Xbox純正コンに4背面パドルを追加する「DOBE CONTROLLER BACK BUTTON ATTACHMENT」レビュー

2021年11月27日に「Xbox純正コンに2000円で背面パドルを追加する「AOLION Strike Pack For Xbox Controller」レビュー」という記事を掲載しましたが、その製品の使い勝手が良く、購入以来ずっと使っています。
ところが、それを購入してから1ヵ月ほどで、今度はXbox純正コントローラーに4背面パドルを追加する「DOBE CONTROLLER BACK BUTTON ATTACHMENT」がリリースされました。
「AOLION Strike Pack For Xbox Controller」の背面パドルが2つなのに対し、「DOBE CONTROLLER BACK BUTTON ATTACHMENT」は背面パドルが4つあるのです。
PowerAのコントローラーのレビューなどでも触れているように、背面パドルは必要不可欠と言えるほど便利なもので、「Xbox Eliteワイヤレスコントローラーシリーズ2」は買わずとも、それだけはどうしてもほしくなります。
なぜなら、左スティックでキャラクターを操作しながら、左スティックを押し込んで走ったりダッシュしたりするゲームが少なくないからです。
代表的なものでは、「ASSASSIN’S CREED」シリーズや「TOMB RAIDER」シリーズなどがそうで、それができなければクリアしづらくなるという場面も珍しくないぐらいです。
ところが、この左スティックでキャラクターを操作しながら、左スティックを押し込んで走ったりダッシュしたりするという操作を行うのが、微妙な操作が要求されるゲームほど簡単ではないのです。

私は、「Xbox Series X」と「Xbox One X」を併用していますが、前者は「PowerA Enhanced Wired Controller」を、後者はXbox純正コントローラーを、それぞれ使っています。
「PowerA Enhanced Wired Controller」にはアドバンストゲーミングボタン(マッパブルボタン)が2個付いており、任意のボタンを割り振ることができます。
Xbox純正コントローラーにはそれがなくて不便なため、「AOLION Strike Pack For Xbox Controller」を装着して使っているというわけです。
今のところ、2つあるボタン(パドル)のうち片方しかマッピングしていませんが、「Microsoft Flight Simulator」のように左指であれこれやらされるゲームの場合には、もう片方にもマッピングしようかなと思うことはあります。
そんなわけで、現状ではマッピングできるのは2ヵ所あればこと足りているのですが、行き掛かり上「DOBE CONTROLLER BACK BUTTON ATTACHMENT」も買ってみることにしました。
購入したのは例によってAliExpressで、私が購入したショップでは「Game Controller Back Button for Xbox One X-Series Gamepad Joystick Rear Button Extension Key Adapter for Xbox One S/X」という名称で、購入時の価格が$22.65(送料無料)でした。
ただ、購入するかどうかは少し悩みました。4つのパドルが一体成型されていて相互干渉しないのかということと、想像はつくものの具体的に何ができるのかという説明が見当たらなかったからです。
製造元のDOBEの公式サイトを見ても説明は一切なく迷ったのですが、DOBEはテレビゲームの周辺機器では名前の知れたメーカーで、Amazon.co.jpでも各ハードの周辺機器を販売しているだけに信じても良さそうだと思ったので購入に踏み切りました。
2021年12月2日に注文し、5日に発送され、24日に到着しました。中国の空港で1週間ほど止まっていましたが、約3週間で着いているのでまずまずでしょう。

パッケージは意外と大きくコントローラーがぎりぎり1個入るぐらいの大きさで、過不足ない梱包ながら箱潰れも最小限に抑えられていました。
パッケージを開けてみると、専用に成形されたプラスチックの型にそれぞれのパーツがきれいに収められており、その点にまず安心させられます。
同梱物は、「Back clip bracket」(本体)、「4 in 1 Trigger A」、「4 in 1 Trigger B」、「Micro to Micro short data cable」、「Micro to Type-C short data cable」、「USB to Type-C long data cable」、「Trigger screw」、「Silicone pad」、「User Manual」(マニュアル)。
同梱物の内容と名称から様々なことが推察できるかと思いますが、順に説明していきましょう。
「Back clip bracket」は、コントローラーに装着する各種アタッチメントと同様に、コントローラーにカチッとはめ込むようになっています。オーディオポートもあります。
「AOLION Strike Pack For Xbox Controller」は裏側の電池カバーを外して交換するようになっていましたが、こちらはコントローラーにはめるだけなので1cmほど厚みが出ます。
「AOLION Strike Pack For Xbox Controller」と使い比べると厚みを感じるのは確かですが、これだけを使い続けていけば慣れる範囲かと思います。
また、「4 in 1 Trigger A」、「4 in 1 Trigger B」、と2タイプのパドルが入っており、好きな方を選べるようになっています。
「A」は直線で幅が狭く、コントローラーから少し浮いたような状態になります。
「B」は指で操作する部分がへこんでいて幅が長く、コントローラーに沿うような状態になります。
個人的には「B」の方が、コントローラーを手のひらでグリップした上で比較的自然に指を添わせることができるため使いやすい気がしますが、これはもう完全に使う人次第でしょう。最初から2タイプ入っていることに感謝したいぐらいです。
さらに、「Micro to Type-C short data cable」、「USB to Type-C long data cable」と2タイプのショートデータケーブルが入っていますが、実は「Xbox Series X|S」と「Xbox One」の両方に対応しています。
「Silicone pad」が入っているのは、両方のコントローラーの微妙なデザインの違いに対応させるためで、「Silicone pad」は「Xbox One」のコントローラーに装着させる際に使います。
もっとも、これを使うと、きつくてはめづらいため、もう少し薄いものを自分ではさんだ方が良さそうです。何もはさまないと少しぐらつくため、何かははさんだ方がいいと思います。

セッティング方法は、本体のSETボタンを3秒間押します。すると、LEDインジケーターが点滅します。
これでセッティングモードに入るので、M1~M4に、X、Y、A、B、RB、RT、LB、LT、R、L、方向パッド、を自由に振り分けていきます。
これらのうち任意のボタンなどを押し(引き)、M1(~M4)を押して離し、本体のSETボタンを押します。すると、LEDインジケーターが消えます。これで、セッティングが完了します。
なお、M1からM4までのセッティングはまとめて行うことができるので、すべてをセッティングしてから本体のSETボタンを押すという方法もあります。
セッティングをクリアする方法は、本体のSETボタンを3秒間押します。すると、LEDインジケーターが点滅します。これでセッティングモードに入るので、M1(~M4)を押してからSETボタンを押します。これで、クリアが完了します。
クリアの場合も同様に、M1からM4までのクリアをまとめて行うことができます。
また、すべてのセッティングをまとめてクリアする場合は、クリアボタンを5秒間押します。すると、デフォルトキーとなり、M1からM4が方向パッドの上、下、左、右となります。

実際の操作感ですが、パドルが意外とソフトで、どれかを操作した際にそれ以外のパドルが動くということはなく、当然ながら誤作動も起こりません。
ただ、パドルの材質が「AOLION Strike Pack For Xbox Controller」が金属製なのに対してこちらは樹脂製のため、がちっとした操作感はなく少し頼りない感じはあります。
もっとも、これも好みによる部分はありますし、慣れの問題もあるのではないかと思います。
また、パドルが4つということで、どの指にどれを担当させるかに悩まされる人もいるのではないかと思います。
私は初代「Xbox」時代から中指トリガーなのでM2とM4にマッピングするなら小指をそこに沿えてということになりますが、M2とM4を使わない場合にはM2とM4は小指でコントローラーをホールドするのには少し邪魔になります。
このように、「DOBE CONTROLLER BACK BUTTON ATTACHMENT」は、2500円ほどの出費で純正コントローラーの背面に4パドル追加できるだけでなく、パドルが2種類選べる上に、「Xbox Series X|S」と「Xbox One」の両方に対応しているため、Xbox純正コントローラーの背面に4パドルほしいという人にはピッタリです。
ただ、背面に2パドルあれば十分という人は、下2個のパドルが邪魔にならないという利点もあるため、「AOLION Strike Pack For Xbox Controller」も選択肢に入るのではないでしょうか。

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