「1989 インターチャレンヂFUJI1000kmレース大会」

1989年10月6~8日/富士スピードウェイ
全日本スポーツプロトタイプカー選手権第5戦(最終戦)、富士ロングディスタンスシリーズ第4戦(最終戦)です。予選順位は、以下の通りです。

1. ティノラストヨタ89C-V(ローランド・ラッツェンバーガー、鈴木恵一、ジャン・ピエール・ジャコブイユ)1.20.076
2. デンソートヨタ89C-V(小河等、パオロ・バリラ)1.20.694
3. ミノルタ トヨタ89C-V(ジェフ・リース、ロス・チーバー)1.20.970
4. 武富士 Porsche 962C(マーティン・ドネリー、ジョニー・ハーバート)1.21.084
5. 日石トラストポルシェ(ジョージ・フーシェ、スティーブン・アンドスカー)1.21.188
6. カルソニックニッサンR89C(星野一義、鈴木利男)1.21.233
7. OMRON PORSCHE(バーン・シュパン、エジェ・エルグ)1.21.253
8. レイトンハウスポルシェ962(関谷正徳、岡田秀樹)1.22.090
9. チャージ・マツダ767B(従野孝司、デビッド・ケネディ)1.22.168
10. ALPAHCUBIC 962C(戸谷千代三、長坂尚樹、ジョバンニ・ラバッジ)1.22.215
11. YHPニッサンR89C(長谷見昌弘、アンデルス・オロフソン)1.22.483
12. 伊太利屋ポルシェ(ボブ・ウォレック、フランク・イェリンスキー)1.22.617
13. 伊太利屋ポルシェ(アンリ・ペスカロロ、ジャン・ルイ・リッチ)1.22.973
14. ALPHA BRUN 962C(オスカー・ララウリ、マウリツィオ・サンドロ・サラ、ウォルター・ブルン)1.22.983
15. ADVAN alpha 962C(高橋国光、スタンレー・ディケンズ)1.23.351
16. CABIN R89V NISSAN(和田孝夫、森本晃生)1.23.413
17. BA-TSU alpha 962C(茂木和男、高橋健二)1.23.520
18. フロムエー・ポルシェ962C(ハラルド・グロース、中谷明彦)1.23.659
19. チャージ・マツダ767B(片山義美、寺田陽次郎、ピエール・デュドネ)1.23.830
20. ALPHA BRUN 962C(ウォルター・ブルン、コスタス・ロス、ジーザス・パレハ)1.33.416
21. ROM TECH 89R(米山二郎、見崎清志、福山英夫)1.34.097
22. NWB757マツダ(白鳥哲次、藤井修二、鈴木政作)1.35.766
23. LENOX 757 G.B.E.(織田一彦、吉川信司、水谷敬一)1.42.421
24. MARUKATSU PORSCHE 962C(ティム・リー・デイビー、デザイアー・ウィルソン)ノータイム

読み物のトップは、「ENDURAINCE EXCITEMENT」で、スポーツプロトタイプカーの概略紹介です。また、7年間続いた「WEC IN JAPAN」は、今年から「インターチャレンジFUJI1000km」と名前を変えています。
それでも、ブルンがALPHA BRUN 962Cとして2台、ヨーストが伊太利屋ポルシェとして2台、それぞれ参戦し、レースを盛り上げます。
「An Enduring History of Endurance Racing 耐久レースよ、永遠なれ」は、耐久スポーツカーレースの歴史を紐解きます。
「ル・マン24時間レース」が始まったのは1923年で、イタリアでは「タルガ・フローリオ」が1906年にスタートし、1973年まで続きます。ちなみに、土地の有力者フローリオ伯爵が勝者に楯(タルガ)を授与したことから、この名称となりました。
同じくイタリアの「ミッレミリア」は、1927年に始まり、1957年まで続きます。スポーツカーの世界選手権は1953年に始まります。そして、1970年代からは、このグループCのレースが始まるのです。

「TEAM MACHINE DRIVER」は、チーム、マシン、ドライバーの紹介です。
トヨタは、トヨタ系のチームとしてはTTT(トヨタ・チーム・トムス)、サードの2チーム3台がエントリー。トヨタ89C-Vは、3.2LV8ターボのR32Vエンジンを搭載し、童夢が設計を担当、トムスが製作と開発を行います。
日産は、ワークスのニスモから2台、セミワークスのチーム・ル・マンからマーチ88Gがエントリー。ニッサンR89Cは、ローラ・カーズと共同開発。エンジンは、3.5LV8ターボのVRH35を搭載します。
マツダは、ワークスのマツダスピードから2台の767Bがエントリー。4ローターは、630馬力を発揮します。
ポルシェは、フロムエー・レーシングチームとアドバン・アルファ・ノバの2台をノバ・エンジニアリングがメンテナンス。オムロン・レーシングチームは、バーン・シュパンが主宰し、ポルシェ・ワークスのクルマを使用。武富士レーシングチームも、ワークスのクルマを使います。
トラスト・レーシングチームは、GTI製のスペシャル仕様を自社メンテナンスします。レイトンハウス・レーシングチームは、クレマー・レーシングがメンテナンス。
「THE FINAL COUNTDOWN!」は、シーズンの回顧と、レースの展望です。

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