2008年3月9日は、4月6日に決勝が行われるフォーミュラ・ニッポン「2008年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦」に向けたテストを見るために、富士スピードウェイに行ってきました。富士スピードウェイは、少し風が強かったものの、好天に恵まれ、多くの観客が訪れています。
東日本では今年最初の公式テストだったのですが、チームは昨年とほぼ同じで、スポンサーもドライバーも大きな変動はなく、比較的見慣れたフォーミュラ・ニッポンの光景となりました。
スポンサー面で目立ったのは、インパルがローソンに、トムスがペトロナスに、チームルマンがキグナスに、それぞれ変わった点です。いずれも、色鮮やかな、きれいなカラーリングで、スロットカーで発売してほしいところです。
インパルとトムスは、スポンサーがコロコロと変わりますが、毎年、安定したスポンサーを確保できるのはさすがです。また、キグナスは、十数年ぶりのトップフォーミュラ復帰で懐かしく感じます。
ドライバー面では、チームルマンが高木虎之介、片岡龍也のコンビから本山哲、石浦宏明のコンビに変わったのと、ダンディライアンが松浦孝亮、土屋武士のコンビに変わったのが印象的です。
チームルマンの2人は、片岡龍也がピットストップを利したパフォーマンスを見せた以外は目立った活躍もしていないので致し方ありませんが、高木虎之介のかつての他を超越した走りをもう一度見たかったところです。
ダンディライアンの2人の起用は、若手偏重になっている今の日本のモータースポーツ界の流れからすると、とても好ましく感じられます。願わくば、伊藤大輔、脇阪寿一の復帰も期待したいところです。特に、今の伊藤大輔は、かつての伊藤大輔とは違うはずですから。
さて、そんな中で行われた練習走行では、LAWSON TEAM IMPALの松田次生とブノワ・トレルイエ、PIAA NAKAJIMAのロイック・デュバルと小暮卓史、PETRONAS TOM’Sのアンドレ・ロッテラーが上位5台と、今年序盤の流れを彷彿させる顔ぶれになりました。松田は、ピット裏で即席のサイン会を行うなど、昨年のシリーズチャンピオンにおごることもなく、今年も速さを見せており、昨年に引き続き、速さと強さの両方が見られそうです。小暮は、F1テストのスポット参戦の不振が残念だったのですが、フォーミュラ・ニッポンでは変わらぬ速さを示してくれそうです。今年も、楽しみなシーズンになるに違いありません。
1 36 A・ロッテラー PETRONAS TOM’S 1.23.982
2 2 B・トレルイエ LAWSON TEAM IMPUL 1.24.034
3 1 松田 次生 LAWSON TEAM IMPUL 1.24.257
4 32 小暮 卓史 PIAA NAKAJIMA 1.24.560
5 31 L・デュバル PIAA NAKAJIMA 1.24.635
6 67 R・ストレイト STONEMARKET 1.24.675
7 56 伊沢 拓也 ARTA 1.24.681
8 4 J・P・デ・オリベイラ KONDO RACING 1.24.822
9 20 平手 晃平 TEAM IMPUL 1.24.840
10 48 立川 祐路 CERUMO/INGING 1.24.844
11 41 土屋 武士 DoCoMo DANDELION 1.24.926
12 3 横溝 直輝 KONDO RACING 1.25.006
13 8 石浦 宏明 Team LeMans 1.25.081
14 5 金石 年弘 SG team 5ZIGEN 1.25.092
15 40 松浦 孝亮 DoCoMo DANDELION 1.25.291
16 55 井出 有治 ARTA 1.25.544
17 37 荒 聖治 PETRONAS TOM’S 1.25.585
18 6 平中 克幸 SG team 5ZIGEN 1.25.586
19 7 本山 哲 Team LeMans 1.25.846
20 47 R・クインタレッリ CERUMO/INGING 1.25.919
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