【GENRE】
テーブル、パーティー、ミニゲーム
【PUB./DEV.】
MICROSOFT/BLITZ GAMES
【RELEASE DATE】
2001/11/15(アメリカ)
【OUTLINE】
同一画面内で4人まで楽しむことができるパーティゲームで、全部で45のミニゲームが収められています。すべてのミニゲームは、数分で決着がつきます。
【GAME MODE】
tournament
6つのゾーンそれぞれで3つのミニゲームをプレイすることができます。
1つのゾーンが1ステージとなり、2、4、6のいずれかのステージ数を選択すると、ゾーン、ミニゲームがランダムに選ばれます。
それぞれのステージで稼いだポイントは、3つのミニゲーム終了後に行われる「FUZION FRENZY ROUND」(オーブをゴールに運ぶ)で更に増やすことができます。
全ステージを終えてポイント数が最も多かったプレイヤーの勝利になります。
すべてのミニゲームは、未来的な都市内において開催されますが、都市は6つのゾーンに分けられています。それぞれのゾーンでは、以下のようなミニゲームがプレイできます。
COLISEUM(コロシアム)では、ローリングボールやアイスカーに乗って他のプレイヤーにぶつけたり押し出したりするものなど。
DOWNTOWN(ダウンタウン)では、花火や音楽を扱って美しさを競うものなど。
OUTLANDS(辺境)では、爆弾や乗り物で、他のプレイヤーを攻撃するものなど。
MILITARY ZONE(軍事ゾーン)では、ポッドや戦車に乗って競走したり他のプレイヤーを攻撃したりするものなど。
POWER STATION(発電施設)では、瞬時にジャンプするかダウンするかを選ぶものや次々と現れる昆虫を叩くものなど。
WATER FRONT(ウォーターフロント)では、ジェットボートによる競走やオーブ(球)を集めるものなど。
minigame frenzy
好きなミニゲームをすぐにプレイすることができます。
options
ゲーム内の各種設定を変更することができます。
game demos
「amped」、「NFL FEVER 2002」、「PROJECT GOTHAM RACING」のムービーを見ることができます。
【GRAPHICS】8
日本でパーティゲームというと、子供っぽいアニメ調のグラフィックがお決まりといったところがあります。
しかし、そこは「Xbox」。ミニゲームのステージが未来的な都市内ということもあって、クールでサイバーな都市空間のグラフィックの中でミニゲームが進行していきます。
キャラクターも、アメリカ産のミニゲームらしく、アメコミ調の6人が登場しています。
華やかなネオンやライティングに彩られたクールでサイバーなステージとアメコミ調のキャラクターのお陰で、大人も疎外感なくプレイすることができるパーティゲームに仕上がっているのが嬉しいところです。
ただ、すべてのミニゲームを1画面で表示することからズームアップ、ズームダウンがあったり、色使いが華やか過ぎたりするため、よく見ていないとキャラクターを見失うことがあります。
【SOUND】7
ドルビーデジタルです。ゲームがゲームだけに、ドルビーデジタルならではの効果はあまりありません。
クールでサイバーなゲームとあって、音楽、効果音ともに、その雰囲気に準じたものとなっています。
ずっと同じ感じの音楽が流れて単調になりますが、「Xbox」ならではの機能によりお気に入りの音楽に換えることもできます。
【CONTROL】8
ほとんどのミニゲームは、左スティック、Aボタン、Bボタンだけでプレイすることができます。操作自体はシンプルですが、ある程度ゲームに慣れないと操作がままならないこともあります。
ただ、思うように操作できないこと自体がゲーム内容になっているミニゲームもあるため、必ずしもこれが悪いというわけではありません。
ミニゲームによっては操作に習熟したり、ゲームの目的や攻略法を的確に把握することでより上達することができます。
【GAMEPLAY】9
前述していますが、本作は、日本でパーティゲームというと子供っぽいアニメ調のグラフィックがお決まりといった殻を破ったことに価値があります。
華やかなネオンやライティングに彩られたクールでサイバーなステージとアメコミ調のキャラクターのお陰で、大人も疎外感なくプレイすることができるパーティゲームに仕上がっているというのは本当に喜ばしいことです。
ミニゲーム自体は、人によって当たり外れがあると感じるのは当然なのですが、新規性のあるミニゲームもあってそれなりに楽しむことができます。
「FUZION FRENZY」というタイトル名も、サブタイトルに「Non-Stop Party Game Action」と書いてはあるものの、他社のパーティゲームにないクールでサイバーな命名にセンスの良さを感じさせられます。
【LONGEVITY】6
ミニゲームが45入っているわけですから、1ゲーム当たり10分プレイしたとして450分(7時間30分)になります。
1人で一気に延々450分もプレイするのは無理ですが、元々がパーティゲームですから、人が来た時に引っ張り出しては遊ぶという楽しみ方ができます。
時間はそれほど長くは楽しめませんが、期間は長く楽しむことができるでしょう。
【OVERALL】7
繰り返しになりますが、大人も疎外感なくプレイすることができるパーティゲームというのは本当に貴重な存在です。
もちろん、本作は老若男女を問わず楽しんでプレイすることができますが、他社のパーティゲームのように子供向けに作られたものを大人がプレイせざるを得ないのとは状況が大きく異なります。
本作は「Xbox」のローンチタイトルということで、残念ながらXbox LIVEには対応していませんが、「FUZION FRENZY 2」では当然のことながらXbox LIVEに対応しています。
大人が楽しめるパーティゲームとして、Xbox LIVEでは重宝することでしょう。
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