1997年8月30~31日/富士スピードウェイ
「1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦 富士スピードウェイ」です。全10戦中の第6戦となり、シリーズ後半戦になります。また、タイヤは1997年から全車ブリヂストンのワンメイクになっています。
予選結果は、以下の通りです。
1. 9 ペドロ・デ・ラ・ロサ(ローラT97-51 無限)1.17.280(SS) 1.16.342
2. 19 黒澤琢弥(ローラT96-52 無限)1.17.475(SS) 1.17.018
3. 64 高木虎之介(レイナード97D 無限)1.17.802(SS)、1.16.819
4. 1 ノルベルト・フォンタナ(レイナード97D 無限)1.17.882(SS) 1.16.983
5. 20 影山正彦(ローラT95-50 無限)1.18.048(SS) 1.17.106
6. 11 光貞秀俊(ローラT96-52 無限)ノータイム(SS)、1.16.927
7. 55 金石勝智(レイナード96D 無限)1.17.196
8. 10 飯田章(ローラT97-51 無限)1.17.296
9. 2 エステバン・トゥエロ(レイナード97D 無限)1.17.335
10. 28 山本勝巳(レイナード96D 無限)1.17.444
11. 27 影山正美(レイナード97D 無限)1.17.469
12. 56 本山哲(レイナード97D 無限)1.17.530
13. 65 山西康司(レイナード97D 無限)1.17.597
14. 33 鈴木利男(レイナード97D 無限)1.17.990
15. 35 マルコ・アピチェラ(レイナード96D 無限)1.17.597
16. 8 脇阪寿一(童夢F104R 無限)1.18.078
17. 6 田嶋栄一(レイナード96D ジャッド)1.17.597
18. 18 ラルフ・ファーマン(レイナード97D 無限)1.18.272
19. 21 田中哲也(ローラT95-50 無限)1.18.488
20. 3 川本篤(レイナード96D 無限)1.18.489
21. 5 マーク・グーセン(レイナード96D 無限)1.18.528
22. 34 アンドリュー・ギルバート・スコット(ローラT96-51 無限)1.19.141
23. 28 近藤真彦(レイナード97D 無限)1.19.722
24. 63 OSAMU(レイナード96D 無限)1.20.105
25. 36 玉中哲二(ローラT95-50 無限)1.20.384
26. 62 戸田哲史(レイナード94改 無限)1.21.206
–. 37 山田政夫(ローラ94-50 無限)ノータイム
結果は、ペドロ・デ・ラ・ロサが59分22秒035でポール・トゥ・ウィン。2位争いは接戦になったものの、ノルベルト・フォンタナが光貞秀俊に競り勝っています。
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ペドロ・デ・ラ・ロサは、ここまで5戦3勝で2位と3位が1回ずつと全戦で表彰台に上がっており、デ・ラ・ロサの進撃が続くのかが後半戦のスタートとなる1戦の大きな見どころになっています。
ローラ勢が好調で、黒澤琢弥がポイント2位、影山正彦、光貞秀俊、飯田章らもランキング上位につけています。
黒澤琢弥は、星野一義のトップフォーミュラからの引退を受けて開幕直前にシートが決まりましたが、開幕戦と第2戦で2位、第3戦は優勝しています。
影山正彦は、第3戦でレイナードからローラにスイッチ。それ以来、3戦連続入賞を果たしています。
光貞秀俊は、開幕戦で初表彰台を決めると、前半5戦で3回の入賞。後半戦は上位争いだけでなく、優勝を争う走りが期待できます。
レイナード勢の不調は、今年から採用されたブリヂストンによるワンメイクタイヤ制が理由として指摘されています。
タイヤの特性が、ローラにより適しているのではないかと推測されているのです。
それでも、高木虎之介は、5戦中3戦でポールポジションを獲得し、ポイント3位に食い込んでいます。
「フォーミュラ・ニッポン チーム&ドライバープロフィール」は、チーム(チーム代表、チーム監督、メンテナンス)とドライバーの簡単なプロフィールの紹介。
第5戦SUGOのレビュー、ポイントランキング表なども掲載されています。
「データで見るフォーミュラ・ニッポン」は、好記録・珍記録を追っています。
「最年少優勝」は、ラルフ・シューマッハが20歳11ヵ月、ノルベルト・フォンタナが21歳4ヵ月、高木虎之介が22歳4ヵ月。
「接戦」は、優勝と2位の最小タイム差で、1996年第7戦(富士)は服部尚貴とノルベルト・フォンタナが0.415秒差でした。
「勝率」は、ラルフ・シューマッハが.300、高木虎之介とペドロ・デ・ラ・ロサと服部尚貴が.200。
「入賞率」は、ペドロ・デ・ラ・ロサが.733、ラルフ・ファーマンとラルフ・シューマッハと服部尚貴と星野一義が.600。
「ポールポジション獲得率」は、高木虎之介が.467、ラルフ・シューマッハが.200。
「平均獲得ポイント」は、ラルフ・シューマッハが4ポイント、服部尚貴が3.8ポイント、ペドロ・デ・ラ・ロサが3.53ポイント。
「完走台数」は、最小が1996年第10戦(富士)の7台。
「連勝」は、高木虎之介とペドロ・デ・ラ・ロサが2連勝。
「独走」は、1996年第10戦(富士)の金石勝智が2位のペドロ・デ・ラ・ロサに33.838秒差。
「グランドスラム」(ポールポジション、優勝、ファステストラップ、終始トップ)は、1996年第6戦(SUGO)の高木虎之介。
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