角度調整自在でフルスペクトルの植物育成LEDライト「BRIM FLORA」レビュー

植物育成LEDライト「BRIM FLORA」(BF-2)を2026年6月29日に購入して1カ月半が経過し、予想以上の効果も得られたのでレビューします。
私は、ハイビスカスを中心に完全に室内で育てて10年以上になります。植物を置いているのは、北西向きマンション上層階角部屋のリビング。角部屋なので、朝は北東から朝日が入り、夕方は北西から西日が入ります。
夏至であれば朝日も西日も5時間ぐらい入ってきますが、冬至ともなれば朝日も西日も1時間も入ることはありません。もちろん、日中の直射日光はありません。
ハイビスカスを中心とした植物は、北東窓際にまとめて置いてあり、夏至であれば朝日を最長で5時間ぐらい浴びることができますが、10時を回ると直射日光の恩恵を受けることはできなくなります。
それもあってか、ハイビスカスは咲くことは咲くのですが次から次へと咲くことはなく、2年後、3年後ともなると咲くのが珍しくなるぐらいです。
そんなこともあり、2026年からはハイビスカスがうまく成長したり咲いたりするように、あれこれとやってみることにしました。

購入時に殺虫殺菌スプレー「ベニカXネクストスプレー」をスプレーしたり、植えつけ時に粉末肥料「虫を予防するマグァンプD」を混ぜ込んだり、活力剤「メネデール」、活力剤「リキダス」、液体肥料「花工場」を水に薄めてローテーションで与え、環境面では外出時はシーリングファンを回しっぱなしにしておいたり。
それでも、絶大の効果を発揮するほどではなかったため、育成環境の3大要素である「光・水・風」のうち、「光」が足りないと考えて植物育成ライトを導入することにしました。
植物育成ライトは、太陽光に代わって植物の光合成を促す照明器具で、太陽光の照射不足などの影響を受けずに室内のみで植物を育成することが可能になります。
植物育成ライトには、光合成を活発にする赤色光、茎葉を育てる青色光、が含まれており、フルスペクトルの場合にはそれに加えて全体のバランスを整える緑色光が含まれています。
また、PPFD(光合成光量子密度)という数値もあり、植物の光合成に有効な400-700mmの光が1秒間に1㎡あたりに届く値を表します。
植物によってPPFDの必要量は異なるのですが、ハイビスカスはより多くのPPFDを必要とします。
PPFDは、距離の2乗に反比例するため、ライトと植物の距離が2倍になると光の強さは4分の1になります。ライトと植物が近すぎると葉焼けのおそれがあり、遠すぎるとPPFD不足になるということです。

そんなわけで、例によって植物育成ライトを何十時間もインターネットで調べた結果、コストパフォーマンスが高い植物育成LEDライト「BRIM FLORA」を購入することにしました。
「BRIM FLORA」は、フレキシブルアームとクリップの組み合わせでほしい場所に光を届け、あらゆる方向に照射可能な育成ライトです。
LEDチップの増設と配列の見直しでワット数と有効照射範囲が向上しており、従来品の低ワット数によるパワー不足を改善してより多くの植物に対応します。
また、太陽光の波長を再現し、植物の成長に欠かせない波長を2種類の色温度(4000K-4500K(白色系)、3000K(暖色系))で提供、演色性もRa80-85からRa94に向上させ、より自然な色味になっています。
さらに、10段階の調光とメモリータイマーを搭載しており、予め設定した時間に自動点灯して一定時間が経過すると自動消灯。毎日、それを繰り返します。タイマーは、3H/9H/12Hの3通りです。
バリエーションは、ホワイトとブラックに白色系と暖色系があり、それぞれ、1ヘッド(2980円)、2ヘッド(3980円)、3ヘッド(4780円)があります。

2ヘッドのPPFDは10cmで488、20cmで173、30cmで92、40cmで53。3ヘッドのPPFDは10cmで631、20cmで254、30cmで126、40cmで80。

私が注文した「BRIM FLORA」は、6月30日に楽天市場の公式ショップから到着。コンパクトできれいなダンボールに、ライト本体、AC-DCアダプター、取扱説明書が丁寧に収められていました。
LED部、アーム部はもちろんのこと、コードからAC-DCアダプターまできれいなホワイトで統一されており、白基調のインテリアにもマッチします。
クリップはしっかりとしていますが、クリップ自体の取り付け場所が見当たらないため、事前にダイソーでA4サイズのフォトフレームを購入。それを台の上に寝かせてクリップを取り付け、植木鉢を重しにして「BRIM FLORA」が外れたり倒れたりしないようにしました。
その上で、本体から出ているコードとAC-DCアダプターをプラグで接続し、AC-DCアダプターをコンセントに差し込めば準備完了。
ハイビスカスとの高さも近すぎず遠すぎずしないように調節し、後は電源ボタンを押すだけです。
白色系を購入したとはいえ植物育成ライトだけにどれぐらい白いか気になっていたのですが、昼光色ほどではないにせよ昼白色のLED電気スタンドと変わらない白さで全く違和感がありません。
明るさは10段階に調整できるのですが、押すごとに明るくなっていき、最も明るいところにいくと、今度は最も暗いところになるまで暗くなっていきます。エレベーターのような動きで、シーリングライトの明度調整と同じです。

タイマーは、「タイマー」ボタンを押すと「3H」のインジケーターが点灯し、3時間のタイマーが始まります。また、2回押すと「9H」のインジケーターが点灯し、3回押すと「12H」のインジケーターが点灯し、いずれもその時間になると消灯します。電源ボタンを押してオフにしない限り、これを毎日繰り返します。
なお、「BRIM FLORA」以外の競合製品もタイマーは3H、9H、12Hの3段階なのですが、3H、6H、9H、12Hの4段階にはできないものなのでしょうか。それが無理なら6H、9H、12Hの3段階にしてほしかったところです。
私は、昼から出かけることが多いのですが、夏場は特に午前中は自然光、午後は日没までに近い6時間をタイマー、というのが理想です。3時間では少し短く、9時間では少し長いため、6時間があれば使い勝手がいいのです。
究極の選択というなら、3時間を外して代わりに6時間を入れてほしいところです。3時間も意外とニーズがあるのでしょうか。
不在時の自動点灯は発熱が気になるところですが、「植物育成ライトは高出力LEDのため、相応の放熱が生じてまいります。各製品の放熱部には難燃性レベルの高い素材を使用しておりますが、長時間使用により60度程度の上昇」があるそうです。
もっとも、「設計範囲以上の上昇がある場合は絶縁型電源基盤により点灯自体ができなくなり、製品本体が問題なく点灯する場合は正常範囲内となります」と安全性にも配慮されています。
実際、夏場の在宅時でも9時間点灯をさせていますが、「製品本体やドライバ部分は壁や床から放し、十分な放熱スペースを作る」ようにしていることもあり、すごく熱くなることはないし、危険を感じることもありません。
ちなみに、「BRIM FLORA」の電気代は、2ヘッドを1日9時間照射した場合は1ヵ月で約187円、3ヘッドを1日9時間照射した場合は1ヵ月で約256円。両方使った場合は約442円。1台使うだけなら十分に許容範囲でしょう。

肝心の「BRIM FLORA」の効果ですが、これは驚くべきものがあります。ハイビスカスは15℃-25℃が適正温度で30℃を超えるような日本の夏場は蕾がつかなかったり花が咲かなかったりします。
それが、蕾はどんどんつくし、花も次から次へと咲くようになったのです。もちろん、落ちる蕾もあるのですが、花が咲かない日の方が少ないぐらいです。
元気な株はこの春から夏にかけて購入したものが多いのですが、その多くが蕾をつけて花も咲いており、日本の真夏としては考えられないほどです。
もちろん、「ベニカXネクストスプレー」、「虫を予防するマグァンプD」、「メネデール」、「リキダス」、「花工場」、シーリングファンなどとの相乗効果はあるはずですが、植物育成ライトが決め手になったのは確かです。
ただ、2ヘッドタイプのものだとクリップの両側を照射できるものの、少し背の高いハイビスカスの下の方にある葉はあまり照射できません。
そこで、3ヘッドタイプのものも8月9日に追加で購入し、8月11日に到着してすぐに取り付けました。これで、背の高いハイビスカスの下に方にある葉もそれなりに照射できるようになりました。
それまで取り付けていた2ヘッドタイプのものは、反対側にある弱ったハイビスカスをまとめて照射して復活を期しています。
それらすべては復活しなかったとしても、新規で追加したいハイビスカスがあり、そのハイビスカスを植物育成ライトの下に置くことができるため、ハイビスカスを追加購入する余地ができました。
このように、植物育成ライトの費用対効果は絶大のため、インドアガーデン派だという人はぜひとも導入してほしいと思います。

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