IKEA「ミルク泡立て器」、Can★Do「ミルクフォーマー」、100円台前半でも泡立ちしっかりの両者をレビュー

IKEAの「PRODUKT プロドゥクト ミルク泡立て器」、Can★Do(キャン★ドゥ)の「カプチーノミルクフォーマー」を合わせて購入したのでレビューします。
どちらも新製品というわけではないのですが、ひょんなことから2023年1月になって買ってみたので、合わせてレビューもすることにしました。
それは、乃木坂46 5期生の岡本姫奈がテレビ番組で「ミルクフォーマーがほしいんです」と受け答えしていて、「ん? ミルクフォーマー?」と思って調べたのがきっかけでした。
調べてみると、何のことはない手に持ってミルクを泡立てる泡立て器で、見かけた記憶もうっすらとながらあります。
彼女が想定しているのはテレビで発言するぐらいなので、100円台前半で買えるようなお手軽なものではなく、文末でリンクしているもっと高額でおしゃれなものだと思います。
それでも、私の場合は、ミルクフォーマーの必要性を特に感じていないし、100円台前半の製品でどこまでやれるのかという興味もあったため、IKEAと100円ショップで買うことにしました。

IKEAの「PRODUKT プロドゥクト ミルク泡立て器」は、149円(税込み)で単3アルカリ乾電池2本(別売)を使用します。
IKEAのキッチン用品は低価格で売られているものも少なくなく、私もいろいろと持っていますが、何と言ってもIKEAブランドの製品を使っているという心地良さが安価で手に入るのが魅力です。
人にもよると思いますが、IKEAで買った、コストコで買った、昔だとカルフールで買った、というだけで気分がいいのに、それが100円ショップやスーパーマーケットと同価格帯で買えるところがいいのです。
さて、これはIKEAの低価格製品にありがちなのですが、「PRODUKT プロドゥクト ミルク泡立て器」もIKEA店舗のキッチンコーナーのワゴンの棚にどさっと無造作に放り込まれています。
製品自体も、丁寧なパッケージは施されておらず、製品本体が台紙に括りつけられただけの裸の状態で販売されています。
IKEAらしくワールドワイドで展開する製品だけに台紙には日本語の説明は入れられておらず、上に「PRODUKT」と書かれ、使い方の写真2点が添えられているだけです。
台紙裏面も、30ヵ国の言語でバッテリーについて書かれており、捨てる際の捨て方が各言語で書かれた紙がセロテープで貼りつけられています。
このあたりの環境に配慮した質素さとワールドワイド感を感じさせる多言語さが、IKEAらしさを実感できるところです。
なお、IKEA公式サイトではしっかりとした説明があり、「家庭のバリスタとして、プロのようにミルクを泡立てられます」などと紹介されています。

Can★Doの「カプチーノミルクフォーマー」は、100円(税別)で単3アルカリ乾電池2本(別売)を使用します。100円ショップの商品ではありますが、単3乾電池だからか別売になっています。
ミルクフォーマーは100円ショップならどこでも売られていると思うのですが、最初に行ったセリアは手動式しかなく、ダイソーはタイミング的に行かなかったため、今回は運良く買えたCan★Doの製品に落ち着きました。
さて、100円で売られる製品ながら、きれいにプリントされた台紙をバックに透明のプラスチックケースに収められています。
もちろん、製品に直接触れることはできないし、ほこりがかかることもありません。このあたりは、100円ショップでも日本の製品らしい気持ち良さがあります。
台紙には「カプチーノミルクフォーマー」と製品名が大書きされ、「あっ! という間に ふわふわ の泡が カンタンに! 作れます。」と特徴も書かれています。
また、「●エスプレッソの代りに紅茶・ココア・抹茶でも。」、「●はちみつ、キャラメルソース、チョコシロップをトッピング。」と使い方の提案も添えられています。
裏面はかなり詳細に書かれており、「使用上の注意」、「お手入れ・保管について」、「電池交換について」、「ふわふわカプチーノのつくり方」がびっしりと書かれています。
このあたり、100円ショップのふらっと店内に入り、あれこれと眺めて説明文もしっかりと読み、その上で買い物かごに入れていくという特性の現れでしょうか。

では、それぞれの製品の特徴を比較していくことにしましょう。
IKEAの「PRODUKT プロドゥクト ミルク泡立て器」は、スプリング/クランク/ブラケットがステンレススチール、パッキングがシリコーンゴムとABS樹脂、ボタンがABS樹脂、接続パイプがポリカーボネイト樹脂。
実測で、全長約20cm、本体の長さ10.3cm×幅3.3cm×厚さ2.0cm、重量35g(乾電池2本を除く)。
Can★Doの「カプチーノミルクフォーマー」は、本体がポリスチロール樹脂(耐熱温度約70度、耐冷温度約-20度)、シャフト・回転リングがステンレス鋼。
実測で、全長約20cm、本体の長さ11.5cm×幅3.5cm×厚さ2.7cm、重量49g(乾電池2本を除く)。
モーターが140RA、電源がDC 3.0V、連続使用時間が1分間。
本体のサイズを見て分かるように、IKEAの「PRODUKT プロドゥクト ミルク泡立て器」よりもCan★Doの「カプチーノミルクフォーマー」の方がひと回り大きく、重量が35g対49gと大きく異なります。
持ち方も、IKEAの「PRODUKT プロドゥクト ミルク泡立て器」がソリッドな本体を指先でつまむように持つのに対し、Can★Doの「カプチーノミルクフォーマー」は本体の波型に指を添えるように持ちます。
ワールドワイドなIKEA製品の方がドメスティックな100円ショップ製品よりも小柄なのが面白いところですが、IKEAの低価格製品に対する割り切りと、100円ショップの低価格製品でもしっかり作るという考えの違いが見て取れるようでもあります。
このあたりは、海外のコンパクトカーと日本の軽自動車のつくりの違いに通ずるものがありそうです。

実際の使い勝手ですが、乾電池の入れ方は、IKEAの「PRODUKT プロドゥクト ミルク泡立て器」はフタが120度ほど開いて押し込むように入れるのに対し、Can★Doの「カプチーノミルクフォーマー」はフタが完全に外れるため入れやすくなっています。
スイッチは、IKEAの「PRODUKT プロドゥクト ミルク泡立て器」が小ぶりでオン/オフがソフトなのに対し、Can★Doの「カプチーノミルクフォーマー」は本体が大きい分大きく節度感があります。
このような違いはあるものの、いずれも慣れてしまえば問題のない範囲ではあると思います。
具体的な使用方法は、牛乳をカップに3分の1くらい入れて、冷たいままか、電子レンジで沸騰しない程度に温めます。
カップを平らな場所に置き、先端の回転リングを牛乳の中まで入れてスイッチを入れ、ほど良く泡立ってきたところでスイッチを切ります。
空気を含ませるように上下にゆっくりと動かすと泡立ちやすくなりますが、回転リングは終始牛乳の上に出ないように注意します。そうしないと牛乳がこぼれます。
もちろん、両者で試してみましたが、どちらも単3アルカリ乾電池2本を使用するということで、十分な回転数が得られます。本体をしっかりとホールドしていないと、回転リングがぶれるほどの強さです。
牛乳の量と温かさにもよると思いますが、30-40秒ほど回しているとふわふわに泡立ったミルクが見事に完成します。
最初はどうしても牛乳がこぼれるようなこともあるかと思いますが、すぐにコツがつかめると思います。
ミルクフォーマーに特にこだわりがない、たまにしか使わない、面白そうだから買ってみる、というのであれば、IKEAの「PRODUKT プロドゥクト ミルク泡立て器」でも、Can★Doの「カプチーノミルクフォーマー」でも、問題なく使うことができます。
ミルクフォーマーを本格的に使う、雰囲気も合わせて楽しみたい、という人なら以下でリンクしているもっと高額でおしゃれなものを買うのも良さそうです。

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