1989年4月29～30日/富士スピードウェイ
全日本スポーツプロトタイプカー選手権第2戦、富士ロングディスタンスシリーズ第2戦です。予選順位は、以下の通りです。
1. YHP・ニッサンR88C(長谷見昌弘、アンデルス・オロフソン)1.17.293
2. カルソニックニッサンR88C(星野一義、鈴木利男)1.17.562
3. ミノルタ トヨタ89C-V(ジェフ･リース、小河等)1.18.316
4. ティノラストヨタ89C-V(ローランド・ラッツェンバーガー、鈴木恵一、佐藤浩二)1.18.316
5. OMRON PORSCHE(バーン・シュパン、エジェ・エルグ、松本恵二)1.19.025
6. ALPAHCUBIC 962C(戸谷千代三、長坂尚樹)1.19.076
7. フロムエー・ポルシェ962C(ハラルド・グロース、中谷明彦)1.19.311
8. レイトンハウスポルシェ962(関谷正徳、岡田秀樹、影山正彦)1.19.795
9. チャージ・マツダ767B(片山義美、寺田陽次朗、従野孝司)1.20.080
10. ALPHA BRUN 962C(オスカー・ララウリ、マウリツィオ・サンドロ・サラ)1.20.178
11. ADVAN alpha 962C(高橋国光、スタンレー・ディケンズ)1.20.253
12. NISSAN R89V CABIN(和田孝夫、森本晃生)1.20.369
13. 日石トラストポルシェ(ジョージ･フーシェ、スティーブン・アンドスカー)1.22.212
14. BA-TSU alpha 962C(茂木和男、高橋健二)1.23.507
15. BRITISHBARN 89R(米山二郎、見崎清志、福山英夫)1.25.111
16. IZUMODEN TARGA 757(野上敏彦、粕谷俊二、小倉良行)1.30.656
17. NWB757マツダ(白鳥哲次、藤井修二、鈴木せい作)1.31.191
結果は、OMRON PORSCHEが初優勝、ラストランとなるニッサンR88Cも3位に入っています。
写真を中心としたコンテンツとしては、「’89 FUJI 500km RACE REVIEW」、「THE SCENE OF CIRCUIT」、「FUJI 1000km RACE HISTORY」があります。
読み物は、各マシンの紹介です。
スイスの名門ブルンは、イギリスのGTiエンジニアリングがモディファイしたマシンを使用。クレマー・レーシングも、レイトンハウスレーシングチームとともに、昨年から参戦しています。国内では、ノバ・エンジニアリングが手がけます。
トヨタは、89C-Vをデビューさせましたが、コーナリング特性をレベルアップさせるため、サスペンションをリファイン、エンジンも予選時には1100馬力以上を発生させ、富士でのストレートスピードは384km/hにも達しています。
日産は、R88Cがこのレースで最後となり、次戦からはR89Cをデビューさせます。
マツダは、767Bを登場させましたが、空力を徹底的に追求し、ボディを約50kg軽量化、RE13Jエンジンもニュータイプのフューエル・インジェクションにより80馬力も出力アップさせています。
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