「タッチゲームパーティー」レビュー

【GENRE】
テーブル/パズル

【PUB./DEV.】
タイトー/ASK

【RELEASE DATE】
2005/9/29

【OUTLINE】
スピード、ページワン、神経衰弱、リバーシ、ダーツ、おばけたたき、シークワース、の7種類のテーブル(パズル)ゲームが収録されたパーティーゲームです。
ただし、馴染み深いゲームをそのまま収録するのではなく、その完成されたゲームの奥深いゲーム性を守りつつ、小さな子供でも楽しく遊べるように、ルールなどを分かりやすく、より親しみやすいようにキャラクターを添えるなどのアレンジが加えられています。
また、すべての操作がタッチペンで直感的に行えるようになっており、ボタンや十字キーなどでは味わえないリアルな感覚が体験できるようになっています。

【GAME MODE】
チャレンジモード
決められたノルマを達成しながらゲームを進めていく、1人用のモードです。ストーリーは、以下の通りです。
「日本のどこかの遊園地に、本物のお化けが出る、お化け屋敷がありました。お陰でみんな、気味悪がって入ろうとしません。退屈でたまらないお化けたちの間では、トランプやダーツなどのゲームが大はやりです。
ところが、ある日、ショータ君とエリナちゃんが、ついついお化け屋敷に入ってしまいました。いたずら好きなお化けたちは、さっそくエリナちゃんをさらってしまいます。お化けたちをゲームで打ち負かし、エリナちゃんを助け出しましょう」。
お化け屋敷の通路は、12に分かれており、それぞれの通路のゲームをすべてクリアすると壁が壊れて、次の通路に進むことができます。通路にはドアがあり、それぞれのドアをタッチするとゲーム内容の説明が表示されます。
「入る」をタッチするとゲームがスタートし、「戻る」をタッチするとメインメニュー画面に戻ります。12通路のゲームをすべてクリアすると、エリナちゃんを助けることができます。

7種類のゲームは、以下の通りです。

スピード
52枚のトランプを使った、反射神経を競うスピード勝負のゲームです。相手よりも先にカードを出して、手持ちのカードをなくします。

ページワン
52枚のトランプを使った、手札をなくすことが目的のゲームです。最初にカードから5枚または8枚ずつ手札として配られ、残りは山札になります。山札から1枚場札がめくられるとゲーム開始です。

神経衰弱
伏せて置かれたトランプをめくって同じカードを見つける、記憶力のゲームです。

リバーシ
2人のプレイヤーが白の駒と黒の駒を受け持ち、自分の駒で相手の駒をはさんで自分の色の駒を増やしていくゲームです。

ダーツ
3本のダーツ矢を盤面に向かって投げ、当たった場所による得点を競うゲームです。本作では、カウントアップルールを採用しています。

おばけたたき
画面内を浮遊しているお化けをタッチしてやっつけるゲームです。お化けの中には、移動が素早いもの、1度タッチしただけではやられないもの、こちらに攻撃してくるもの、などがいます。制限時間内に目標の得点を取ればクリアになります。

シークワーズ
不規則に並んでいる漢字やひらがなの文字群から、意味のある言葉を探すパズルです。隠されたすべての言葉を探すことができればクリアとなります。

12の通路のゲームは、以下の通りです。

1: スピード、ページワン、神経衰弱、リバーシ、ダーツ、おばけたたき、シークワーズ。
2: スピード、ページワン、神経衰弱。
3: リバーシ、ダーツ、おばけたたき、シークワーズ。
4: スピード、ページワン、神経衰弱。
5: リバーシ、ダーツ。
6: おばけたたき、シークワーズ。
7: スピード、ページワン、神経衰弱、リバーシ、ダーツ、おばけたたき、シークワーズ。
8: スピード、スピード、ページワン、ページワン、神経衰弱、神経衰弱。
9: リバーシ、リバーシ、ダーツ、ダーツ。
10: おばけたたき、おばけたたき、シークワーズ、シークワーズ。
11: スピード、ページワン、神経衰弱、リバーシ、ダーツ、おばけたたき、シークワーズ。
12: お別れの部屋。


フリープレイ
各ゲームごとにレベルを選んでプレイできる1人用のモードです。

VSモード
「ニンテンドーDS」のDSワイヤレス通信機能を使い、プレイヤー同士(2~4人)で対戦することができるモードです。ただし、人数分のソフトが必要になります。

オプション
各ゲームのルールの確認とデータのクリアが行えます。なお、ゲームの進行状況はオートセーブされます。

【GRAPHICS】5
本作は、テーブルゲームとして重要視されるカードの絵札や数字などの視認性はまずまずのレベルにあります。
しかしながら、絵柄はゲームボーイアドバンスでもできるのではないかというぐらいチープで、3Dポリゴンを使っていないのはもちろんのこと、色使いや背景なども極めてシンプルになっています。
特に、無理を感じるのがダーツで、矢を投げるという3次元的な行為がうまく表現されておらず、ダーツだけでも3Dポリゴンで表示させるべきだったと思います。
「ニンテンドーDS」なら低予算で作ってそれなりの収益が見込めるという、いかにも日本のサードパーティーが考えそうな安直な絵作りが残念でなりません。

【SOUND】4
PGM音源ででも作ったかのようなチープな音楽と効果音だけで構成されており、当然のことながらキャラクターボイスは一言もありません。
「小さなお子様でも楽しく遊べるように」というメーカーからの説明もありますが、子供だましにするのではなく、もう少し丁寧に作っても良かったのではないでしょうか。

【CONTROL】7
すべての操作をタッチペンで行うことができます。メニュー周りとほとんどのゲームでストレスなく操作することができますが、1部のゲームで思い通りに操作しづらいことがあります。
スピードは、カードをクリックして場札の上に置くのですが、ずれることなく場札の上に置かないと置いたことにはなりません。ところが、そこまで繊細な操作をスピード重視で行うのは難しく、たびたび、AIの後塵を拝してしまうことがあります。ここは、もう少しファジーにしておくべきでした。
ダーツは、矢を投げるという3次元的な行為をさせるにも関わらず、タッチペンで矢を下から上に放り上げるという曖昧な操作形態になっており、理詰めの操作が行いにくく、感覚的な操作になってしまいます。このあたりも、ダーツだけでも3Dポリゴンで表示させるなどの配慮が必要だったように思います。

【GAMEPLAY】6
本作は、スピード、ページワン、神経衰弱、リバーシ、ダーツ、おばけたたき、シークワース、の7種類のテーブル(パズル)ゲームが収録されたパーティーゲームが楽しめるタイトルということで、2005年9月29日に5040円で発売されました。
発売当時はそれほどライバルもなく、この価格でも良かったかもしれませんが、マルチプレイは1本のソフトで遊ぶこともできないため、7種類のテーブルゲームが収録されていても、あまりお得さを感じることができません。
やはり、当初から、高くても2800円ぐらいで発売しておくべきタイトルだったと思います。もちろん、今となっては、980円で特価で売られていたら買ってもいいかな程度のタイトルだと言えます。
また、いくら「小さなお子様でも楽しく遊べるように」と言っても、グラフィック、キャラクター、ストーリーがあまりにもチープすぎます。収録されているゲームの内容から考えても、もう少しレベルの高いものにしておくべきだったでしょう。
しかも、スピード、ダーツなどは、決して操作性がいいとは言えないため、もう少しファジーにしたり、ダーツだけでも3Dポリゴンで表示させるなどの配慮が必要でした。もしくは、収録ゲーム内容を再検討すべきだったかもしれません。
テーブルゲームでは、プログラム上のいかさまがあるのは珍しいことではないのですが、いかにもいかさまに見える場合があるのも考えものです。ページワンでは、ある通路だけですが、プレイヤーに配られるカードがすべて黒(スペード、クローバー)になっていました。
神経衰弱では、一度も表向きになっていないカードを、特定のキャラクターが3連続で的中させるようなことがありました。このあたりは、テストプレイで直しておくべきだったと思います。

【LONGEVITY】8
本作のメインとなる「チャレンジモード」は、12通路の「お別れの部屋」まで到達するのに、20時間ぐらいはかかるのではないかと思います。「フリープレイ」もありますし、それなりに長くは遊べて重宝することと思います。

【OVERALL】6
本作は、スピード、ページワン、神経衰弱、リバーシ、ダーツ、おばけたたき、シークワース、の7種類のテーブル(パズル)ゲームが収録されたパーティーゲームが楽しめるタイトルですが、希望小売価格の5040円は高すぎると思います。
グラフィック、キャラクター、ストーリーなどがチープなだけでなく、スピードとダーツの操作性が良くなかったり、マルチプレイは1本のソフトで遊ぶこともできなかったり、ごく一部であからさまないかさまがあったりするからです。
テーブルゲームも増えてきている現状では、980円で特価で売られていたら買ってもいいかな程度のタイトルだと言えます。

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