「’93 キャビン・インターナショナルフォーミュラカップ」

1993年4月10、11日/富士スピードウェイ
全日本F3000選手権第2戦です。予選は、以下の通りです。

1. 3 黒澤琢弥(ローラT92-50 DFV BS)1.14.854R
2. 77 鈴木利男(ローラT92-50 DFV BS)1.15.251R
3. 19 星野一義(ローラT92-50 DFV BS)1.15.271R
4. 11 エディー・アーヴァイン(ローラT92-50 無限 DL)1.15.291R
5. 8 マルコ・アピチェラ(童夢F103i 無限 DL)1.15.535R
6. 1 マウロ・マルティニ(ローラT93-50 無限 BS)1.15.637R
7. 20 アンドリュー・ギルバート・スコット(ローラT92-50 無限 BS)1.15.947
8. 98 服部尚貴(ローラT93-50 無限 BS)1.16.170
9. 28 パウロ・カーカッシ(レイナード93D 無限 DL)1.16.206
10. 26 石川朗(レイナード93D 無限 BS)1.16.378
11. 61 トーマス・ダニエルソン(ローラT93-50 DFV DL)1.16.419
12. 25 ロス・チーヴァー(レイナード93D 無限 BS)1.16.451
13. 16 和田久(ローラT93-50 無限 BS)1.16.501
14. 14 影山正彦(レイナード93D 無限 BS)1.16.510
15. 36 関谷正徳(レイナード93D DFV BS)1.16.526
16. 21 ローランド・ラッツェンバーガー(ローラT93-50 無限 BS)1.16.527
17. 5 ジェフ・クロスノフ(ローラT93-50 無限 DL)1.16.543
18. 17 和田孝夫(ローラT92-50 無限 YH)1.16.555
19. 10 ハインツ・ハラルド・フレンツェン(ローラT93-50 無限 BS)1.16716
20. 7 高橋国光(ローラT92-50 無限 YH)1.16.771
21. 37 ミカ・サロ(ローラT93-50 無限 YH)1.160.784
22. 88 エマヌュエル・ナスペッティ(童夢F103i 無限 DL)1.18.012
23. 15 檜井保孝(レイナード93D 無限 BS)1.18.017
24. 24 中谷明彦(ローラT92-50 ジャッド DL)1.19.101
25. 2 伊藤直澄(ローラT92-50 無限 DL)1.19.587
26 33 清水正智(レイナード92D 無限 DL)1.21.675

結果は、黒澤琢弥、鈴木利男、星野一義の三つ巴になったものの、黒澤琢弥が19周目にエンジントラブルでリタイアし、鈴木利男がミッショントラブルで後退し、星野一義が快勝。2位アピチェラ、3位アーヴァインと続きます。

読み物のトップは、「PREVIEW ’93 ’93全日本F3000選手権シリーズ展望」です。
ローラT593-50は、92モデルの流れを踏襲しつつ、ギアボックスを横置きにし、シフトチェンジをシーケンシャルにしています。しかし、そのギアボックスを中心とした重量加算が大きく、最低重量540kgを上回っています。また、前後の重量配分も片寄り、コーナリングに支障をきたしています。
レイナード93Dは、日本のハイグリップタイヤとマッチングするサスペンションを開発し、これまで不得意だった低速、中速コーナーの安定感が向上しています。
童夢F103iは、F103にiの文字が加わったように、F103のインプルーブバージョンです。フロントウイングの形状を変更し、アンダーカウルを設計し直しています。そのため、抵抗となるドラッグが減少し、有効なダウンフォースが増しています。
F3000ドライバープロフィールは、各ドライバーのプロフィールを簡単に紹介しています。

「FUJI FORMULA CUP WINNERS」は、「CABINインターナショナルフォーミュラカップ」の歴史を振り返ります。1975年から1977年まではF2000、1980年から1981年まではFP、1982年から1986年まではF2、1987年から1992年まではF3000で開催されています。歴代の優勝者は、以下の通りです。

1975年 星野一義(マーチ742 BMW)
1976年 星野一義(ノバ512 BMW)
1977年 星野一義(ノバ512 BMW)
1980年 中嶋悟(シェブロンB40 トヨタ)
1981年 高橋健二(マーチ79B ニッサン)
1982年 高橋健二(マーチ822 BMW)
1983年 高橋健二(マーチ832 BMW)
1984年 ステファン・ヨハンソン(マーチ842 ホンダ)
1985年 中嶋悟(マーチ85J ホンダ)
1986年 ジェフ・リース(マーチ86J ヤマハ)
1987年 ジェフ・リース(ローラT87-50 ホンダ)
1988年 鈴木亜久里(マーチ87B ヤマハ)
1989年 ロス・チーヴァー(レイナード89D 無限)
1990年 星野一義(ローラT90-50 無限)
1991年 星野一義(ローラT90-50 無限)
1992年 パウロ・カーカッシ(レイナード92D 無限)

「FLASH BACK SERIES Rd.1」は第1戦鈴鹿の回顧、「’92 F3000 SERIESW REVIEW」は、1992年のシリーズ回顧です。

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