「フォーミュラ・ニッポン第2回公式合同テスト」(2012.3.21富士)

「フォーミュラ・ニッポン第2回公式合同テスト」を見るために、2012年3月21日、富士スピードウェイに行ってきました。20日が合計3時間、21日が10時から12時30分と14時から16時30分とたっぷり5時間もあるため、21日に行くことにしたのです。
昨年は、公式テストや公式練習などは、朝から雨だったり、断続的に雨だったりと悪天候が多かったのですが、この日は朝から快晴で、時折、風が強かったものの、終日、好転に恵まれました。
5時間もあると、パドック、1コーナー、コカコーラコーナー、第5コーナー、ヘアピンコーナー、ダンロップコーナー、プリウスコーナーと、移動して30分ずつ写真を撮りながら見ても時間的に余裕があるので楽です。富士の場合、クルマに乗ったままで見られるコーナーも少なからずありますし。
さて、肝心のテストですが、結果は以下の通りです。

1 2 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S/TOYOTA) 1’23.462。
2 19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL/TOYOTA) 1’23.472。
3 40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/Honda) 1’23.507。
4 7 大嶋和也(Team LeMans/TOYOTA) 1’23.750。
5 38 平手晃平(Project μ/cerumo・INGING/TOYOTA) 1’23.926。
6 39 国本雄資(Project μ/cerumo・INGING/TOYOTA) 1’23.990。
7 16 山本尚貴(TEAM 無限/Honda) 1’24.064。
8 20 松田次生(TEAM IMPUL/TOYOTA) 1’24.094。
9 41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/Honda) 1’24.114。
10 3 安田裕信(KONDO RACING/TOYOTA) 1’24.249。
11 31 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING/Honda) 1’24.290。
12 1 井口卓人(PETRONAS TEAM TOM’S/TOYOTA) 1’24.342。
13 32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING/Honda) 1’24.377。
14 10 金石年弘(HP REAL RACING/Honda) 1’24.674。
15 62 嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports/TOYOTA) 1’24.832。
16 8 土屋武士(Team KYGNUS SUNOCO/TOYOTA) 1’24.892。
17 18 折目遼(KCMG/TOYOTA) 1’26.215。

アンドレ・ロッテラーのピンチヒッターに井口卓人、ロイック・デュバルのピンチヒッターに土屋武士が乗り、KCMGの折目遼が参加しています。
この日は、5時間も走りながら赤旗が1回もないという珍しいテストだったのですが、中でも安定した速さが感じられたのが中嶋一貴。昨年の今頃は、速さでなくレースをまとめるうまさで勝負するのかなといった感じだったのですが、フォーミュラ・ニッポンを1年経験して、すっかり速さとうまさが同居したドライバーになった感じです。
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラとのタイム差がなく、松田次生にスリップストリームを使わせてもらったという分、実質的な1位ではないようですが、それでもチャンピオンに向けて順調なスタートです。
伊沢拓也、大嶋和也、平手晃平といった年齢はともかくキャリア的には中堅どころの3人も好タイムをマークしていますが、平手晃平から13位の小暮卓史までのタイム差は0.4秒以内で、混戦になっています。
ピンチヒッターの土屋武士の走りも個人的に注目していたのですが、1日目よりも明らかにタイムをアップさせていますし、シーズン中にピンチヒッターがあったとしても、ポイント圏内の走りは期待できそうです。

ちなみに、富士スピードウェイからは、当然のことながら富士山が見えるのですが、15時50分前後の30分ほど、宝永山の山腹に積もった雪に太陽が反射してとても美しかったです。写真に収めたのですが、写真だと実際に見るほどにはキラキラしていません。機会があったら、ぜひ生で見てほしいところです。
と言っても、雪がこの状態で残っている晴天時でないと見られないので、この付近に住んでいる人でないとタイミング良く出くわすのは難しいかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました