「’87全日本富士500kmレース大会」

1987年11月28、29日/富士スピードウェイ
JAF全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権と’87富士ロングディスタンスシリーズの最終戦です。予選は24台が出走し、2分以内は以下のような結果になっています。

1. NISSAN R86V PERSON’S(和田孝夫、アンデルス・オロフソン)1.41.075
2. OLIOFIAT 07 TOYOTA(中子修、佐藤浩二)1.43.069
3. フロムエー・ポルシェ962C(岡田秀樹、ジョン・ニールセン)1.43.460
4. ニッサンR87Eニチラ(星野一義、高橋健二)1.44.384
5. NISSAN R87Eスギヤマ(長谷見昌弘、鈴木亜久里)1.44.488
6. ADVAN・ALPHA 962C(高橋国光、ケネス・アチソン、茂木和男)1.44.670
7. ロスマンズ スコッチハウス25ポルシェ(ジェフ・ブラバム、エジェ・エルグ)1.45.290
8. 日石トラスト ポルシェ962C(バーン・シュパン、鈴木恵一)1.45.895
9. ミノルタ・トヨタ87C(ジェル・リース、マウロ・バルディ)1.47.011
10. ミノルタ・トヨタ87C(関谷正徳、小河等)1.50.503
11. LEYTON PORSCHE(クリス・ニッセン、オスカー・ララウリ)1.50.902
12. マツダ757E(片山義美、寺田陽次朗)1.52.656
13. BA-TSUトヨタダンロップ86C(ウィル・ホイ、アンドリュー・ギルバート・スコット)1.56.242
14. マツダ757(従野孝司、デイビッド・ケネディ)1.56.517

読み物は、「’87最後のグループCカーバトル チャンピオン争いのファイナルカウントダウン!」だけで、レースを展望しています。1987年の注目ポイントは、ポルシェと国産グループCカーとの実力差がほとんどなくなったことです。
まず、マツダが757の3ローターを4ローター化して757Eとして登場させてきたことが最大の目玉になります。13Gの450馬力に比べて13Jは550馬力以上と、100馬力以上も出力を向上させています。
それに伴い、シャシーも、ホイールベースで160mm、トレッドで14mm拡張、ブレーキ径も12インチから13インチにアップさせています。757Eの「E」はエクスペリメンタルのEで実験的な車両となります。13Gは、20Bとして市販が始まっています。
さて、1987年のチャンピオン争いは、ミノルタ・トヨタ87Cのジェフ・リースが52ポイントでトップで、国産グループCカー初のチャンピオンを狙います。
アドバン・アルファ962Cの高橋国光とケネス・アチソンが3ポイント差で追い、フロムエー・ポルシェ962Cの岡田秀樹が45ポイントで続きます。

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