「Formula NIPPONシェイクダウンテスト」(2009.2.20富士)

「Formula NIPPONシェイクダウンテスト(FN09合同テスト)」に行ってきました。同テストは、2009年からフォーミュラ・ニッポンが新型車量に切り替わるため、そのシェイクダウンを合同で行うために開催されたものです。
17日(火)は11:00~13:00、18日(水)は10:00~13:00、19日(木)は10:00~13:00、と、お昼で終わるのに対し、20日(金)は10:00~12:00、14:00~16:00と通常のテストの時間帯で行われることと、見終わってからクルマで5分のところにあるスロットカーショップ「ボーダーレイヴァーズ」(平日は18時から営業)に寄るためもあって、最終日の20日に出かけることにしたものです。
ところが、それまで3日間がいずれも絶好の天候で行われたのに対し、20日だけは天候が不順でした。朝からの激しい雨で開始が11時に遅らされたものの、それでも午前中は雨が降り続く中での走行になりました。
ただ、新型車初の雨中走行となるため、各チームともデータ取りのため積極的に走行を繰り返していました。

このセッションは、この日の参加7台のタイムは拮抗していたのですが、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)が1分37秒452でトップタイムをマークしています。
午後の走行は、天候が回復して晴れてきたこともあり、開始が13時に繰り上げられたのですが、各チームの出足が遅い中、14時前に富士名物の霧が発生し、15時過ぎまで走行が中断されます。
そのため、終了を16時30分まで延長したものの、霧によりトラックコンディションはハーフウェットで、やはり、トップタイムのロッテラーでも1分32秒173をマークするのがやっとでした。
さて、今年のフォーミュラ・ニッポンは、昨年の10チーム20台から、ARTAとKONDO RACINGが撤退、CERUMO/INGINGも1台体制、TEAM 5ZIGENも1台体制、となり、エントリー数が14台に減少しています。
もっとも、「オフィシャルプログラム」シリーズをご覧頂ければ分かるように、かつてはトップフォーミュラのエントリーが5台以下という時代もあり、15台前後走っていれば十分にレースになるので、問題なく楽しめるのではないかと思います。
では、4日間の総合結果を載せておきましょう。

1 2 ブノワ・トレルイエ LAWSON TEAM IMPUL 1.24.141(78L、17、18日)
2 1 松田次生 LAWSON TEAM IMPUL 1.24.344(87L、17、18日)
3 20 平手晃平 TEAM IMPUL 1.24.390(156L、17、18、19、20日)
4 36 アンドレ・ロッテラー 1.24.509(78L、19、20日)
5 41 伊沢拓也 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1.24.541(80L、17、18日)
6 10 塚越広大 HFDP RACING 1.24.571(156L、17、18、19、20日)
7 32 小暮卓史 NAKAJIMA RACING 1.24.685(56L、18日)
8 8 石浦宏明 Team LeMans 1.24.814(187L、17、18、19、20日)
9 31 ロイック・デュバル NAKAJIMA RACING 1.25.053(32L、17日)
10 40 リチャード・ライアン DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1.25.277(94L、19、20日)
11 7 国本京佑 Team LeMans 1.25.484(57L、17、18日)
12 48 立川祐路 CERUMO/INGING 1.25.961(53L、19、20日)
13 37 大嶋和也 PETRONAS TEAM TOM’S 1.26.767(129L、17、18、19、20日)

今回のテストでは、車両が間に合わなかったチームが、1台を2人でシェアしたり、3日目から参加したり、他チームから車両を借りたり、したことや、19、20の両日は、岡山国際サーキットで行われたSUPER GTのテストに参加する松田、トレルイエ、デュバル、小暮が走らなかったりするなどして、連日、7、8台の走行となりました。
今回のテストの各日の速報は、フォーミュラ・ニッポンのオフィシャルサイトでも各プレスのサイトでも知らされず、最終日にまとめて報道されたのですが、テストの参加台数の少なさが各所に悪印象を与えるとの配慮が働いたことによるのかもしれません。

実際、TEAM 5ZIGENが参戦を模索しているため今回のテストは不参加ですし、結果を見ても分かるように、まだメインスポンサーが決まっていないチームもあり、シェイクダウンテストとは言えカーボンのままで走っているチームが大半でした。
それでも、前述しているように15台前後走っていれば十分に楽しめるので、今年も面白いレースを期待したいと思います。
なお、公式合同テストは、3月3、4の両日にも富士スピードウェイで開催されるほか、3月13、14の両日にもツインリンクもてぎで行われます。この頃には、スポンサーも含めたチーム体制もより見えてくるのではないでしょうか。

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