フィギュア「HOMIES」

「HOMIES」は、カリフォルニア州出身のデイヴィッド・ゴンザレスが高校時代に描いたコミックがその始まりで、その後、「LOWRIDER MAGAZINE」で連載を始めることで広く世間に知れ渡ります。
そして、1998年には、「HOMIES」のフィギュアが、アメリカのスーパーマーケットにあるガチャガチャで発売されます。このフィギュアは、全長約2インチで、チカノ(メキシカンアメリカン)をモチーフとしています。
なお、「HOMIES」とは、ヒップホップサブカルチャーに代表されるラテンアフリカンアメリカンの若者の間で使われる”home boy”(hometown and boy)のスラングです。
「HOMIES」は、そんなバックボーンを持つため、一時、ロサンゼルス市警(LAPD)から「ギャングを美化している」とクレームが入り、スーパーマーケットは販売を自粛します。
しかし、ゴンザレスが、それぞれのキャラクターにバイオグラフィーを持たせ、ポジティブさを前面に押し出したため、スーパーマーケットは販売を再開、LAPDも好意的に受け入れるようになります。

「HOMIES」は、これらの後押しを受け、2005年には女性キャラクター、フィリピン人、日本人、プエルトリコ人、平均的アメリカ人までリリースするようになります。
そんな「HOMIES」には、シリーズという単位があり、1シリーズは24体のフィギュアで構成されます。また、これとは別に、イレギュラーのシリーズもあります。これらのシリーズは、インターネットを通じてシリーズ24体まとめて買うこともできます。
私は、eBayで最安値のセラーから、シリーズ7の24体を$6.99、シリーズ3からインディオ12体を$1.00、送料$8.55、合計$16.54で購入しました。
美しく着色された「HOMIES」は、1/32スケールよりはわずかに小さく立ったものがほとんどですが、グランドスタンドに並べても、クルマの横に置いても、特に違和感もありません。

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