「2022 SUPER GT公式テスト・富士スピードウェイ」(2022.3.27)

「2022 SUPER GT公式テスト・富士スピードウェイ」を見るために、2022年3月27日に富士スピードウェイに行ってきました。
富士スピードウェイでは、3月下旬は、平日にSUPER FORMULAの公式テスト、週末にSUPER GTの公式テスト、というのが恒例になっています。
私はいずれも初日に出かけているのですが、2022年は天候に翻弄される形となりました。
SUPER FORMULAは、初日が降雪で午後のセッションは中止となったのですが、私も降雪が予想されていたため見に行くのを取りやめてYouTubeのライブ配信に切り替えました。
2日目もサーキットだけでなく周辺道路も降雪の影響が残っている可能性があり自重したのですが、公式テスト自体はドライで無事に開催することできました。
SUPER GTは、初日は午後から降雨が予想されており、午後のセッションは中止か短縮されると読んでJ SPORTS 4のライブ中継に切り替えたところ、予想通り午後のセッションは1時間に短縮。
その短縮分は雨が降ることはないだろうと予想された2日目の午後にそのまま移行することになり、午前は9時30分~11時45分、午後は13時30分~16時30分、と通常は4時間のところ5時間15分も楽しめることになりました。

私は2日目に出かけたのですが、開始1時間前からぽつぽつと雨が降り始め、この雨は午前のセッション中、止むことはありませんでした。
私も午前のセッションのスタート時こそGR Supraコーナーにいたのですが、雨が止む気配がないことからグランドスタンドに避難。そのまま午前のセッションを見終えました。
昼休みに入ると雨もほとんど上がり、午後のセッションは早い段階でドライコンディションで行われるそうな気配になってきました。
2022年のSUPER GTは、GT500クラスに注目材料が多くなっています。
日産は、GT-RからZに車両を切り替えたことでドラッグ(空気抵抗)が減少、富士スピードウェイのストレートではスープラに及ばなかっただけに、挽回が期待できそうです。
空力パーツ面でもサイドがすっきりとした印象になり、ストレートスピードの向上にいかに腐心しているかが分かります。
トヨタは、スープラで変わりはないのですが、逆にコーナーでNSXなどに負けていることからダウンフォースを強化してコーナーでの速さに力を入れています。
ホンダは、NSXはNSXでもType Sとなり、フロント周りがアグレッシブになっています。

テストは、GT500は15台すべて、GT300は27台がエントリーして26台が参加、合計41台と、SUPER GTならではの賑やかな走行が行われることになりました。
午前のセッションは、GT500は1分36台を出したCRAFTSPORTS MOTUL ZとMOTUL AUTECH Zがワン・ツーを決めていますが、雨で本格的にアタックしていない車両も多く参考程度です。
GT300は、weibo Primez Lamborghini GT3が1分44秒838でトップ、GOODSMILE HATSUNE MIKU AMGが1分44秒999で2番手で、こちらも上下のタイムの開きが大きいもののランボルギーニが好調を保っているのがうかがえます。
午後のセッションは雨こそ上がっているものの、スタート時点は路面もハーフウェット。それでも、路面は次第に乾き始め、開始1時間ほどでほぼドライ状態になりました。
私は、GR Supraコーナーを手始めに、ダンロップコーナーから300R、アドバンコーナーと移動し、最後は例によってTGRコーナーで観戦を終了。

午後のセッション終了15分前ぐらいから激しいタイムアタック合戦が見られたのですが、ZとNSXがクリッピングポイントについていたのに対し、スープラはインを1車身ぐらい開けるシーンが見受けられました。
ずっとTGRコーナーで見ていたわけではないのではっきりとは分からないのですが、ダウンフォースを増やした分、ブレーキングポイントをより奥にしようと試みていたのでしょうか。
最終的には、DENSO KOBELCO SARD GR Supraが1分28秒276でトップタイムをマーク。TOM’Sから移籍してきた関口雄飛が叩き出したもので、チームを移籍しても昨シーズン終盤からの好調さをキープしています。
2、3番手がARTA NSX-GT(1分28秒483)とAstemo NSX-GT(1分28秒572)で、5番手にもSTANLEY NSX-GT(1分28秒655)が入っており、富士は苦手とするNSX勢が上位に食い込んでいる点が興味深いです。
4位がCRAFTSPORTS MOTUL Zの1分28秒655で、晴雨関係なく好タイムが出ており、これまでは地味な印象だったものがMOTULカラーになって飛躍が期待できそうです。
もっとも、上位8台は0.487秒差と僅差で、12位までが1秒差以内に入っているだけに、いつも以上に三つ巴の戦いが期待できそうです。

GT300は、PACIFIC hololive NAC Ferrariが1分36秒142でトップタイムをマーク。なんとなく走りが際立っている気はしたのですが、終わってみれば2位のUPGARAGE NSX GT3の1分36秒543に0.401秒差をつけていました。
3、4番手は公式テストで好調が続くランボルギーニで、weibo Primez Lamborghini GT3が1分36秒820、Bamboo Airways Lamborghini GT3が1分37秒202。
ここ数年、フェラーリは走りも成績もパッとしなかったのですが、ランボルギーニともども元祖スーパーカーとしてGT300を盛り上げてくれそうです。
GT300はGT500とは違ってタイム差が大きく、1秒以内はわずか3台、GT500全15台の1.441秒差以内だと12台。2秒差以内まで広げても17台にとどまります。
GT300はプロフェショナルチームばかりのGT500に比べるとチーム間格差が大きいものの、開幕戦の岡山やゴールデンウィークの富士ではこの差はもう少し埋まるでしょうか。

話はそれるのですが、富士スピードウェイでは西ゲート横に「富士スピードウェイホテル」を建設中で、その全容が見えるようになっていました。
同ホテルは、2022年秋に開業するもので、ハイアット・ホテルズ・コーポレーションの系列会社が運営する、ハイアットの日本初上陸ブランド「アンバウンドコレクション by Hyatt」のホテルになります。
ホテルというよりも地方自治体が運営する保養施設のような外観になっていますが、ホテル然としたものよりも富士山を望む地に立つホテルとして自然になじむものにしているのでしょう。
思ったよりもコンパクトに感じたのですが、客室はバルコニーまたはテラス付きの全120室ということで、レースウィークは実質的にチーム関係者専用になりそうです。
「富士モータースポーツミュージアム」が併設されるため、モータースポーツファンはテスト日などに鑑賞できるのかもしれません。
また、P15駐車場には、ルーキーレーシングの新ガレージが完成しています。ゴールデンウィークのSUPER GTでは駐車場が混雑するのが恒例になっていますが、駐車場の規模としては巨大なP15駐車場がなくなってしまうと混雑に拍車がかかってしまいます。
富士スピードウェイの場内も周囲も森林が多いので新駐車場建設の余地はありますが、混雑緩和策はあるのでしょうか。気になります。

2022 SUPER GT公式テスト
https://supergt.net/news/single/21526

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