター 2(30): 「CAREER」のガレージに、すべてのチューンカーをコレクションします。
シークレットコレクター 3(30): 「CAREER」のガレージに、すべてのレースカーをコレクションします。
シークレットコレクター 4(30): 「CAREER」のガレージに、すべてのクルマをコレクションします。
すべてブロンズ(ARCADE)(15): 「ARCADE」の「EXHIBITION」のすべてのレースでブロンズメダルを獲得します。
すべてシルバー(ARCADE)(25): 「ARCADE」の「EXHIBITION」のすべてのレースでシルバーメダルを獲得します。
すべてゴールド(ARCADE)(35): 「ARCADE」の「EXHIBITION」のすべてのレースでゴールドメダルを獲得します。
タイムトライアル制覇(40): 「ARCADE」の「TIME TRIAL」のすべてのレースでターゲットタイムをクリアします。
オンライン賞金1,000,000CR(30): オンラインで100万クレジット獲得します。
ブローカー(20): オンラインのオークションハウスで10台のクルマを売買します。

OVERALL(1000): オフラインの実績が950G、オンラインの実績が50G、と、圧倒的にオフラインの実績が多くなっています。
オフラインの実績で見ると、「CAREER」が835G、「ARCADE」が75G、「TIME TRIAL」が40G、となります。つまり、「CAREER」を積極的に進めていけば、大半の実績を解除できるというわけです。
しかも、必ずしも自らが操作する必要はなく、ドライバーを雇って代わりに走らせることもできるため、時間さえかければ「CAREER」の実績をコンプリートすることも不可能ではありません。
「ARCADE」はそれなり、「TIME TRIAL」も少し、難しいため、レースゲームがあまり得意ではないという人は、これらの実績の解除は楽ではないかもしれません。
オンラインの実績は、「オンライン賞金1,000,000CR」はそれ相応のレース数をこなさなければなりませんが、「ブローカー」はクレジットさえあればどうにかなります。実績をどこまで伸ばすかは、どれだけ時間をかけるか次第ということになります。
ちなみに、アジア地域でレベル50に到達しても、すべてのクルマを購入できるわけではありません。アメリカで10台、ドイツで5台、フランスで2台、イギリスで3台、合計20台のクルマは購入不可能です。
北米、ヨーロッパの各地域で以下のレベルに到達しないと入手することができないのです。ただし、地域はクレジットを払って変更することができ、レベルも継続されます。地域の変更手数料は、初回が1000クレジット、2回目が500000クレジットです。
北米地域では、レベル5で1968 Shelby Mustang GT-500KR、レベル10で1969 Dodge Charger R/T-SE、レベル15で1970 Chevrolet Chevelle SS-454、レベル20で2000 Ford Mustang Cobra R、レベル25で1987 Chevrolet Corvette Grand Sport、レベル30で1999 Dodge Viper GTS ACR、レベル35で2005 Chevrolet #31 Whelen Engineering Corvette Z06、レベル40で2005 Panoz #51JML Team Panoz Esperante GTLM、レベル45で2002 Saleen #11 Graham Nash Motorsport S7R、レベル50で2002 Cadilac #6 Team Cadillac Northstar LMP-02。
ヨーロッパ地域では、レベル5で1961 Jaguar E-typeS1、レベル10で1974 Lancia Stratos HF Stradale、レベル15で1982 Porsche 911 Turbo 3.3、レベル20で1989 Lotus Carlton、レベル25で1987 Porsche 959、レベル30で1998 Ferrari F355 Challenge、レベル35で2005 Porsche #3 Lechner Racing School Team 1 911 GT3 Cup、レベル40で2005 BMW Motorsport #2 BMW Motorsport M3-GTR、レベル45で1997 McLaren #41 Team McLaren F1 GTR、レベル50で2002 Audi#1 Infineon Audi R8。

【GRAPHICS】9
本作は、「Xbox」版の前作が秒間30フレームで不評だったこともあり、秒間60フレームにし、車両物理シミュレーションは秒間360回も行っています。画面を見ると、確かにその恩恵にあずかってはいるなと思えるところはあります。
サスペンションの細かな動きに応じてボディが上下動し、ダメージモデルは前作よりもアップグレードし、クルマのボディへの映り込みやボディの汚れ具合も現実感があり、壊れて脱落したパーツは落ちて残り、それを踏むとその場では影響を受けるといったあたりも、なかなかのものだと思います。これらの再現度は、「Xbox 360」のレースゲーム中でもトップクラスにあると言えるでしょう。

また、サーキットの再現度は高く、例えば、筑波サーキットのグランドスタンドの骨組みなどを見ると、実際に行ったことのある人なら、少し嬉しくなってしまうのではないかと思います。
観客席やトラック脇などで観客が声援を送っているのも、観客の動きが画一的に感じる部分はあるにせよ、サーキットのレースなら観客がいて当たり前ですし、レース中にはそこまで観客の動きを見ないため、当然のことが当然のように行われているという意味で評価できます。
ただ、ピットインした際に、チームのクルーが単に突っ立っているだけなのが不自然で、せめて燃料補給やタイヤ交換している格好だけでもさせておけば良かったかなという気はします。
また、相変わらず架空のサーキットが幅を利かせているのは少し残念なところで、タイトルにモータースポーツを冠するレースゲームらしさがほしかったところではあります。

クルマのモデリングも、アウトラインからディテールまでこだわって描き込まれており、モータースポーツ好きなら特に喜べるのではないかと思います。
もっとも、モータースポーツ好きの場合には、その車種が出ているだけでも嬉しくなってくるという部分はあり、そういった意味では収録車種やそのカテゴリーには、もう一段のこだわりがあっても良かったようには思います。そのカテゴリーから登場するクルマや年式の選定がバラバラのように感じる部分があったからです。
また、私自身はビハインドビューでプレイするためコクピットビューに対する思い入れはないのですが、せっかく300車種以上を収録するのであればコクピットビューを採用し、各車のコクピットの様子を見られれば良かったかなとも思います。
実際、他のレースゲームでもコクピットビューを採用しているものもありますし、収録車種を少し削ってでもコクピットビューは入れた方が受けは良かったはずです。

【SOUND】10
ドルビーデジタルです。本作も、前作に引き続いて、実車から実際にエンジン音をサンプリングしています。
もちろん、これは、本作のようなリアル系レースゲームの場合には当然のことなのですが、本作の場合には、他のリアル系レースゲームよりも一歩踏み込んだサンプリングの仕方をしています。
本作では、クルマの何ヵ所にも集音マイクを取り付け、場所ごとに聞こえてくるエンジン音の違いまでをも再現しているからです。そのため、プレイヤーは、視点によるエンジン音の微妙な違いまで味わうことができます。
また、クラッシュ音も、当然のことながら、全車ではないもののサンプリングしており、クルマのぶつかり方による音の違いを聞き分けることもできるかもしれません。

【CONTROL】7
本作の操作は、前作に引き続いて、推奨ライン、ABS、TCS、STM、AT/MTなどのオン/オフを選ぶことができ、初心者から熟練者まで幅広く対応できるようになっています。それはいいことなのですが、実際のところ、本作の操作性は、あまり褒められたものではありません。
前作の私のレビューを読み返してみたのですが、前作は、発売延期を繰り返しながら、2004年初夏、2004年秋、2005年早春、と、その操作性を格段に向上させてきました。
当初は、コーナーの立ち上がりでパワーがかけづらい印象が強かったのですが、それが、プレイする機会を重ねるごとに解消され、製品版では、いい意味で肩の力が抜けた感じで、レースゲームを得意とする人ならABSだけオンにしておけば、あまり神経質にならずに操作することができるようになっていました。
ところが、本作では、リアル系のオンロードゲームとは思えないほどの操作性になっているのです。コーナーではタイヤが異常なまでに滑り、コーナーの立ち上がりでもパワーがかけづらくなっています。これは、たとえシミュレーターであっても、少しおかしいのではないかと思います。
私は、趣味でもレースをしているわけではありませんが、長年にわたってスポーツカーに乗り続けてサーキット走行をしたこともありますし、モータースポーツに関しては何十年も見続けています。
そんな観点で見ると、本作のタイヤの滑り方は、1960年代のスポーツカーのタイヤか、アウトラップのまだ温まっていないレーシングタイヤのような神経質さが感じられるのです。
本作では、タイヤの温度までタイヤの接地面の両端や真ん中で計って処理しているようですが、ここに数値を優先するシミュレーターが陥りやすい罠が潜んでいるように思いますし、実際にシミュレーターを標榜するレースゲームが踏み入ってしまった迷宮でもあります。
本作の発売と前後して、ラリーゲームである「DiRT」のデモが北米のマーケットプレースに出ていますが、リアル系ラリーゲームである「DiRT」の方がコーナーでタイヤがグリップし、リアル系レースゲームである本作の方がコーナーでタイヤが滑るというおかしな逆転現象が発生してしまっています。

そんなわけで、たとえシミュレーターであっても、数値は数値として参考程度にとどめておき、実際のプレイアビリティを優先する必要があるのではないかと思います。
家の中では、多くの人はパッドでプレイしますし、レーシングホイールがあったとしても、バケットシートやクルマ自体を持ち込めるわけでもありません。
そうした観点からも、私は、数字最優先のシミュレーターよりも、リアルさとゲーム性を高い次元で融合させたレースゲームを高く評価しており、その最高傑作は、「ToCA RACE DRIVER 2」と「ToCA RACE DRIVER 3」の「ToCA RACE DRIVER」シリーズになります。
「ToCA RACEDRIVER」シリーズは、1作目こそ、その罠に陥ってしまったものの、2作目からはそこから脱却し、レースゲーム史上最高傑作と呼ぶにふさわしいデキになっています。
私は、アウトインアウト、スローインファストアウト、クリッピングポイント、パーシャルスロットル、などといったテクニックにこそレースゲーム本来の楽しさがあると思います。「ToCA RACE DRIVER」シリーズでは、そうした楽しさがふんだんに味わえるようになっているのです。
ところが本作では、そうした楽しさ以前に、コーナーでタイヤを滑らさないことに全神経を集中せざるを得ません。
本作には、細かなチューニングこそありますが、本来はデフォルトであまり滑らないセッティングになっているべきであり、そこからグリップ派やドリフト派に分かれていくのが理想系だと考えます。
本作の素性には素晴らしいものがあるため、次回作こそ肩の力が抜けたリアル系レースゲームを期待したいものです。

【GAMEPLAY】7
本作は、「プレイステーション」の人気レースゲームである「グランツーリスモ」シリーズに対抗すべく、「Xbox」の看板レーシングシミュレーターとして前作からより一層の進化を図ってきました。
そして、自動車工学、レーシングエンジニア、レーシングドライバーの経験をもつスタッフを結集させて、高度なタイヤやサスペンションの構造シミュレーションにより、荷重移動やエアロダイナミクスなどはもちろんのこと、熱や空気圧の微妙な変化までをも再現することに努めてきました。
その甲斐もあって、本家の「グランツーリスモ」を凌駕するところまで到達しています。実際のところ、「ToCA RACE DRIVER」や「MotoGP」などのリアルさとゲーム性を高い次元で融合させたレースゲームがなければ、リアル系レースゲームとしては本作が最高傑作的な評価も下せたことと思います。
しかしながら、パッドで操作するリアル系レースゲームということを考えた時、理論上の数値だけをそこにぶち込んでしまっては、おかしなシミュレーターが誕生してしまうのは、前述している通りです。
数字上は正しいはずなのに実際に動かしてみると本物とは違いがあるというのは、自動車工学、レーシングエンジニア、レーシングドライバーの経験を持つスタッフたちが、それが理論上は正しいと考えてしまうからでしょう。
クルマもモータースポーツもレースゲームも好きというスタッフが力を持っていれば、もう少しレース(テクニック)を楽しめるレースゲームになっていたと思います。

レース(テクニック)を楽しめるレースゲームという観点からすれば、本作から峠や造船所などがなくなったのは歓迎すべきことです。
本作のタイトルには、モータースポーツという言葉が含まれているのですから、峠や造船所や高速道路などは、あまりふさわしいものではありません。遊びで入っている分には構わないかとも思いますが、前作では峠や造船所が幅を利かせていた部分がありました。
本作では、これらがなくなった分をパーマネントサーキットが補っているので、喜ばしく思います。ただ、本作でも残された架空のサーキットのレイアウトは不自然なところがあり、逆走が多いのも今日のモータースポーツでは考えづらいものがあります。
もちろん、過去には富士スピードウェイやMINEサーキットでも逆走でレースが行われたことがありましたが、今は安全面に配慮すれば、逆走はあり得ないと言えます。
また、本作では、前作の「DRIVATAR」がなくなり、単純にランクの異なるドライバーを雇えるようになっています。
「DRIVATAR」は、自分の走りを真似る分身を作り出すという面白さがあった反面、その過程ではお仕着せのラインどりをすれば高得点が得られるというルールになっていました。
本来は、鈴鹿のここのコーナーは自分ならこうしたラインどりをするといったことを学習してほしいところですし、プログラム能力がより進んだ次回作以降で復活すれば面白いかもしれません。
ちなみに、雇われドライバーのスキルは高く、レースの難易度とクルマのPIを考え合わせてドライバーを雇えば、ほとんどのレースで勝つことができます。

ただ、本作の「CAREER」の作業性が強いこともあってか、この雇われドライバーが大人気で、多くのプレイヤーが自らレースをするよりも、ドライバーを雇うという傾向が強いようです。
この作業性の強さは、本作に限ったことではなく、本作がライバルと目している「グランツーリスモ」にも共通しています。しかも、本作と「グランツーリスモ」に共通するのはそれだけではなく、市販車や架空のサーキットが多く周回数が長いという点まで一緒なのです。
これは、「ToCA RACE DRIVER」シリーズが、その大半をパーマネントサーキットとし、実在するレースのシリーズとマシンをライセンスの問題があるものを除いてそっくりと放り込み、出走台数も20台以上ものクルマを同時に走らせ、周回数は原則3周が大半、というのと比べると、大きく異なります。
両者を比べると、ひとつひとつのシリーズに対する興味や耐性も異なってくるため、作業性が強くなってしまうということなのでしょう。
もっとも、本作では、SUPER GT(全日本GT選手権)のクルマなどに実在のドライバーが乗っており、そこは大いに評価できるところです。
本作のドライバー名は英語表記なのですが、それが本山哲や脇阪寿一や道上龍などといったおなじみのドライバーであることは疑いようのないところです。ニッサンR390には影山正彦が乗っていたりして、レースの楽しさを増幅させてくれます。
本作では、前後のマシンはドライバー名で表示されるため、レースをしながら、土屋武士や伊藤大輔が追いついてきたなどといったリアルさを味わうことができます。これが架空のドライバーであったなら、GTレースも味気ないものになっていたことでしょう。
ドライバー名ついでにふれておくと、本作では前後のマシンとの差がタイム差ではなく距離で表されるのですが、これでは分かりづらいので、タイム差で表されるようにしてほしかったところです。これも、次回作での要改善点といったところでしょうか。

そうそう、本作では、当たり前のことが当たり前のように実現されているため、うっかり書き忘れそうになりましたが、AIドライバーのマナーが前作から飛躍的に向上していることも強調しておかなくてはなりません。
前作では、AIは、自分の走りをすることだけに固執し、コーナーでプレイヤーのクルマがブレーキをかけても平気で追突し、並走するプレイヤーのクルマがいても強引に幅寄せしてきたため、とてもストレスがかかっていました。
それが、本作では、追突したりあからさまに幅寄せしたりすることはまれで、AIドライバーのマナーの悪さによるストレスというのはほとんどなくなっています。
コーナーに並んで入った際に、AIドライバーが譲らなくて少し押し出されるということはありますが、AIドライバーのマナー全般としては十分に合格点をあげることができます。この進歩は、素直に褒めてあげたいと思います。
ただ、バックマーカーがトップが追いついてきた時に道を譲らないのは困りものですが、このあたりのプログラムは難しいのかもしれません。

【LONGEVITY】10
本作は「CAREER」をクリアするだけでも、数十時間はかかります。もちろん、作業的に感じる場合にはドライバーを雇うこともできるため、自らの操作と雇われドライバーのバランスをとりさえすれば、面倒な部分はなくなるのではないかと思います。
ただ、「CAREER」の実績をコンプリートしようと考えるなら、膨大な時間がかかるのは確かであり、他のモードもプレイすれば、100時間は下らないかもしれません。

【OVERALL】8
本作は、マイクロソフトが誇るレーシングシミュレーターとして、前作からより一層の進化を図ってきました。ハードも、前作の「Xbox」から「Xbox 360」に替わったことで、特にグラフィック面では大きな進化を遂げています。
ただ、シミュレーターとしての数値的な部分でも進化を図っているのは分かるのですが、それがリアルさとゲーム性を高い次元で融合させることに貢献したかというと疑問が残る部分もあります。
もっとも、本作が、私が考えるこうしたレースゲームの理想系に合致しない部分があるだけであり、本作を待ち望んでいた人にとっては究極のレースゲームになっている可能性もあります。
また、実際に「Xbox 360」や「プレイステーション3」などでプレイできるリアル系のレースゲームを見渡してみても、4輪では本作がベストと言える状況にあるのは確かです。

(C)2007 Microsoft Corporation. All Rights Reserved.

コメント

タイトルとURLをコピーしました