「東京ゲームショウ2007」&「International Community & Press Party」

「東京ゲームショウ2007」が、2007年9月20日(木)~23日(日)に開催されますが、20日のビジネスデイに行ってきましたので、「Xbox 360」ブースを中心にご紹介します。

「Xbox 360」ブースでは、試遊台として、9月以降に発売される予定の「HALO 3」、「エースコンバット6 解放への戦火」、「デビル メイ クライ 4」、「ASSASSIN’S CREED」、「KINGDOM UNDER FIRE CIRCLE OF DOOM」、「真・三國無双5」、「ガンダム オペレーショントロイ」、「ギルティギア2 オーヴァチュア」、「dark Sector」、「BLADESTORM 百年戦争」、「Operation Darkness」、「ZOIDS ALTERNATIVE」、「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2008」、「NBA LIVE 08」、「スマッシュコートテニス3」、「バーチャファイター5 Live Arena」、「PGR 4-プロジェクト ゴッサム レーシング 4-」、「セガラリー」、「メダル オブ オナー エアボーン」、「式神の城III」、「あつまれ! ピニャータ~レッツ☆パーティー~」、「ビューティフル塊魂」などが出展。
また、「NINJA GAIDEN II」が映像出展されていますが、内容は9月12日の「Xbox 360ブリーフィング2007」と同じです。
さて、何タイトルかプレイしてみたので、簡単にインプレッションを書いてみます。

「デビル メイ クライ 4」は、通常の10分プレイかボス戦かを選ぶことができますが、私は通常の10分プレイを選択しました。
教会のようなところを通り抜けながら、強力な悪魔と戦うというものですが、リアル系のグラフィックは十分に美しく、極限まで改造が施された銃のブルーローズ(Xボタン)と、身の丈ほどある大剣のレッドクィーン(Yボタン)で敵をバッサバッサと倒していくのは、なかなか爽快感がありました。
また、Bボタンによる強攻撃も、使い勝手が良く、一瞬で敵を倒せるだけにやりがいがあります。本作ならではの軽い操作感は、アクションゲームに爽快感を求める人にはピッタリです。

「dark Sector」は、18歳以上限定となるため、「Xbox 360」ブースでは「ASSASSIN’S CREED」とともに別室でのプレイとなったため、90分待ちまでありましたが、ディースリー・パブリッシャー・ブースでは、待ち時間がゼロでした。
本作は、冷戦時代の機密情報を持つラスリアを舞台にした3人称視点のアクションアドベンチャーですが、試遊台をプレイした限りでは、アクションシューティングといった感じです。
それなりに緻密な操作を要求されるものの爽快感もあり、グラフィックもまずまずでした。トム・クランシー作品に迫れるかどうかは微妙なところですが、カナダのDIGITAL EXTREMEが開発しているだけに、それなりの雰囲気は持ち合わせています。

「Operation Darkness」は、見た目は3人称シューティングなのですが、実際のところは、ストラテジー要素の強いシミュレーションRPGです。
プレイヤーは、ヒトラー暗殺と第2次世界大戦終結をめざす特殊部隊の一員となり、敵味方の行動順が入り混じる”セミ・リアルタイム・バトル”に出兵します。
10人近いパーティを順に操作しますが、敵の位置はレーダーで知ることができ、右トリガーを引けば攻撃できる敵にカーソルが移ります。
ゲームの性格上、スピード感はありませんが、今までになかったジャンルのゲームだけに、ダークホース的な存在ではあります。シングルは50近いマップがありますが、オンライン協力プレイでも15ほどのマップを4人協力で楽しめます。

「PGR 4-プロジェクト ゴッサム レーシング 4-」は、スタイリッシュレーシングゲームの最新作ですが、基本的には前作の正統進化バージョンと言え、前作と同じレイアウトの新宿なども走ることができます。
操作性も前作譲りのようなところがあり、個人的には「PGR 2」のような挙動になっていれば、といった感じはします。

「あつまれ! ピニャータ~レッツ☆パーティー~」は、「あつまれ! ピニャータ」のキャラクターが登場するパーティゲームです。レースと40種類以上のミニゲームがあり、15分のショートバージョンではレースとミニゲームが交互に訪れます。
レースは、この手のキャラクターを走らせるレースゲームの常道といった趣で、コースのギミックをうまく使ったり、アイテム(2個まで持てます)を使用したりして、レースの勝利をめざします。
ミニゲームは、多様なミニゲームが入れられており、なかなか粒ぞろいになっています。Xbox LIVEの4人プレイにも対応しており、気楽に楽しめる格好の一本になりそうです。

「エースコンバット6 解放への戦火」は、システムリンクによる多人数対戦を行うことができます。フライトシューティングというだけに操作性は完全にアーケード寄りで、お手軽に空戦を楽しむことができます。
ホリから「フライトスティックEX」(1万5540円)も発売されるため、シリーズのファンなら理屈抜きで楽しめるのではないかと思います。

「バーチャファイター5 Live Arena」は、12月6日にホリの「バーチャファイター5 Live Arcade スティック」(7329円)と同時発売されることが決まったため、今回のゲームショウの目玉だとも言えるのですが、ブースの裏側にひっそりと置かれていました。
私は、対戦格闘は好きではないので試遊していないのですが、オンライン対戦も行えるため、キラータイトル的な存在になりうるのではないでしょうか。

「Xbox 360」ブース全般としては、大きなサプライズこそ少なかったものの、タイトルの充実ぶりがうかがえ、オンライン対戦と実績の強みもあるため、今、最も遊べるハードというアピールはできていたのではないかと思います。

「プレイステーション3」は、予想以上に健闘しており、ポテンシャル的には、「Xbox 360」と肩を並べて2強と言えるほどの力強さが感じられました。
日本のサードパーティもさることながら、ACTIVISON、THQといった海外有力メーカーが、「GUITAR HERO III」、「レミーのおいしいレストラン」、「CONAN」などといったタイトルを投入してきており、安心して買えるハードになってきそうです。
「グランツーリスモ5 プロローグ」も、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイの両サーキットを走ることができる上に、クルマがクルマらしい動きをしており、本当にファン・トゥ・ドライブだなと感じさせられます。

それに対して、任天堂は、メーカーとしての出展はないものの、サードパーティが多数出展していたのですが、ゲームとして考えると好印象がありません。
「Wii」は、体感ゲームばかりで大味で、ゲーム本来の楽しさが味わえませんし、「ニンテンドーDS」も一部のタイトルを除いては、特にグラフィック面でローテクに頼りすぎです。
テクモの「NINJA GAIDEN: Dragon Sword」のような直球勝負のタイトルが増えてくると嬉しいのですが、日本のソフトメーカーにそれを期待するのは難しいのでしょうか。

ゲームショウの印象としては、現在のハードの売れ行きとは全く逆に、「Xbox 360」、「プレイステーション3」の2強、「Wii」の1弱、という印象を強くさせられました。後は、ユーザーの質次第といったところに落ち着くのかもしれません。

「Xbox 360」主催の「International Community & Press Party」が、9月20日、「東京ゲームショウ」が開催されている幕張メッセに隣接するホテルにおいて行われました。
同パーティは、世界中から「東京ゲームショウ」に参加する「Xbox 360」ユーザーとメディアを招待し、プールサイドのオープンガーデンにおいて3部構成で進められました。

第1部は、「『Xbox LIVE パーク』東京ゲームショウ記念『TGS スペシャルナイト』」と題して、「東京ゲームショウ」の「Halo 3」ステージに登場したゲストが、コミュニティーパーティの会場からXbox LIVEで全国のユーザーと
「レインボーシックス ベガス」、「Bomberman LIVE」の2タイトルでマルチプレイ対戦しています。
この対戦に参加したのは、以下の通りです。
お笑い芸人チームが、浅草キッド、アメリカザリガニ 平井善之、ヨメザリ 平井有未、5番6番 、さくらんぼブービー 鍛冶輝光。
ミュージシャン/俳優チームが、Dragon Ash 桜井誠、スチャダラパー BOSE、松田龍平、佐藤智幸、サードメン 高橋卓也、市川洋介、喜屋武ちあき。
「Xbox」発売当初から「Xbox」を持っていたというつわものもいて、全国のユーザー相手に互角の熱戦を展開しています。

第2部は、「『HALO 3』、『PGR 4』ワールドワイドワンナイトトーナメント」で、パーティ会場参加者が「HALO 3」のトーナメント大会と「PGR 4」のタイムアタック大会に挑戦しました。
いずれも、発売前のタイトルとあって、必ずしも惚れ惚れするようなプレイとはいきませんでしたが、勝負を度外視した和気藹々とした戦いが繰り広げられています。

第3部は、「International Press Reception」で、主催者とゲストの挨拶が行われています。すなわち、泉水敬執行役ホーム&エンターテイメント事業本部長、スペシャルゲストとしてテクモの板垣伴信エグゼクティブ・プロデューサー、UBIソフトのジェイド・レイモンドの3氏です。

この手のパーティがプールサイドのオープンガーデンで行われるのは日本では珍しいことなのですが、世界からのゲストやユーザーも、思い思いに歓談したり、フリープレイを試みたり、食事をとったりして、終始和やかな雰囲気で楽しんでいました。
最初は違和感もあったオープンガーデンですが、マイクロソフトの粋な計らいに感謝したいところです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました